何もする気力がない…気力がわかない原因＆気力を回復させる20の方法

「気力がない」とはどんな状態？

気力とは精神的に元気で、やる気がみなぎり物事を成し遂げる力があることを意味します。
気力がないのは、何をするにも元気や、やる気が起きず速やかに行動に移すことができません。

仕事などを頑張り過ぎた時に、「精魂が尽きた」と表現することがありますが、持っている力を出し切ってしまうと、終わった後に疲労感がいっぱいになり身も心もくたくたになってしまいます。
元気がなくなると何もしたくない状態になり、これが「気力がない」に繋がります。

気力がわかない原因

気力がわかないのは何故でしょうか？原因について見ていきます。

1. 過剰なストレス
2. 不規則な食生活
3. 睡眠不足
4. 目標がない
5. マンネリな生活
6. 病気の可能性

続いて、気力がわかない原因を詳しく説明します。

原因①：過剰なストレス

仕事や人間関係で強いストレスがかかると、何もしたくない状態に陥ります。
仕事が順調に進んでいる時は、やる気がみなぎり多少辛くても、それ程辛いとは思わず、やり抜く能力があります。

頑張っているのに、思うような成果が出ない、ミスをして上司に厳しく指摘されたり、周囲に迷惑をかけるなど自己嫌悪に陥ると何もかも嫌になります。
また、人間関係がスムーズでない時も、落ち込んだり悩んだりして気力がない原因と言えます。

支えてくれる人や信用している人に裏切られるのは、一気に気力がない状態に繋がります。

原因②：不規則な食生活

食事は「気力がない」と無関係と思われがちですが、栄養バランスの良い食事は、精神を一定に保つのに欠かせないエネルギー源です。
朝食を抜くと快調な1日のスタートが切れず、気力がないまま1日が終了してしまいますね。

外食やコンビニエンスストアのお弁当では、必要な栄養素が補えず、体に必要なエネルギーが不足して気力がない状態を作り出すことが考えられます。

原因③：睡眠不足

睡眠不足が続くと体が疲労するだけでなく脳も疲れて、休みたい気持ちが強くなり、やる気が起きません。
仕事が多忙で帰宅時間が遅い時は、ストレスに加えて寝不足も重なり、状況が悪化する恐れがあります。

また、寝不足は集中力ややる気の低下にも繋がるので、疲れや睡眠不足は要注意です。

原因④：目標がない

人生において目標がないとダラダラと生活してしまうため、やる気ががわいてきません。
夢や目指すものがあれば「頑張るぞ！」と、気持ちになりやる気がわきますが、目標もなく平凡な毎日を送っていると、生きがいが見いだせず、気力がなくなります。

原因⑤：マンネリな生活

朝起きて会社に行って帰宅するという、変化のない生活は刺激がなく、気力がない原因と言えるでしょう。
人間には多少のストレスが必要ですが、問題が起きるとやる気を出して、問題を解決しようとします。

問題がないのは平和で良いことですが、同じことの繰り返しは退屈に感じるようになり、徐々にやる気が失われます。

原因⑥：病気の可能性

やる気がないのはストレスや不規則な生活など、環境が影響している場合や、病気の可能性も考えられます。
うつ病といった精神的な病は、自分では気づきにくいので、心療内科や心理カウンセラーなど専門家に相談してみましょう。

その他、体調不良から「やる気がない」こともあるので、やる気がない状態が長く続くときは、クリニックや病院の受診をお勧めします。

気力がない状況から脱出する方法【インドア編】

気力がない状況を抜け出すために、家の中でできることを紹介します。

1. 休息する
2. 前向きになる本を読む
3. アロマでリラックス
4. 半身浴
5. 家で映画鑑賞
6. マッサージ

続いて、気力がない状況を抜け出すために、家の中で行える方法を詳しく説明します。

①：休息する

気力がないのは疲れていたり、寝不足のことがあるので、何も考えずベットやソファでゴロゴロ過ごすのも良い方法です。
疲労が溜まると行き詰まって、気力がない状況になりますし、疲れている時は何ごとも上手くいかず、状況が悪化する可能性が出てきます。

気力がない時は、何もせずひたすら眠ったり、ゆっくりすることに集中しましょう。
ベットに使用するリネン類を良質の素材にこだわると、心地よいと感じて快適な眠りにつけます。

②：前向きになる本を読む

自己啓発本や偉大な人物の作品を読むのも、読んでいるうちに気力がない状況からの脱出に期待できます。
偉大な人物になった人は、失敗を重ね成功を手に入れた人が多いですよね。

途中で放り投げ出したくなったり、失敗ばかりで「気力がない」状況の時もあったはずです。
文章の中で共感を覚えたり、生きるヒントが得られ、少しずつ気力がない状況が回復するでしょう。

③：アロマでリラックス

アロマの香りも、気分がリフレッシュして効果的です。
グレープフルーツやレモングラス、オレンジスイートの柑橘系は疲れた神経を癒し、気力がない状況を回復させる効果があります。

ローズマリーには気分を高めてくれる効果があるので、照明を落とした部屋でキャンドルを燈しながらリラックスしたり、瞑想するのも良いですね。
気持ちが落ち着き、気力がないを抜け出すことができるでしょう。

④：半身浴

入浴は血液の循環を良くし、疲労回復以外に、リラックス効果があり、リラックス効果のあるアロマを数滴、落とすとダブルの効果が得られます。
入浴する時は半身浴で、ぬるま湯にゆっくり浸かるのがポイントです。

38度くらいの湯温に、20分～30分程度入浴しますが、40度の熱いお湯では神経が興奮して逆効果です。
目を閉じゆっくり浸かるのも良いですし、お気に入りの雑誌を読むのも気分転換になります。

⑤：家で映画鑑賞

お気に入りの映画で、主人公になりきるのも良いですね。
気力がない時は、行動を起こす気力がないので家で映画鑑賞をして、寛ぎましょう。

ダメな主人公が立派に成長するというような物語であれば、自分と主人公を置き換えると、元気が出てきます。
コメディ映画は何も考えずに鑑賞できるので、気力がない時は最適と言えますね。

お気に入りであれば、どんなジャンルでも良いので、ポップコーンや飲み物を用意して自宅で映画鑑賞すれば、気力を取り戻せるでしょう。

⑥：マッサージ

気力がない時は、体の動きも悪くなるので、体が怠いと感じるようになります。
気力がない状態に併せて、体調不良を訴えるのは、血流が滞っている可能性があるので、マッサージで血液の循環を良くしてあげてください。

自分で全身をマッサージするのは、難しいのでストレッチを試みたり、恋人やパートナーにお願いして体をマッサージしてもらうのも気持ちが良いものです。
余裕があればエステに通うことでリフレッシュでき、気力がない状況を克服できます。

気力がない状況から脱出する方法【アウトドア編】

気力を回復するために外での過ごした方を見ていきます。

1. 運動や散歩
2. 美味しい物を食べる
3. 友達と遊ぶ
4. 美容院で髪をカット
5. 旅行の計画
6. 芸術鑑賞
7. 動物に触れ合う

続いて、気力がない状況を抜けるために、外での過ごし方を詳しく説明します。

①：運動や散歩

家の中で体を休め、ゆっくり過ごすのも良いですが、外に出て新鮮な空気を吸いエネルギーを吸収するのも大切です。
陽射しに当りながらの散歩は気持ちが良いですし、歩いていると新しい発見や思いつきがあり刺激になります。

自然の中を歩く森林浴は、気持ちが癒され、気力がないを改善するのに役立ちます。
散歩に限らず、スポーツで汗を流すと気分がスッキリするので、好きなスポーツを楽しんだり、ジムに通うのも気力がない時は効果があります。

②：美味しい物を食べる

美味しい食事をした時に「幸せ」と思うことはありませんか？
美味しい食べ物は、人を幸せにして気力がない状態を抜け出せます。

お洒落なレストランに行き、普段食べないフレンチやイタリアン、本格的な和食など好きな食べ物を選ぶようにします。
美味しいと感じて、お腹も心も満たされ活力が湧き出てきますよ。

気力がない時は、ダイエットは考えず、好きな物を好きなだけ食べるようにします。
但し、スナック菓子やコンビニ弁当は栄養バランスが悪いので、暴飲暴食は避け栄養のバランスを考えて食べるようにしてくださいね。

③：友達と遊ぶ

仲良しの友人に会って「気力がない」という現在の状況を話して、相談を持ちかけたり、悩みや思っていることを吐き出してみるのも方法のひとつです。
一人で過ごすと気力がないことばかり考えてしまい、抜け出せなくなります。

遊園地やカラオケなど思い切りはしゃげる場所や、ショッピングなど楽しい事に付き合ってもらえば元気が出てきます。
友達もあなたと同じような悩みを抱えていた場合、共感して支え合う良い関係が築けます。

④：美容院で髪をカット

ロングヘアからショートヘアにして、イメージチェンジをして気分が晴れた経験はありませんか？
髪を切るとスッキリした気分になり、気力がない気持ちから抜け出す手がかりになります。

ヘアスタイルを変えたらメイク法もチェンジして、今までの自分とはさようならし、新しい自分を受け入れて見るのも良いですね。
ファッションやメイクなど外見を変えることで、気力がないから抜け出せ、前向きに考えられます。

⑤：旅行の計画

気力がない時は旅の計画を立てると、楽しみが増えてやる気が湧いてきます。
何処に行って何をするかなど、旅行を計画するのは楽しいですし、気力がない状態を抜け出す事が期待できます。

日常生活から離れ、のんびりできるので旅が終わる頃には、気力が戻っているはずですね。
海外旅行は文化の違いやたくさんの人々と出会え、普段とは違う出来事に刺激され、気力がないことを忘れさせてくれるでしょう。

⑥： 芸術鑑賞

美術や音楽との触れ合いも心を和ませ、気力回復に役立つ方法です。
美しい音色を聞けば、澄んだ気持ちになり今の辛い状態から解放され、リラックスできます。

絵画など美しい物を目にするのも、感動となり気力が戻ってきます。

⑦： 動物に触れ合う

動物を見たり触れたりすると、心が癒されるものです。
自宅でペットを飼うのが難しい人は、ペットのいるカフェに行き、動物に触れ合うのも方法です。

気力がない時というのは、悩みや迷いがある場合もありますが、疲れ切ってしまうと気力がない状況を招いてしまいます。
愛らしいペットを見ていると、気力がない想いが和らぎ元気になっていきます。

考え方を変えて気力がない状況から脱する方法

気力を回復するためには、どのような考え方があるのか見ていきます。

1. 深く考えない
2. 前向きになる
3. 諦めて待つ
4. 目標を設定する

続いて、気力を回復するための考え方を詳しく説明します。

①： 深く考えない

気力がないことに対して、深く追求してしまうと、自分を追い込んでしまい状況が悪化する恐れがあります。
「気力がなくても仕方ない」「たまには気力がないこともある！」と、割り切って考えましょう。

「気力がないのはどうしてなんだ」と、考えたところで直ぐに答えが見つかるわけではないので、考えるのをやめて、他の事に集中した方が忘れることができ、知らぬ間に回復しています。

②：前向きになる

気力がない時に前向きになるのは、簡単なことではありませんが、できるだけポジティブ思考で生活してみます。
気力がない時は全ての事に対して、ネガティブに考えがちで脱出するのが困難になります。

気力がない今の自分を受け入れ、どうすればやる気がでるのか、さまざまな方法を試してみるのも楽しいですね。
1日のなかで数時間で構わないので、楽しいことや、やりたいことを心の中に思い描き、イメージすると回復に役立ちます。

③：諦めて待つ

何をしても気力がない場合は、回復するまで待つという考え方もあります。
無理に気力を戻そうとするとストレスに感じるので、「今は気力がない時期なんだ」と理解すれば、心が軽くなりストレスが少なくなります。

全ての人が前向きに考えられるわけではなく、本心と反対の事をしたり、考えたことで負担に感じる人は、素直に諦めて時期が来るのを待ちましょう。

④：目標を設定する

大きな目標ではなく、小さなもので構いませんので、目標を立て達成させる方法も考えてみましょう。
気力がないのは、何かで自信を失ってしまった可能性も考えられるので、「自分にもできる！」ということを再確認する意味で目標を作り、できたら褒めてあげます。

小さな目標達成が気力に繋がり、やる気が出てきます。

どうしても気力がわかない時の対処法

では、どのような方法を試しても、気力がわかない時はどうすれば良いのか見ていきましょう。

対処法①：無理をしない

いろいろ試したけれど、どれも効果がなかったという事もありますが、落ち込まずにじっとするのも方法のひとつと言えるでしょう。
頑張って成果が出ないと、ますます気力がない状態を引き起こしかねないので、静かに過ぎるのを待つようにします。

焦っても良い結果が出ることはなく、嵐が過ぎるのを待つ気持ちで、大人しくするのも対処法です。

対処法②：小さな感動を忘れない

生活していくなかで、小さなことでも楽しいことや、喜ばしいことがありますが、この感動が前向きな気持ちに繋がり、気力を回復させてくれます。
渡ろうとしていた信号が青に変わった、誰かに親切にされたなど「私ってラッキー」と心の中で囁いてみましょう。

小さな出来事が積み重なると、いつの間にか心が元気になり気力が戻ってきます。

対処法③：専門家に相談

気力がない状態が長く続くようなら、無理せず心療内科など専門機関を訪ねるのも対処法と言えます。
「何でもない」と考えていると、実はうつ病にかかっていたなど可能性も考えられるので、長引く時は早めに受診して治療を受けるようにします。

病院に行くのは抵抗がある人は、各自治体の保健所で心の悩みを専門家に相談できる場合があるので、近所の市区町村役場で聞いてアドバイスをもらいましょう。
一人で悩みを抱えても解決しませんし、人によっては悪い方向に行ってしまう場合があります。

気力がわかない時に試したいこと20の方法

仕事が忙しかったり、ストレスが多い環境の場合、疲れて果ててしまい、気力の減退に繋がります。
自分に合った方法を探して、気分転換をするようにしましょう。

「気力がない」に併せて、体の調子が思わしくないのは、身体にも原因が及んでいることも否定できませんので、医療機関を受診して身体のチェックもすると良いですね。