
【美容師監修】眉毛脱色のメリットデメリット!セルフ脱色法&おすすめ市販アイテム
眉毛の脱色を、セルフでやる方は多いのではないでしょうか? 「セルフで眉毛脱色をするときのコツは?」「美容室とセルフの違いは?」などの眉毛脱色の疑問あるあるを、プロの美容師さんに聞いてみました! 眉毛の脱色のメリットやデメリット、おすすめのアイテムやセルフ眉毛脱色のやり方などをご紹介していきます。 これからチャレンジするという方も、ぜひ参考にしてみてください!
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眉毛脱色のメリット
眉毛の脱色をすると何が変わるのでしょう?
眉毛脱色のメリットを3つご紹介していきます。
- 透明感が出て垢抜ける
- メイク時間が短縮できる
- 目が大きく見える
メリット①:透明感が出て垢抜ける
眉毛は顔の印象の8割を決めるとも言われている重要なパーツなんです。
特に明るめのヘアカラーをしている方は眉毛が黒いままだと髪色と合わず、眉だけ浮いて見えてしまいますよね。
髪色が暗めの方や黒髪の方も髪色よりやや明るい色に脱色すると顔の印象が重くなりすぎず、ナチュラルな透明感が出ます。
髪色に合わせて眉毛も脱色すると一気に垢抜けフェイスになれますよ。
メリット②:メイク時間が短縮できる
ヘアカラーに合わせてアイブロウマスカラをしている方も多いのではないでしょうか。
しかし不器用な方だと失敗してしまったり、元々眉が濃い方は綺麗にマスカラの色が出にくく染まりきらないこともあると思います。
1度眉毛脱色をすると(個人差はありますが)2〜3週間はもつのでアイブロウマスカラで失敗することもなくなります。
また、アイブロウマスカラをしない分メイクの時間も短縮できるので朝忙しい方にもオススメです。
メリット③:目が大きく見える
眉毛が濃かったり眉毛が太かったりするとどうしても眉毛の印象が強くなり、目元の印象が弱くなってしまいます。
しかし眉毛脱色をすることで眉の印象が優しく柔らかくなり、目元のほうが自然に強調されるのでデカ目効果が期待できますよ。
Q. 眉毛脱色を美容室ですることのメリットは?
眉毛脱色のデメリット
いいことばかりのような眉毛脱色ですがデメリットも存在しています。
主にセルフで脱色した際に注意すべきものなので、よく理解した上で行いましょう。
デメリット①:肌トラブルが起きる可能性がある
市販のカラーリング剤を使ってセルフで染める場合、必ずパッチテストをしましょう。
カラーリング剤は肌への刺激が強い成分が含まれています。
元々肌が弱い方以外にも体調が優れない時、生理中などはいつもは大丈夫!という方でも肌トラブルが起きる可能性があります。
また、赤くなったりヒリヒリした痛みを感じる場合もあるのでセルフで染める際にはよく注意して行うようにしましょう。
デメリット②:染めすぎて失敗することがある
特に初めて眉毛の脱色をする方はどれくらい染まったか分かりにくく、つい明るく染めすぎてしまうことがあるようです。
染める時はあまり時間をおきすぎないようにしましょう。
5〜10分起きくらいに染まり具合を確かめながらやると失敗しにくいです。
それでも染まりすぎてしまったときはアイブロウパウダーやアイブロウマスカラで色味を調節すると解決します。
眉毛脱色に使ってはいけないアイテム
眉毛を脱色する際に使用すべきではないもの、実はヘアカラー剤なんです。
髪色と同じカラーにしたいから余ったカラー剤で染めてしまおうと考える方もいらっしゃると思いますが、顔の皮膚と頭皮は皮膚の薄さが違います。
特に市販のヘアカラー剤は刺激も強いので眉毛に使用すると炎症を起こしたりすることもあるようです。
眉毛脱色にオキシドールをおすすめしない理由
眉毛脱色をする際に使用されることもあるオキシドール。
値段もかなり安いため、実際に使っている方も多いようですがこんな危険もあります。
- 肌に良くない
- 液ダレして危険
- 脱色しにくい
理由①:肌に良くない
専用の脱色剤と違い、オキシドールには当たり前ですが皮膚の保護成分・保湿成分は含まれていません。
それに加えて顔の皮膚、特に眉毛付近の皮膚は弱いので赤みやただれ、水ぶくれのようにかぶれてしまう場合があるんです。
肌が弱い方や敏感肌の方は避けたほうが良いと考えられます。
理由②:液ダレして危険
オキシドールは脱色クリームと違い、液体なので塗りにくいだけでなく目元に垂れてくる可能性もあります。
万が一、目に入ってしまうととても危険で、視力低下や最悪の場合失明する可能性もあることを忘れないようにしましょう。
理由③:脱色しにくい
そもそもオキシドールは脱色するためのものではないので当然ながら色が抜けにくいです。
一度で脱色できず結果的に何度も塗り直したりすることで更に肌への負担がかかり、ダメージにつながるので眉毛の脱色への使用はあまりオススメできません。
脱色する際には専用クリームなどを使用するのが無難だといえるでしょう。
セルフ眉毛脱色におすすめの市販アイテム
おすすめ①:JOLEN クリームブリーチ

市販のものでは唯一の眉毛専用ブリーチ剤です。
正規品はアメリカ製ですが偽物も出回っているようなので購入する際には注意しましょう。
このクリームの良いところはなんと、再利用できるところです!
片方の眉毛に使ったクリームでもう片方も脱色することができたり、染まりきらなかったらまたつけ直すことも可能なんです。
また、眉毛専用なので他の腕や脚の脱色クリームと違い、液ダレしにくいのもポイントです。
種類はノーマルタイプの他にアロエ成分が配合されているマイルドタイプの2種類があるので、敏感肌など肌が弱い方はマイルドタイプがオススメですよ。
おすすめ②:エピラット 脱色クリーム

こちらは眉毛専用クリームではなく本来は腕・脚用の脱色剤です。
有名な美容系youtuberも多く使っていることでご存知の方も多いのではないでしょうか。
エピラットのメリットは、JOLENに比べてナチュラルに仕上がる点とインターネットだけでなくドラッグストアなどでも売られているので手軽に購入・使用することができる点です。
そしてノーマル・スピーディー・敏感肌用の3種類から選ぶことができるのも魅力です。
なるべく早く染めたい!という方はスピーディー、肌が弱めの方は敏感肌用、など使い分けるのもいいですね。
Camel スタイリスト 中尾祐太さんおすすめの眉毛脱色アイテム
epilatエピラット 敏感肌用 脱色クリーム


市販で買えて、カンタンなのに自然に眉毛が脱色できる眉毛脱色クリーム。
1剤のAと2剤のBがありますが、一円玉弱程度の大きさに1:2で混ぜて塗りましょう。
失敗しないセルフ眉毛脱色のやり方
下準備
下準備①:道具を準備する
あらかじめ脱色に必要な道具は周りに揃えておきましょう。
必要なものは以下の3つです。
・脱色剤
・コットン
・綿棒
・ラップ
事前に手元にすべて揃えておくことで脱色中にバタバタせず、スムーズに行うことができます。
下準備②:眉の形を整える
脱色したあとは皮膚が敏感な状態になっているため、先に眉を整えておくと良いです。
また、先に整えることで伸びすぎてしまった眉毛がなくなるのでムラになりにくく綺麗に仕上げられます。
下準備③:眉の周りを保護する
脱色剤が眉毛周辺の肌に直接触れると人によっては炎症を起こしてしまったり肌に赤みが出てしまう恐れがあります。
それを防ぐために、ヴァセリンやニベアを事前に塗っておくと肌を守るのに効果的です。
肌が弱くないという方も念のため塗っておくと安心ですよ。
やり方
やり方①:脱色剤を混ぜ合わせる
使用する脱色剤によって分量は違います。
必ず説明書に従い、分量を守って使うようにしましょう。
ちなみに先程ご紹介したJOLENは粉とクリームを1:2の割合、エピラットはA剤とB剤を1:1の割合となっています。
やり方②:脱色剤を塗る
完成した脱色剤を綿棒にとり、眉毛が完全に隠れるくらいを目安にして塗っていきます。
全体にたっぷりと満遍なく塗ることでムラになりにくくなります。
また、眉毛が濃い方は最初に眉毛の流れに逆らうように眉尻から塗り、その後眉頭から毛の流れに沿って塗ると塗り残しができにくいですよ。
やり方③:ラップで保護し、5〜10分待つ
脱色剤を塗り終わったらラップを眉毛にのせておきます。
ラップによって液が垂れにくくなり、脱色剤も浸透しやすくなります。
ラップをのせたら様子を見ながら5〜10分ほど待ちましょう。
あまり長い時間おきすぎると染まりすぎてしまったり、肌トラブルの原因にもなるので注意です。
やり方④:拭き取る
コットンで拭き取ったあと水でよく洗い流します。
この時熱いお湯で洗い流すとしみる場合もあるので水かぬるま湯で洗い流すのがオススメです。
また、肌はとても敏感になっているので洗顔料や石鹸などは使わないようにしましょう。
やり方➄:スキンケアをする
しっかりと洗い流せたら、眉毛周辺の皮膚にニベアや乳液などで充分ケアしてください。
脱色剤を塗ったあとの敏感な状態で乾燥してしまうと、肌も荒れやすくなってしまうので塗っておくと安心です。
Q. 眉毛の根元までしっかりクリームを染み込ませるコツは?

A. クリームを重ねてコットンでカバーする!
まずは通常通り根元から先まで塗って、その後に全体を覆うようにクリームをのせます。
さらに上からコットンでカバーしてあげると、しっかり染まります!
セルフ眉毛脱色をするときの注意点
それでは眉毛脱色をする際に気をつけるべきことはなんでしょうか。
最も注意すべきこと3つをご紹介していきます。
- 目に入らないようにする
- 異常を感じたらすぐやめる
- 使用期間をあける
注意点①:目に入らないようにする
セルフで眉毛脱色を行うときに最も気をつけるべきことは、脱色剤が目に入らないようにすることです。
眉毛脱色のやり方でもご紹介しましたが薬剤を塗った後にラップをのせたり、顔が濡れていない状態で眉毛脱色を行うことで目元に脱色剤がたれてくるのを防ぐことができます。
もし脱色剤が目に入ってしまったらすぐに水で洗い流し、眼科で診察を受けましょう!
注意点②:異常を感じたらすぐやめる
パッチテストをしても、その日の体調や肌の状態によってはピリピリしたりと異常を感じることがあるかもしれません。
もし脱色中にそういった肌の異常を少しでも感じたらすぐに使用を中止し、脱色剤を洗い流しましょう。
無理に続けてしまうと赤みや痛み、水ぶくれなど肌荒れが起きる可能性があります。
万が一赤みや痛みが出てしまった場合、氷などで冷やしてみてください。
かぶれや水ぶくれの場合は冷やさずにオロナインなど軟膏を塗って様子を見てみてください。
しばらくしても症状が続くようであれば皮膚科の受診をおすすめします。
注意点③:使用期間をあける
うまく色が抜けきらなかったり、ムラができてしまった・・・というときにすぐ脱色し直すのはNGです。
脱色剤は肌への刺激が強いものなので、必ず日にちをあけてからやり直してください。
また、毎日脱色するのも肌への負担が大きいのでやめましょう。
眉毛が生え変わる1週間~10日に一度の脱色がオススメです。
眉毛脱色後のケアの仕方
脱色をしたあとの眉毛周辺の肌は薬剤によって少なからずダメージを受けています。
脱色前にニベアやヴァセリンで保護していたとしても、アフターケアは必ず行いましょう。
アフターケアのやり方
➀化粧水を眉毛周辺の皮膚にやさしく塗り、潤いを与える。
➁その上から乳液やニベアなどで充分に保湿する。
このように基本的には洗顔の後にするスキンケアと同じようにしっかり保湿できればOKです。
敏感になっているので敏感肌用など低刺激のものがオススメです。
セルフ眉毛脱色以外で垢抜けた雰囲気を演出する方法
脱色しなくても綺麗な眉毛ができる方法はないのかな・・・と思った方もいるのでは?
ここで眉毛脱色以外のオススメの方法を2つご紹介します。
方法①:眉マスカラを使う
肌を傷めず、誰でも手軽にできるのでオススメです。
また、プチプラのものも沢山あり、ドラックストアでも買うことができますよ。
カラーバリエーションも豊富なのでダークブラウンなど暗めのヘアカラーの方からブリーチしたような明るめのヘアカラーの方も、自分の髪色に合わせて選ぶことができます。
髪色をよく変えるという方や一定期間ごとに眉毛を脱色し直すのが面倒だという方にもピッタリです。
方法②:眉ティントを使う
眉ティントは一度色が定着すれば数日間はもつので時短メイクにもなります。
また汗をかく夏場や水に濡れてしまうプール・温泉などでも眉メイクが落ちることがないのも魅力です。
初心者の方も眉プレートに合わせて塗ることで非対称になったり太くなりすぎたりなど失敗を防げるので簡単にナチュラルな眉毛を手に入れることができます!
セルフ眉脱色で垢抜けフェイスになろう
誰でも簡単にできる眉毛脱色、挑戦してみたくなった方も多いのではないでしょうか。
今までチャレンジしたことがなかった方はぜひ今回ご紹介したやり方や脱色剤など参考にしてみてくださいね。
いつもと違うふわふわナチュラル眉で垢抜け感を手に入れましょう!

A. 髪とカラートーンを合わせられる!
眉毛次第で、顔の印象ってガラッと変わりますよね。
そのときの髪のトーンをみて眉毛のトーンをあわせられるのが、美容室で眉毛を染める最大のメリットです。