紫の薔薇の品種＆花言葉！色や本数・組み合わせでみるメッセージ

紫の薔薇の品種と花言葉

紫の薔薇にはどのような品種があるか、紫の薔薇特有の花言葉についても代表的な例を挙げて具体的に紹介します。

品種

紫の薔薇の代表的な品種を4つ紹介します。

品種①：ドラマティックレイン

ドラマティックレインは古代のギリシャやローマ文明の時代から、多くの人に好まれてきた紫色の薔薇の品種です。
クラッシックローズと呼ばれるピンクがかった紫色をしています。

甘い香りが広がるので、薔薇の香りを好む方に喜ばれるでしょう。
カップ咲きで、横から見ると内側にカーブをしているように開花します。

品種②：クールウォーター

クールウォーターは、大輪の花を咲かせる紫の薔薇です。
花びらは外側の方が紫色が強く内側は、薄いピンク色に見えます。

紫色の薔薇の中でも花の持ちがよく、長く楽しめます。
茎を切って世話をすると、1週間以上持つ場合もあるということです。

香りについては、薔薇にしては他の薔薇と比べると控えめな方でしょう。

品種③：ラベンダーガーデン

比較的新しい品種の紫の薔薇です。
中くらいの大きさで、一輪挿しに入れてもいいですし、何本かまとめて花瓶に入れて飾っても豪華で綺麗です。

ガーデニングで育てて、花が咲くと玄関先に飾る方もいます。
名前の通り、ラベンダーのように深みのある紫で品の良い色です。

アンティークのような深い色合いが、秋の季節のブーケにも合います。

品種④：しのぶれど

国産の薔薇で、藤色のように青みがかった薄い紫色をしています。
平兼盛の和歌（小倉百人一首・第40番）『しのぶれど色に出でにけりわが恋はものや思ふと人の問ふまで』にちなんで名付けられました。

恋心が他の人にばれないようにしている、和歌の奥ゆかしい感じが薔薇の雰囲気と合っているように感じられるでしょう。
春先から1つの株に4～5つの薔薇を咲かせます。

上品な香りと奥ゆかしい紫色で人気のある品種です。

花言葉

紫色の薔薇の花言葉を3つ紹介します。

花言葉①：誇り

薔薇は美の女神ヴィーナスから生まれてきたとされ、非常に人気のある花です。
古来から国内外で紫色は身分の高い人しか身に付けられない色と言われています。

王族や高い身分の貴族しか使えない紫色と薔薇が神様に関係していることから、誇りやプライドを感じる雰囲気が伝わってくるでしょう。
紫の薔薇の持つイメージから、誇りという花言葉が付けられたと見られています。

花言葉②：上品

紫の薔薇にはすっきりとした淡い色合いから、赤みの強い濃い色合いまで様々な色味の濃さがあります。
どの色味の加減の紫の薔薇でも、花を上向きにして咲く姿は美しく気品に満ちあふれているように感じられるでしょう。

どれも品を感じさせるところがあることから、上品という花言葉が付いています。
品が良く凜としたたたずまい方、年を重ねてもなお元気に活躍している女性へのギフトにもぴったりです。

花言葉③：尊敬

身分の高い人が身に付ける紫色のイメージから、尊敬という花言葉も付けられました。
堂々とした風格を感じさせ、誇らしげに咲く姿は周囲から尊敬の念で見られている人にも例えられるでしょう。

目上の方に感謝と尊敬の気持ちを込めて贈るのにも向いています。
紫は長寿のお祝いにも使えるので、紫の薔薇を贈ってみるのも良いかもしれません。

紫の薔薇を贈るシーン

紫色の薔薇を相手にプレゼントするには、どのような状況が考えられるか紹介します。
一般的に薔薇にはとげがあり仏事に適さないとされているため、法事やお盆・お彼岸などのお墓参りなどのお供えには避けた方がいいでしょう。

シーン①：長寿のお祝い

日本では60歳を過ぎると長寿を祝う風習があり、紫がテーマカラーになるお祝いがあります。
70歳の古稀、77歳の喜寿、90歳の卒寿（「白」の場合もあり）です。

昔は紫のちゃんちゃんこを贈ってお祝いしました。
現在ではシニアでも元気に活動している方や、若々しい方が増えたため、お年寄り扱いされるのは嫌だとして、ちゃんちゃんこは遠慮したいという方が多いです。

代わりにテーマカラーの紫色にちなんだプレゼントを渡してお祝いする家庭が増えています。
紫色が高貴な人が付ける色であることから、長寿のお祝いの相手への敬意を込める意味があると言われています。

紫の薔薇の花言葉とも意味が被る所があるでしょう。
長寿のお祝いの気持ちを込めて、記念日のギフトにするのがおすすめです。

ガーデニングが趣味の方であれば鉢植えを、お花が好きな方に紫の薔薇のブーケを贈ることをおすすめします。

シーン②：誕生日などの記念日のお祝い

紫色の花は、品のあるたたずまいと色の美しさで女性を中心に高い人気があります。
誕生日祝いに花束や鉢植えにしてプレゼントするのもおすすめです。

人によっては年齢の数だけ紫の薔薇を用意する方もいるということですが、なかなか大変だと思われます。
また、薔薇は本数でも花言葉があるので注意が必要です。

後の本数の項目でも説明しますが、一般的には感謝の気持ちを表すなら8本、両親に愛情を込めて贈るなら11本、夫婦間なら3本か11本が望ましいとされています。

シーン③：上司の定年退職

お世話になった上司が定年退職した場合、感謝の意味を込めて紫の薔薇の花束を贈るのも良いでしょう。
花言葉の意味から、相手に尊敬の意味を込めて贈るので失礼になりません。

女性の上司や先輩で紫が好きな方、薔薇の花を好み上品で奥ゆかしい雰囲気の方に、紫の薔薇の花言葉にちなんで渡すと喜ばれるでしょう。

【紫以外】薔薇の花言葉

紫以外で他の薔薇の色別の花言葉を紹介します。

他の薔薇①：赤の薔薇

赤い薔薇の花言葉には、「愛情」・「あなたを愛しています」・「貞節」・「熱烈な恋」・「美貌」などがあります。
どの言葉も相手を熱烈に思い、たたえている感じがするでしょう。

本命の相手への贈り物には、花言葉の内容から赤い薔薇を選ぶのをおすすめされることも多いです。
赤い薔薇は薔薇の中でも代表的な存在なので、花言葉に関係なく恋人でもパートナーに渡されたらとても嬉しく感じるでしょう。

他の薔薇②：黄色の薔薇

黄色い薔薇を贈り物にするには少し注意が必要です。
花言葉に「献身」・「美しい」・「さわやか」・「あなたに恋をしています」・「友情」・「平和」などの素敵な意味がある物もあります。

友達同士でも片思いをしている相手にでも渡せるのではないかと感じることでしょう。
しかし、「嫉妬」・「不貞」・「笑ってお別れしましょう」などの悪い意味の花言葉もあるため、誤解を受けないようにしないといけません。

他の薔薇③：白色の薔薇

白色の薔薇には「無邪気」・「清純」・「相思相愛」・「尊敬」などの良い意味の花言葉が揃っています。
聖母マリアを象徴する花で、混じりけのない白い色から連想される所から、花言葉が付けられたと考えられます。

豪華で美しい花でもあるため、結婚式のブーケや式場の飾り花、花嫁の髪飾りやコサージュなどに使われるのも当然でしょう。

他の薔薇④：緑色の薔薇

緑色の薔薇の花言葉には「穏やか」・「希望を持てる」があります。
緑と言っても白色に薄くグリーンがかっている薔薇や、グリーンベージュのようなやさしい色合いの薔薇など色々です。

緑色を見ると疲れが癒やされるような感じがするため、人の心を和らげるような花言葉が付いたのではないでしょうか。

他の薔薇⑤：黒色の薔薇　

黒い薔薇とは正確には暗紅色や暗い紫色をしている物です。
漆黒の薔薇の花は、白い薔薇に染料を溶かした水を吸わせて染めると言われています。

黒い薔薇には、「憎しみ」・「恨み」などの恐ろしい花言葉が存在します。
黒の持つマイナスのイメージが花言葉に影響しているのでしょう。

しかし、暗い赤や黒みがかった紫の薔薇の落ち着いた渋い色合いから「永遠に愛する」・「滅びることのない愛」という、非常に深い愛情を表す花言葉もあります。
永遠の愛を誓う結婚式やプロポーズでも、ギフトやブーケに使われることがあるということです。

一方で「あなたはあくまで私のもの」という、状況によっては非常に重い花言葉もあります。
別れを決めた相手などに渡すと、相手に負担に感じられる恐れがありますので注意しましょう。

他の薔薇⑥：青色の薔薇

青色の花は昔はなかった色が、新しく品種改良されてできたことから花言葉が付けられました。
「神の祝福」・「奇跡」・「夢が叶う」などの神様に関することや、希望が達成できることを言う花言葉が入っています。

実際に青い薔薇を自宅で育てるのは難しいと言われています。
上手くできたら、花言葉の通り奇跡的に感じられるでしょう。

他の薔薇⑦：ピンク色の薔薇

ピンクの薔薇は見た目の可憐な感じや可愛らしい色合いから、花言葉が付けられたと考えられます。
「上品」・「しとやか」・「温かい心」・「満足」・「恋の誓い」・「可愛らしい少女」などがあります。

ギフトで渡される機会があれば、可愛いとか、恋を誓っている所から大事にしたいという愛情表現をしたいのかもしれません。
もし、彼氏からピンクの薔薇をいただいたらも嬉しい気持ちになるでしょう。

他の薔薇⑧：オレンジ色の薔薇

オレンジ色の薔薇には「無邪気」・「魅惑」・「信頼」・「絆」などの花言葉があります。
オレンジ色の豪華で可愛らしい感じから花言葉が付いたと思われますし、暖かさを感じる色合いから人との繋がりを表す花言葉が付けられたという印象を受けるでしょう。

友達の誕生日プレゼントにするのもおすすめです。
また、親しい方へ開店祝いのプレゼントに、オレンジの薔薇を選ぶのも良いでしょう。

他の薔薇⑨：虹色の薔薇

レインボーカラーの薔薇には、「無限の可能性」という花言葉が付けられています。
空にかかる虹から天空に橋が架かっているように感じられるため、天空を行き来できるように思われて、ロマンチックな花言葉が付いたのではないでしょうか。

虹色の薔薇は、花言葉の意味や縁起が良いと称される色合いから、各種のイベントやお祝い、結婚式でも使われています。

他の薔薇⑩：深紅や緋色の薔薇

一般的な赤い薔薇よりも、さらに赤みを強くしたような深紅の薔薇には別の花言葉も用意されています。
「死ぬほど恋い焦がれている」・「内気」・「恥ずかしい」などがあり、赤みが強いことから恋の気持ちがさらに強かったり、顔を真っ赤にして恥ずかしがる様子を表したりしている感じがするでしょう。

燃え盛る火のような緋色の薔薇の花言葉は、「灼熱の恋」です。
身を焦がすような恋に夢中になっている様子を例えています。

男性から告白された時にプレゼントされたら、片思いでかなり悩んでいて、やっとの思いで行動にでたのかもしれません。

【位置・種類】薔薇の花言葉

位置や種類によっても薔薇には花言葉があります。
例を挙げて紹介します。

位置

薔薇の場合は花の付く状態や、それぞれの部位にも花言葉が付いています。

位置①：つぼみ

薔薇のつぼみには、「秘密を守ってほしい」という花言葉が付いています。
内緒にして欲しいことがあったときに、口止めの意味を込めて渡すと良いでしょう。

また、友人から渡された場合には、何か言わないで欲しいことがあるのではと察して、尋ねてみると良いかもしれません。

位置②：とげ

薔薇のとげの花言葉は「不幸中の幸い」です。
一方、とげのない薔薇は「プラットニックな愛」が花言葉です。

良くないことがあったときにあえて慰める意味で、とげ付きのままで渡すこともあるでしょう。
片思いをしている人が純粋に相手のことを思うときに、とげがない薔薇を渡すのも良いかもしれません。

とげ付きの場合は、あまり良い意味を持ちません。
とげ付きのままで渡すと手に刺さる心配もあるでしょう。

ピアノの発表会など、手を使う方に渡す場合は、花言葉に関係なく、とげを取って渡した方が良いかもしれません。

位置③：葉

薔薇の葉の花言葉は、「あきらめないで」・「希望がある」です。
花束で渡すときや鉢植えで渡すときは、だいたいにおいて葉が付いたまま贈ると思われます。

片思いが実らずに苦しんでいる相手を慰める意味で贈ったり、独立をして頑張っている人に渡したりすると良いでしょう。
相手を応援する気持ちを込められます。

種類

薔薇の種類によってもそれぞれ花言葉が付いています。

種類①：ミニ薔薇

ミニ薔薇の花言葉は「無意識の美しさ」です。
自らが意識していない美しさを持っていることを示しています。

自分に自信がないとか、自分には魅力がないのではと自信を失っている親しい方に、決してそうではないという意味を込めてプレゼントするといいでしょう。

種類②：野薔薇

野薔薇は、日本の山や野原で見かける原種の薔薇です。
5～6月にピンクや白の花を咲かせ、甘い香りがします。

花言葉は、野薔薇の花が「素朴な可愛らしさ」・「詩情」で、実が「無意識の美」です。
花言葉になっている通り、花屋さんで見かける華やかな薔薇と比べて、品種改良をされる前の素朴な美しさが魅力です。

どちらかと言うと、庭のガーデニングで人気があります。
野薔薇は秋になると赤い実が付き、漢方薬にも使われます。

種類③：一重咲き

一重咲きの薔薇の花言葉は「静かな愛」・「純粋な愛」です。
花びらが重なり合わずに咲く花を一重咲きと言います。

多くの花びらが重なるように咲く薔薇に比べると華やかさに欠ける印象があります。
それでも、シンプルで飾り気のない美しさが魅力的です。

その魅力から花言葉が付いたと思われます。
原種に近い薔薇、野生に近い薔薇に一重咲きの物が多いといわれています。

種類④：八重咲き

八重咲きの薔薇には「誇り」・「プライド」という花言葉があり、紫の薔薇と重なるような花言葉になります。
一重咲きとは反対に、咲いたときに花びらが何層にも重なった状態で咲く薔薇のことを言います。

非常に豪華で、薔薇らしい美しさを持っていると言えるでしょう。
花言葉は自信を持って生きている人になぞらえて、堂々と咲き誇っているように見えることから付けられたと考えられています。

【本数・組み合わせ】薔薇の花言葉

本数と組み合わせでも違った意味を持つ薔薇の花言葉、思いを伝えられるように気をつけてみましょう。

本数

本数別の薔薇の花言葉の意味を紹介します。

本数①：1本　

こちらの場合、「一目惚れ」・「あなただけ」という花言葉があります。
片思いの人に愛の告白として渡すと良いでしょう。

男性から告白されて1本だけ薔薇を渡されたときには、あなたに一目惚れしている、あなただけを見つめているという意味かもしれません。

本数②：2本

2本の薔薇には「二人だけ」・「自分とあなただけ」という花言葉の意味があります。
お付き合いをしている彼から渡されたら、大切にしているというメッセージかもしれません。

プロポーズで渡されたら嬉しく感じるでしょう。
　

本数③：3本

3本は「告白」・「愛しています」という意味です。
夫婦の間で渡し合うと、愛情を再認識する意味でも良いと言われています。

思いも寄らぬ男性に渡されたら、本気で好きだという意思表示でもあります。
結果はどうであれ、誠意を持って応えましょう。
　

本数④：4本

4本の薔薇の花言葉の意味は「死ぬまで気持ちは変わることがない」です。
日本では4という数字はあまり縁起が良くないので避ける傾向があります。

しかし、4年目の結婚記念日を迎えたときや、付き合って4年という節目の場合に渡すのには、ずっと愛しているという気持ちが伝わるので良い印象を持てます。

本数⑤：5本

こちらの花言葉は、「あなたに出会えてとても嬉しい」です。
純粋に相手に会えた喜びがあり、出会いに感謝している感じがして素敵な花言葉でしょう。

恋人や友人へのプレゼントにするにも適しています。

本数⑥：6本

「あなたに夢中です」という花言葉があり、意中の男性から男性からもらったときには、嬉しいですし照れてしまうと思われます。
他に「お互いに敬い愛しあって、理解し合いましょう」という花言葉もあります。

長くお付き合いをしているパートナーからもらえると、これからもよろしくという意味に取れるでしょう。

本数⑦：7本

「密かな愛」・「片思いの人へ」という花言葉があります。
言うに言われぬ秘めた恋や、片思いで相手に伝えられないもどかしさを込めているような感じがします。

日本で開発された紫の薔薇の一種「しのぶれど」も、片思いの奥ゆかしさやもどかしさを詠んだ和歌にちなんで名付けられています。
密かに思っている相手に、本数にちなんで渡すと気持ちが伝わるかもしれません。

本数⑧：8本

「感謝」・「あなたの思いやりに感謝をします」・「励ましに感謝をします」という花言葉があります。
日頃お世話になっている方に、感謝の気持ちを込めて渡すのに向いているでしょう。

紫の薔薇の花のように、目上の方に渡すのにも向いている本数です。

本数⑨：9本

「いつもあなたを想っています」・「一緒にいて下さい」という花言葉が付けられています。
9の数字は「苦」と音が似ているために、日本では避けられがちです。

しかし、相手に好きだという気持ちを示す花言葉が付いているため、恋人からもらっても誤解しないように注意が必要でしょう。
相手はプロポーズの意味で渡しているかもしれません。

本数⑩：10本

「あなたはいつも完璧」という意味の花言葉を表しています。
この数で薔薇をもらったら、普段の行動を誉める意味で渡されているかもしれません。

あこがれの気持ちを持っている男性が、好意の気持ちを持って賛美する意味で贈ってくれているとも思われます。

本数⑪：11本

花言葉の意味は「最愛」です。
この数は子供が長寿の祝いで両親へ贈るにも、夫婦間でも贈り合うにも素敵な意味を持っています。

古稀や喜寿、卒寿などの長寿のお祝いに贈るなら、テーマカラーの紫色の薔薇を選ぶと良いでしょう。
花言葉の意味に合っています。

本数⑫：12本

「日増しに愛情が強くなる」という意味の花言葉が付けられています。
結婚記念日やパートナーの誕生日など、想う相手との記念になる日に贈ると喜ばれるでしょう。

本数⑬：99本

「永遠の愛」という花言葉が99本の花に込められています。
花言葉を考えると、プロポーズでも良いのですが用意するのが大変ですし、プレゼントされても困る場合があるので、結婚式にふさわしいでしょう。

黒薔薇を選ぶと花言葉の意味が重なります。
かえって結婚に関することにはふさわしいと感じられ、あえて選択する方も多くなっています。

本数⑭：100本

「100％の愛」・「完全な愛」という意味があります。
100という数字と完全なことを表す100％が、100本とかけて付けられていると考えられます。

1本違いですが、こちらの数も結婚式にぴったりでしょう。

本数⑮：101本

「最愛」・「これ以上ないくらい愛している」という意味の花言葉です。
数が多くなってくると、だんだん花言葉の意味も重みを増してくるでしょう。

本数⑯：108本

「プロポーズ」・「求婚する」・「結婚して下さい」という花言葉を意味しています。
彼からここまでの薔薇の花束をいただいたら、びっくりしてしまうかもしれません。

大切に想ってもらえる気持ちは非常に嬉しく感じる女性が多いとおもわれます。

本数⑰：365本

365という数字は閏年以外の1年の日数と同じです。
そのため花言葉は、日数にちなんだ意味を持ちます。

「毎日あなたを想っています」・「あなたのことが毎日恋しい」という花言葉です。
夫婦間や恋人の間で贈り合うなら、素敵な意味を持つでしょう。

現実としては揃えるのが難しいかもしれません。
花束として渡すのではなく、庭で丹精込めて小さめの薔薇を育て、花を多く咲かせると良いでしょう。

本数⑱：999本

薔薇の花言葉は、「何度生まれ変わってもあなたを愛します」
で、黒薔薇の持つ意味とは同じになるでしょう。
結婚式で薔薇の花を揃えたり、ファンのイベントで大量に揃えるやり方が向いています。

永遠の愛を誓った相手やしゃれが分かる相手ならとても喜ばれます。
ただ、あまり親しくない方からいただいた場合、少し怖い思いをするかもしれません。

本数⑲：1000本

「一万年の愛」という壮大な意味を持ちます。
1000本ともなると、ほぼ永遠の意味に近い年数分愛情が続くということを表しているのでしょう。

本数⑳：1001本

花言葉の中で最大の本数になります。
1001本で「永遠に」という意味を表します。

恋愛の相手でなくても、大切にしたい方すべてに対しての気持ちを表せる花言葉となるでしょう。

組み合わせ

他の色とアレンジした場合の花言葉の意味を紹介します。
一部、注意が必要な物もあります。

①：赤の薔薇の中に白い薔薇

「温かい心」・「打ち解けていて仲が良い」という花言葉の意味を表します。
赤い薔薇と白い薔薇が同数ではなく、少し入っている状態を表しています。

仲良くしてくれる友人に感謝の気持ちを込めて贈るのも良いでしょう。
また、親切にしてくれる方に対して日頃のお礼と感謝の気持ちを込めて贈るのにも向いています。

②：黄色の薔薇の中に赤い薔薇

花言葉は「どんなにあなたが不実でも」です。
相手の不誠実な態度をなじる時に使う場合があります。

どちらかと言うと、恋愛関係で使うのに適した花言葉です。
浮気をした相手に対して許しても、収まりきれない感情を込めて贈るときに使われるでしょう。

相手から渡されたら、誠心誠意相手に真摯な態度を取る必要があります。
自分が渡す側であれば、次回浮気をしたらただでは置かないという決意を表して釘を刺すようにしましょう。

③：赤い薔薇と白い薔薇

両方の色が同数ですと、西洋では良い意味を持っていません。
花言葉は「争い」です。

何故このような花言葉になったかというと、薔薇戦争に由来していると考えられます。
薔薇戦争とはイギリス国内の内乱で、赤い薔薇を家紋とするランカスター家と、白い薔薇を家紋とするヨーク家が覇権争いをした事件を指しています。

日本由来の花言葉ではありませんし、あまり馴染みがないので気にする必要はありません。
ただ、相手のことを考えるなら、他の紫色などの花を混ぜたり、赤い花を多くしたりして調節しましょう。

同じ時期に咲いている他の花を混ぜるのもおすすめです。

④：黒薔薇と赤薔薇

この場合は、花言葉は「憎悪」・「恨み」です。
非常に悪い花言葉なので、黒い薔薇と赤い薔薇は避けた方が良い組み合わせです。

できれば良い花言葉を持つ他の花と混ぜたり、紫や他の色の薔薇と混ぜたりして調整して選びましょう。

【薔薇以外】紫の花の花言葉

薔薇以外の花で紫色の種類も多くあります。
紫の色がある花とその花言葉を紹介します。

①：スイートピー

スイートピーの花言葉は「門出」・「やさしい思い出」・「別離」です。
新しい場所へ向かっていく別れを連想させる花言葉が多いのは、スイートピーの花が今にも飛び立って行きそうな蝶々に見えるからと言われています。

全体的にスイートピーは花言葉から考えて、卒業式や送別会、退職祝いのギフトで、相手の今後を祝福して祈りを込めて渡すのに向いているでしょう。
一方で、紫の花のスイートピーには「永遠の喜び」という花言葉が付けられています。

紫のスイートピーを薔薇の花と組み合わせて、恋人からプロポーズされたら最高でしょう。

②：パンジー

パンジーの花言葉に「物思い」・「思い出」があります。
大きい花をうつむいて咲く姿が、人が物思いにふけっている様子と同じように見えることから付けられました。

パンジーというと紫色を思い浮かべる方が多いでしょう。
色別の花言葉もあり、紫色の場合は「思慮深い」という物があります。

紫色以外の色の花言葉も、思いに関した内容になっています。

ちなみに、英語の紫色のパンジーの花言葉は「You occupy my thoughts」（訳：あなたへの思いで頭の中が一杯になっている）という意味になります。
英語の花言葉の意味で紫色のパンジーを渡された場合、相手への思いが込められていることになるでしょう。

③：サイネリア（シネラリア）

サイネリア（シネラリア）は、花の名前から「災」や「死」という字を想像するので、お見舞いや新築祝いに贈るにはあまりふさわしくないと感じられる方もいるということです。
しかし、花言葉は「喜び」・「快活」です。

西洋でも同様の意味があり、病気見舞いに積極的に使われています。
紫色のサイネリアの花言葉も全体的な花言葉と同様に「喜び」で、青紫色の花は「元気」です。

誕生日のプレゼントや、喜寿や古稀の長寿のお祝いでも喜ばれるでしょう。
12月～4月の冬から早春にかけて、寒い時期に花を咲かせます。

④：アヤメ（アイリス）

アイリスはアヤメの西洋の名前で、花の種類としては同じ科に属します。
アヤメの花言葉は「良い便り」・「希望」です。

アイリスの名前は、ギリシャ神話の虹の神イリスから来ています。
花の色が様々で、虹の色と同じようにカラフルだからです。

花言葉も、イリスが女神ヘラの侍女で伝令やお使いを頼まれたことから、メッセージに関する言葉や虹をイメージする言葉が作られました。
元々アヤメやアイリスには紫色の花が多く、全体的な花言葉と被る言葉が多いです。

紫のアヤメの花言葉は「メッセージ」・「良い便り」・「希望」・「嬉しい知らせ」・「伝言」です。
何か良いことを知らせたいときに、アヤメやアイリスの花を添えると良いでしょう。

⑤：桔梗

桔梗は、日本古来の花で奥ゆかしい感じで、武家の家紋にも使われている和の雰囲気が強い花です。
全体的な花言葉に「永遠の愛」・「誠実」・「従順」という物があります。

紫色の桔梗については、「気品」という花言葉も付けられています。
花言葉を見ると、良い意味にとらえられるかもしれません。

しかし、夫に身の潔白を晴らすために自害した女性の話が元になっているため、恋愛に関する贈り物にはふさわしくないでしょう。
西洋の花言葉でも、好きな人を想い続けてなくなってしまった女性の話が元になっています。

どちらかと言うと自宅に飾るとか、6月～9月に盛りをむかえる花なので、お盆やお彼岸に先祖のお墓にお供えする花として使うことが多いです。

⑥：チューリップ

チューリップは3月～5月くらいまでの春から初夏を彩る花で、女性を中心に人気があります。
チューリップの全体的な花言葉は「思いやり」・「名声」・「愛の告白」です。

紫のチューリップの花言葉は、紫の持つ印象から「気高さ」と言う花言葉があります。
西洋の紫のチューリップには「不滅の愛」という花言葉もあり、プロポーズのときにプレゼントするにも向いているでしょう。

花言葉をうまく伝えるコツ

紫の薔薇に限らず、相手にプレゼントする花の花言葉をどのように伝えたら良いか例を挙げてみます。

1. 手紙を一緒に渡す
2. 事前に話をする
3. メッセージカードを付ける

伝えるコツについて、詳しく説明します。

コツ①：手紙と一緒に渡す

自分の思いを伝えるなら、手紙を書いて封筒に入れて花束と一緒に渡すのがおすすめです。
恋愛に関するプレゼントのこととなると、花言葉の意味を見える所に書くのは気恥ずかしいですし、相手も人前で気後れしてしまうかもしれません。

外から見えないようにしておくと良いでしょう。

コツ②：事前に話をする

イベントなどで花束を渡すことが事前に相手に分かっているのであれば、事前に話をしても構わないでしょう。
相手が忙しそうな場合は手紙を読む時間がないかもしれません。

SNSやメールなどで花言葉の意味を伝えるのも良い方法です。

コツ③：メッセージカードを付ける

恋愛以外意味で、別に公になっても困らない内容であれば、メッセージカードを使って花言葉の意味を伝えるのが最も手軽な方法です。
店舗で無料サービスをしてくれることもあり、すぐに書き込みができます。

簡単に意味を書き添えれば、相手もすぐに目を通せるため、負担を掛ける心配もないでしょう。

尊敬や誇りと上品などの意味がある紫の薔薇の花言葉

紫の薔薇の花言葉には、「尊敬」・「上品」・「誇り」などの意味があります。
花の姿や色から付けられたとみられています。

品の良い目上の方や、お世話になった方にプレゼントをするときに紫の薔薇を選ぶと、花言葉に適った相手に渡すことができるでしょう。
長寿のお祝いにも適しています。

紫の薔薇をもらった場合には、相手が自分のことを上品な人、尊敬できる人という印象を持たれている可能性があるでしょう。

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