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フランスってどんな国?

フランスと聞いてどんな言葉が思い浮かびますか?
フランス革命、フランス料理、ベルサイユ宮殿、花の都パリ、シャンゼリゼ通り、シャネル、エッフェル塔、ルーブル美術館…などなど枚挙にいとまがありません。

西ヨーロッパに位置し、国土面積は日本の8割程度の約550,000㎢、人口は日本の半分の約6千万人の国がフランスです。
その正式名称はフランス語でレピュブリク・フランセーズ(République française)、日本語ではフランス共和国、漢字で「仏蘭西」と表記します。

フランスはかつては農業が盛んな国でしたが、戦後、工業化がすすめられ現在では運輸、機械、自動車など様々な産業が発展しています。
また繊維産業も世界で上位を占めていて、有名ブランドも多く「ファッション」も重要な産業となっています。

そして観光も主要な産業で、世界中から年間8400万人もの人々が訪れている観光大国です。
国際空港がパリの付近だけでも3カ所、電車・バス・トラム(地下鉄)の全てが同じチケットを使用できるなど観光客には便利なシステムになっています。

栄華を極めたブルボン王朝時代に建てられたベルサイユ宮殿、モナリザ、ミロのヴィーナスなど世界のアートの粋を集めたルーブル美術館、ユネスコの無形世界遺産に選ばれているフランス料理など見どころが盛り沢山、一度は訪れてみたい国でしょう。

フランス人の性格【基本編】

おシャレなイメージの国フランスですが、そこで暮らす人々の性格にはどのような性格の傾向があるのでしょうか。
ヨーロッパに位置するフランスには、周辺諸国から様々な民族が流入しています。

また、植民地や労働者として連れてこられた人々の子孫がそのままフランス人として暮らしています。
ですから、一言で「フランス人とは」とまとめてしまうことは難しいのですが、多民族国家だからこそ培われている性格特性があります。

ここでは、多くのフランス人に共通する性格傾向を幾つが挙げてみましょう。

  1. 話し好き
  2. 愛国心が強い
  3. 合理的
  4. 簡単には謝罪をしない
  5. 歯に衣を着せない物言いをする
  6. おしゃれ
  7. 自己主張が強い
  8. 個人主義
  9. 気持ちに忠実
  10. シニカル
  11. マナーを守る
  12. 伝統を重んじる
  13. 感情の起伏が激しい
  14. 自分スタイルを持っている
  15. 時間におおらか

①: 話し好き

フランス人は、男女の区別なくよくしゃべります
それも他愛のない世間話しというよりは、自分の意見を戦わせるような議論が好きです。

フランスでは、黙っていると意見を持っていないということになり、そして最悪、何も考えていない人、つまらない人ということにもなりかねません。

バスや電車などで偶然隣り合わせただけでも、挨拶の「ボンジュール(bonjour)」を皮切りに、ガンガン話しかけてくるのがフランス人です。

②: 愛国心が強い

フランス人は、古い歴史を持ち華麗な文化を作ってきた母国をとても誇りに思っています。
フランス革命で国民が主権を持つために戦った歴史も愛国心を強くする一因になっています。

それは愛国心が強いために、フランス以外の国や民族を見下げたような言動をとることもあるほです。
例えば、日本では外国人が英語で道を尋ねてくると、こちらも片言の英語で一生懸命答えますが、フランスではフランス語でたずねてこないと答えてくれないこともあります。

フランスに来たらフランスの言葉を使うことが当然であると考えていて、これも愛国心の表れでしょう。

③: 合理的

フランス人の性格的特徴として、一般的に知られているのがこの「合理的」であることです。
本当に必要な物を効率的に使うことがとても上手です。

ですから、必要以上の見栄を張りません
日本では収入と釣り合わないブランド物を持っている人も多くいますが、フランスでは逆に身の丈に合わないことをしていると馬鹿にされてしまいます。

④: 簡単には謝罪をしない

フランス人の性格でよく言われているのが「謝らない」です。
レストランやお店の店員なども、多少のことでは謝りません

自分のミスは認めるけれど、それは自分で反省することであって他人に謝ることは必要ないと考えています。
領土争いに明け暮れた長い歴史を持つフランス人にとって、謝ることは相手の支配下に入ることの表れに通じます。

彼らにとっては謝るのは自分の弱さを露呈することを意味するのです。
ただし、恋人や友人など近い関係の場合はちゃんと謝ってくれます。

日本人はどちらかと言えば身内には謝らず、第三者に対してはとりあえず「すいません」と言っておけばその場が丸く収まると考えますが、フランス人はその逆だと言えるでしょう。

⑤: 歯に衣を着せない物言いをする

フランス人の性格的特徴として、物事をハッキリ言うことがあります。
日本人のように「空気を読む」ことはあまりなく、自分の思うことをはっきり言います。

それほど目くじらをたてることもない内容のことでも、相手に合わせて自分の意見を曲げることはしません
似合わないものは似合わない、不味いものは不味いとはっきり伝えます。

ただし、それは相手が良くなることを思ってのことなので、ビジネス関係などそれほど親密でない相手に対しては、ちゃんとお世辞を使います。

⑥: 自己主張が強い

多くのヨーロッパの国々の人たちと同様に、フランス人も自己主張が強い国民です。
自分の意見をハッキリ主張します。

ただし、けっして自己中心的であるわけではありません。
政治や経済、おしゃれ、食生活など自分の生活にかかわる事柄に自分の考え方を持っていて、それをちゃんと言葉にできるということです。

意見の違う相手と、討論をすることは日常茶飯事ですが、それは決して相手の意見を認めないということではありません。

⑦: おしゃれ

フランス人は美意識がとても高い国民です。
世界の名だたるブランドが多いことでもフランス人の美意識の高さを象徴しています。

しかし、彼らは自分の身の丈に合わないものは身に付けません。
自分に似合うもの、自分らしいものを工夫してコーディネートしています。

流行には敏感ですが、流行に左右されることはありません。
自己主張の強さはファッションにも表れています。

⑧: 個人主義

フランス人の性格的な特徴として、まず浮かぶのはこの個人主義でしょう。
自分は自分、人は人、違っていて当たり前だと考えていて、個性をとても大切にします。
その考え方は幼いころから植えつけられ、自由が何より尊重されています。

日本人が皆と同じであることで安心する傾向にありますが、フランス人は人と同じであることを好みません。

⑨: 気持ちに忠実

フランス人の性格的傾向として、自分の気持ちに忠実であることが挙げられます。
本音と建前で言えば、常に本音に近い生き方をしています。

世間体とか、常識などにこだわらないことから、結婚も事実婚や婚外子が当たり前です。
パートナーを愛しているという気持ちに忠実で、愛情が冷めれば一緒に暮らす意味はないと考える人が大多数です。

また、事実婚を続け婚外子を設け、その後お互いの気持ちに忠実に従った結果、法律婚をするカップルも多く、事実婚であっても法律婚であっても二人の気持ちのみが優先される国なのです。

⑩: シニカル

フランス人は権威を皮肉ったブラックユーモアが受け入れられている国です。
フランス革命で絶対王政を打倒し国民がその手で共和制を勝ち得た歴史があるからでしょう。

フランスでは、個人的な誹謗中傷、戦争や犯罪の賞賛などでない限り、風刺画などで表現の自由が許され、それを楽しむシニカルな国民性があります。

⑪: マナーを守る

古い歴史を持つフランスでは、礼儀・マナーを大切にします。
その上、愛国心が強いので自国のマナーを大切にし、外国人に対してもフランスのマナーを守ることを強要します。

日本人は外国人が片言で日本語を話すと喜びますが、フランス人は認めてくれません。
マナーにおいても同じで、フランス流のマナーが守れない外国人にはとてもシビアな対応が返ってくるので注意が必要です。

⑫: 伝統を重んじる

フランス人は、母国の伝統をとても重んじています。
愛国心が強く、ヨーロッパの中心はフランスだと思っていてフランスの伝統こそ素晴らしいと信じています。

その国民性ともいえる性格傾向があるからこそ、世界でも屈指のブランドが育ってきたのでしょう。

⑬: 感情の起伏が激しい

ラテン系の血を引くフランス人は、感情が豊かな人が多いと言われています。
喜怒哀楽の表現も豊かで、とても感情の起伏が激しい印象があります。

フランス人は性格的に、もともと自己主張が強く好き嫌いもハッキリしているのでより感情的に感じます。
特に恋愛においては、自分の思いを大切にするので、世間体や常識に囚われず、とても情熱的で奔放です。

⑭: 自分スタイルを持っている

フランス人は自己主張が強い性格ですが、それはライフスタイルやファッションでも同様です。
いくら流行していても自分に似合わない、自分のポリシーとはそぐわないなら自分の暮らしに取り入れることはしません。

「他人と同じ」であることをとても嫌がります。
自分スタイルを持っている人が多いのがフランス人のです。

⑮: 大人を大切にする

「若い」というだけでチヤホヤされ、歳を重ねた女性を「おばさん」と呼んで馬鹿にする日本と比べて、フランスでは年齢を重ねた大人の優美さを大切にします。
10代のアイドルに夢中になる男性は小児愛者とまで言われてしまう可能性さえあるのがフランスです。

ですから、フランスには「ぶりっ子」は意味を持ちません。
そんなことをすれば、大人の女性とは扱ってもらえないからです。

皺も、シミもそのままでそれでも年齢を感じさせない色気のある大人の女性が街を闊歩しています。
大人を大切にする文化がフランスにはあります。

フランス人の性格【男性編】

フランス人男性

フランス人の基本的な性格傾向をお伝えしましたが、男性と女性ではその性格的な傾向に何か違いがあるのでしょうか。
ここでは、フランス人男性の性格につて少し詳しく見てみましょう。

  1. 女性を大切にする
  2. エラそうにしない
  3. 結婚願望が薄い
  4. 愛を求める
  5. おしゃれ
  6. おしゃべり

①:女性を大切にする

ヨーロッパ諸国は、基本的にレディーファーストです。
フランス人の男性も女性をとても大切にします。

その姿勢は、父親から息子へと幼いころから伝えられているので、ドアを開けてくれたり、さりげなく椅子を引いてくれたりその所作はとても自然です。

家事や育児にも協力的な人が多いのもフランス男性の特徴です。
女性を下に見ることをしないのですが、その分デートの費用の割り勘になることも多いようです。

②:エラそうにしない

フランス人はプライドが高く個人主義の人が多いので、初対面は取っ付きにくい印象もありますが、次第に打ち解けてくるととてもジェントルマンです。
フランクで、けっしてエラそうな態度はとらない人が多いのも特徴です。

それは女性に対しても、ビジネスの場においても、街角のカフェの店員にも同じです。
どんな相手も対等に扱ってくれます。

③:結婚願望が薄い

フランス人は結婚に対する考え方は、日本人とは大きく違います。
入籍を伴う結婚を結婚と定義するなら、フランス人の男性には結婚願望は薄いことになります。

フランス人の男性と結婚の話をする場合は、そこを理解しておかなければ、トラブルの元になる可能性があります。
実際、一緒に暮らし子供までもうけても入籍しないカップルはたくさんいます。

④:愛を求める

入籍を伴う結婚へのこだわりが薄いフランス人男性ですが、愛情表現はとても豊かです。
一日に何度も愛の言葉を囁いてくれます。

しかし自分の心に忠実で素直なので、愛が冷めるとその態度もストレートです。
建て前や世間体で関係を継続することはありません。

フランスの男性は、常に愛を求めているということでしょう。

⑤:おしゃれ

やはりオシャレな人が多いのもフランス人男性の特徴といえるでしょう。
女性よりも容姿にこだわる男性も多くいます。

自己主張の強い国民性らしく、同じスーツ姿でもさりげなく自己主張をしています。
カッターシャツの襟の形、ボタンの色、上着やズボンのラインなど個性を光らせています。

⑥:おしゃべり

男女かかわらず、フランス人はおしゃべりですが、フランス人男性もとてもおしゃべりです。
「雄弁は銀、沈黙は金」と言われ、寡黙な男性が好まれる日本とは違い、相手をもてなすためにも饒舌に話します。

自分の意見をしっかり持っているので、好き嫌いもハッキリ言う傾向があり、彼女のコーディネートや手料理にもダメ出しをします。
でもそれは、相手が良くなって欲しいとの思いからなのでどうでもいい相手には言いません。

フランス人の性格【女性編】

フランス人女性

では、フランス人女性の性格は男性と比べて違いがあるのでしょうか。
フランス人は北部と南部ではその容姿や性格に違いがあると言われていますが、共通するフランス人女性の性格的特徴のいくつかを挙げてみましょう。

  1. 自分なりのおしゃれを楽しむ
  2. おしゃべり
  3. 感情が豊か
  4. 節約家
  5. 自立している
  6. キス好き

①:自分なりのおしゃれを楽しむ

フランス人だからと言って、全ての女性がファッショナブルなわけではありませんが、個性を大切に自分なりのおしゃれを楽しんでいます。
分不相応なブランド物を持つ様なことはせず、自分の暮らしのレベルに合わせた物をいかにおしゃれに見せるかにこだわります。

例えおなじ洋服であっても、着こなしの工夫で表現を変えることがとても上手です。
また年齢を重ねるごとに女性らしいスタイルをするようになります。

高齢と言える年齢の女性がバッチリメイクをしてハイヒールで街を闊歩している姿も珍しくありません。

②:おしゃべり

男性もそうですが、フランス人の女性もとてもおしゃべりです。
それも人の話を聞くより自分の意見を話すことが好きなので、二人で同時に話していて聞き役がいない、ということもよくあります。

相手がどう思うかより、自分の意見を話すことが大切だと思っています。自己主張の強い国民性がそうさせるのでしょう。

③:おおらか

ラテンの血を引くフランスの女性は、感情が豊かでおおらかな性格をしています。
あまり細かいことにはこだわりません。

たとえば、下着のラインが写っているとか、ブラジャーの紐がブラウスの肩から見えているなど「それもお洒落よ」とばかりに気にしません。
その他にも、お料理や掃除など生活のすべてにおいて、自分が楽しく心地良いことを大切にしています。

④:節約家

おおらかな性格で、細かいことにこだわらない人が多いフランス女性ですが、実は意外と倹約家です。
古いものを大切にし、余計な物を持ちません。

また、自分のライフスタイルに合わなければ、いくら流行していても、割引されていても購入はしません。

⑤:自立している

自己主張が強く、しっかりとした考えを持ち自立している女性が多いのもフランス人女性の特徴のひとつです。
ただし、その「自立」は仕事をバリバリするキャリアウーマン的なイメージではなく、精神的に自分で立っているというイメージです。

たとえ、生活費を男性に頼っていたとしても男性に全て従うということはありません。
嫌なことには毅然と「ノン(NON)」と言えるのがフランスの女性です。

⑥:キス好き

フランス人の女性は、とにかくキスが好きな女性が多いのも特徴でしょう。
恋人同士が街中で濃厚なキスをしているシーンは日常茶飯事です。

また、恋人同士でなくても家族、友人など親愛の情を込めて、軽いキスを交わします。
ただし、この場合は、頬同士を合わすもので、唇を合わすのは恋人や夫婦の場合に限られます。

フランス人の恋愛傾向

フランス人の恋愛

自己主張が強く、気持ちをストレートに伝えることが多いフランス人が恋愛するとどうなるのでしょうか。
フランス人の恋愛傾向をまとめてみましょう。

  1. 気持ちに忠実
  2. 年齢は関係ない
  3. 意外に堅実
  4. まず同棲

傾向①:気持ちに忠実

フランスの恋人たちは、自分の気持ちに忠実です。
いくら相手が追いすがっても、愛が消えた相手とは一緒にいることができません

それは、結婚という形式にこだわらないことにも通じています。
いくら入籍をして、子供もいたとしても気持ちが離れてしまえば世間体のために結婚生活を維持することはありません。

その分、愛を維持するための努力を惜しまず、常に相手の気持ちを繋ぎ止めるために、オシャレをして気持ちを言葉にして伝えています。
そして、何よりスキンシップを大切にしていて、相手に頻回に触れます。

手をつなぐ、腰に手を回す、髪に触れる、そしてハグ、キスなど。
常に近い距離でお互いを確認し合っています。

傾向②:年齢は関係ない

日本では中高年が恋をすると「いい年をして」などと批判の対象になることもあり、恋愛は若い独身者のみに許される行為だとの社会的認識が強いのですが、フランスでは恋愛に年齢は関係ありません

しっかりメイクアップをしてオシャレをした高齢者が街角で手を取り合っている光景も珍しくありません。
また、年齢差も気にしない人も多く、若い女性と初老の紳士その逆などのカップルも恋を語り合っています。

傾向③:意外に堅実

自分の気持ちに忠実で、思いのまま奔放な恋愛関係を楽しんでいる様な印象のフランス人のカップルたちですが、意外に堅実なところもあります。

事実婚、婚外子などが特に珍しくはないのですが、その理由は、たとえ事実婚であっても婚外子であっても、その権利が法律上の結婚と同じ様に守られているからです。

そして、期を見て入籍をするカップルが意外に多くいことからも、堅実な人生設計をしていることがわかります。

傾向④:まず同棲

フランス人カップルの交際は一緒に暮らすことから始まることが多い傾向にあります。
お互い愛し合い、少しでも一緒にいたい、離れたくないと思えば一緒に暮らすことは当然の道筋なのでしょう。

結婚前の男女が一緒に暮らすことに、まだまだ抵抗のある日本人に比べ、自分たちの気持ちに素直で、世間体を気にしないフランス人にとっては同棲は当然の流れなのでしょう。

フランス人の外見の特徴

フランス人の特徴を持つ子供

フランスはヨーロッパに位置する国で、長い歴史をもっていることから周囲の国々から様々な人種が流れ込んでいます。
また、植民地を持っていた歴史や、移民を多く受け入れてきたことなどから、現代ではフランス人の外見をひとまとめてにしてしまうことは困難でしょう。

しかし、長い歴史の中で醸成されてきたフランス人の特徴はいくつかあるものです。
ここではその中でも、多くみられる特徴を幾つか挙げてみましょう。

  1. それほど長身ではない
  2. 堀が深い顔立ちをしている
  3. 乾燥肌、髪の人が多い
  4. スタイルがいい
  5. 金髪・碧眼
  6. 香水の香りがする

特徴①:それほど長身ではない

男性29位 175cm フランス、イギリス、スイス、ブルガリア、カナダ
女性31位 162cm オーストラリア、カナダ、イギリス、フランス、アメリカ、アルバニア(統計ラボによる)

これは、フランスの成人男女の平均身長です。
日本が男性172cm、女性が158cmなので、フランス人の身長がそれほど高いとうわけではありません

もちろん、180cmを優に超える人もたくさんいるので一概にはいえませんが、意外にこじんまりしている印象があります。

特徴②:堀が深い顔立ちをしている

ヨーロッパの西に位置するフランスには、ポーランド、ベルギー、イタリア、スペインなど周辺の様々な国から様々な人種が流れ込んでいます。
そのため混血の人が多く、堀が深い顔立ちの人が目立ちます。
男性は髭を生やしている人も多く、堀の深い顔立ちによく似合っています。

特徴③:乾燥肌、髪の人が多い

フランスは気候が乾燥している上に、水は硬水です。
日本の軟水に比べて、硬水はミネラルやカルシウムが豊富なので飲む分には体にもよい影響もあるのですが、肌や髪に使用するととても乾燥してしまいます。

スキンケアにはとても気を使っているフランス人ですが、やはり肌や髪が乾燥している人が多いのも特徴です。
乾燥していることも理由で、フランス人は日本人の様に毎日洗髪をする人は珍しく、ほとんどの人が2~3日に一度程度の割合で髪を洗います。

特徴④:スタイルがいい

多民族国家のフランスは混血の人も多く、スタイルが良い人が多くいます。
とくに顔が小さく手足が長い人が目立ちます。
男性は、筋肉質のしっかりした体の人も多く、これも多民族国家ならではの特徴でしょう。

特徴⑤:金髪・碧眼

イメージとしては、フランス人は金髪で青い目をしていると思いがちですが、実際は金髪・碧眼の人はそれほど多くはありません
小さな子供の頃は、金髪でも大人になると髪の色が濃くなってくることが多く、大人になるとブラウン系の色になるようです。

目の色も、青い目よりは、濃い色の瞳の人の方が多いのも現実です。

特徴⑥: 香水の香りがする

フランス人は香水が大好きです。
日本人は体臭はクサイもの、不潔だと思っているのとは違って、フランス人は、体や髪の匂いも個性、魅力だと考えています。

しかし、もともと体臭の強い人が多い上、週に2回ほどしか髪を洗わないフランス人ですからそれだけでは魅力的とは言えないことから香水を多用します。

老若男女、自分の好みの香りを使っていて、それが体臭と混ざり合って自分だけの香りになるということです。

フランス文化や習慣の特徴

フランス人と文化

古い歴史を持つフランスには独自の文化や習慣があります。
特徴的な文化、習慣をいくつかご紹介しましょう。

  1. 芸術が育つ文化がある
  2. 子供時代からディベートを学ぶ
  3. ロングバケーションを取る

特徴①:芸術が育つ文化がある

凱旋門、ベルサイユ宮殿、ノートルダム寺院などフランスの街を歩けば、そこここに素晴らしい歴史的な建造物があります。

それらの環境もあって、クロード・モネ、フィンセント・ファン・ゴッホ、オーギュスト・ルノワールなどの世界的な画家たち、ココ・シャネル、ジャンポール・ゴルチエなど一流のデザイナーなど世界に名だたる芸術家が排出されています。

フランスには、自国の文化を愛し、芸術を育む文化があります。

特徴②:子供時代からディベートを学ぶ

個人主義で自己主張が強く、ハッキリと意見を言うフランス人ですが、その源は学校教育にあります。
自分で考え、自分の意見を持ち、発言することを何よりしっかりと教育されています。

多民族国家においては、しっかりと話し合えることが社会生活においてはとても大切だからです。
黙っていると意見を持たないつまらない人間だと思われてしまうフランスの社会いおいては、ディベート技術も子供のころから教育する必要があることなのです。

特徴③:ロングバケーションを取る

フランスでは年間に5週間以上の有給休暇があり、ほとんどの人が夏休みを1カ月取ります
また、キリスト教徒の多いフランスではクリスマスの時期にも1週間程度のお休みを取ります。

普段の労働時間も、日本が週に40時間以上であるのに対してフランスは35時間になっています。
プライベートをとても大切にする文化がフランスには根付いています。

フランス人と出会うには?

フランス人とである場所

個性的でおしゃれなフランス人と、友人になってみたいと思ってもどうすれば出会えるのでしょうか。
フランスに行けるならそれに越したことはありませんが、そう簡単に渡仏することもできなければ、日本にいるフランス人と出会う方法を考えてみましょう。

日本にも観光客としてたくさんのフランス人が来ていますが、見た目だけでフランス人だとはわかりません。
しかし、日本にもフランス人が集うバーなどがあるので、インターネットなどで目星を付けて、そういう場所に出入りすることも一つの方法です。

フェイスブックやツイッタ―などのSNSを上手く使って、日本に旅行に来るフランス人と出会うことも有効な手段です。
ただ、フランス人と付き合おうとするならば、最低挨拶程度のフランス語は習得しておく方がよいでしょう。

それらしい外国人をみたら「Bonjour(ボンジュール)」と挨拶をしてみましょう。
キッカケにはなることでしょう。

フランス人の性格&恋愛傾向を知って異文化交流をしよう!

友達になったフランス人

古い歴史を持つ美しい建造物と芸術品の数々、一流のブランド店が並び、世界中の人々が集う国フランス。
その国の住人であるフランス人はだれも憧れの存在でしょう。

しかし意外にその特徴などは知らないものです。
ヨーロッパ大陸にあるフランスには、周辺諸国からさまざまな人種が集まっています。
だからこそ、自己主張が強く、個人主義が育ちました。

調和を重んじて空気を読むことを大切にする日本人には、フランス人のそんな気質も少し羨ましいと感じるときもあるでしょう。
フランス人の性格や恋愛傾向を知って、フランス人と仲良くなれば楽しい時間がまた増えることでしょう。

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ライター
noel編集部

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