【四字熟語】かわいい・おしゃれ&花の漢字が入る四字熟語40選
子供の名付けなどの時などに四字熟語を調べる機会がありますが、膨大な量の四字熟語の中からかわいいものやおしゃれなものを探すのは大変ですよね。 また、名付けなどでは漢字や意味も重要視されます。 そこで今回は、かわいい・おしゃれな四字熟語や花の漢字が入る四字熟語をご紹介していきます。
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かわいい四字熟語を知りたい!
四字熟語を使う場面はあまり普段の生活では多くありませんが、教養として知っておくとふとした時に使うことができ、教養のある人という風に見てもらえることがあります。
また、子供の名付けの際にも四字熟語から取るという人もまだまだ少なくありません。
そのような知っておくと便利な四字熟語には、かわいい意味の四字熟語や、花の漢字が使われていて綺麗なものなど様々なものがあります。
ここでは、かわいい・おしゃれな四字熟語や花の漢字が使われている四字熟語をご紹介していきます。
かわいい雰囲気の意味を持つ四字熟語
四字熟語と言えばお堅い、真面目そうといったイメージを持っている方も少なくありませんよね。
しかし、四字熟語の中にはかわいい雰囲気の意味を持ったものや、おしゃれな意味を持つものもたくさんあります。
このような四字熟語を知っていることは普段の生活で使う機会がなくても教養として持っておいた方が損をしません。
そこでここでは、かわいい雰囲気やおしゃれな意味を持った四字熟語を25個ご紹介していきます。
①:聡明叡智な子供
聡明叡智は「そうめいえいち」と読み、易経という中国の古典に由来している四字熟語です。
元々はそれぞれの漢字に見通す、聞き分ける、博識である、様々な分野に明るいといった意味がありました。
それが転じて今のように賢くて多くの才能を持った人のことを指す四字熟語になっていきました。
②:歓天喜地の喜び
歓天喜地は「かんてんきち」と読み、字の雰囲気の通り明るく、喜ばしい意味の四字熟語です。
この四字熟語はアナグラムになっていて、「歓喜」という言葉と「天地」を1つずつ組み合わせていった言葉です。
意味としてはとても喜ばしく、天でも地でも喜ぶような喜びごとのことです。
そう考えるとかわいい言葉に見えてきませんか?
③:晴耕雨読の生活
晴耕雨読は「せいこううどく」と読み、小学校や中学校で習って耳馴染みのある四字熟語かもしれませんね。
晴れている日は畑に出て耕し、雨の日は家で本を読んで過ごすという昔の生活を表したものです。
④:雨過天晴の天気
雨過天晴は「うかてんせい」と読み、字をそのままの順番で読んでいくと「雨が過ぎて天が晴れる」となります。
四字熟語の意味としては下し読みの「雨が過ぎて天が晴れる」と全く同じ意味で、ある意味とても単純な構造をしている四字熟語と言えますね。
⑤:光風霽月の世
光風霽月は「こうふうせいげつ」と読み、黄庭堅の詩が語源になっている四字熟語です。
難しい漢字が使われていますが、「霽」は「はれる」「さわやか」と読む漢字です。
空が綺麗に晴れて、光や風、月が美しい様子のことを指していて、転じて自分の心情に一点の曇りもなくすっきりとしていることも意味するようになりました。
⑥:国色天香の花
国色天香は「こくしょくてんこう」と読み、字からだけではあまり意味が読み取ることができない四字熟語ですよね。
「国色」にはその国の中で一番美しい色のことという意味が、「天香」にはこの世のものとは思えないほどの良い香りという意味があります。
転じて、とても良い香りで顔立ちも美しい人のことを形容する言葉になりました。
⑦:山紫水明の自然
山紫水明は「さんしすいめい」と読み、水紫山明などと書くこともある四字熟語です。
山に光が当たると雲なども合わさって紫色に霞んで見えることがあります。
枕草子でも「春はあけぼの、やうやう白くなりゆく山際少し明かりて、紫だちたる雲の細く…」という風に山と紫に深い関係があることが明記されています。
山が紫に輝き、水が明るく光る様子を表している言葉で、美しい風景のことも指しますよ。
⑧:清風明月を愛でる
清風明月は「せいふうめいげつ」と読み、2通りの意味を持っている四字熟語です。
「清風」には清らかな風が吹くという意味が、「明月」には明るく輝く月という意味があり、夏の爽やかな風の吹く夜といったイメージをすればわかりやすいかもしれません。
もう1つの意味としては風流な1つ目の意味から転じて雅で風流な遊びのことを指しています。
例えば和歌や楽器の演奏などがこの風流な遊びに含まれることが多いですよ。
⑨:一陽来復の人生
一陽来復は「いちようらいふく」と読み、現代で言えばおよそ12月の初旬〜中旬をさす時期の言葉です。
いわゆる冬至を過ぎ、だんだんと日の出ている時間が長くなっている様子を指しています。
そのことから、悪いことが過ぎ去り、新しい方向へと向かっていくという意味で使われることが多いです。
現代で言う「雨は必ず上がる」のような言葉とイメージするとわかりやすいですよ。
⑩:千紫万紅の花畑
千紫万紅は「せんしばんく」と読み、漢字のままの意味を持っている四字熟語です。
千という漢字や万という漢字は数を数える際に使う漢字ですが、たくさんの量を持っているというイメージがありますよね。
そのため、千紫万紅にはたくさんの紫や紅のかわいい花が咲き乱れているという意味があります。
⑪:桃紅柳緑の春風景
桃紅柳緑は「とうこうりゅうりょく」と読みます。
桃という漢字が入っているので四字熟語としてだけ見てもかわいい印象のある四字熟語ですよね。
桃の花を見たことがある人はわかりやすいかもしれませんが、美しい紅い色をしています。
そのため、春の桃の花が咲く時期に柳の繊細な緑色が加わるかわいい、美しい景色を表現しています。
⑫:迦陵頻伽のように美しい芸妓
迦陵頻伽は「かりょうびんが」と読み、仏教の言葉が元になっていて難しい漢字が多く使われています。
迦陵頻伽はもともと伝説の存在であるカラヴィンカという鳥が語源になっている四字熟語です。
カラヴィンカはとても美しい鳥ですが、特に声がかわいいという特徴があります。
昔の人は顔を見て話すことが少なかったため、相手の重要な情報として声を重要視していました。
このようなこともあり、特に声がかわいい女性への褒め言葉として使われています。
⑬:風光明媚な季節
風光明媚は「ふうこうめいび」と読み、普段から見かけることの多い四字熟語なので知っているという方も多いのではないでしょうか。
この四字熟語の中には「媚びる」という漢字も入っていますが、もともとの意味は悪い意味ではなく、「明媚」という言葉には澄んで綺麗な状態という意味があります。
そのため、風光明媚というのは景色が澄んで綺麗な状態という意味になっています。
⑭:明鏡止水の想い
明鏡止水は「めいきょうしすい」と読み、言葉の語感からも美しい雰囲気が何となくでも伝わりますよね。
「明鏡」は曇りや汚れ、欠けが一切ない美しい状態の鏡という意味で、「止水」は水が凪いで鏡面のようになっているという意味です。
そのため、明鏡止水は汚れなどが一切ない美しい状態を意味します。
⑮:桜梅桃李の人々
桜梅桃李は「おうばいとうり」と読み、様々な花の名前が使われていてかわいい雰囲気のある四字熟語です。
意味にもかわいい雰囲気があり、桜、梅、桃、李(すもも)はどれもそれぞれの美しさやかわいい側面があり、比べるものではないということです。
いわゆる「十人十色」と似た意味を持っている四字熟語ですが、花の名前を使っているところがかわいいですよね。
⑯:海闊天空な気分
海闊天空は「かいかつてんくう」と読み、天空海闊とも表記されることがある四字熟語です。
「海闊」とは広大な海のこと、「天空」とは広い空のことをそれぞれ指していて、広い海や空のようにすっきりとした気分や性格のことを意味しています。
⑰:花顔雪膚な顔立ち
花顔雪膚は「かがんぜっぷ」と読み、主に女性の容姿を褒めるときに使われる四字熟語です。
花のようなかわいい顔立ちで、肌は雪のように白くて滑らかな容姿を指しているので、いわゆるかわいい色白女子に対する褒め言葉でした。
⑱:雲中白鶴の様
雲中白鶴は「うんちゅうはっかく」と読み、雲の中にいる白い鶴の様子を詠んだものですが、白というのは昔から「清廉」「清純」などといった意味を持っています。
そのため、清らかで純粋な心や様子のことを雲中白鶴と例えるようになったのです。
また、白という色自体にもかわいい、綺麗といったイメージは現代でもありますよね。
⑲:花枝招展な格好
花枝招展は「かししょうてん」と読み、パッと見ただけでは意味がよくわからないかもしれませんね。
花枝招展は着飾ることや着飾って歩くという意味があり、かわいい服を着て歩いている人のことを花枝招展と例えます。
⑳:詠雪之才
詠雪之才は「えいせつのさい」と読み、昔の中国の謝道蘊という女性の作った詩が元になって作られました。
謝道蘊が雪を美しい植物にたとえた詩を詠んだことからこの言葉が生まれ、現在では文章を上手に書くことができる人を指す言葉です。
「文才がある」でも十分意味が伝わりますが、「詠雪之才がありますね」と言う方があなた自身も教養があるように見えますよね。
褒められた人も喜ばしく思ってくれるかもしれません。
㉑:春蘭秋菊の美しさ
春蘭秋菊は「しゅんらんしゅうぎく」と読み、かわいい見た目の四字熟語ですよね。
春には蘭の花、秋には菊の花というように、それぞれの季節には美しくかわいい花があることのたとえです。
㉒:綽約多姿な女性
綽約多姿は「しゃくやくたし」と読み、花のように美しく、たおやかでゆったりとした雰囲気をもつ人をさします。
穏やかでおっとりしたかわいい女性を表現するのにぴったりの四字熟語ですね。
㉓:氷肌玉骨のような人
氷肌玉骨は「ひょうきぎょっこつ」と読み、梅の花の別名にもなっています。
意味としては氷のように透明感のある肌と玉のような骨、つまり美しい身体というものがあります。
透明感があってかわいい女性を、小さくて美しい梅の花に例えたのですね。
㉔:朱脣皓歯な顔立ち
朱脣皓歯は「しゅしんこうし」と読み、朱い唇と白くて美しい歯のことを指しています。
つまり、美しい顔立ちのことを指していて、かわいい女性や美しい男性にも使われることが多いです。
㉕:人面桃花な顔立ち
人面桃花は「じんめんとうか」と読み、字だけを見ると少し怖い四字熟語ですが、意味は桃の花のように美しい顔というもので、かわいい女性を表現したものです。
桃の花は綺麗な紅でかわいい、美しいというどちらの一面も持っていますよ。
「花」が入るかわいい四字熟語
かわいい雰囲気のある四字熟語をたくさんご紹介しましたが、ここからは、「花」という漢字が入る四字熟語を15個ご紹介していきます。
「花」という漢字が入ると「女性らしさ」や「美しさ」を意味するものになることがとても多いです。
また、花の可愛らしい見た目から「かわいい」という意味も入ることがありますよ。
それでは、美しい意味を持っている「花」の漢字が入るかわいい四字熟語を見ていきましょう。
①:花紅柳緑の自然
花紅柳緑は「かこうりゅうりょく」と読み、仏教の中でも禅宗と呼ばれる宗派の教えからできたものです。
花紅柳緑には文字の通り、かわいい、美しい花の紅さと柳の緑という意味の漢字が使われており、基本的には人間が手を入れていない美しい自然のままの様子を指しています。
②:美しい落花流水の光景
落花流水は「らっかりゅうすい」と読み、大きく分けて3つの意味を持っている四字熟語になっています。
1つは漢字のまま花が落ち、川などの水に乗って流れていく様子のこと、2つ目と3つ目は1つ目の意味が転じて人との別れや人が落ちぶれてしまうことを指します。
かわいい・おしゃれな意味としては1つ目の自然の風景を詠んだものが良いですが、2つ目、3つ目の意味も連想されやすいので名前への使用は避けたほうが良いでしょう。
③:柳暗花明の景色
柳暗花明は「りゅうあんかめい」と読み、こちらも美しい風景のことを言葉にした四字熟語です。
柳の葉で薄暗い影ができ、日向には花が明るく輝いているという意味を持っていて、特に春のかわいい・おしゃれな風景を詠んだものですよ。
④:花朝月夕の季節
花朝月夕は「かちょうげっせき」と読み、使われている漢字からもわかるように、花の咲いている朝と月を愛でる夕方という意味があります。
このことから、花の咲いている朝、つまり春と月を愛でる夕方、つまり秋の2つの季節について語られていることがわかります。
⑤:火樹銀花の夜景
火樹銀花は「かじゅぎんか」と読み、美しい風景を表している四字熟語です。
夕方や夜に灯りがともり、その灯りが樹のように見える様子や、銀花のように綺麗な風景を詠んだものです。
⑥:羞花閉月の美しさ
羞花閉月は「しゅうかへいげつ」と読み、前半と後半を反転させて閉月羞花とも表記されることがあります。
これはあまりのかわいい様子、美しい様子に花も恥ずかしがり、月も隠れてしまうという意味で、とてもかわいい・美しい人に対して使われる四字熟語です。
⑦:錦上に花を添ふ
錦上添花は「きんじょうてんか」と読み、中国の王安石という人の詩が元になって作られました。
美しい錦の上にさらにかわいい花を添えるという意味があり、かわいい・美しいものにさらにかわいい・美しいものを重ねることを表しています。
王安石は「紅一点」という言葉の語源となった「万緑叢中紅一点」という言葉も作っている人なので、ぜひ知っておきたい人物です。
万緑叢中紅一点は一面の緑の中に紅いザクロがある様子を詠んだものですよ。
⑧:天香桂花な人
天香桂花は「てんこうけいか」と読み、この世のものとは思えないほど綺麗なものに使います。
月の中にある桂の花は伝説上のもので、転じてとてもかわいい・美しい女性のことをさす言葉になりました。
最近ではかわいい、美しい男性についてもこのように比喩されることが増えてきているので、性別に関わらずかわいい、美しい人に対しての褒め言葉になってきています。
⑨:高嶺之花の女性
高嶺之花は「たかねのはな」と読みますが、こちらは普段の生活でもよく見かけたり実際に使用したりすることが多いですよね。
高嶺と呼ばれる山のもっとも高いところにある花に手が届かないという情景から転じて手が届かないほど美しい、かわいい女性であることを表す言葉になりました。
⑩:風花雪月の絵
風花雪月は「ふうかせつげつ」と読み、雪月風花という風に表記することもある四字熟語です。
これはそれぞれの四季の良いところを表現しているもので、夏の風、春の花、冬の雪、秋の月の4つが1つになっている言葉です。
⑪:鳥語花香の春の風景
鳥語花香は「ちょうごかこう」と読み、漢字そのままの意味を持った四字熟語です。
鳥の言語(=さえずり)と花の香りを表しており、春のかわいい風景をそのままに表現したものです。
⑫:桜花爛漫の春景色
桜花爛漫は「おうからんまん」と読み、こちらも普段の生活で耳にすることがあるものの1つです。
桜の花が爛漫、つまり綺麗に咲き誇っているというかわいい春の様子を表したもので、桜の時期に使いたい四字熟語ですね。
⑬:花鳥風月の絵
花鳥風月は「かちょうふうげつ」と読み、小学校などでも取り扱われるポピュラーなものです。
花や鳥、風、月といったそれぞれの季節の美しいものを並べた構成になっていて、風花雪月と似たような意味になっています。
風花雪月との違いとしては、花鳥風月の方が鳥を含んでいて雪を含まないことが挙げられます。
そのため、春や夏、秋を重視して冬をそこまで重要ではないと捉えていることが分かりますね。
⑭:百花繚乱の世代
百花繚乱は「ひゃっかりょうらん」と読み、たくさんの種類の花々が入り乱れて綺麗に咲いているという美しい様子を表したものです。
転じて、かわいい人や優れた人が一度にたくさん現れた時にも使うことがあります。
百花繚乱という言葉が表している景色は、薔薇や梅、藤、パンジーなど様々な種類の色とりどりの花が咲いている風景をイメージしてみると分かりやすいかもしれません。
⑮:黄花晩節な祖母
黄花晩節は「こうかばんせつ」と読み、これまでご紹介したものとは異なり色鮮やかな花ではなく、黄花は菊の花を表しています。
このことからも、年齢を重ねても美しい、かわいい人に対してこの四字熟語を使うことがあります。
花という漢字を使った四字熟語は若い女性をモチーフにしたものがとても多いですが、年齢を重ねても美しい女性のことを表す言葉があるのは素敵なことですね。
美しくかわいい四字熟語を覚えてみよう!
四字熟語にはかわいいものや美しいものなど様々なものがあることが分かりましたね。
四字熟語は普段の生活で知っていると教養がある人だと周囲の人からの高評価に繋がることもあります。
四字熟語を覚えておくだけでも生活が豊かになるかもしれません。
ぜひお気に入りの四字熟語を見つけてみてくださいね。
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