頑固な人の特徴・心理15個!性格の克服法&頑固な人との付き合い方
「あの人本当に頑固な人だよね」と噂される人、自分の周囲にいませんか。 敬遠されたり揶揄されたりすることも多い「頑固な人」ですが、具体的にはどんなタイプの人が頑固とされてしまうのでしょう。 そこで今回は頑固な人認定された人の特徴や独特の心理、さらに頑固な性格の克服法などをご紹介します。
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そもそも「頑固」とは?
頑固な人とは頑なに自分の主義主張を訴え、その正当性を疑わない態度やそうした行為をする人のことを指します。
一般に頑固な人と呼ばれる人の多くがそうした独善的と言われる振る舞いをするという特徴を持っています。
さらにその特徴のために職場や家庭、友達グループなどでの調和を乱し、気まずい雰囲気を作り出してしまうといった弊害を引き起こすことも。
もちろん「頑固一徹」のように、筋を通す一本気な人として周囲から高い評価を受けることもありますが、どうしてもその融通のなさなどから周囲から敬遠されがちになってしまう側面は否めないようです。
頑固な人の特徴・心理
では、頑固な人の特徴・心理とはどういう特徴や心理状態なのでしょうか?
以下の頑固な人の特徴・心理をご紹介します。
- 自分の意見は絶対正しい
- 自分はたいていの人より優れている
- 毅然と振舞うことは悪いことではない
- 本当のことを言っているだけ
- ミスを認めるのは負けだ
- 融通がきかない
- 常に上から目線
- 人の意見に耳を貸さない
- 自己肯定力が強い
- 自分の非はスルー
- 中途変更を嫌がる
- 時系列で物事を見ない
- ああ言えばこう言う
- 我が強い
- 逆ギレも辞さない
特徴・心理①:自分の意見は絶対正しい
頑固な性格の人の特徴としては何はさておき誰がなんと言おうとも自分の意見は絶対正しいとして譲らないという点が挙げられます。
その意見にキチンとした裏付けや根拠がある場合はまだしもですが自分がこう言うんだから正しいに決まっていると意見の押し付けを周りに強いることも少なくありません。
そのため家族や友人などからは内心辟易されていることもよくあることです。
特徴・心理②:自分はたいていの人より優れている
頑固な性格の人には学業やスポーツ、芸術など何かの分野において優れた成績や実績を残してきたという人も多くいます。
そのため、自分より他の人が優位に立つという経験をしたことが少なくしばしば傲慢不遜な考え方をするという特徴があります。
特徴・心理③:毅然と振舞うことは悪いことではない
頑固な人の中には自分のことを頑固一徹の職人気質なだけと解釈している人も多く、周囲におもねることなくズバズバ忌憚のない意見を言える自分のことが好きという特徴が見られます。
公平な目から見れば単に空気が読めない振る舞いにもかかわらず、嫌に堂々とした立ち居振る舞いをいる頑固な人が多いのはそのためです。
特徴・心理④:本当のことを言っているだけ
頑固な人と意見を闘わせたあげく精神的ダメージを受ける人も少なくありません。
職場においてこうした頑固な人が上司の場合、理不尽な叱責を受けたり、自分の意見ばかり押し付けられて涙するような人もいます。
しかしそうした際、職場内が微妙な雰囲気になっても自分は本当のことを言ってあげてるだけなのに、傷ついたフリをして泣き真似するヤツが悪いと開き直ることもしばしば。
本当のことであればどんなことを言っても許されると信じて疑わない点も頑固な人によく見られる特徴の1つです。
特徴・心理⑤:ミスを認めるのは負けだ
自分を常に正当化するのも頑固な人の特徴の1つです。
そうした行動にでる心理は自分の非やミスを認めるのは敗北を意味すると頑なに信じているため。
相手にバカにされていると信じきっているため内心自分でもミスだとわかっていても引っ込みがつかなくなるまで自分自身を追い込んでしまうこともよくあることです。
特徴・心理⑥:融通がきかない
頑固な人は自分が決めたルーティンなどの決まりごとに対して絶対正義感を持っていることが多く「時と場合によって」といった融通が利かないことが多く見られます。
また「事なかれ主義」と「穏便にすませる処世術」の区別がつかず、次善の策をとる相手のことを卑怯者呼ばわりするようなシーンがあることも。
家庭内はともかく職場や友達同士の中でこうした融通のなさを発揮した場合には付き合いづらい人と見なされることもあるようです。
特徴・心理⑦:常に上から目線
自分に絶対の自信を持ち、自己愛が強いタイプの多い頑固な人には常に上から目線の言動や行動が目立ちます。
自分の意見や考え方を正しいと肯定する力が強いことももちろんですが単に空気が読めないための独断的行動に過ぎないこともしばしば。
あまりに上から目線の行動が目立つようになると同性異性を問わず敬遠される傾向が強くなります。
特徴・心理⑧:人の意見に耳を貸さない
頑固な人は自分の意見こそが唯一絶対正しいと信じているため人の意見には耳を貸しません。
そればかりか、途中で自分の意見や論理に破綻が生じた場合などにもあくまでも自分の意見だけを押し通そうとするため、事態のより悪化を招くことも。
頑固な人が多いとされるいわゆるワンマン経営者に、意見を言えるような側近がほぼいないのもこのためです。
特徴・心理⑨:自己肯定力が強い
自己愛が強く自分を肯定する能力に長けていることが多い頑固な人には、周囲から孤立している人も少なくありません。
歯に衣着せないというよりは周囲を言葉の刃で傷つけることも頑固な人には多く、指導的な立場に立った時などにはその厳しい言動で慕われるというより畏怖されることも多いようです。
特徴・心理⑩:自分の非はスルー
あくまでも自分の正当化が基本の頑固な人の場合、自分の非が結果的に明らかになった時でも自ら認めて謝罪するようなことは皆無に等しいという特徴があります。
ミスだとわかったとしてもそれは自分のミスではなく、環境や周囲などといった他人の責任であり、他人のミスによって誘発されただけ。
真の意味での反省を見せることが非常に稀であり、かつ困難であることが少なくありません。
特徴・心理⑪:中途変更を嫌がる
頑固な人には思考パターンや行動に柔軟性がなく中途変更やその場その場での対応といった適応性に欠けるという特徴があります。
これは臨機応変に対応するには必然的に周囲の観察力が不可欠なのに対して、世界の中心は自分的発想しかできない頑固な人には周囲への気配りや目配りができないことに由縁しています。
一般に言われる頑固で意固地な人という行動はこうした柔軟性のなさに起因しており、そうしたことも周囲からの孤立や独善的な振る舞いを誘発することも多いようです。
特徴・心理⑫:時系列で物事を見ない
頑固な人には論理的なロジックを組み立てられず、時系列で物事を見ていくことが苦手な人も多くいます。
その原因の多くは、頑固な人が主張する自分の意見が何の根拠もなく、論理的に他人に説明することが不可能なことにあるようです。
こういった特徴は周囲からみると頑固な人は物分りが悪いと映ることもしばしばです。
特徴・心理⑬:ああ言えばこう言う
頑固な性格の人には自分の意見だけを言って後はだんまりを決め込む人もいますが、中には自分が間違っていたかもしれないことが受け入れられないという心理状態からああ言えばこう言うといったへらず口をたたく人も少なくありません。
こうした饒舌なタイプには表面上は頑固な性格には見えない「隠れ頑固」とでもいうべき人も意外と多く含まれます。
特徴・心理⑭:我が強い
頑固な人には我が強く、他人と歩み寄れない人も多くいます。
こうした態度に出るのは往々にして幼少期から自分の頑固な態度をたしなめられることがなかったことに原因がある場合がしばしば。
そのため人の心情を慮ることが非常に不得手という特徴があります。
特徴・心理⑮:逆ギレも辞さない
頑固な性格の人には自分の意見を押し通すためには逆ギレも辞さないという人も少なくありません。
声を荒らげたり、どうかすると乱暴な行動にでることも多く独善的で粗暴な人と見なされることもあります。
頑固な人との恋愛・結婚
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頑固な人との恋愛はともすれば頑固でない方の人の忍耐力が試される場となってしまいがちです。
普段は周囲と上手くやっていくために頑固な性格を隠している人であっても恋人に対しては自分のことを好きならこれぐらい受け入れてくれるだろうと甘く考えてしまうことも多いようです。
結婚
頑固な人との結婚は、本人もそうですが相手の家族も似たり寄ったりの頑固な人揃いの可能性が大きくなってしまいます。
彼氏の家族全員が多かれ少なかれ頑固な人たちであった場合は結婚生活でモメ事が起きた時も彼氏をたしなめてくれたり、こちらの味方になってくれるといった期待はあまりできません。
頑固な人と結婚しようとなった時には彼氏の美点が頑固な性格を上回るかどうかが大切なポイント。
万が一美点の量が頑固な性格の欠点より少ないようでは今一度真剣に先行きを考えた方が良いかもしれません。
頑固な性格になってしまう原因
では、頑固な性格になってしまう原因は何なのでしょうか?
以下の頑固な性格になってしまう原因をご紹介します。
- 甘やかされて育った
- 勉強が出来た
- 口が達者
- いわゆるハイスペック
原因①:甘やかされて育った
頑固な人には幼少期から蝶よ花よとちやほやされ甘やかされて育ったという人が少なくありません。
溺愛を受けて育った結果然るべき時に周囲からたしなめられたり叱責を受けることなく成長してしまい、「自分の意見が通って当たり前」という傲慢で頑固な性格に育つことが多いようです。
一般に兄妹が少ない人に頑固な性格の人が比較的多いとされるのはこうした溺愛されて育った人が多いためと見られています。
原因②:勉強が出来た
溺愛されて育ったケースと並んで多いのが子供の頃からスポーツや勉強が人並み以上にできたというケースです。
そのため、親や祖父母はもちろん学校の先生などにも一目置かれたり特別扱いを受けるのが当たり前の感覚になってしまい自分自身にの非を認めることが出来ない性格が形成されるようです。
原因③:口が達者
頑固な人の中には自分の意見が通らないと石のようにだんまりを決め込むタイプの人もいますが、逆に自分の主義主張をぺらぺらまくし立てる口が達者なタイプの人も意外と多いようです。
これは自分の非を認められないため、明らかに自分の形勢が不利になった時でも口先1つで相手を丸め込もうという意識の表れです。
原因④:いわゆるハイスペック
頑固な性格の人には幼少期に秀才ともてはやされただけでなく、成長してからも社会においていわゆるハイスペックと呼ばれるポジションについている人が多くいます。
それにイケメン要素が加わるとますます天上天下唯我独尊とでも言うべき自己愛の塊のような男性になることが多く、周囲との和を築けない頑固な人となることがしばしばです。
頑固な人の長所と短所
長所
頑固な人の長所といえば何と言っても自分の主張を曲げない点です。
その主張が正しいものであればあるほど、打算的でもなければ他人におもねるようなこともない頑固さは美点に他なりません。
強いリーダーシップを発揮する人の中には良い意味で頑固な人と評価される人が意外と多くいるのもそのためです。
短所
頑固な人の短所と言えば一にも二にも人の意見に耳を貸さないことに尽きます。
あくまでも自分の意見こそが正しいと思い込むだけでなく周囲の人間まで自分のやり方に従うように命令することも多く、「傲慢な人」と思われることもしばしば。
さらに自分の非をなかなか認められないためより泥沼にはまる事態を引き起こすこともあり、周囲からするとひたすら迷惑な人と化す率が高いようです。
頑固な性格を改善する方法
では、頑固な性格を改善するにはどうしたらいいのでしょうか?
以下の頑固な性格を改善する方法をご紹介します。
方法①:意見を言う前に一呼吸置く
頑固な性格とみなされて損ばかりしていると感じるようであれば人から自分への評価を変える努力が必要です。
最もカンタンに採り入れやすい改善法としては何か自分の意見を口にする前に一呼吸置いて自分が言おうとしていることが独善的だと思われる余地があるかないかを自問自答してみるのがおススメ。
その際、今ひとつ自分の判断に自信が持てないようであればすぐに意見を口にするのはやめておいて、一通り皆の意見が出揃ったところで自分の意見を言うようにしてみましょう。
少なくとも出しゃばりとか仕切り屋といった風な頑固な人の属性を抑制するのにも役立つ上、自分が話した意見だけが悪目立ちするのも防いでくれます。
方法②:ネットの掲示板をチェックする
いつも周囲から意固地だとか頑固だとか揶揄されることにウンザリしているというのであれば、さまざまなネット掲示板などを利用してみるのもおススメ。
数多くの質問とそれに対する投稿の中には必ず自分によく似た主張をしている人がいるはずです。
そうした自分に似た人に対しての世間の見方や忌憚のない意見を目にすることで常日頃自分が周りにどう見られているかがよくわかるもの。
それによって自分の独善的な行動や言動に歯止めがかかったり、反省することができるようになればしめたものです。
相手別!頑固な人との上手な付き合い方
頑固な彼氏
対処法①:おだてる
頑固な彼氏との上手な付き合い方としておさえておきたいのはまず必要に応じて適当におだてておくということです。
頑固な人は自分の意見に絶対の自信を持っているため、それを誉めそやされると悪い気がしないという場合が多く、たちどころに機嫌が良くなるという事例も多いようです。
対処法②:クドい話は全スルー
頑固な彼氏の場合ちょっとした意見の対立をめぐってクドクドと自説を話始めることはよくあることです。
そうした場合には話を中途でさえぎると返って意固地になるため、「ハイ、ハイ」と聞き流しておくのがベター。
対処法③:「それ見たことか」とは言わない
頑固な彼氏の場合周囲や彼女の親切な忠告に耳を貸さなかったせいでトラブルに巻き込まれたり困った事態に陥ることもままあることです。
しかしそういった場合には内心はどうあれ決して「それ見たことか、アドバイスを聞いておけば良かったのに」とは言わないようにしましょう。
頑固な人には非常に自尊心が高い人が多いため自分の非を認められずさらに逆ギレしてしまう公算が大だからです。
職場にいる頑固な人
対処法①:持ち上げる
職場に頑固な人がいる場合特にその頑固な人が直属の上司など立場が上の人の時はひたすら持ち上げておくことを心がけましょう。
意味なくヨイショするなんて、と思うかも知れませんが頑固な人が権力を握っている時、相手を怒らせて得することは全くありません。
これも処世術の1つと割り切って、持ち上げておくのがベター。
どうしてもやりにくい時は相手の美点を見つけてそれをせっせと褒めておくのも1つの方法です。
対処法②:おためごかしでごまかす
職場の頑固な人が同僚や部下などの場合は相手と意見の衝突が避けられないような際にはおためごかしをするのもおススメの対処法です。
真っ向から相手のミスを指摘したのでは頑固な人はドンドン自分の殻に閉じこもるか、逆ギレするだけ。
そんな時は「こんなことは本当は言いたくないがアナタの評判が傷つくのが嫌だから」とおためごかしで言うようにすれば「この人は自分の素質をそんなに高く評価してくれているのか」と解釈してくれます。
ただし、あまり頻繁にやってしまうと自分に個人的な興味や好意があると誤解されてしまうリスクが高くなるのでほどほどに。
対処法③:当たらず触らず
頑固な人が職場にいる場合できれば適切な距離をとって付き合うのが一番です。
あからさまに避けていたのでは角が立つことも多いので、当たらず触らずほどほどの距離をキープすることが大切。
さらになるべく頑固な人とは過度に親密になることがないようにプライベートな話などはしないようにするのもポイントです。
頑固な人への謝り方
頑固な人は一般的に怒りのスイッチが1度入ってしまうと、なかなかその状態から抜け出せません。
売り言葉に買い言葉などでそのスイッチをうっかり入れてしまうと、後から何を言ってもムダに終わることも多くなってしまいます。
そのため頑固な人に謝罪しなくてはいけないことになった場合はとにかく平身低頭で謝り倒すことが肝心です。
ヘタに自分の側の言い分や言い訳などを先に話してしまうと自分が悪いクセに開き直っていると解釈されてしまうので特に注意が必要になります。
「頑固な人」と「信念が強い人」の違い
「頑固な人」とよく混同されやすいのが「信念が強い人」ですが、この2つには大きな違いがあります。
まず「頑固な人」は他者の意見をほとんど尊重しませんが「信念が強い人」は他者の意見を踏まえた上で、それでも自分が信じた道を行く人のことを指します。
つまり非常に独善的で意固地なのが「頑固な人」であり、自分の立ち位置を充分理解した上で自分の意見を曲げない人が「信念が強い人」なのです。
この差のために「頑固な人」は人の欠点を指す表現として使われることが多いのに対し、「信念が強い人」は人の美点を示す表現として使われることが多くあります。
頑固な人との付き合い方は慎重に
頑固な人と見なされる人の多くはいわゆる我が強い人と呼ばれる人であり、その意見や主張にあからさまに反対することは大きなリスクを伴います。
場合によってはその場の雰囲気が悪くなったり人間関係までギクシャクしてしまうことも。
そうした頑固な人との付き合いはどうしても緊張感を伴うものですが、裏を返せば正しいトリセツ通りに振舞えば扱いやすい人と言うことが出来るのも確か。
周囲に必ず1人はいる頑固な人と上手く付き合っていく方法をマスターして、毎日をストレスなく過ごしていけるようにしたいですね。
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