はとこと結婚する割合は?はとこ同⼠で結婚するときの注意点
はとこ同士で結婚したという話を聞いたことはありますか? 親戚との結婚により、血の濃さなど心配だという意見も多くあるでしょう。 もちろん、リスクがないわけではありません。 しかし、法律上でははとこ同士の結婚は「妨げない」と定められているのです。 この記事では、はとこと結婚する割合をまとめつつ、はとこ同⼠で結婚するときの注意点をご紹介します。
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はとことの結婚は法律的に認められる?
「はとこ」とは、祖父母が兄弟・姉妹であり、その孫同士のことを指します。
あなたの両親どちらかと、お相手の両親どちらかが、いとこ同士ということです。
日本では、いとこ同士や、はとこ同士の結婚は、法律では「妨げない」とされています。
つまり、はとこ同士の結婚は可能であり、まったく問題はないということです。
しかし、血縁関係のあるもの同士の結婚は、国や宗教によって、大きく違いもあります。
韓国や台湾などは、はとこ同士の結婚は「禁止」と法律で決まっています。
確かに、あまりに近い血縁関係のあるもの同士の結婚には、血の濃さという問題を心配する人もいるでしょう。
それでも、はとこと結婚したい人にとって、日本は羨ましい国かもしれません。
はとこ同⼠で結婚する割合は?
はとこ同士での結婚を法律では許可しているとはいえ、はとこ同士で結婚する人は少ないと考えられます。
はとこは、いとことは違い、血縁関係の間柄でも遠いことが多く、実際に近くに住んでいないことも多くあります。
いとこ同士よりも、会う機会が少ないため、お付き合い自体が薄いというわけなのです。
はとこがいるのは知っているが、会ったことがないという人や、法事などの親戚の集まりでしか見たことがない人もいるでしょう。
また、はとことの年齢に差がある場合も多いため、恋愛をして、結婚する可能性は低いのかもしれません。
まったくないとは言い切れませんが、同じ地域にはとこがおり、知らずに恋愛関係になった人がはとこだったというのも、十分にあり得る話です。
はとこと結婚したときの⼦供の⾎の濃さは?
はとこ同士の結婚で気になるのが血の濃さです。
もし子どもができたとき、影響があるのでは…?と心配する人もいるでしょう。
近親婚が禁止されているのも、この血の濃さなどの点から、好ましくないという理由です。
そのため、日本は3親等以内の結婚は禁止となっています。
しかし義理の関係になると、例えば父と娘でも結婚は可能です。
実際に血がつながっていないため、問題がないのです。
では、なぜ4親等以上であれば結婚できるのかというと、血の濃さが薄いと判断されるからです。
そのため、はとこ同士で結婚をし、子どもが生まれても問題はないと考えられています。
しかし、親戚同士の結婚において、子どもに影響があるという考えや意見もやはり多く、その因果関係が証明されているわけではないのです。
はとこ同士で結婚をするときは、法律的には可能であっても、リスクも伴うと少し考えておいた方が良いでしょう。
はとこ同⼠の結婚は障害児が⽣まれる可能性が⾼いとされている理由
理由として、血が濃い子どもには、遺伝子異常のリスクが伴い、障害が出やすくなると言われています。
障害が出るのは、劣性遺伝子を持っている場合に、割合が高くなります。
近親者となると、劣性遺伝子でなくても、同じ遺伝子を持つ部分が多くあるため、同じ劣性遺伝子を持つ可能性が、普通よりも少しだけ高くなります。
このため、近親者同士の結婚により、生まれてくる子どもに障害が出る可能性が高いと言われています。
しかし、劣性遺伝子は1種類というわけではないので、同じタイプの遺伝子を持っていることの方が稀なのです。
反対に、まったく血のつながらない他人同士の子どもであっても、先天的な病気や障害を持つ子どもが生まれる可能性は、数%あると言われます。
はとこ同士という近親者の子どもでも、障害が出る割合がとても高いというわけではありません。
血のつながらない健康な人同士の子どもでも、障害があらわれる場合もあるのです。
結果、はとこ同士の結婚により、生まれてくる子供のリスクは、他人同士の結婚より少しだけリスクがあると言えるでしょう。
はとこ同⼠で結婚するときの注意点
はとこ同士で結婚をするのなら、周りの理解を得ることが重要です。
親族同士の結婚となると、反対される可能性は十分に考えられます。
特に、年配の親戚がいる人は、説得に時間がかかるかもしれませんね。
お互いに今後のことをきちんと考え、話し合いにより理解してもらう必要があります。
はとこ同士の結婚によるリスクなど、本人同士で先の未来を想定し、反対する親族たちを納得させるだけの、今後のビジョンを入念に考えなければなりません。
例えば、子どもがほしいのか、その子どもに障害が出た場合どうするのか、もし離婚をしたらなど、反対される理由は多くあります。
はとこ同士の結婚は、本人たちだけでなく、家族のつながりもあると言えるでしょう。
親族同士でもあるので、もし離婚をすることになっても、親族なのは変わらず、周りが気を遣う可能性もあります。
また、反対されるときに、嫌な言葉を言われるかもしれません。
中には、理解できない人もいるでしょう。
人それぞれ、価値観も違うため、結婚を理解してもらうのは難しいと覚悟した方がいいかもしれません。
はとこ同士の結婚は法律上「OK」
日本の法律では、はとこ同士の結婚は「妨げない」と定められています。
血の濃さを心配するかもしれませんが、4等親以上であれば血の濃さも薄いと考えられ、法律上は「OK」というわけです。
また、はとこと言っても、親戚間でのお付き合いは薄い場合が多く、恋愛結婚自体が多いわけではありません。
年齢差がある場合も多いため、恋愛に発展することが少ないのです。
しかし、恋愛において何があるかわかりません。
好きになった人が、はとこだったという人ももちろんいるでしょう。
そんな人は、結婚できるのか、反対されないかというのは気になりますよね。
親戚の中にも、はとこ同士の結婚に複雑な思いを抱く人がいるかもしれません。
はとこ同士の結婚は、法律上問題はありませんが、周りの人の理解など、さまざまな問題を解消する必要があるため、実際は難しいと考えた方がいいでしょう。
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