人が信じられない人の心理と人間不信の原因!克服する方法と上手な接し方
あなたは人を信じることができますか? 人は誰しも100%完全に、人を信じることは難しいかもしれません。 しかし、世の中には全く人を信じることができない人もいるのです。 どうして人が信じられなくなったのか、その原因や克服する方法、さらにはそういう人とどう接していけばいいのかをご紹介します。
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人が信じられない人の特徴・心理
人が信じられない人には、どのような特徴や心の動きがあるのでしょうか?
特徴や心理ががわかれば、どのように接していけばいいのかわかるかもしれないですね。
- とにかく人が怖い
- 自分さえも否定してしまう
- 何事も疑うことからはいる
- マイナス思考で物事を考える
- 性格が繊細であり傷つきやすい
- いつも受け身の状態である
- 劣等感を抱いている
- コンプレックスが多い
①:とにかく人が怖い
人が信じられない人の特筆すべき特徴としては、とにかく人を怖がっていることでしょう。
人が怖いという意味ではなくて、人を信じることに恐怖を感じていたり、人という得体のしれないものの存在自体を怖いと思っています。
人が怖いというのは、何か原因があり人に恐怖を抱いている状態になっていると思われます。
人に恐怖を抱いているので、自分から人との接触はもちろん回避!
従って、より人との間には距離ができて、広がっていくばかりでしょう。
そこまでの状態になると、なかなか人を信じる状態まで持ち直すのには、時間が必要になるでしょう。
②:自分さえも否定してしまう
さらに、人が信じられないうえに、自分自身のことも否定するようになります。
人が信じられない人の特筆すべき点は、自分のことも否定する方が多いと言われています。
「まったくもって自分はだめだ」「自分なんて、どうせ無理だし」と自分自身を否定することばかり。
要は、そのままの自分に自信がない表れあり、人が信じられないという心理にもつながっているのです。
③:何事も疑うことからはいる
人が信じられないわけですから、すべてのことがらを最初から疑いの目で見るようになっています。
人がすること、言うこと、なすこと、全てが信じることができない状態。
もし仮に、友達ができたとして「ずっと友達だね」と言わてたとき、それはうれしい言葉になりますが、人が信じられない人からすると、その言葉さえも疑ってしまうのです。
人から、うれしくなるような言葉をかけられたとしても、全て疑ってみてしまうので、信じることは難しいと言えるでしょう。
④:マイナス思考で物事を考える
全ての事柄や、人間の関係においてもネガティブな考えかたでとらえようとします。
自分の周りの家族や友達、恋人に対してまでも、「どうせまた嫌われる」「また裏切られたらどうしよう」とマイナス思考で考えてしまいがち。
⑤:性格が繊細であり傷つきやすい
人が信じられないということは、過去になにか嫌な経験、裏切られた過去などトラウマになるようなことがあったのでしょう。
それらの経験があるので、周りの人の言葉や表情、会話など敏感に感じ取るようになってしまいがちです。
したがって、性格がとても細やかで、壊れそうなガラスのように傷つきやすい心を持ち合わせています。
周囲の目を気にする習慣がついていますので、疲れてしまいますよね。
一層のこと人を信じなければ、ずいぶん楽に過ごせると考えるようになっても仕方がないことですね。
⑥:いつも受け身の状態である
人が信じられない人は、まず自分のほうから、周囲の人や物事に働きかけるようなことはしません。
常に、受け身の状態を取っており、外部から傷つけられそうになると、とっさに自己防衛!
今までの経験が、自然と自分を守るような習慣がついたと思われます。
なにか、気になることがあっても自らは聞くことはしませんし、聞かれなければ、答えがでないようなことでも、自らは動こうとはしないのです。
⑦:劣等感を抱いている
いつも周りの誰かと比べては、「自分はやっぱりだめだ」「だから自分は嫌われる」と思っているのです。
他と比較して、自信がなく、人が信じられない状態なってしまうのです。
⑧:コンプレックスが多い
人が信じられない人は、無駄にコンプレックスが多い人もいます。
コンプレックスとは、自分が他よりも劣っていることを意味しています。
それをバネにして乗り越えることができたらプラスに転じることができますが、コンプレックスが多すぎて、自分のことを受け入れられなくなっている状態ですので、当然、周囲の人も受け入れることが難しいですよね。
人が信じられない原因
人が信じられないようになった原因はどういうことなのかご紹介していきます。
- いじめられたことがある
- 自分の悪口を言っていたのを耳にした
- 恋人に友人と浮気をされた
- 甚大な被害に遭った
- 家族に見捨てられた
原因①:いじめられたことがある
人が信じられないようになる原因の1つは、いじめられたという経験がある人が多いようです。
いじめの経験が、トラウマになってしまい、周りの人や友人など、信じられなくなってしまったのでしょう。
その経験があまりにも人生における大きな出来事なので、人が怖くなり、なかなかそれをこえるような出来事でないかぎりは、克服するのは難しいものだと思われます。
原因②:自分の悪口を言っていたのを耳にした
例えば、友達だと思っていた相手が、自分がいない場所で自分の悪口を言っているのを耳にしたら、どう思われますか?
そのショックは計り知れません。
「ずっと友達と思っていたのに」「私は親友じゃなかったの?」と心でいくら叫んでも、今まで築き上げてきた友情は、一瞬にして崩れ落ちてしまうようなはかないものだったと経験してしまうのです。
もう、なにを信じたらいいのか分からなくなりますよね。
原因③:恋人に浮気されたり裏切られた
中には、自分の恋人に浮気をされたり、裏切られた経験がある人もいるでしょう。
恋人は、自分が心を許している相手であり、信頼もして、好きだという感情を持ち合わせた特別な存在。
友人や家族とも違いますが、自分との距離はとても近い存在が恋人になります。
恋愛上のこのような裏切りは、裏切られた方はその後の人生において、大きなトラウマになります。
恋人の浮気や裏切りで、異性だけではなく、それが原因で人が信じられなくなるのです。
原因④:甚大な被害に遭った
もともとは素直で人を信じる人が、詐欺に遭ったりする事件は今も後を絶ちません。
人を信じることができていた人が、悪質な詐欺の手口にはまったり、儲け話を持ってきた人に騙されたりして、甚大な被害に遭った経験がある人は、人を信じることができないようになってしまうでしょう。
これ以上被害に遭わないための防衛策として、人を信じることを止めてしまう場合もあります。
原因⑤:家族に見捨てられた
幼少期の育ってきた環境は、大人になっても大きく影響を及ぼしています。
最近では、育児放棄など社会問題も増加傾向に。
本来なら、生まれる前から子どもは親の愛情を全身で感じながら成長していければいいのですが、現実問題、皆さんがそういう環境で育ってきているわけではありません。
家族からの愛情を受けずに育ってきたり、親に裏切られたり、捨てられたりという経験をすると、人が信じられない状態に。
家族の愛を感じられないくらいなので、友人や恋人から愛されるわけがない、と思っているのです。
恋愛で人が信じられない原因
それでは、恋愛にフォーカスして、人が信じられない状態になった原因をご紹介していきましょう。
- 恋人にDVをされた
- 恋人が自分の友人と浮気をした
- 最初から遊び相手だった
原因①:恋人にDVをされた
愛していた人が、急に豹変をして、暴力をふるってきたら、想像を超えるショックを受けるでしょう。
今まで優しかった彼氏が、急に暴力をふるい、暴言を吐いたり、冷たい態度になったりすると、なにが起こったのか理解できないですよね。
人は、急にかなりの衝撃を受けると、それを理解することが難しくなったり、それから目をそらせたり、防衛本能が働きます。
そういう経験がトラウマになり、人が信じられない状態になり、人を愛することも出来なくなるのです。
原因②:恋人が友人と浮気をした
もし、愛している人が、友人と浮気をしていると知ったらどう対処したらいいのか分からないほどのショックを受けるでしょう。
恋人と友人の両方に嘘をつかれ続けたという屈辱は、その人の人生の中でも大きな出来事として残るほど。
2人を同時に無くしてしまうショックは計り知れません。
原因③:最初から遊び相手だった
愛していた恋人が、実は最初から遊び相手としてしか見ていなかったとしたら、人が信じられない状態になるかもしれません。
おそらく、人を信じてしまったから、こういう結果になったと自分を責めるかもしれないですね。
人を信じることが不可能になり、恋愛をしてまた裏切られるのが怖くなり、恋愛ができなくなることも!
人が信じられない人との接し方
人が信じられない人と接する時、どのようにしたらいいのかご紹介します。
- まずは自分のことを話してみる
- ずっとそばにいてあげる
- しっかりと相手に向き合って接する
接し方①:まずは自分のことを話してみる
人が信じられない人は、心を閉ざしています。
その閉ざした心を少しずつ開いていくには、まずは自分のことを話してみることから始めましょう。
もちろん、人を信用しない相手なので、あなたのことも疑ってみているはず。
しかし、そんなことは気にせずに、自分のこと、自分の弱み、経験など共感をしてもらえるようなことから話始めましょう。
自分は信用されていなくても、信じる気持ちはずっと持ち続けて接してあげることが大切。
接し方②:ずっとそばにいてあげる
人が信じられない相手なので、いくら言葉で「いつもそばにいるから」「ずっとそばにいるよ」なんて言っても意味がありません。
大切なことは、言葉より行動。
言葉に出すことがいけないことではないですが、言葉で出したことに関しては、相手を裏切らないようにしましょう。
何かを相手に求めることはせずに、ひたすら一緒にいる時間を増やしてあげてください。
相手は少しずつあなたに心を開いていくかも?
接し方③:しっかりと相手に向き合って接する
人が信じられない相手なので、あなたは疑いの目で見られています。
それでも、信用してもらえるように行動しましょう。
ずっとそばにいて、自分のことを話すだけでもいいと思います。
その時間を少しずつ長くしていけばいいのです。
時間は相当かかることは覚悟しておいてください。
それでも信用してもらえるような態度で接していれば、いつか心の扉が開くはず。
人が信じられないことで生じるデメリット
人が信じられないことで発生するデメリットにはどういうものがあるのかご紹介していきます。
- 自分の世界だけにこもってしまう
- 恋愛ができなくなる
- 自分のことが嫌になってくる
- 人生を悲観的に過ごすようになる
- 人とのかかわりが面倒になる
- 悩み事がつきない
デメリット①:自分の世界だけにこもってしまう
人が信じられない状態ですと、自分の世界にこもりがちなります。
自分を取り巻く世界でしか生活しないようになります。
自分のことしか見えていないので、他の人の状況を伺い知ることは難しいようです。
そうなると、見える世界も狭くなってくるので、生きづらくなっていくでしょう。
デメリット②: 恋愛ができなくなる
人が信じれない状態ですので、恋愛はちょっと無理があると思われます。
恋愛もできないということは、結婚も程遠くなるということに。
恋愛をすることで楽しいこともたくさんありますので、克服して再度チャンレンジしてほしいですね。
デメリット③: 自分のことが嫌になってくる
基本的に、ネガティブ思考になっていますので、人を信用できないという自分に対して、嫌な感情を持つようになってくるでしょう。
自分を否定し続けることは、生きていても楽しくないですよね。
せっかくの人生なので、楽しく充実した人生を歩みたいですよね。
デメリット④:人生を悲観的に過ごすようになる
人が信じられない状態なので、自分も信じられないし、どんどん全てが楽しくなくなってきますよね。
人生を悲観的にとられるような日々が長く続くことは、心身ともにあまり良くないこと。
気分が落ちたままずっと過ごすのは心身ともにもよくない状態ですね。
デメリット⑤:人とのかかわりが面倒になる
人が信じられない状態なので、人とのかかわりはとてもおっくうになるでしょう。
しかし生活をしていく上で、多少なりとも、人とのかかわりの中で生きていくことになるのです。
信じることができないと、人間関係もストレスになるでしょう。
デメリット⑥:悩み事がつきない
人が信じられない人には、信用できないという他にも、人に打ち明けることができないので、内側に積み重なっていき、しんどくなります。
ストレスを発散する方法を見つけて、発散することが大切。
人が信じられないトラウマを克服する方法
それでは、人を信用できるようにするためにはどうしたらいいのでしょうか?
- 一番話しやすい人に話す
- 人を信じられない状態になった原因を探る
- 自分を認めてあげる
- 他人に期待をしない
- 専門家のカウンセリングを受ける
- 病院で診断をうける
- 裏切られた後の対処法を身に付けておく
- 相手の気持ちを察するようにする
- 相手にみかえりを求めない
- 自信をもつようにする
方法①:一番話しやすい人に話す
人が信じられない状態になっている場合、一番話しやすい人は、一番信頼している人になるでしょう。
それは、友人でも家族でも相手との関係性はあまり関係ありません。
大切なことは、一番信頼できる人に話を聞いてもらうこと。
その人に話を聞いてもらうことで、仲間がいる、一緒に共感してくれる人がいることに気づいて、前に進んでいきやすくなります。
方法②:人が信じられない状態になった原因を探る
なぜ、人が信じられない状態になったのか、もしかしたら、ショックが大きすぎて、事実から目をそむけて、避けていたかもしれないですね。
しかし、外部との関わりを持たないということは、自身の殻に閉じこもった状態になるので、視野が狭くなるので健全な生活を送れるとは、言い難いでしょう。
したがって、人が信じられない状態になった原因を探って、まずは受け入れていくことが大切。
1つ1つ原因をクリアしていけば、視野も広がり、前向きに進んでいけるでしょう。
方法③:自分を認めてあげる
人が信じられない人は、大体において、自分に自信がない人が多いです。
まずは、自分を信じてあげることから始めましょう。
ファッションセンスを磨くことでもいいですし、資格を取得することでもいいですし、何でもいいと思います。
今、できることにチャレンジしてみて、最後までやり遂げられたら、自然と自信もつくでしょう。
自信をもつことができたなら、人も少しずつ信じていけるのではないかと思います。
方法④:他人に期待をしない
人が信じられないようになったのには、他の人に対して過度の期待や見返りを求めてしまった方もいるかもしれないですね。
他人のことはその人にしか分からない世界なので、勝手に期待して、勝手に落ち込んでいるだけ。
したがって他の人に期待することがおかしいことで、思い通りにはならないことを理解しておきましょう。
期待通りの結果には、ならないことが前提です。
方法⑤:専門家のカウンセリングを受ける
人が信じられない状態を長く続けることは、心身ともに健康な状態ではないので、良い状態とはいいがたいでしょう。
その場合には、専門家に頼ることも1つの方法。
カウンセリングの人は、他人ですし、人の話を聞く専門家なので、話を聞きながら同時に心のケアもしてくれます。
専門家に頼ることで、早期に改善されることも多いですので、カウンセリングはおすすめ。
方法⑥:病院で診断をうける
人が信じられないという症状は、もしかしたら病気の可能性もいなめません。
うつ病になると、人を信用できない状態になるとも言われていますので、病院で診断を受けることをおすすめします。
他にも考えられる病気かもしれないので、一度念のために病院へいくといいでしょう。
方法⑦:裏切られた後の対処法を身に付けておく
人が信じられない状態になっているということは、誰かに裏切られたということが原因の方も多いでしょう。
しかし、大なり小なり裏切りは日常のあらゆるところに存在します。
したがって、裏切りは当初から想定にいれておけば、裏切られた際にもそれほどショックを受けないですし、また、次に進んでいけるでしょう。
方法⑧:相手の気持ちを察するようにする
人が信じられないということは、ある意味勝手な自分自身の思いとも解釈できます。
例えば、あなたが何かされて、人が信じられない状態になっているのならば、当然ですが、その行為をした相手の気持ちも存在します。
どうしてああいうことをしたのかな?などと想像してみてください。
そうすることで、相手の気持ちを理解することができます。
相手の気持ちを想像してみると、今まで見えていなかったことが見えてきたりするので、自分の思い違いや勘違いで、人が信じられない状態になっていたかもしれないですよね。
方法⑨:相手にみかえりを求めない
相手にみかえりを求めてしまうと、裏切られることが多くなります。
最初から、相手にみかえりを求めなければ、裏切られるということは、少なくともなくなるでしょう。
他人は思い通りになんか動いてくれないのが当たり前なのです。
方法⑩:自信をもつようにする
人が信じられないという状態は、おそらく自分自身も信じられないのではないでしょうか。
まずは、自分を信じることから始めてみましょう。
そのためには、何でもいいですが、なにか新しいことを始めてみるのもおすすめ。
なにかできるようになれば、自然と自信もついてきます。
またその新しいことを始める中で、新しい出会いもあるかもしれません。
人が信じられない人はまずは自分を信じることから始めよう!
人を信用できないことは、なにも珍しいことでもなく、誰しも多かれ少なかれ経験することです。
ただ、その状態が長く続いていくと、自分の世界にこもりがちになってしまい、視野が狭くなります。
まずは、自分を信じることから始めてみましょう。
自分を信じることで、前向きになれるはずです。
時間はかかるかもしれないですが、自分を信じることができると、きっと他の人を信用することができるようになるはずです。
そして信じることで喜びが感じられる日が訪れるといいですね。
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