ヴァセリンは顔に使える?ヴァセリンを使った美容法9個&注意点
世界90カ国以上で展開しているスキンケアブランドのヴァセリン。 1870年にアメリカで誕生して以来、今も世界中の人々に愛され続けています。 ボディケアとして使うヴァセリンですが、実は顔にも使えるという話も。 ヴァセリンを使った美容法と注意点をご紹介します。
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ヴァセリンは顔に使えるの?
主にボディケアやリップケアとして使うイメージのヴァセリンですが、実は顔にも使うことができます。
ヴァセリンのホームページにもこう記してあります。
ヴァセリンの使い方<基本編> 唇、顔、手、足など全身の乾燥が気になるポイントケアに。
ヴァセリンはデリケートな赤ちゃんの肌、アトピー体質の弱い肌にも使える優れもの。
高い保湿力で肌内側の水分を逃さず、乾燥、粉拭き、かゆみから肌を守ります。
ヴァセリンの種類
ヴァセリンといえば青い蓋のボトルに入っている商品が真っ先に思いつくかと思いますが、実はリップケアやハンドケアができる商品もあります。
- ヴァセリン オリジナルピュアスキンジェリー
- ヴァセリン アドバンスドリペアボディローション
- ヴァセリン リップモイストシャイン
- ヴァセリン ハンド&ネイル
種類①:ヴァセリン オリジナルピュアスキンジェリー
こちらがヴァセリンの定番商品です。
無香料・無着色・防腐剤無添加で高い保湿力に定評があり、乾燥が気になる場所にサッと手軽に使えて重宝します。
リーズナブルな価格でどこでも手に入れられるのも嬉しいですね。
種類②:ヴァセリン アドバンスドリペアボディローション
乾燥肌に便利なヴァセリンですが、こちらは普通肌から乾燥肌、敏感肌の方に使えるボディローションです。
潤い成分(ワセリン)が、肌の奥(角質層)まで浸透して、一日中潤った肌が続きます。
体全体に使いやすいミルクタイプのローションで、全身にスッと伸ばすことができます。
無香料なので香りを気にせず使えるのもいいですね。
種類③:ヴァセリン リップモイストシャイン
高い保湿力で、柔らかく伸びの良いテクスチャーのリップクリームです。
気になる唇の縦じわにも指でしっかりと塗りこむことができます。
リップの下地に、口紅の上から重ねづけに、どちらにも使用できる万能アイテム。
こちらの商品は3種類あるので、用途によって使い分けられるのもいいですね。
種類④:ヴァセリン ハンド&ネイル
高保湿力のあるヴァセリンはもちろん、保護成分であるケラチンとスクワランも配合されたハンドクリームです。
このハンドクリームは手指だけでなく、爪にも効果を発揮。
乾燥で割れにくくなった爪、ネイルアートで弱った爪を健やかな状態に戻し保ってくれます。
さっぱりとした使い心地で塗った後にすぐキーボードやスマホが触れるので、ベタつきが苦手な方やデスクワークの方におすすめです。
ヴァセリンを使うのがおすすめな人
ヴァセリンは、石油から得た炭化水素類の混合物を脱色して生成したワセリンが主原料となっています。
石油と聞くと少し心配になりますが、安全性が高く保存性にも優れており医療現場や薬の基剤としても使用されています。
このワセリンは保湿力に優れていて、肌の表面にバリアを作り内側の水分を逃しません。
そのため以下の方におすすめです。
おすすめな人①:乾燥肌の方
乾燥肌の方は、肌内側の水分、皮脂が不足して潤いがなくなっている状態です。
入浴後や洗顔後に肌がつっぱったり、全身がカサカサするなどの症状がみられ、ひどい場合は粉拭きやかゆみが起こることも。
ヴァセリンを使うことで、主成分であるワセリンが肌表面にバリアを張り、内側の水分を閉じ込めて乾燥を防いでくれます。
おすすめな人②:アトピーなどの敏感肌の方
乾燥肌の方以外にも、アトピーなど敏感な肌にお悩みの方にもおすすめです。
ワセリンには保水効果や美容効果のある成分は入っておらず保湿剤としての効果しかありません。
余計な成分が入っていないため低刺激で、デリケートな赤ちゃんの肌にも使えるほどです。
ヴァセリンを使えば、ホコリや花粉、化学物質などの刺激物から肌を守ってくれるでしょう。
ヴァセリンを使った美容法
リーズナブルな価格で手軽に使えるヴァセリン。
顔から体にかけて全身に使えるので、ヴァセリンひとつでいろいろ試してみましょう。
美容法①:メイク落としとして使う
ヴァセリンは油分でできているため、メイク落としとしても使用することができます。
オイル系のメイク落としを使うのと同じイメージです。
ティースプーン1杯程度を目安に、ワセリンを手のひらで温めて柔らかくします。
程よく柔らかく溶けてきたら、顔全体に塗ってメイクと馴染ませてください。
メイクが落ちたら、洗顔を使って汚れを落としましょう。
美容法②:口紅の色落ちを防止
ヴァセリンの保護成分をうまく利用して、口紅の色落ちを防止することができます。
使い方は簡単で、口紅を塗った後にヴァセリンを薄く塗って上からコーティングするだけです。
口紅の色落ちとカップについた口紅、どちらも見た目が良くないですし、食事会やパーティーなどこまめにメイク直しができないときなどにもサッと使えるワザになります。
ヴァセリンを顔に使うときの注意点
保湿剤として十分な効果を発揮するヴァセリンですが、顔に使用するときは以下のことに注意しましょう。
- オイリー肌の人は使用に注意する
- 乾燥が気になる箇所の部分ケアとして使用する
- ヴァセリンの塗りすぎ、重ねづけをしない
- 日焼けに注意する
注意点①:オイリー肌の人は使用に注意する
油分でできているヴァセリンはオイリー肌の人には向きません。
顔の油分が過多になって、ニキビや肌荒れのもととなってしまいます。
乾燥が気になる箇所にだけヴァセリンを塗るようにしましょう。
注意点②:肌を十分に保水してから使用する
ヴァセリン自体には保水効果がないため、ヴァセリンだけを塗ってもスキンケアとしての効果があまり発揮されません。
ヴァセリンを塗る前に化粧水や美容液でしっかりと肌に潤いを与えるようにしましょう。
十分な保水をした後にヴァセリンでコーティングをすると、肌内部の水分が閉じ込められて1日潤いが続きます。
注意点③:ヴァセリンの塗りすぎに注意する
ヴァセリンは基本的に乾燥が気になる部分ケアとして使用するのがおすすめですが、もし顔全体にヴァセリンを使用したいときは、少量を薄く伸ばすだけで十分です。
塗りすぎると空気中のホコリや花粉などが吸着してしまい、返って肌の状態を悪化させる可能性があります。
またヴァセリンは肌をコーティングする役目があるため、塗りすぎると毛穴が塞がり皮脂が分泌されにくくなります。
返って肌への負担が大きくなるので、塗りすぎに注意しましょう。
注意点④:日焼けに注意する
石油を精製して作ったヴァセリンは、そのまま紫外線を浴びてしまうと酸化して油焼けの症状が起きてしまいます。
日焼けの原因となりますので、海水浴や屋外での運動など強い紫外線を浴びる可能性があるときは使用を控えたほうが良いでしょう。
日常で使用する分には、ヴァセリンの上から日焼け止めを重ねれば問題はありません。
顔以外にも!ヴァセリンの使い方
全身に使うことができるヴァセリン。
肌だけでなく髪の毛に使うことや、なんと革製品など他の用途に使用することもできます。
- 髪の毛の乾燥予防
- 香水の香りを長続きさせる
- 毛を染めるときのコールドクリームとして
- 火傷や切り傷の応急処置に
- 洋服についた化粧品を落とす
- 靴擦れを防止
- 革製品のお手入れができる
使い方①:髪の毛の乾燥予防
顔や体だけでなく髪の毛にも使用できるヴァセリン。
ヴァセリンの保湿成分で髪の毛の乾燥を防いでくれます。
髪全体に塗るときは少量を薄く伸ばし、特に気になる枝毛にはほんの少しだけ多めに塗ると良いでしょう。
ベタベタするので塗りすぎには注意してください。
使い方②:香水の香りを長続きさせる
香水を噴きかけたところに薄くヴァセリンを塗ると、香水に含まれるアルコール成分の蒸発を緩やかにし、香りを長続きさせることができます。
オーデコロンのように香りが薄く、持続時間が短いものも、ヴァセリンをひと塗りするだけでいつもより香りが長続きに。
またアロマオイル(精油)とヴァセリンを混ぜると、簡単に自分好みの練り香水のようなものが作れます。
ヴァセリン10gに対して、好きな香りのオイル10〜15滴ほど加えれば完成です。
使い方③:毛を染めるときのコールドクリームとして
髪の毛の生え際を自分でキレイに染めるのは難しいですよね。
気をつけていても、おでこの生え際やうなじのところに毛染め液がついてしまったという経験がある方も多いと思います。
自分で毛を染めるときは、ヴァセリンをコールドクリーム代わりとして使用すると良いでしょう。
肌にバリアを張ってくれるので、毛染め液が直接肌につくのを防いでくれます。
使い方④:火傷や切り傷の応急処置に
ヴァセリンは火傷や切り傷などの怪我を負ったときに、応急処置として使用することができます。
ヴァセリンで患部をコーティングすることで、止血と雑菌の侵入防止の効果を発揮します。
またヴァセリンを塗ってからラップを巻くと、簡単な湿潤療法による治療ができます。
ヴァセリン自体に傷を治す成分はありませんが、保湿することで自然治癒力を高めて傷の治りを早くしてくれるでしょう。
災害グッズのひとつとして準備しておけば、何にでも使えるので安心ですよ。
使い方⑤:洋服についた化粧品を落とす
普通の洗濯では落ちにくい洋服についた化粧品にも、ヴァセリンが役立ちます。
口紅やファンデーションがついた部分にヴァセリンを馴染ませます。
このときに強く擦ったり押しつけたりはせず、優しくクルクルと撫でるように馴染ませるのがポイントです。
ヴァセリンは40度以上で溶けるので、最後のすすぎは40度以上のお湯でしてください。
これで落ちにくかった化粧品汚れも簡単に落とすことができるでしょう。
使い方⑥:靴擦れを防止
新しい靴やヒールの高い靴を履くと靴擦れしやすく、歩くのも辛くなってしまいますよね。
そんなときはヴァセリンの保護成分を利用して、靴擦れの防止をするのがおすすめ。
使い方は簡単で靴擦れしそうな箇所にヴァセリンを塗るだけです。
ヴァセリンが肌をコーティングして、靴との摩擦を軽減してくれます。
靴擦れしそうだなと思ったら、ヴァセリンで早めに対策をしておきましょう。
使い方⑦:革製品のお手入れができる
油分でできているヴァセリンは、革製品のお手入れにも使用ができます。
乾いた布に少量のヴァセリンをつけて拭くだけ。
油分が補給された革製品はツヤツヤとした光沢感を取り戻すとともに、ヴァセリンの保護成分が働いてホコリや汚れがつきにくくなります。
また革の苦手な水を弾くので、撥水効果も発揮。
美容効果だけではない!あらゆる用途に使えるヴァセリンの魅力
ヴァセリンはあらゆる用途に使える万能アイテムです。
保湿は美容の命とも言えますから、普段使っている化粧品にプラスして高保湿剤のヴァセリンを使うと、今以上に潤ったしっとり肌を手に入れることができるでしょう。
また美容効果だけではなく、傷の応急処置や革製品のお手入れなどあらゆるものに使用可能です。
お家にバッグに災害時の便利グッズとして常備しておくと良いでしょう。
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