キルギス人の性格&恋愛傾向!日本人と似てると言われるのはなぜ?
中央アジアのキルギス人の性格や恋愛傾向をご紹介! キルギス人が日本人と似ている理由やキルギス人の美人やイケメン事情もまとめました。 キルギスがどこにあって、どんな伝統があるかもまとめています。 この記事を読めば、あなたもキルギス通を名乗れるでしょう。
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キルギスとは?
皆さんは、キルギスやキルギス人についてどれくらいご存知ですか?
名前くらいは知っていても詳しくは知らない方がほとんどなのではないでしょうか。
中には全く聞いたことがない、知らないという方もいらっしゃるかもしれません。
キルギス人とは、主としてキルギス共和国を中心に中央アジアに分布するテュルク系民族のことを言います。
そしてキルギス共和国のことを、通称キルギスと称します。
ではキルギスの詳細について、地理や人口などから見ていきましょう。
地理
キルギス共和国は、中央アジアに位置する旧ソビエト連邦の共和制国家。
世界地図をざっと広げて見るとと中国の左上に位置しカザフスタンの下にある小さな国で、首都はビシュケクです。
方角で言えば中国の北西、ユーラシア大陸のほぼ中央に位置する山岳の国で、国土のほとんどが標高1500m以上の高地になるんです。
そのため、「中央アジアのスイス」と呼ばれているんですよ。
この地は、古くはシルクロードの要とされ、遊牧の民が行き交っていました。
孫悟空の三蔵法師も通ったと言われています。
現在も40もの民族が共存していると言いますから驚きですね。
キルギスの国旗の中央にある黄色い太陽には40本の光の筋が入っていて40の民族を表しているんだそうです。
人口
キルギス共和国の人口は600万人(2017年:国連人口基金)。
一説によると、エニセイ川流域(シベリア)の民が天山山脈のふもとに移り住んだのが起源とされています。
騎馬遊牧民のキルギス人は、季節ごとに大陸を異動して、羊やラクダ、牛などの家畜を育て遊牧生活を送ってきました。
ソ連時代に、定住を強制されたため今ではその生活は見られなくなってしまいましたが、遊牧民としての文化はキルギス人の日常に根付いているんです。
キルギスには欠かせない無形文化である「マナス」(英雄叙事詩)は、キルギス人の民族統合のシンボルの役割を担って継承されています。
キルギス人の性格
キルギス共和国について、いくつかご紹介しました。
では、キルギス人の性格や特徴にはどのようなものがあるのでしょうか?
以下の8つをご紹介します。
- 男性はワイルド
- 女性は人見知り
- 何事も突然で時間にルーズ
- 人懐っこい
- 女性や子ども・年長者を大切にする
- 家族の絆が強い
- 親切でホスピタリティーに溢れている
- 勤勉で礼儀正しい
性格①:男性はワイルド
男性は、ガタイがいいマッチョな感じのワイルド系が多いです。
「ナイフ一つで羊をさばけない男は、男じゃない」と言われているくらい、ワイルドなんですよ。
「ウラック・タルトゥシュ」という騎馬競技は、何十人もの男性が馬に乗り山羊の死骸を奪い合うもので、男らしい迫力にあふれています。
また、キルギス人には、嫌がる女性を自宅に連れていき、一族総出で説得し、無理やり結婚させる「誘拐婚」という古くからの伝統があり、現在は法律で禁止されているものの、根絶はされていないんですよ。
キルギス人男性の名前で多い「テミルベック」は、テミルが鉄、ベックが強い、というように訳されることからも強さが伺えますね。
性格②:女性は人見知り
キルギス人の女性は、男性からの求婚を黙って受け入れ、いい妻になることが淑女の条件。
おとなしく人見知りの性格で、インドア派の女性が多いです。
お淑やかに家事や育児をして男性を立てて暮らすのが基本なんですね。
キルギス人の女性の名前の「ジャズグル」は、ジャズが春、グルは花と言う意味で、嫋やかさ(たおやかさ)を感じさせます。
性格③:何事も突然で時間にルーズ
キルギス人はとにかく時間にルーズ。
何事も突然決まります。
国民の祝日が前日に決まったという有名な逸話もあるくらいのんびりしています。
待ち合わせの時間に2~3時間遅れてくるなんていうのも珍しくないほど時間にルーズなんですね。
イベントの主催者が遅刻したり、結婚式の開始時間もいい加減だったり、とマイペースすぎます。
性格④:人懐っこい
古の時代より、異民族や外国人と違和感なく交流してきたためか、キルギス人はとてもフレンドリーで人懐っこい性格。
誰に対しても警戒心がありません。
高いコミュニケーション能力は、彼らが生き抜いて来るために自然と身に着いたスキルとも言えるでしょう。
性格⑤:女性や子ども・年長者を大切にする
キルギス人は、女性や子供・年長者を大切に扱います。
そのため、若い男性が公共の交通手段を利用する場合などは、ほとんど立っていることが多いんですよ。
年長者に対する敬称もあり、目上の男性には「バイケ」、目上の女性には「エジェ」と言って声掛けします。
お祝いの席では、最年長の女性が一番上座に座り、羊一頭まるごと供され、一番おいしい部分がふるまわれるんですよ。
性格⑥:家族の絆が強い
キルギス人は、結婚した兄弟や親族が一緒に暮らすことも珍しくなく、それぞれのお嫁さんが一緒に家事をすることも。
そして家族をとても大切にします。
厳しい自然の中で協力して遊牧生活を営んできたために、家族の絆を大切にする習慣が生まれたのでしょう。
また、キルギス人の家族の特徴として、一番末っ子が親の面倒を見るという風習があります。
性格⑦:親切でホスピタリティーに溢れている
キルギス人は、見知らぬ外国人旅行者にもたっぷりと美味しい家庭料理を振る舞うなど、親切でおもてなしの心に溢れています。
おもてなしをするのが大好きで、タクシーの運転手が外国人観光客にキルギスの伝統料理を振る舞うなんていうことも。
性格⑧:勤勉で礼儀正しい
のんびりとしていて時間にはルーズなキルギス人ですが、勤勉で礼儀正しい一面もあるんです。
何かをする際には、失敗しないように周到に練習を繰り返しますし、試験にも一発で合格できるように事前の勉強に励むんです。
宴の席でも、若者とは思えないようなしっかりとした丁寧な挨拶をして何度も乾杯を繰り返します。
普段の挨拶も、きちんとしていて、年長者には敬称をつけて呼ぶんですよ。
キルギス人の恋愛傾向
キルギス人の性格についても、いくつかご紹介しました。
では、キルギス人の恋愛や結婚の傾向はどのようなものなのでしょうか?
以下の5つの傾向をご紹介します。
- 男性の一目惚れで恋が始まる
- 結婚までの交際期間が短い
- 女性は純粋で一途
- 男性は肉食系レディーファースト
- 結婚後もデート
傾向①:男性の一目惚れで恋が始まる
キルギス人の伝統として残る「誘拐婚」を冒頭でもご紹介しましたが、男性が嫌がる女性を自宅に連れていき、一族総出で説得し、無理やり結婚させるこの風習、現在も一定数存在しているんです。
特に南キルギスでは、嫁不足に悩む村の男性によって誘拐婚が行われるということです。
また、誘拐婚ではないにしろ、恋の始まりは男性の一目ぼれからということは、多いケースのようですよ。
傾向②:結婚までの交際期間が短い
結婚までの期間が長くなると愛情が薄れてしまうので、すぐに結婚して子供を作るという考え方のため、交際期間が短い傾向にあります。
交際期間は数ヶ月、長くても半年というから驚きですね。
誘拐婚で、他の男性に奪われないうちに結婚してしまおうとした名残りかもしれません。
そして交際期間はプラトニックな関係が多いもの特徴です。
傾向③:女性は純粋で一途
キルギス人の女性は、結婚までは純潔を保つことが当然と言われてきたためか、あまり派手な恋愛というのはありません。
好きになった男性を一途に愛する純粋な女性が多いと言えます。
結婚してからは、良妻賢母に徹し家事をこなし夫を立てつつ家族を支えるんですよ。
傾向④:男性は肉食系レディーファースト
肉食系と言われるキルギス人の男性ですが、女性にはとても優しくてレディーファーストなんです。
デート代は、男性が全部負担するのは当然のこととされ、ロマンチックな演出や贈り物で愛する女性を喜ばせることが何より大切と思っているんですよ。
好きになったら、毎日のように甘い言葉をささやき、花束を贈ってアプローチします。
傾向⑤:結婚後もデート
キルギス人は、交際期間が短くて結婚する夫婦が多いため、結婚後も恋愛中のカップルのように熱々なんです。
キルギス人の平均月収は日本人の10分の1以下とも言われているため豪華なデートはできませんが、結婚後も公園にお弁当を持って行ってデートしたり、映画を観たりとまるで恋人同士のようなんですよ。
結婚は人生の墓場なんて言っている国とはずいぶんと事情が違いますね。
キルギス人にはイケメンや美人が多い?
キルギス人の男性は素朴な顔だちの人が多く、イケメンの定義はくっきりとした太眉のパッチリ目、日本人で例えるなら劇団ひとりさんのような顔だちのようです。
女性は、くっきりとした目鼻立ちの東洋的な雰囲気の美人が多く見られます。
もともと旧ソビエト連邦だったので、ロシア的な感じの美人もいますが、黒い髪と黒い瞳の東洋風色白美人がほとんどです。
キルギス人の女性は控えめで従順な性格の人が多いのですが、自分の魅力を自覚しているのでしょうか、写真を撮るときなどは自信たっぷりにポーズを決めるんですよ。
その美しさからモデルとしても活躍しているキルギス人の女性も沢山います。
キルギス人と日本人が似てるのはなぜ?
キルギス人と日本人はよく似ていると言われています。
パッと見ではキルギス人か日本人か区別がつかないくらい似ているそうです。
では、キルギス人と日本人が似てると言われる理由を探ってみましょう。
以下の5つの理由をご紹介します。
- ルーツが同じ説
- 顔が似ている
- 黒い眼と黒髪
- 身長が小さめ
- 言語が似ている
理由①:ルーツが同じ説
キルギス人の伝説で、「太古、キルギス人と日本人は兄弟民族であったが、魚の好きな人々が東に渡り日本人となり、肉の好きな我々は残った」というものがあることは、よく知られています。
日本の神話にも「兄の海彦は魚をとって、弟の山彦は獣をとっていた」というのがありますよね。
日本人のルーツとして、一説では大陸のバイカル湖周辺から集団で移動してきたとも言われており、バイカル湖西岸が発祥の地とされるキルギス人と同じルーツだという説も。
理由②:顔が似ている
キルギス人と日本人が似ていると言われるのは顔が似ていることが第一でしょう。
一重瞼だったり、頬骨が出ていたり、日本人とそっくりの顔つきのキルギス人を多く見かけます。
遺伝的にはモンゴロイド系で、キルギス人も日本人も蒙古斑があります。
理由③:黒い眼と黒髪
キルギス人も日本人も黒い眼と黒い髪を持つ民族ですね。
キルギス人の中には、旧ソ連だった関係でいくらかはコーカソイド系の人もいるんですが、ほとんどの人は日本人のような黒い眼と黒髪なんです。
理由④:身長が小さめ
キルギス人の平均身長は160cm台と言われていて、小さ目です。
日本人も欧米人と比べると小さ目ですよね。
キルギス人の女性の中にはモデルとして活躍している人もいますが、身長が小さ目なので、世界のひのき舞台に立つことはあまりないようです。
理由⑤:言語が似ている
キルギス人の言語は、キルギス語が国語で公用語がロシア語になります。
キルギス語の文法の順序が日本語と同じ、単語の使い方や意味合いも良く似ているんですよ。
顔も日本人とそっくりでルーツが同じなのでは?と言われるキルギス人、言語もルーツが同じかもしれませんね。
ちなみに、キルギスでは、英語がほとんど通じず、ほとんどがキルギス語かロシア語になります。
日本人と似ているキルギス人はとても親日的
キルギスを含む中央アジア諸国、カザフスタン・ウズベキスタン・タジキスタン・トルクメニスタンの人たちはとても親日的なのですが、中でもキルギスは格別と言われています。
顔だちが日本人にそっくりなのもそうですが、キルギスにはコマ回しや凧揚げなどの風習もあって何か不思議な縁を感じますね。
天山山脈の麓の神秘の湖イシククルは10万年以上も姿を変えずに存在する古代湖で琵琶湖の約9倍もの大きさ。
初夏の高原にはエーデルワイスやポピーなどの花々が咲き誇り、豊かな自然が旅行者を引き付け、その美しさは折り紙付きと言われます。
場所によっては治安の悪いところもあるようですが、首都や北部の観光は安全なようなので、いつかは行ってみたいですよね。
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