視野が狭いの意味は?視野が狭い人の特徴&広い視野を持つ方法6つ
集中すると周りが見えなくなってしまったり、物事を決めつけてとらえてしまったりしていることはありませんか? 視野が狭い人は自分の世界を気づかぬうちに狭めてしまっていることがあります。 無意識のうちに行っていることが多く、周りの人からはもっと他に目を向けるべきだと思われているかもしれません。 そこで、視野が狭い人の特徴や、広い視野を持つための方法をいくつかまとめてみました。
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「視野が狭い」の意味とは?
視野が狭いとは、考えにこだわり続けて周りを見渡すことができなくなっている状態です。
新しいものを取り入れることができず、何かに出会った時にも、先入観を持ってひとつの角度からしか見ることができません。
さらに、人間関係も限定され、なかなか新しいものに出会う機会や、知識を吸収していくことができないんだとか。
いつも同じことの繰り返しになり、自分を曲げることも難しいようです。
コミュニティの狭い場所にいることを表すなら「閉じた世界」「蛸壺化」と言い換えることができるでしょう。
見識の視野が狭いことを表す類義語なら、「先入観にとらわれた」「視野狭窄的」「偏狭さ」などがあります。
視野が狭い人の特徴
では、視野が狭い人の特徴にはどんなものがあるでしょうか?
- 気づいたときには一つのことに集中してしまっている
- 物事をある一面でしか捉えることができない
- 誰かの気持ちに立って想像する力が足りない
- 相手の存在を思いやる気持ちを持てていない
- 正義感が強く、正しいと思った道を進み続ける
- 曲げられないこだわりを持っている
- チャレンジすることや新しいことを取り入れることに否定的
- 自分が間違っていると思うことがない
- イライラしていたり余裕を失ってしまっている
- 小さいころから意見を否定されることがなかった
次に、視野が狭い人の特徴を詳しく見ていきましょう。
特徴①:気づいたときには一つのことに集中してしまっている
目の前で問題が起こった場合、全力でそれに取り組み、集中してしまう傾向があります。
必死になるあまり、他のことに目がいかなくなり視野が狭い原因につながるようです。
しかし、行っていることには絶対的な自信があり、よそに目を向けることがありません。
そのため周りとの関係もぎくしゃくしやすくなってしまうでしょう。
特徴②:物事をある一面でしか捉えることができない
どんな話をしていても、自分の価値観をもとにしか話を進めていくことができません。
相手の話は聞くものの、相手の立場に立って話を聞いたり、想像することが難しいようです。
結果、偏った考え方になり、視野が狭い人と思われることが多くなってしまうのです。
頑として意見を受け入れることがないので、いつしか自分の殻に閉じこもってしまうこともあるかもしれません。
特徴③:誰かの気持ちに立って想像する力が足りない
誰かの立場に立って物事を考えてみたり、未来を想像して何かを進めていく力が足りていなことも特徴です。
今目の前に起こっている出来事を、自分の視点からしか考えることができないため、偏ったものになってしまうでしょう。
想像力は経験とともに培われていくものでもあります。
年を重ね、様々な経験を積むことで、創造力を貯え、広げることもできるかもしれません。
特徴④:相手の存在を思いやる気持ちを持てていない
いつでも自己中心的な考え方をして、周りの人を振り回していることもあります。
自分のしたいことや、自分のペースに周りが合わせてくれると当然のように思っているようです。
そのため、周りの人たちに気を使ったり、感謝する気持ちが失われ、思いやることができないのです。
周りは徐々に距離を置き、いつしか孤立してしまうことがあります。
特徴⑤:正義感が強く、正しいと思った道を進み続ける
常にまじめに物事を捉えすぎていることも特徴の一つです。
いつでも「こうあるべき」という正義感のもとに行動し、曲がったことを受け入れることができません。
ルールを守って正しく行動することが絶対になっていると、いつしか周りが見えなくなってしまうようです。
責任感が強く、自分の果たすべき目的を実行することがすべてになってしまっているのです。
特徴⑥:曲げられないこだわりを持っている
マイルールが明確に存在し、それを曲げることができません。
ファッションや生活リズムなどにも自分のこだわりが存在し、それを少しでも乱すと、自分が崩れてしまうような感覚があるようです。
物事に対しても、固定観念が強くあり、周りになんといわれても受け入れることができないんだとか。
こだわりが強いことは芯があり、プラスに働くこともありますが、あまりにも頑固になっていると視野が狭い原因になります。
特徴⑦:チャレンジすることや新しいことを取り入れることに否定的
いつでも同じルーティーンの中で生きていくことに安心感を見出していて、何か少しでも変更があるとドキドキしてしまいます。
新しい物事への挑戦に対してはネガティブなイメージを強く持っていて、なかなか一歩を踏み出していくことができません。
同じことの繰り返しの中では、新しい人間関係や知識を取り入れることが難しいでしょう。
周りが成長し、自分だけ取り残されているのにも気づくことができないままです。
特徴⑧:自分が間違っていると思うことがない
行っていることや考えが正しいと疑いを持ちません。
そのため、周りの意見に対して聞く耳を持たず、選んだ道をただすらに突き進むのです。
誰かから意見を言われたり、否定されたりすると途端に機嫌が悪くなり、シャットアウトしてしまうこともあるでしょう。
そんな態度に周りも良い気はせず、次第に孤立を深めてしまうかもしれません。
特徴⑨:イライラしていたり余裕を失ってしまっている
仕事やプライベートで余裕を持つことができず、ピリピリした状態が続いています。
余裕がない状態では、短絡的な考え方になりやすくなるでしょう。
また、イライラしていたり、何かに腹を立てているときも頭に血が上り、物事を冷静に判断することができないはず。
特徴⑩:小さいころから意見を否定されることがなかった
小さなころから常に意見を肯定されて育ってきた人は、成長してからも自分の意見は常に正しいと思い込んでしまいます。
人に意見を否定されたり、取り入れることになれておらず、気づかないうちに視野の狭い人になってしまうのです。
小さい頃の経験はその後の性格に大きな影響を及ぼします。
大人になってから性格を直すことは非常に難しいことですが、日々意識をして周りの意見を取り入れたり、新しいものに挑戦することで徐々に視野の狭い性格を直すことができるはず。
視野が狭い人と視野が広い人の違い
では、視野が狭い人と視野が広い人の違いにはどんなものがあるでしょうか?
- どんな風に物事を考えて取り組んでいるのか
- 新しいものを取り入れようとする意欲の違い
- 自身の気持ちをコントロールする力
- 意見を否定されたり、アドバイスをもらった時の対応の仕方
- 人や物に対して最初から偏見を持っているかどうか
次に、視野が狭い人と視野が広い人の違いを詳しく見ていきましょう。
違い①:どんな風に物事を考えて取り組んでいるのか
視野が狭い人はついつい目の前で起こった問題や目先の利益に対してばかり目を向けてしまいます。
今目の前にある物事に対してだけ集中して取り組んでしまい、その先に起こることや、それから派生して起こる問題に目を向けることができません。
視野が広い人は、長いスパンで問題を考えていくことができるのです。
今抱えている問題にばかりとらわれず、どのように行動すればいいのか、どうしてこうなってしまったのかと根本的な解決に向けて行動を起こすことができるはず。
そのため視野が狭い人は同じ失敗を繰り返すことが多く、原因を正しく追及することができないままでいます。
違い②:新しいものを取り入れようとする意欲の違い
視野が狭い人は自分の本当に信用できる人や、好んだものばかりを周りにおいて生活しています。
そのため価値観も凝り固まったものになりやすく、多くの意見を取り入れる機会がありません。
しかし、視野が広い人は、様々な人と交流し、新しいことに挑戦する機会もたくさん設けています。
いろいろな角度からの意見を取り込み、多くの経験を積んでいくことで成長させているのです。
違い③:自身の気持ちをコントロールする力
視野が狭い人は、価値観が凝り固まっており、許容範囲も非常に狭まっています。
そのため、相手に対して許せないこともたくさんあり、ちょっとしたことで余裕をなくしてしまったり、腹を立ててしまうことがあるでしょう。
すると、さらに冷静な状態を保つことが難しくなり、視野が狭い原因になるのです。
視野が広い人は、多くの価値観に触れて育っているので、様々な意見を柔軟な態度で取り入れていくことができます。
ちょっとしたことでは怒らず、常に余裕を持っているのでいろいろな角度で物事を捉えることができるはず。
違い④:意見を否定されたり、アドバイスをもらった時の対応の仕方
視野の狭い人は、常に自分の意見が正しいと思い込んでいます。
異なる意見を言われたときや否定されたときには、常に否定的な態度をとってしまうのです。
いつでも自分のほうが正しいはずだと考えているため、相手の言葉に聞く耳を持ちません。
しかし、視野が広い人は、様々な意見を取り入れることで物事がより良くなっていることを知っています。
相手の言葉を素直に聞き入れて、間違っていた場合は他人の意見を優先することもあるでしょう。
違い⑤:人や物に対して最初から偏見を持っているかどうか
視野が狭い人はあらゆることに偏見を強く持っています。
「女性は家を守るべきだ」「正社員にならないとダメ」「上司の意見には従うべき」などの当たり前の意見を大切にしているんだとか。
少しでも道を踏み外しそうになってしまうと、焦り、余裕をなくしてしまうこともあります。
しかし、視野の広い人は偏見を持つことがなく、それぞれの生き方ややり方を尊重しているのです。
自分に対しても偏見を持つことがないので、いつでも自由な思想で物事に取り組むことができるでしょう。
視野が狭い原因
では、視野が狭い原因にはどんなものがあるでしょうか?
- 感情的になり客観的な判断をすることができていない
- 自分が正しいと疑わず、そのほかの選択肢を見いだせない
- 先入観が強く新しい気持ちを持つことができない
次に、視野が狭い原因を詳しく見ていきましょう。
原因①:感情的になり客観的な判断をすることができていない
いつもは冷静な判断ができている人も、頭に血が上っていたり、余裕を失っている時には視野が狭い人になっています。
感情に頭を支配されてしまい、周りを見ることができなくなってしまうんだとか。
余裕がないと感じたら、一度足を止めて深呼吸をしてみましょう。
周りを見渡してみることで、自分を落ち着かせることができるはずです。
原因②:自分が正しいと疑わず、そのほかの選択肢を見いだせない
どんな時でも自分が正しいと考えている人は、素直に相手の意見を聞き入れることができません。
自分の考えばかりを優先していては、当然広げていくことはできないでしょう。
しかし、物事は様々な意見を取り入れていくことで、はるかにいいものになっていく場合があります。
いつしか、自分の考えだけではどうにもならない問題に直面し、限界を迎えてしまうかもしれません。
原因③:先入観が強く新しい気持ちを持つことができない
「こうあるべきだ」「女性はこうでなくてはいけない」などすべての物事に固定観念をつけていることも視野が狭い原因です。
最初から決めつけてしまっていては、新しい発見をすることはできないでしょう。
すべての物事には様々な面があり、それぞれの個性があります。
自分の目で確かめ、新しい面を探す努力をしていってください。
視野が狭いことで起きるトラブル
では、視野が狭いことで起きるトラブルにはどんなものがあるでしょうか?
- アドバイスや意見を否定的な気持ちで受け取っている
- 他者の気持ちがわからず、自分目線で物事を考えがち
- 一度決めたことを曲げることができず迷惑をかける
次に、視野が狭いことで起きるトラブルを詳しく見ていきましょう。
トラブル①: アドバイスや意見を否定的な気持ちで受け取っている
視野が狭い人は、意見が絶対に正しいと思い込んでいるため、人からの意見を素直に受け入れることができません。
せっかく自分のために思って意見してくれたにも関わらず、不機嫌な態度をとったり、聞き流してしまうことがあるでしょう。
結果、相手の意見が正しかったとしても「今回はたまたま」と言って反省することはありません。
そんな態度を続けていては、いつしか意見をしてくれる人はいなくなり、学校や職場で孤立してしまうのです。
トラブル②:他者の気持ちがわからず、自分目線で物事を考えがち
想像力が乏しく、相手の立場に立って物事を考えることができないので、人の意見や気持ちに共感することができません。
自分の価値観や意見ばかりが中心になって、相手の言葉を聞き流してしまうことが増えます。
うまくコミュニケーションをとることができず、一方通行なやり取りばかりが目立ってしまうので、相手も距離を置き始めてしまうでしょう。
自分も殻に閉じこもり、周囲との関係を断ってしまうかもしれません。
トラブル③:一度決めたことを曲げることができず迷惑をかける
視野が狭い人は、目の前の問題ばかりに気をとられ、長期的なスパンで物事を考えることができません。
そのためほかの人がもっと先を見据えて意見をしていても、待ったく聞き入れることができません。
それが原因で失敗につながっても、視野が狭い人は同じように今起こっている問題にしか目を向けることができず、根本的な解決には至らないでしょう。
人の意見を無視して、同じ失敗を繰り返して多くの人に迷惑をかけてしまうはず。
視野が狭い人が現状を変える方法
では、視野が狭い人が現状を変える方法にはどんなものがあるでしょうか?
- 自分の性格を知り、努力をスタートする
- 自分目線ではなく相手目線で考えてみる
- 客観的なアドバイスを素直に受け入れる
- チャレンジ精神を持って新しいことに挑戦する
- 感謝の気持ちを持って周りに目を向ける
- 多くの人とコミュニケーションをとる機会を増やす
次に、視野が狭い人が現状を変える方法を詳しく見ていきましょう。
方法①:自分の性格を知り、努力をスタートする
視野が狭い人は気づくことなく視野を狭めてしまっている可能性もあります。
小さいころからの家庭環境や、交友関係などで培われてきてしまっている場合もあるんだとか。
しかし、気づいていないだけで、周りには大きな迷惑をかけてしまっていることもあるでしょう。
もし、ミスが続いていたり、仕事がほかの人に比べてうまくいかないと悩んでいるのであれば、視野の狭い自分を疑ってみましょう。
自覚して、改善しようと努力を始めることが最初の第一歩です。
方法②:自分目線ではなく相手目線で考えてみる
いつでも自分の立場からものを言っていたり、考えてばかりでは偏ったものの見方しかできなくなってしまうでしょう。
視野の狭い人は、つい自分中心の考え方をして周りの人の意見を聞き入れることができなくなっています。
何か異なる意見を聞いたときには、まず相手の立場に立って物事を考える癖をつけてみましょう。
最初はなかなか難しく感じることかもしれません。
しかし、慣れてくれば新しい角度から物事を捉えることができるはずです。
方法③:客観的なアドバイスを素直に受け入れる
異なる意見を持っている相手と話をしていると、つい頭に血が上ってさらに視野が狭い人間になってしまいます。
そんな状態では、思うように相手の意見を聞き入れることができず、自分を変えることはできません。
まずは、全く関係のない第三者に対して意見を求めてみましょう。
客観的な意見を求めることで、少しは意見を取り入れやすくなるはず。
しかし、ここでも否定的な意見を言われるとつい反発したくなるかもしれません。
そこはぐっと抑えて、自分の中で受け入れるように努力してください。
方法④:チャレンジ精神を持って新しいことに挑戦する
視野の狭い人は狭い世界の中で毎日を過ごしてしまいがちです。
世界を広げることで、視野も広げることができるはずです。
そのためにも、今気になっているものや、興味があることに積極的にチャレンジしていきましょう。
新しいことを取り入れるのは苦手に感じる人は多いかもしれません。
しかし、自分を変えたいのであれば、まずは勇気をもって一歩踏み出していきましょう。
方法⑤:感謝の気持ちを持って周りに目を向ける
視野が狭い人は自分の事ばかりで精一杯になって、周りの人への思いやりや感謝を忘れてしまっています。
そのため、せっかくのアドバイスや意見をないがしろにしたり、否定的な態度をとってしまうようです。
あなたには多くの支えがあり、その存在に感謝していきましょう。
そして、周りとうまくやっていくためにも、思いやりを持って接していくことが大切です。
相手を思いやる気持ちを持つことで想像力も鍛えられ、自分も変わっていくはずです。
方法⑥:多くの人とコミュニケーションをとる機会を増やす
常に同じ人と同じ話ばかりを繰り返していては、あなたの価値観はさらに凝り固まって視野が狭い人になってしまいます。
視野が狭い人こそ、たまには多くの人が集まる出会いの場に出かけて新しい出会いを楽しみましょう。
新しい人と会話を楽しむことで、今まで知らなかった世界を除くことができたり、価値観を覆すきっかけにもつながるかもしれません。
ここでも、相手の意見を否定ばかりするのではなく、受け入れるように努力していくことが大切です。
すぐにできる事ではないかもしれませんが、意識してコミュニケーションをとることで徐々に柔軟な対応をとることができるでしょう。
視野が狭い特徴と原因を理解し、世界を広げよう
視野が狭い人は、無意識のうちに自分が絶対に正しいと思い込んでいたり、自己中心的な考え方を繰り返しています。
たくさんの人が集まって仕事をしている職場では、偏った考え方は多くの人に迷惑をかけ、孤立を深めてしまう可能性もあるんだとか。
大人になってから視野が狭い自分の性格を改善するのはなかなか簡単なことではありません。
しかし、相手のことを思いやり、意見を受け入れていく努力を重ねていけば、必ず自分を変えることができるはず。
多くの人の意見を取り入れれば、あなたの世界は広がり、今よりも豊かな人生を送ることができるでしょう。
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