呷るの意味とは?煽るとの違い&お酒を呷る女性に対する男性の本音
「呷る」(あおる)という言葉を使ったことがありますか。 お酒を飲む際に使われる言葉ですが、言葉を聞いたことがあっても、会話の中であまり使ったことがないという方もいるかもしれません。 似た言葉に「煽る」という言葉もあり、違いがよく分からないという方もいるでしょう。 呷るの使い方やお酒を呷る女性に対しての男性の本音、可愛らしい印象を残す飲み方についても紹介します。
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「呷る」(あおる)の意味とは?

「呷る」は、「口」という字が付いていることから想像されるように、「飲む」ことを表しています。
具体的な意味は「すすりながら立て続けに飲む」、「一気に(一息で)飲む」、「勢いをつけて飲む」、「休まず勢いよく飲み込む」です。
主に酒類を勢いよく飲む時や、何杯も続けて飲む時に使われます。
例として「ビールを2杯呷る」、「失恋して、やけになって酒を呷る」というように用います。
あまり上品な飲み方ではないので、一緒に飲む人がいる場合は嫌われることもあります。
「呷る」「煽る」の由来は一緒

「呷る」と「煽る」の由来は一緒ですが、意味の違いを説明します。
由来
元々は「煽る」からできた言葉です。
火をうちわ(団扇)などであおいで、火の勢いを強くしたことが由来となり、様々な意味が派生しました。
「煽る」には「火力を強くする」意味以外に、「風の力で物を動かす」、「相手が自分が思うような行動するように仕向ける」、「急がせる」、「物事に勢いをつける」などがあります。
違い
元々「呷」という字は「吸う」、「すすって飲む」という意味がありました。
年が経つに従って同じ読み方をするようになり、「煽る」の意味合いが結び付くことになったと思われます。
「煽る」の中の「物事に勢いをつける」意味と結びついて、「呷る」が「勢いをつけて飲む」という意味合いになりました。
現在では、物を勢いよく飲む時には「呷る」という字が当てられることがほとんどで、あまり「煽る」という形では用いられなくなりました。
会話で「呷る」を使う時の注意点

「呷る」の使い方について注意したい点を挙げます。
注意点①:落ち着いて飲んでいる時には使わない
飲み会などでお酒を飲む際には、隣の人と話しながら少しずつ飲むという方も多いでしょう。
落ち着いて飲む時には、「呷る」という言葉はまず使われません。
コップやおちょこなどを、何杯も飲んで次々と空ける時に「呷る」という言葉を使います。
健康上の理由からあまり行われませんが、一気飲みなどでビールの大ジョッキを勢いよく飲み干してしまう時にも「呷る」という語句が使われます。
注意点②:あまり良い意味では使われないことがある
お酒を「呷る」という状況は、あまり良い意味では使われないこともあります。
周囲と話をせずに黙々と、短い時間のうちに何杯も飲んでしまったり、やけを起こして飲んだりする様子を表現するのに用いられることがあるでしょう。
品が無い飲み方や、周りとコミュニケーションができずに酒の席でのマナーをわきまえていない人ととらえられることを暗に示すこともあると思われます。
酒を呷るという言葉を使う時には、相手に失礼にならないようにしましょう。
お酒を呷る女性に対する男性の本音

お酒を呷るように飲む女性について男性がどのように感じているか紹介します。
- よく飲む女性だと引いてしまう
- 嫌なことがあったのか心配になる
- 悪い酔い方をされると面倒だと思う
- コミュニケーションが取れずにつまらなく感じる
- 品が無い飲み方をすると幻滅する
男性の本音について、詳しく見てみましょう。
本音①:よく飲む女性だと引いてしまう
立て続けに呷るような飲み方をする女性がいると、大酒飲みだと感じて気持ちが引けてしまう男性もいます。
近頃は、翌日に二日酔いをしたら仕事に差し支えることや、健康上の理由で酒量を控えめにする方も多いです。
男性でも年齢に関係なく控えめにしている場合があります。
たくさん飲んで何を考えているのかとあきれられて、好ましく思われない場合があります。
特に仕事で飲みに行く場合は、短い間にコップを空けて呷るように飲むのは避けた方が良いでしょう。
本音②:嫌なことがあったのか心配になる
お酒をひっきりなしに呷る場合、嫌なことがあって憂さを晴らすために飲むのだろうかと心配する男性もいます。
男性でも女性でも、仕事や人付き合いでむかつくことがあります。
気持ちの持って行き所がない場合、お酒の力を借りて嫌なことを忘れようとする場合もあるでしょう。
特に、間をおかずに呷るように飲み干すと、余程ストレスが溜まっているのだろうかと不安にさせてしまいます。
黙って飲み続けるのではなく、少しペースを落とした方がいいでしょう。
本音③:悪い酔い方をされると面倒だと思う
女性が呷るように飲むと、自分のペースが分かっていないのでついお酒が進んでしまうのかと思う男性もいます。
飲み慣れていない方の場合、加減を知らずに呷るため、酔いつぶれることがあります。
悪酔いすると正気がなくなり、介抱する必要が出てくるでしょう。
家まで送っていったり、世話をしたりするのが面倒だと感じる男性が多いです。
お酒の飲み方も分からない常識のない女性と思われることもあります。
後で迷惑がられたり、他の人の話題に上ったりして陰口をきかれないためにも、呷るように飲まずに少しずつ飲むように注意しましょう。
本音④:コミュニケーションが取れずつまらなく感じる
お酒を呷る場合、人と話をしないでひたすら飲むのに終始する場合があります。
男性から話ができずにコミュニケーションが取れないので、一緒にいてもつまらない女性だと思われる可能性があります。
特に男性の方が社交的で、仲良くなって色々な話をしたいということもあるでしょう。
一緒に仕事をし始めた場合には、気楽なお酒の席でどういう人か知りたい、考え方を聞きたいという場合も考えられます。
お酒を呷る飲み方ではなく、多くの話ができるようにあまり飲み過ぎないように気をつけましょう。
本音⑤:品の無い飲み方をすると幻滅する
マナーに厳しい男性と一緒の時にありがちですが、呷る飲み方をすると、品の無い飲み方をする女性だと感じて幻滅されることがあります。
男尊女卑という考え方ではありません。
品良く、周囲の人に楽しく飲食をするために最低限のマナーを守るのが常識と考えている男性によく見られます。
特に、年配の男性や目上の男性と飲む時に気をつけなくてはいけません。
職場の上司や取引先の方の一緒の場合、呷る飲み方は避ける必要があります。
呷るよりも効果的!可愛いお酒の飲み方

周囲の人から可愛いと思われる飲み方の例を挙げます。
- 食事を楽しみながら少しずつ飲む
- ほろ酔いで口数が多くなる
- 話をしながら飲む
- 相手のコップに注ぐなどして気遣いながら飲む
それぞれの項目について詳しく説明します。
飲み方①:食事を楽しみながら少しずつ飲む
お酒を呷るだけだと、無表情でお酒に集中することになります。
居酒屋などの飲食店に行った場合は、美味しいお酒の合う食事やおつまみが一緒に出てくるでしょう。
美味しい食事を楽しみながら、のどを潤すように少しずつお酒を飲むと表情が緩んで、自然に笑顔が浮かびます。
「美味しい」という言葉も出るかもしれません。
一緒にいる人も可愛い飲み方で魅力的に感じることでしょう。
飲み方②:ほろ酔いで口数が多くなる
お酒を呷ると飲む方に気持ちがいってしまい、黙ってしまいがちになります。
酒量が多くなって、早く酔いが回りくだを巻いたり、騒がしくなってしまうこともあります。
少しずつ酔いが回り、いつもは口数が少なくても、自分から色々と話し出したり、いつもよりおしゃべりになってしまったりします。
羽目を外しすぎるのは迷惑の元ですが、少し酔っていつもより口数が多いくらいだと、いつもとは様子が違って新鮮に見えることもあるでしょう。
思わぬ話が聞けたり、趣味が合うことが相手に伝わったりして、あまり馴染みがない人とも距離が縮まる可能性があります。
意外に可愛い一面があると、相手に感じられることもあるでしょう。
飲み方③:お酒を飲み過ぎずにソフトドリンクを入れる
呷るような飲み方をせずに、時々お酒以外のソフトドリンクを入れるようにするのもおすすめです。
一緒に飲む場にお酒が苦手な人もいるかもしれません。
体質でアルコールを受け付けない人もいる場合があります。
そのような人は周りが酔い始めると居づらく感じることもあるでしょう。
合間にソフトドリンクを入れて酔いすぎないようにすると、相手の居心地の悪さを和らげることもできます。
お酒に弱い方は心配りに感謝して、優しく可愛い人と感じると思われます。
飲み方④:相手のコップに注ぐなどして気遣いながら飲む
お酒を呷る人は、自分が飲むだけになります。
周囲の人は置いてきぼりになって、うんざりすることもあるでしょう。
自分が飲むだけでなく、空になった相手のコップにビールを注いで、お互いに酌み交わすようにすると、話すきっかけがつかめることがあります。
お互いにコミュニケーションを取りながら飲めるため、楽しく過ごせるでしょう。
周りに気遣いができて、可愛いところのある人という印象を持たせることもできます。
呷るのではなく楽しいお酒の場を作ろう

「お酒を呷る」というと、誰とも会話をせずに黙々と立て続けに飲み干すというイメージで、上品なお酒の飲み方とは言えません。
一緒に飲んでいる人がいる場合は、呷るような飲み方はあまり好まれないでしょう。
少しずつ周囲のペースに合わせて飲み、食事や会話を楽しみながら飲むようにすると楽しい雰囲気になります。
話を積極的にしたり、お酒を切らしている人がいれば注いだりして気配りをしながら場を盛り上げるようにしましょう。
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