パチョリってどんな香り?おすすめの香水&アロマオイル13選!
パチョリとは、香水に欠かすことのできない香料のひとつですが、そもそもパチョリの香りがどのような香りなのかご存知でしょうか? パチョリの香りは、人によって好き嫌いが分かれる香りではありますが、パチョリの独特な香りを好む人も多く、パチョリの香りがする香水も多数販売されています。 そこで今回は、パチョリの香りや効能、おすすめの香水やアロマオイルについて解説していきます。
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パチョリとは?
「パチョリ」とは、東南アジアが原産のシソ科ミズトラノオ属の植物で、日当たりが良い土地に育ちます。
主に、化粧品の香料や精油に加工されて利用されることが多く、かつては防虫剤としても使用されてきました。
シソのような見た目が特徴で、東南アジアの標高900m~1,800mの場所の自生しており、秋になると紫がかかった白い花を咲かせます。
なお、パチョリの葉は乾燥させると香りが強くなり、乾燥させた葉を水蒸気蒸留することによって精油を得ることができます。
パチョリの香り
パチョリの香りをかぐと、「墨汁のような匂い」「湿った土のような香り」と表現する人が多いようです。
パチョリの香りは人によって好き嫌いが分かれる香りではあります。
しかし、香水の調香においてパチョリは欠かせない存在であり、実際にパチョリのような香りがする香水は多数販売されています。
また、ほとんどのアロマオイルは時間が経つことで香りが弱まると言われていますが、パチョリの場合は、時間が経てば断つほど香りが強くなるという特徴があります。
パチョリの効果・効能
心への効能
パチョリは、不安や緊張を和らげて、心を穏やかに安定した状態に導く効果に期待できます。
また、頭の中で考えていることを整理して、判断力を高める働きもあります。
そのため、仕事や人間関係でイライラすることが多かったり、考えていることが上手くまとまらない時、冷静になって判断を下したい時に効果的な精油であると言えます。
身体への効能
パチョリは、筋肉痛や腰痛、関節痛などの痛みを抑える効果に期待できます。
そのため、慢性的に痛みで悩まされている人に効果的な精油であると言えます。
また、腸にたまっている水分を調整してくれる働きもあるので、下痢や便秘、消化不良などの症状の改善にも役に立ちます。
そして、月経不順や月経前症候群(PMS)、更年期障害などの女性特有の症状にも効果を発揮すると言われています。
肌への効能
パチョリは、皮膚を柔らかくする作用や強い殺菌作用、炎症やかゆみ、失神を防ぐ効果に期待できます。
そのため、肌荒れやあかぎれ、ニキビ、アトピーなどの皮膚トラブルに悩まされている人がスキンケアをするのにおすすめの精油なのです。
また、パチョリには収れん作用もあるので、ダイエット後や出産後にたるんでしまった皮膚を引き締めたり、しわの改善にも役立ちます。
パチョリの香りのおすすめ香水
おすすめ① ボンド ナンバーナイン ニューヨーク パチュリ
「ボンド ナンバーナイン ニューヨーク パチュリ」は、スパイシーで渋い味付けをされたおすすめの香水です。
この香水は、ベルガモットやグレープフルーツなどの爽やかなシトラスの香りがトップから効いてくるので、普段使いとしても使いやすい香水に仕上がっています。
おすすめ② シャネル ココ マドモアゼル オードゥ パルファム アンタンス
「シャネル ココ マドモアゼル オードゥ パルファム アンタンス」は、ココマドモアゼルの爽やかなシトラスの香りはそのままにして、より濃厚なパチョリの香りを利かせた大人の魅力溢れる香水に仕上がっています。
この香水は、ココシャネルの持つ魅力的な女性の姿を表したシャネルの代表作のひとつでもあります。
オレンジなどの爽やかなトップノートに、ジャスミンやローズなどのフローラルな香りが交わり、パチュリの濃厚な香りがそれらをまとめています。
おすすめ③ ゲラン ラ プティット ローブ ノワール クチュール オーデパルファン
「ゲラン ラ プティット ローブ ノワール クチュール オーデパルファン」は、グラマラスで洗練されたウッディフローラルの香りが特徴的なおすすめの香水です。
トップノートにはジューシーなラズベリーやベルガモットがフレッシュで弾けるような印象を与えてくれます。
そして、時間が経つにつれて妖艶なローズの香りへと変化していき、ラストにパチュリの落ち着いた香りがグッと引き締めたような印象を与えてくれます。
おすすめ④ サボン デイリーパフューム パチュリバニラ
「サボン デイリーパフューム パチュリバニラ」は、エキゾチックなパチョリと甘いバニラの香りが楽しめるおすすめの香水です。
イスラエルの人気ブランドであるサボンは、スクラブやソリッドソープが人気ですが、香水も心地良い香りがすると人気を集めています。
香りは比較的強めで一日中香りが持ちますが、バニラの甘い香りが強めに出るので、バニラの甘い香りが苦手な女性にはあまりおすすめできません。
おすすめ⑤ ティファニー オードパルファム
「ティファニー オードパルファム」は、ホワイトフローラル系の香りをベースにパチョリの香りも楽しむことができるおすすめの香水です。
この香水は、世界的に活躍する調香師のダニエラ・アンドリエ氏が調香を担当しており、厳選された原料で作り上げられています。
マンダリンのみずみずしい香りに包まれ、ミドルノートではアイリスの甘くて優雅な香りが広がり、ラストノートではムスクとパチョリの落ち着いた香りへと変化していきます。
おすすめ⑥ グッチ ギルティ ブラック
「グッチ ギルティ ブラック」は、ピンクペッパーやライラック、パチョリ、アンバーなどが上手く調和した濃厚なオリエンタルフローラルな香りが特徴的なおすすめの香水です。
パンチの効いたピンクッペッパーに甘美なラズベリーやピーチが加わり、時間の経過とともにパチョリとアンバーの官能的な香りが広がることで、やさしさの中に危なげな魅力を兼ね備えた女性を表現しています。
おすすめ⑦ トムフォード パチュリ・アブソリュ
「トムフォード パチュリ・アブソリュ」は、パチョリをベースにしたミステリアスで官能的な香りを楽しむことができるおすすめの香水です。
この香水は、原料本来の香りを生かした「パチョリオイル」と純粋な抽出成分の「パチョリクールSFE」、香水に初めて使用されるパチョリの加工成分の「クリアウッド」の3つの植物香料が使われています。
これらの3つの成分が融合されることで、パチョリ特有の官能性を昇華して、ミステリアスな世界へと惹き込むような独特な香りに仕上がっています。
おすすめ⑧ ディプティック オードパルファン テンポ
「ディプティック オードパルファン テンポ」は、ディプティックの50周年を記念にして作られたおすすめの香水です。
この香水は、濃厚なパチョリの深い森林と大地を思わせるようなウッディーノートに、ピンクペッパーやベルガモット、ジャスミンを加えることで華やかで活気に満ちた印象を与えます。
ボトルには、パチョリが生まれた森や精霊、神秘的なシャーマンが描かれています。
おすすめ⑨ サンタマリアノヴェッラ オーデコロン パチューリ
「サンタマリアノヴェッラ オーデコロン パチューリ」は、マレーシアやインドの地を彷彿とさせるようなオリエンタルな香りが特徴的なおすすめの香水です。
サンタマリアノヴェッラは、世界のセレブリティ達に愛されてきたオーデコロンの老舗でもあります。
この香水は、天然の香料をベースにしているので、ナチュラルでさっぱりとしたパチョリの香りを楽しむことができます。
おすすめ⑩ モンタル パチュリ・リーヴ
「モンタル パチュリ・リーヴ」は、渋めのウッド系の香りの中に甘いバニラの香りがプラスされた官能的な香りを楽しむことができるおすすめの香水です。
ラブダナムの印象的な香りとオークのウッディな香りがパチョリと絡み合うことで、まるで森林浴を楽しんでいるかのような心地良い気分にさせてくれます。
また、スプレー缶のようなボトルもおしゃれで個性的なのも嬉しいポイントです。
パチョリのアロマオイル・精油のおすすめの使い方
使い方
パチョリのアロマオイルや精油は、スプレーの中に入れてルームフレグランスとして使用したり、お風呂に入れて使用したり、アロママッサージで使用するなどの使い方がおすすめです。
ルームフレグランスとして上に向けてスプレーすることで、部屋の中が落ち着きのある香りで満たされて、イライラを抑えたり、食欲を抑えるなどの効果に期待することができます。
また、お風呂の中にパチョリのアロマオイルや精油を5滴ほど垂らして10分~15分程度お風呂に浸かれば、体の芯から温まるのと同時に、体の緊張をほぐしたり、疲れやストレスの解消に効果を発揮します。
そして、キャリアオイルにパチョリのアロマオイルや精油の混ぜたものでアロママッサージをすれば、血液やリンパの流れを促進したり、食欲を抑える効果に期待ができるので、ダイエットや美容の強い味方になります。
パチョリと相性がいいアロマオイル
パチョリと相性がいいアロマオイルとしては、「ゼラニウム」や「ローズ」などのフローラル系や、「イランイラン」などのオリエンタル系の香りがするアロマオイルが挙げられます。
なお、これらのアロマオイルは香りが非常に強いので、アロマオイルをブレンドする際には少量ずつ加えていくようにしましょう。
パチョリのアロマオイル・精油を使うときの注意点
パチョリのアロマオイルや精油を使う時には、いくつかの注意点があり、誤った使い方をしてしまうと人体に悪影響を及ぼす危険があります。
まず、肌に直接塗る際には原液で使用せずに水に薄めるなどして使い、原液を飲むようなことは絶対にしないで下さい。
また、引火する可能性があるので、ストーブの近くやコンロの近くなど火気の周りでは使用しないようにしましょう。
なお、小さな子供やペット、新進中の女性、お年寄り、既往症がある人は、肌や香りに非常に敏感なので、こういった人が近くにいる場所では使用しないようにして下さい。
パチョリのおすすめアロマオイル
おすすめ① 生活の木 パチュリ精油
「生活の木 パチュリ精油」は、パチョリの葉から得られる精油によって、土の匂いを思わせるようなオリエンタル系の甘くスパイシーな香りを楽しむことができるパチョリのおすすめのアロマオイルです。
アレルギー性の喘息を持っている人でも、このアロマオイルを含ませた脱脂綿をタンスに入れるようになってから衣替えで喘息を起こさなくなったという声があるほど高い防虫効果にも期待することができます。
おすすめ② ナゴミアロマ パチュリ
「ナゴミアロマ パチュリ」は、湿った土や墨汁のような個性的なパチョリの香りが特徴的なパチョリのおすすめのアロマオイルです。
他のパチョリのアロマオイルと比べると、独特な香りがするとの声があります。
そのため、オレンジなどのシトラス系の香りやラベンダーなどのフローラル系の香りがするアロマオイルとブレンドして使われることをおすすめします。
おすすめ③ インセント アロマオイル パチュリ
「インセント アロマオイル パチュリ」は、木の香りを感じられるような落ち着いた香りが特徴的なパチョリのおすすめのアロマオイルです。
アロマディフューザーを使うことで、森林の中にいるかのような、檜風呂に浸かっているような心地良い香りが感じられるとの声があります。
また、20mlで1,500円以下と他のアロマオイルと比べると価格もリーズナブルなのでお財布に優しいのも嬉しいポイントですね。
パチョリの香りや効果を知って、日常生活の中にパチョリの香りを取り入れてみて下さい!
パチョリの香りは、「墨汁のような匂い」「湿った土のような香り」だと表現されることが多いです。
パチョリの香りには、不安や緊張を和らげる効果や痛みを抑える効果、皮膚を柔らかくする効果や肌を引き締める効果などの様々な効果があります。
なお、パチョリの香りは人によって好き嫌いが分かれる香りですので、精油をルームフレグランスやバスオイルとして使用する際には、一緒に住んでいる家族に事前に聞いてから使用するようにして下さい。
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