大人の関係って?定義や幼稚な関係との違い&上手に続ける6つのコツ
夫婦とはまた違った空気が漂う二人にドキりとした経験を持った人はいませんか? また親しい友人に「人に言えない恋人」がいるとカミングにソワソワした経験を持つ人もいるでしょう。 そんな「大人の関係」って、どんな関係のことをいうのでしょうか。 その定義や、相対する「幼稚な関係」について説明してまいります。 「大人の関係」を上手に続けたい人に向けたコツも併せて紹介します!
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大人の関係とは?

「大人の関係」と一口に言ってもなかなか定義が難しいところがあります。
ここでは「大人の関係」についてちょっとだけ覗いていきましょう。
関係①:精神的な「おともだち」
お互いが一番の理解者ながらも、それぞれにパートナーがいるような状況です。
もちろん、パートナーを愛しているためその相手とは体の関係は皆無です。
けれど、手をつなぐ・ハグをするといった普通のおともだち同士ではしないことが簡単にできてしまう、大人の関係です。
また、二人きりで会ったときも、性のことや夫婦の悩みなどを気兼ねなく相談しあえるため、もしかしたら正式なパートナー以上にお互いのことを知り尽くしているような関係を指します。
けれど、体の関係が全くないのです。
関係②:不倫
相手にパートナーがいる状態での恋愛を指します。
この関係を公にしている場合もあれば、人知れずに付き合っているというような関係性もあります。
ここでは、恋愛が絡んでいる大人の関係としましょう。
お互いが好きだけど、正式なパートナーがいてそれぞれの生活があるために、時折の逢瀬しかできない状況が見られます。
だからこそ、大人の関係として成立し燃え上がり、周りのことが見えなくなってしまいます。
関係③:割り切りセフレ
単純に、欲望満たすためだけの相手です。
不倫なのか否かは別の話となり、お互いに会いたいときに会って夜を共にできればよいというような関係です。
きちんとした恋愛パートナーができればこの間柄は消滅しますし、少しでも恋愛感情が生まれればルール違反として別れる方向へ変化していきます。
もちろん拒否権もあり、その日がダメであれば体の要求を行ったパートナーは別の相手で満たすことも許されます。
このような割り切った間柄が大人の関係には必要な場合もあります。
関係④:単なる金づる
ブランド物のバッグや服など、高価なものが欲しいときに呼び出される間柄です。
過去に流行った「貢ぐ男性・貢がれる女性」の関係性とも若干違います。
男性はそれなりの地位や名声を持っていて、女性関係も派手な人が多くみられます。
女性にバッグや服などを買い与える代わりに体の関係を求めることが一般的です。
毎日相手にする女性が変わりますが、女性側は割り切って付き合うのが定石です。
愛人関係でもないので、会わなければそれで関係が切れてしまうほどドライなものです。
大人の関係の定義

どういった関係が「大人の関係」なのでしょうか。
ここでは「大人の関係」に関する定義について考えてみました。
- 多くを求めない
- 割り切っている
- ギブ&テイク
- お互いを信頼する
定義①:多くを求めない
会えるだけで満足、一緒にいられるわずかな時間だけで満足と思える間柄です。
大人の関係の中には、セフレや不倫といった関係もあります。
「もっと一緒にいたい」とか「奥さんと別れてほしい」といったエスカレートした要求は大人の関係ではなく、恋愛感情と言い換えることができます。
また、「重たい女」として見られるようになれば、大人の関係もそこでおしまいです。
相手に多くを求めないことが大人の関係の最大のルールであり、定義のひとつです。
定義②:割り切っている
大人の関係は、その場限りの疑似恋愛であると考えることもできます。
燃え上がるのは、二人の逢瀬を楽しむ時間のみです。
そのためセックスなど逢瀬の時間が過ぎれば、知らない人・関係ない人としてふるまうことができる関係に変わります。
お互いにパートナー連れで街中を歩いているとき、偶然出くわしても無関心を装ってすれ違うことさえできる関係です。
もちろん、そのことについても誤解を解くことはもちろん、謝ることもありません。
定義③:ギブ&テイク
お互いの気持ちや欲を満たすためだけの間柄です。
ギブ&テイクの関係性といってもよいでしょう。
都合よく付き合える関係であることも、この中に含めることができます。
会いたい、セックスをしたい…それだけでも十分にギブ&テイクが成立し、お互いの欲が満たされればそれで割り切ることができます。
ギブ&テイクですので、もちろん双方の合意のもとで関係性が構築されていることは言うまでもありません。
定義④:お互いを信頼する
人に知られてはいけない関係性であることが多いのが「大人の関係」です。
だからこそ、二人の関係のことは他言無用です。
誰かに知られれば、一瞬にして壊れてしまうような危うい関係です。
だからこそお互いを信頼しなければ、大人の関係の中での蜜月は長く続かないのです。
この関係性がバレた場合、訴訟問題や泥沼係争に発展するかもしれません。
それが覚悟できるのであれば、大人の関係は成立しているとも言えます。
大人の関係と幼稚な関係の違い

大人の関係とは言いますが、それに相対する言葉で「幼稚な関係」などと言われることもあります。
この二つの言葉の違いについて考えていきましょう。
- 求める恋・求めない恋
- パパとパトロン
- 確認と容認
- 依存と独立
- 非難と容受
- 隷属と対等
- ごっご遊びと本気の遊び
- 表面性と内面性
違い①:求める恋・求めない恋
幼稚な関係の場合、相手に愛を求めます。また、結婚・妊娠・出産など未来のビジョンを求めます。
また、自分だけに意識を集中させることも求めます。
一方大人の関係である場合、相手に愛は求めても「100%の愛ではない」ことを悟り、多くを求めません。
結婚や妊娠などは自ら望んだことであり、パートナーには責任やその後のビジョンを求めません。
このように求めることと求めないことで違いを見分けることができます。
違い②:パパとパトロン
幼稚な関係の場合、一緒に食事や買い物をしたのちにベッドを共にすることもあるような「パパ」の存在が成立します。
パパは優しく包み込み、子供をあやすかのように女性に接します。
ただし、関係性においては不安定さが残りますし、そこには男性の欲だけが見え隠れしている部分も否めません。
大人の関係の場合ベッドを共にするだけではなく、女性に生活の安定を与えます。
いわゆる「パトロン」の存在が成立します。
こちらも男性の欲が表立っていますが、懐の深さで女性を泳がせる度量も持ち合わせています。
違い③:確認と容認
幼稚な関係の場合、恋愛関係にあることや自分自身を愛していることなどを何度となく確認します。
いちいち確認しなければ安心できない関係が「幼稚な関係」と考えることができます。
大人の関係の場合「割り切り」「不倫」といったインモラルな関係を容認し、限られた時間や場所だけで恋愛を楽しみます。
お互いの関係を確認すれば、むなしさだけが残る関係ですので確認はしません。
互いの存在を容認し濃密な関係を構築するのが「大人の関係」です。
違い④:依存と独立
幼稚な関係の場合、お互いの存在に依存しています。
だからこそ、嫉妬やケンカが絶えず離別や復縁などを繰り返すことがあります。
中には「恋愛」自体に依存してしまい、相手の存在は二の次といったことも考えられます。
そんな不安定な関係でもあります。
大人の関係は、お互いがそれぞれの方向を向いています。
自分以外の相手と関係を持っていても、嫉妬することなく無関係でいられます。
このように独立した立場を貫くのが大人の関係といえます。
違い⑤:非難と容受
幼稚な関係の場合、インモラルな関係を非難します。
パートナーの不貞を糾弾します。
潔癖なまでに極度に「大人の関係」を貫く人を嫌い、意味もなく攻撃することもあります。
その割に、汚い手を使ってパートナーを手に入れたことを棚に上げる人がほとんどです。
大人の関係の場合、インモラルな関係にある相手を容受しています。
背徳心を持っていることに責任を持ち、関係を貫きます。
第三者に正論で非難されても、スルーで対応します。
違い⑥:隷属と対等
幼稚な関係の場合、「彼氏が優位」または「わがままな彼女が優位」というように、どちらかがイニシアティブを持ちたがります。
そして、主従関係もしくは、言葉が悪いながらも隷属関係が出来上がります。
隷属関係が出来上がっている場合、デートDVなどの関係に発展しやすい傾向もうかがえます。
一方、大人の関係の場合は常にニュートラルで対等な間柄です。
お互いの性格を知り尽くしているうえ、精神的に大人であるため相手を立てることもしますし、自分が相手をけん引することもあります。
違い⑦:ごっご遊びと本気の遊び
幼稚な関係は、恋愛の成立にのみウェイトを置き、結局は「ごっこ遊び」のような感覚で付き合います。
だから何らかの問題に関して、お互いの着地点が見つからない場合はケンカが絶えず、別れに至ることもあります。
大人の関係の場合は、二人にいる場合は常に真剣で本気です。
それが遊びであっても、その時だけは相手を本気で愛します。
だから別れ際になるといつも、気持ちを切り替えて本来の生活に戻ることができますし、割り切った関係を続けることもできるのです。
違い⑧:表面性と内面性
幼稚な関係の場合は、「表面だけ(うわべだけ)の付き合い」となり、お互いの内面に入り込もうとはしません。
というのも、深入りすることで相手を傷つけてしまうかもしれないという心理が働き、話し合うことを拒む傾向があります。
大人の関係の場合は「内面的な付き合い」ができます。
不倫・割り切りという関係は、自分だけではなく、周囲の誰かが傷ついていることを十分に理解しているため、相手ときちんと向かい合います。
大人の関係のメリット・デメリット

メリット
①:都合よく付き合える
会いたいときに呼び出せて、もしお互いに不利な状況に陥ったら別れを選ぶ。
このように都合よく付き合えるのが大人の関係です。
ただし、お互いに冷却期間を過ぎて不都合な状況がなくなればまた付き合い始めるというような危うい部分も残されています。
大人の関係を妨げるような壁があるほど、都合の良い付き合いを選ぶ傾向があります。
もちろん、大人の関係にある相手を「捨てる」といった選択も容易にできることもメリットのひとつです。
②:相手に干渉されない
恋人同士や夫婦関係のように、互いを干渉することはありません。
干渉をしないため、相手を束縛することもしません。
もし、束縛しようとする動きがみられるようになるほか、結婚や離婚を迫るなど相手の生活に干渉するような場面に遭遇したら、別れを選ぶのが基本的なルールです。
もちろん、こういったルールは暗黙の了解であり、お互いが付き合う前に確認する事案ではありません。
重たいオンナ、面倒なオトコは「大人の関係」には不要な要素であることも覚えておきましょう。
③:自分の生活を守れる
相手に干渉されないのだから、自分の生活に独立性が生まれます。
結婚をせずに生涯独身を貫こうと決めた人や、妻子や夫がいる生活をしている人、など大人の関係を楽しむ人の背景には多様性があります。
相手が自分の生活に入り込むことがないため、特に不倫関係にある人は家族に知られることなく関係を続けられるメリットが生まれます。
もちろん大人の関係を続ける相手には、自分の生活の背景を伝える必要はありません。
その反面、本気の恋愛に発展することを恐れる人は、割り切りを求め家族がいることなどを伝えている人も見られます。
④:恋愛以外の面で注力できる
プライベートでは「恋愛を自由に楽しむ」というようなことができているので、仕事や趣味などの面では自分のポテンシャルが最大限に発揮されることが期待できます。
仕事上のストレスがたまっていても、相手と逢瀬を楽しむときに解放できるため、ストレスをためることは少ないのです。
ただし、相手に仕事の愚痴をぶつけるというようなことはご法度の場合もあります。
仕事もプライベートも充実している人は輝いて見えることもあります。
⑤:パートナーを固定せず付き合える
大人の関係を楽しんでいる人の中には、パートナーを固定しない人も見られます。
常時会える相手を複数名用意している人もいるほどです。
TPOに合わせて相手を選択することで、周りに見せつけ、優越感を感じるというように、アクセサリー感覚でパートナーを選ぶ人もいるようです。
もちろん、選ばれた相手も割り切りの付き合いだと認識しているので、複数の相手がいることも認めていることがほとんどです。
デメリット
①:背徳感がある
自分自身が既婚者である場合、自分は未婚でも相手が既婚者である場合、理に反したことをしているというような背徳感に際悩まされることがあります。
このように良心の呵責を味わった場合、深入りする前に関係を解消することが最良の選択ですが、そうもいかずにズルズルと体の関係だけが続くという悪循環が生じることがほとんどです。
いけないと思いつつも、体の相性が良かったというような都合の良い理由で、付き合い続けているというケースです。
大人の関係を続ける多くの人が、このような悩みを持っているのではないでしょうか。
②:女性は不利な立場になる場合も
大人の関係を貫く相手の配偶者から、不倫相手に慰謝料を請求されることがあります。
また、妊娠には気を付けていたけれど、思わぬ妊娠をしてしまったという場合もあります。
不倫相手に訴えられた、妊娠が判明した後自分ではどうすることもできなくなったというような、不利な立場に立ってしまうのが大人の関係を貫こうとした女性のポジションです。
もちろん、男性自身に不都合が生じれば、簡単に別れを提案しますので、さらに追い込まれてしまうことも認識しましょう。
大人の関係を上手に続けるコツ

水の中にいるような、誰にも邪魔されない「大人の関係」はずっと続いてほしいと誰もが思います。
では、この関係を上手に続けるにはどのようなことに気を付けるべきでしょうか。
- できるだけ避妊しよう
- 相手に干渉しないようにしよう
- 相手への思いやりも忘れずに
- 相手や「大人の関係」に対する深入りはしない
- 女性から別れを伝える勇気を持とう
- 自分の生活を何よりも大事にしよう
コツ①:できるだけ避妊しよう
あなた自身が「妊娠して相手から養育費や慰謝料をもらおう」と企んでいる場合はこの限りではありません。
大人の関係には、セックスの関係もついて回ります。
ここで妊娠することは許されない関係だと思ってください。
もし妊娠することを望んだ場合は、あなたが一人で産み育てることを選択し覚悟を決める必要があります。
この関係を貫こうと思うのであれば、男性主導の避妊ではなく、経口避妊薬を処方してもらうなど女性主導の避妊を検討してください。
コツ②:相手に干渉しないようにしよう
「次はいつ会える?」というように次の逢瀬を期待してはいけません。
また、家族団らんを楽しむ時間にわざと電話をかけるというように、相手の生活に干渉することはしないようにしましょう。
相手に干渉するということは、相手の家族に対しあなたの存在をマーキングしていることになります。
また、相手を束縛していることになりかねません。
これが続くようになれば、あなた自身が不利な立場になる可能性が高まってくることも覚えておきましょう。
コツ③:相手への感謝と自分の立場をわきまえること
あなたと「大人の関係」を始めることになったいきさつはどんなきっかけからだったのでしょうか。
とても都合の良い相手だったからというのが理由かもしれませんが、付き合ってくれてありがとうというような感謝の気持ちを持ちましょう。
また、都合の良いオンナを貫き通す覚悟が必要です。
あなた自身が相手へ感謝の気持ちを伝え、都合の良いオンナのポジションさえ守れば、大人の関係は長続きすることでしょう。
自分の立場をわきまえること、これが一番大切なのです。
コツ④:相手や「大人の関係」に対する深入りはしない
もっと彼の気持ちをつなぎとめておきたい、奥さんと別れてほしいというように、大人の関係を持っている相手に深入りすることは絶対的NG行為です。
また、「大人の関係」という都合の良い恋愛関係に深入りしていると、最終的にあなた自身のメンタルが崩壊してしまう可能性も否定できません。
相手やその関係性に依存しないことが大切です。
深入りしてしまえば、それでおしまい。
相手の心もじきに離れていきますし、あなた自身が人間不信やセックス依存症に陥ってしまうかもしれません。
コツ⑤:女性から別れを伝える勇気を持とう
男性は、だらしがない生き物です。
女性の寛容さや自由に泳がせてくれる都合よさに付け込んで、なかなか離れようとしません。
また、家庭の中で何かあっても「別れよう」とは大人の関係を持つ相手に切り出せない優柔不断さもあります。
女性は第六感が働く生き物ですので、男性の身の回りで何かあったことは察知できます。
そんな時には、ピリオドを打つ役回りに立ってください。
優柔不断さから男性は引き留めようとしますが、これは「大人の関係」を保つうえでのルール違反。
しつこく関係を求めようとする男性に、家庭に戻るよう促してあげてください。
損な役回りですが、あなたが不利益を被るよりよほど安全な策です。
コツ⑥:自分の生活を何よりも大事にしよう
もしあなたが独り身で、大人の関係を結んでいる相手がいる場合、毎日の生活を振り返ってみてください。
相手から連絡が来ることをひたすら待つため、友達との約束を断ったり、いたずらに残業をしてみたりと相手本位の生活スタイルになっていませんか?
それが続けば、いつまでも来ない連絡にイライラが募るだけですし、あなた自身のプラスにはなりません。
大人の関係はお互いが自由でいられることと干渉しあわないというところが一番のメリットです。
あなたも少し自由になって、自分本位の生活を大事にしてください。
大人の関係には責任もついてきます

「大人の関係」は不安定な関係と位置づけされることもあります。
都合のよい付き合いができること、お互いを信頼したうえで成立する関係であることから安定した関係を保てるといわれることもあります。
その反面、倫理観に反した付き合いになるため、責任をもつ必要性も生まれます。
思わぬ妊娠や、不倫の慰謝料請求というように、男性よりも女性のほうが、背負う責任が重くなる場合があります。
付き合い方を考え、覚悟を決めたうえで大人の関係を結んでください。
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