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「寿退社」とは?

寿退社を決めた人

寿退社とは、一般的な退社ではなく、結婚を機に退職する場合を指して使われる言葉です。
おめでたい理由で退社に至るため、できるだけ円満に気持ちよく寿退社をしたいと望む人は多いはず。

結婚が決まった人は、結婚式や新居などのほか、寿退社についてもいろいろな準備が必要になります。
女性なら一度はあこがれる寿退社。

これまで多く先輩方の寿退社を目にしてきた人は、より憧れの気持ちも強くなるでしょう。
周囲から祝福されて円満に寿退社ができるよう、注意点はしっかり押さえておきたいものですね。

アンケートで判明!寿退社に憧れる女性が半数以上

一昔前は、「女性の結婚=仕事を辞めて家庭に入る」という考えが一般的でした。
現在は結婚や働き方にも様々な形がありますが、「寿退社に憧れる♡」という方もいるのではないでしょうか。

今回は、女性100人に「寿退社に憧れるかどうか」を聞きました。

Q.寿退社に憧れている?

グラフ_寿退社に憧れている?女性100人へのアンケート

「寿退社に憧れる」と答えた女性は53%!
約半数と意外と多くの女性が寿退社に憧れがあることがわかりました。

「結婚しても子供が生まれても共働き」という家庭も少なくないですが、だからこそ子育てや家庭に集中できる寿退社に憧れる人が多いのかもしれませんね。

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寿退社をする人の割合

寿退社を準備する人

それでは寿退社をする人の割合についてみてみましょう。
平成24年度調査の21世紀成年者縦断調査によると、およそ5割の女性が、結婚後も何らかの仕事についています。

また結婚を機に仕事を辞めて、家庭に専念する人は、だいたい2割という数字になっています。
さらに結婚前は正社員で働らき、結婚後にパートやアルバイト、契約社員などに働き方を変更する人も1割程度いることがわかります。

こうした数字から、およそ2~3割程度の女性が寿退社を経験していると考えられるのではないでしょうか。

第6回21世紀成年者縦断調査(平成24年成年者)

寿退社の前に準備する事

寿退社の雨に相談する人

続いて、寿退社をするときに知っておきたい準備についてご紹介します。
寿退社の前にはどういった準備が必要でしょうか。

大まかな準備の内容を確認しておきましょう。

  1. 結婚と退社の報告
  2. 引継ぎ
  3. 取引先への挨拶
  4. 提出書類の確認
  5. 会社のデスクまわりの片付け
  6. お世話になった方へのお礼や挨拶

準備する事①:結婚と退社の報告

まず必要なことは、会社への結婚と退社について報告をすることです。
特に退社については、会社の業務にかかわることになるため、しっかりコミュニケーションをとっておくことが大切です。

世間話のついでのような形で退社の意志を伝えてしまうのはもってのほか。
しかるべき時期に退社の希望を伝え、相談しながら退社の報告を済ませていきましょう。

準備する事②:引継ぎ

大社の予定がしっかり決まれば、業務の引継ぎが待っています。
自分が担当していた仕事が滞ることのないよう、後任者にしっかり引継ぎをしておきます。

引継ぎは思いのほか時間も手間もかかる作業です。
余裕をもって丁寧な引継ぎができるようにすることは、寿退社を円滑に行うために欠かせない準備になるでしょう。

準備する事③:取引先への挨拶

仕事でお世話になっていた取引先への挨拶も忘れてはいけません。
寿退社の際には、先方にもしっかりお礼が伝えられるように準備しておきましょう。

必要な場合は挨拶状の作成や、あいさつ回りのスケジュールも確認しておく必要があります。

準備する事④:提出書類の確認

寿退社をするときには、保険や年金などの切り替えの手続きも必要になります。
寿退社をすると、これまでに加入していた保険の形態や、健康保険、年金などお金にまつわる手続きが必要になります。

また、失業保険の手続きについても確認しておく必要があります。
そのほか、守秘関係にまつわる書類など、会社に提出する書類がたくさんあるのでしっかり確認しておきましょう。

準備する事⑤:会社のデスクまわりの片付け

いざ、寿退社で会社を後にするときは、身の回りのものを片付ける作業も必要です。
会社に返却するものや、誰かに引き継ぐべきもの、持ち帰る私物など、前もって少しづつ片づけるようにしておきましょう。

ぎりぎりまで放っておいて、最後に大掃除を始めてしまうと、かえって悪目立ちする心配も…。
できるところから少しづつ片づけ、スムーズな整理ができるように準備しておくとよいでしょう。

準備する事⑥:お世話になった方へのお礼や挨拶

最後に、お世話になったまわりの方々へしっかり挨拶をする準備も大切です。
お礼の気持ちを伝えたり、ちょっとしたお菓子を添えて挨拶をするのがおすすめです。

お昼休みや、会社就業時間の少し前を狙って挨拶すると、業務の邪魔をせずに済みます。
また、なかなか時間がわかりにくいときは、事前に上司に相談し、あいさつ回りをしてもよい時間を相談するとスムーズです。

男女の目線!寿退社するときに気をつけるポイント

寿退社はおめでたいことですが、今までお世話になった会社に迷惑をかけないように退職したいもの。
会社の人たちにも快く見送ってもらいたいですよね。

今回は、男女200人に「寿退社するとき気を付けて欲しいこと」を教えてもらいました。

Q.寿退社する際に気を付けて欲しいことは?

男性のコメント

仕事の引き継ぎなどしっかり行い、周りにちゃんとお礼が言えるといい。(36歳)

しっかり申し送りを終え、立つ鳥跡を濁さずの精神で事を終える。(30歳)

職場中にまんべんなく挨拶をしておくことです。(38歳)

退社が決まったら出来る限り早く予定日を報告し、退社するその日まで手を抜かないこと。(28歳)

自分の幸せばかり話してしまう態度は最悪。自分勝手と嫌われそう。(25歳)

女性のコメント

まだ結婚していない人に対して嫌味にならないように気をつける。(29歳)

自分の仕事はきちんと終わらせ引き継ぎもしっかりする。周りに今までの感謝をきちんと伝え良い印象を残して退社する。(38歳)

寿退社だからといって全員がお祝いをしてくれる気持ちではないことを理解し、仕事が抜けないように最後まで頑張る。(37歳)

周りに迷惑をかけないようにタイミングや引き継ぎは気をつける。(37歳)

お世話になった方々へ感謝の気持ちを伝えること。(28歳)

円満な寿退社のためには、仕事の引き継ぎや周りへの挨拶をしっかりすることは必須事項!
会社の都合を考え、早めに伝えたり繁忙期のタイミングは避けるなどの配慮も必要です。

また、周りに対する態度も気をつけたいポイント。
過度な幸せアピールや独身女性を見下す態度は、周囲を傷つけたり辟易とさせてしまいます。

寿退社はおめでたいことですが、あくまで職場は仕事をする場所。
浮かれすぎないようにしっかり気を引き締めておきましょう。

寿退社をする時の注意点

寿退社を前に浮かれる花嫁

寿退社をするときの注意点を見ておきましょう。

  1. 早めに伝える
  2. 報告の順番を大切に
  3. SNSでの報告に注意
  4. 退職のタイミング
  5. 幸せオーラは出しすぎない
  6. 退社後の経済について話し合う

注意点①:早めに伝える

なんと言っても寿退社は会社に迷惑をかけずに行いたいもの。
結婚や寿退社の意志は、早めに伝えるようにしましょう。

あまりぎりぎりに伝えると、引継ぎの時間がとれなかったり、周囲を混乱させて止めることになってしまいます。
引継ぎの内容を踏まえて判断することが大切ですが、一般的には寿退社の3か月前くらいに報告をしておくとスムーズだと言われています。

また、早めに伝えようとしすぎて1年くらい前から報告してしまうのも、NG。
かえって会社に居づらくなったり、自分の立ち位置が中途半端なものになってしまいます。

注意点②:報告の順番を大切に

寿退社の報告をするときは、報告の順番も大切です。
筋の通った報告の順番を意識しましょう。

基本的には、直属の上司に3か月前くらいに報告をするのがベストです。
また、新郎と同じ会社の場合は、同じタイミングでそれぞれの上司に報告するようにします。

その後、上司への報告、部署内への報告、お世話になっている他部署への報告といった流れが一般的です。
取引先や社外への報告は一番最後になります。

注意点③:SNSでの報告に注意

最近ではSNSで仕事関係の人ともつながる場合が増えています。
安易にSNSで結婚や寿退社の意志を報告してしまうと、予定していた報告の流れと無関係に話が広まってしまう危険性があります。

噂話として、先に社内に広がってしまうと寿退社も言い出しにくく、印象も悪くなるでしょう。
SNSでの報告のタイミングは注意が必要です。

注意点④:退職のタイミング

退職の報告のほかには、実際に寿退社するときのタイミングにも注意が必要です。
事前にしっかり準備していたとしても、会社が大変な繁忙期に寿退社を決行するのは迷惑がられるケースが多いでしょう。

また、寿退社にあたって、部署の人がお祝いや送別会を準備してくれるケースも少なくありません。
忙しい時期に余計な作業を増やすことにもつながります。

寿退社のタイミングも、よく会社の状況を踏まえて決めるようにしましょう。

注意点⑤:幸せオーラは出しすぎない

寿退社は、なんと言っても女性から憧れる退職の仕方です。
そのため、普通にしていても幸せな様子が周囲に伝わってしまいます。

中にはうらやましく思う女性も少なくないでしょう。
自信の幸せも大切ですが、あまり目立ちすぎるとかえって余計な感情を起こさせる心配につながります。

寿退社の準備は淡々と事務的に行い、幸せオーラを出しすぎないように注意しましょう。

注意点⑥:退社後の経済について話し合う

寿退社そすると決めたら、その後の経済状況について新郎と二人でしっかり話し合っておくことも大切です。
仕事を辞めて家庭に専念することは、メリットもたくさんありますが、金銭的には厳しい場合も。

どうやって家計をやりくりし、世帯を維持していくかをしっかり見定めるようにしましょう。
憧れだけで寿退社を決めてしまうと、後々夫婦の間で喧嘩の原因になってしまうケースもあるので注意が必要です。

円満に寿退社するためのポイント

寿退社のため引継ぎする人

寿退社は円満に、祝福されて行いたいもの。
円満に寿退社するためのポイントについて知っておきましょう。

  1. 引継ぎはしっかりと
  2. お世話になった方への挨拶を丁寧に
  3. 有給の残日数は事前に確認しておく
  4. 上司には結婚式の報告をしておく
  5. 申し訳ない気持ちを前面に出す

ポイント①:引継ぎはしっかりと

寿退社を円満なものにするためには、会社に余計な負担を残さないことがポイントです。
自分が把握していた業務はしっかり後任者に引き継ぐようにしましょう。

退社した後にわからないことがたくさん出てきてしまうと印象も悪くなり、業務を混乱させることになりかねません。
引継ぎは、担当業務が多い人ほど時間もかかり、大変なもの。

後任者への仕事の負担も増えるため、気づかいも重要です。
焦って中途半端な伝え方をしたり、雑な引継ぎをしないように気をつけましょう。

ポイント②:お世話になった方への挨拶を丁寧に

会社でお世話になった方々への挨拶はていねいに、気持ちのこもったお礼を心がけましょう
会社はここまで育ててくれた恩があり、支えてくれ導いてくれた方々への感謝の気持ちを忘れてはいけません。

寿退社は、周囲の人も祝福をしながら見送りたいと感じてくれています。
気持ちにこたえられるよう自分勝手なふるまいをせず、挨拶を丁寧にするように心がけましょう。

ポイント③:有給の残日数は事前に確認しておく

寿退社が決まったら有給の残日数もしっかりチェックしておきましょう。
有給消化の日数によって、最後の出勤日が思っていたタイミングとずれてしまう場合も考えられます。

予定していたよりも早く会社を後にすることになると、引継ぎや挨拶など、いろいろなスケージュールにも影響するでしょう。
事前に自分の有給状況を確認し、悠久の残日数を考慮したスケジュールを組みましょう。

あまり有休消化にこだわりすぎて主張しすぎると、かえって印象が悪くなる場合も。
計画的に予定を組むことがポイントです。

ポイント④:上司には結婚式の報告をしておく

結婚式に会社の人を呼ぶ場合も呼ばない場合でも、上司には結婚式について報告をしておくほうが無難です。
社内の人を呼びたいときは相談に乗ってもらうのもおすすめです。

身内だけで行う場合も、日取りなどの詳細を報告するようにしましょう。

ポイント⑤:申し訳ない気持ちを前面に出す

最後に抑えておきたいポイントには、寿退社をすることになり申し訳ないという気持ちを前面に出すことがあげられます。
おめでたいことでもあり、退社の判断は個人の自由ですが、やはり愛車に迷惑がかかる一面がることも否定できません。

幸せオーラ全開で報告するのではなく、申し訳ないといった気持ちを見せながら退社までの日々を過ごすと印象も悪くなく、円満に寿退社ができるでしょう。

寿退社をするタイミング

同僚の寿退社で忙しくなる人

寿退社をするタイミングについて考えてみましょう。

  1. 早めの報告がベスト
  2. 繁忙期は避けること
  3. 引継ぎの期間を意識して

タイミング①:早めの報告がベスト

これまで見てきたように、寿退社を円満に行うためにはタイミングがとても重要です。
寿退社の意志を伝える報告は早めに行いましょう。

一般的には直属の上司に伝えるタイミングは3か月前がベストと言われています。
引継ぎの内容や、求人の問題も考慮して、会社に迷惑がかからないように報告します。

タイミング②:繁忙期は避けること

寿退社をするタイミングは、会社の忙しい時期を避けることが大切です。
会社の業務には多かれ少なかれ、波があるものです。

業務が集中し、忙しい時期に社員が一人欠けることは避けたいというのが職がの意見と言えます。
寿退社は繁忙期を避けて、できるだけ閑散期に辞められるように配慮しましょう。

タイミング③:引継ぎの期間を意識して

実際に寿退社をするまでの期間は、引継ぎの時間を意識するようにしましょう。
後任者が、ずっと同じ業務を一緒にやってきた人か、まったく業務内容を知らない人かでも引き継ぎの時間は変わってきます。

引継ぎ内容を考慮して、寿退社のタイミングを決めるようにしましょう。

寿退社に対する職場の本音

寿退社のうわさするオフィス

寿退社に対する職場の本音を見てみましょう。
いろいろな意見があり、すべてが肯定的な本音ではないことも知っておきましょう。

  1. 寿退社は迷惑
  2. 自分も寿退社がしたい
  3. 辞めるのはもったいない
  4. 素直に祝福したい

職場の本音①:寿退社は迷惑

実際に寿退社は迷惑と考える本音も少なくありません。
病気ややむを得ない理由から退社するケースに比べ、寿退社は共感を得にくい面もあります。

特に最近の傾向では、女性が家庭に入るべきだという考え方は少なくなってきており、結婚がそのまま退職の理由にならない場合も多くなっています。
中には仕事が嫌で、結婚を理由に仕事から逃げているととらえる考え方もあり、寿退社をされるのは迷惑だと考える人もいるのが実情です。

職場の本音②:自分も寿退社がしたい

女性の本音としては、憧れの気持ちを持つ人が多いのもポイントです。
いつか私も寿退社がしたい、と憧れる気もちを持って見ている人はたくさんいるでしょう。

結婚を機に、大好きな人との生活を第一にした生き方に切り替えるというのは、女性にはうらやましい判断にうつるでしょう。
また、経済的に仕事を辞めても成り立つ世帯収入があることが憧れの対象になる場合も見られます。

女性としての幸せや、経済的な環境へのうらやましさを持って、自分も寿帯syがしたいと感じるのも、一つの職場の本音です。

職場の本音③:辞めるのはもったいない

結婚を機に寿退社に至るのは正直もったいないと残念がる意見も少なくありません。
これまでのキャリアや頑張りが、結婚を機に留まってしまうことにもったいなさを感じる人は多いでしょう。

実際に仕事は一朝一夕で身につくものではありません
ささいなことでも、時間をかけて積み重ねてきた経験が、一度止まってしまうことを惜しむ声があるのも事実です。

職場の本音④:素直に祝福したい

おめでたい寿退社には、**素直に祝福したいという本音も見られます。
結婚は人生の大きな節目であり、2人にとって新たな門出になる出来事です。

仕事を辞めることに寂しさはあっても、やはり祝福したいと考える人もたくさんいます。

「仕事をしたくない」という理由だけで寿退社してもいいの?

仕事を辞めて寿退社がしたい人

寿退社を決断する女性の中には、仕事をしたくないという理由で決断する人も少なくありません。
実際に仕事が嫌だという理由で、寿退社をしてもいいのでしょうか。

もちろん仕事が嫌な理由や仕事の状況は人それぞれ違います。
しかし、過度なストレスがなく円満に仕事をしていられることは幸せなことでもあります。

仕事はどんな仕事でも大変なものです。
しかし、仕事でしか味わえない達成感や充実感があることも見過ごせません

家庭に入ることで、一つの幸せの可能性をなくしてしまう決断はよくよく自分に問いかける姿勢も必要です。
また、仕事が嫌で寿退社がしたために焦って結婚を判断していないかもポイント。

結婚は人生に及ぶ大きな決断です。
安易な理由から、自分の人生の大きな判断を間違えないように慎重な姿勢も大切です。

寿退社のデメリット

寿退社のデメリットに気づかない二人

寿退社をすることで見られるデメリットを確認しておきましょう。
大きな後悔がないよう、事前にデメリットを把握しておくことも大切です。

  1. 結婚後の生活が厳しい
  2. 社会に置いて行かれた気持ちになる
  3. 再就職が難しい
  4. 出産・育児の手当てがなくなる
  5. キャリアが止まってしまう
  6. 生活に刺激がなくなる
  7. 収入減がひとつしかなくなる

デメリット①:結婚後の生活が厳しい

寿退社によって抱える大きなデメリットの一つは、経済的な問題です。
世帯収入が減るため、思っているよりもぜいたくができなくなるケースが多いです。

実際に独身時代に比べ、全宅なお金の使い方ができなくなる人が圧倒的に多くなります。
結婚をしても、昔と変わらないデートを、と思っていてもデートのためににぜいたくなお金は使えなくなるケースも。

食費や生活費のやりくりに苦労すること多く、結婚後の経済状況にデメリットを抱えることは少なくありません。

デメリット②:社会に置いて行かれた気持ちになる

仕事を辞めることで社会とのかかわりが薄くなり、置いていかれたような気持を抱える人も少なくないでしょう。
これまでは外で仕事をしていた時間も、家庭のためだけに過ごすように変化します。

社会とのかかわりが少なくなり、自分の存在意義ややりがいを見失う可能性も否定できません。
社会的な充実感がなくなることで、むなしさやさみしさを覚える可能性も考慮しておきましょう。

デメリット③:再就職が難しい

一度仕事を辞めてしまうと、キャリアが止まり再就職が難しくなるのもデメリットの一つです。
しばらく家庭に専念してから復帰を、と考えていても実際に就職活動をすると思いのほか厳しい壁にぶつかるケースも。

まだまだ日本の社会は一度仕事を離れてしまうと再復帰が難しい社会であることも知っておきましょう。

デメリット④:出産・育児の手当てがなくなる

仕事を辞めると、出産や育児に対する手当がなくなることもデメリットの一つです。
結婚したら、後々子どもをと望む人も多いはず。

仕事をしていれば産休や育休の制度を活用し、いくらかの手当てを受けることができますが、仕事を辞めるとそうした手当をあてにすることはできなくなります。

デメリット⑤:キャリアが止まってしまう

寿退社をして仕事を離れることで、これまで積み重ねてきたキャリアが止まってしまうこともデメリットのひとつ。
特に経験がものをいう仕事や、情報を更新していくことが重要になる業務では、キャリアが止まってしまうことは大きなデメリットになります。

せっかく積み重ねた経験も、仕事を離れることでゼロになってしまう場合もあり明日。

デメリット⑥:生活に刺激がなくなる

仕事をしていたころに比べ、生活に刺激がなくなることもデメリットにあげられます。
出社すればいろいろな人と会い、ときにはお酒を飲みに行ったり、気心の知れた同僚とお喋りを楽しむこともできるでしょう。

しかし、寿退社後は、主に旦那さんが中心の生活に切り替わります。
中には一日旦那さんとしか話をしなかったという場合も珍しくありません。

毎日が単調になり、刺激が少なくなることがデメリットになります。

デメリット⑦:収入源がひとつしかなくなる

旦那さんに何かあったとき、頼れる収入減がなくなってしまうこともデメリットの一つです。
世帯収入を旦那さん人地に頼ることになるため、旦那さんに何かあったときに経済的に窮地に追い込まれる可能性が高くなります。

「寿転職」とは?

寿転職をする人

最近人気の寿転職とは、どんなものでしょうか。
寿退社ではなく、寿転職は結婚を機に別の仕事に転職することを言います。

寿退社とは違い、結婚後も仕事を続けることになる寿転職について考えてみましょう。

寿転職のメリット

寿退社ではなく働くことでハッピーな二人

寿転職のメリットを考えてみましょう。

  1. 結婚後の生活に合わせた条件が探せる
  2. 苗字変更の手続きがない
  3. 収入源の確保ができる

メリット①:結婚後の生活に合わせた条件が探せる

寿転職の最大のメリットは、結婚後の生活に合わせた働き方が選択できることです。
結婚を視野に入れずに働いていた独身時代の仕事は、結婚後難しくなる場合が多いです。

そこで、結婚を機に、家事の負担や新居の場所など、新しい条件を考慮した仕事に転職することで、仕事が続けやすくなることがメリットとしてあげられるでしょう。
仕事をやめるわけではないため、寿退社によるデメリットを避けられるほか、新しい生活に無理のない条件で働けるのは大メリットです。

メリット②:苗字変更の手続きがない

意外に思う人も多い問題ですが、苗字変更の手続きは、かなり大変です。
プライベートなところでも銀行や免許証などいろいろな手続きが必要になります。

そのうえ、職場でも名字を変更すると手続きも挨拶も大変な負担になります。
寿転職であれば、初めから新しい名字で仕事を始められるため、こういった煩雑さを避けられるところがメリットです。

メリット③:収入源の確保ができる

寿転職は仕事をやめるわけではないので、世帯収入は夫婦二人で負担します。
そのため、収入源を二つ確保でき、経済的な安定を得られます。

お互いに何かあったときも、経済的に支えやすく、余裕が持てるところがメリットです。

寿退社は事前準備としっかりと

寿退社のために準備した堅実な二人

大好きな人と二人で暮らすために、仕事を辞める寿退社にあこがれを持つ女性は多いはず。
しかし中には事前の準備がおろそかになって、後味の悪い寿退社になってしまう人も少なくありません

お世話になった会社に迷惑をかけないためにも、寿退社は事前の準備をしっかりするように心がけましょう
結婚は人生の大きな転機です。

新たなスタートを気持ちよく知れるよう、円満な寿退社を目指しましょう。

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ライター
noel編集部

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