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「傲慢」の意味とは?

傲慢な性格の美人な女性

「傲慢」とは、「相手をバカにする」「相手を見下す」といった意味を持つ言葉です。
この言葉の「傲」という漢字には、「人を人とも思わない」という意味があり、「慢」という漢字には、「物事を大事にしない」「おろそかにする」という意味があります。

このように、これらの漢字には悪い意味が込められているので、傲慢な人と聞くと良い印象を持つ人はまずいないと言えるでしょう。

傲慢な人の特徴

傲慢な性格の男性

では、傲慢な人の特徴をみていきましょう。

  1. 親切にしてもらっても感謝しない
  2. 相手によって態度を大きく変える
  3. 自分の考えが絶対に正しいと思っている
  4. 他人を見下すような発言をする
  5. 見栄を張る
  6. プライドが高い

続いて、傲慢な人の特徴を、それぞれ詳しくみていきます。

特徴① 親切にしてもらっても感謝しない

このような性格の人は、他人から親切にしてもらっても「ありがとう」と感謝することはありません。
こういった人は、「周りいる人間よりも自分は優れている」「自分は特別な存在である」と思い込んでいます。

そのため、これくらいのことは「してもらって当たり前」だと考えているのです。
例えば、エレベーターを閉めようとしたら、エレベーターに乗ろうと走っている人が見えて「開」のボタンを押して待っていたとしましょう。

普通の感覚の持ち主であれば、「開」のボタンを押して待っていてくれた人に対して、「ありがとうございます」や「すみません」と言ったり、会釈をするなどして感謝の気持ちを伝えるものです。
しかし、傲慢な人の場合は、「ありがとうございます」や「すみません」と言うどころか会釈すらもしないのです。

これは、「エレベーターに乗ろうとしているんだから開けて待っているのは当然のこと」だと思っているからなのです。

特徴② 相手によって態度を大きく変える

社長や上司などの権力のある人に対しては、その人の言うことを素直に聞いて媚を売ります。
これは、権力のある人に媚を売っておくことで、将来出世したり、何かあっても社長や上司が守ってくれるだろうと、自分に有利に働くことを期待しているのです。

逆に、同僚や後輩などの自分と立場が変わらない人や目下の人に対しては、急にそっけない態度をとったり、命令口調で指示して自分の都合の良いようにこき使います。
また、容姿の整っている異性には優しくするのに、容姿があまり整っていない異性に対しては急に冷たい態度をとったり、キツイ口調で話します。

特徴③ 自分の考えが絶対に正しいと思っている

このような性格の人は、自分の考えが絶対に正しいと思っています。
むしろ、自分以外の人の考えは間違っていると最初から決めつけています。

そのため、それは間違っていると指摘されても、絶対に自分の考えを曲げることはありません。
また、相手の考えを真っ向から否定して自分の考えを無理やりにでも押し付けてきます。

こういった人と議論しても意見がまとまることなく、平行線を辿ったまま議論が終了してしまうことも多々あるのです。

特徴④ 他人を見下すような発言をする

他人を見下す傲慢な男性

傲慢な人は、自分が一番優秀な人間だと思い込んでいるので、他人を見下してしまう傾向にあります。
他人の欠点ばかりに目を付けては「そんなこともできないのか」と相手をバカにしたような発言をするのです。

たとえ、相手に良いところがたくさんあったとしても、こういった人はそれに目をむけることが一切ないのでそれに気付くことがありません。
そして、他人を見下すことで「自分は優れた人間だ」と優越感を覚えるので、自分よりも優れている人間のことを絶対に認めたくはないのです。

特徴⑤ 見栄を張る

このような性格の人は、自分をよく見せたいと思って見栄を張る人が多いです。
例えば、高級ブランドのアクセサリーやバッグで自分を着飾り、キラキラとした毎日を送っている様子をSNSで自慢してきたり、知らないことを知っていると嘘をついてくることがあります。

こういった人は、自分を高める努力をせずに、外見をよく見せる努力することだけに力を入れてしまいます。
そのため、本来持っている実力と自分のプライドの高さに大きな差が生まれ、さらに自分をよく見せたいという気持ちが強くなってしまうのです。

特徴⑥ プライドが高い

傲慢な人は、非常にプライドが高く、相手から絶対に見下されたくないという思いが非常に強いです。
そのため、相手から見下される前に、偉そうな態度をとって相手から見下されるのを防いでいるのです。

プライドが高いと、理想の自分に近づこうと努力することができるので、プライドが高いということは決して悪いことではありません。
しかし、こういった人は努力することが嫌いなので、理想の自分に近づこうと努力することはありません。

むしろ、プライドが傷つけられることをひどく嫌うことから、自分の責任を他人に擦り付けて逃げてしまったりと、周りの人に迷惑をかけてしまうことも多々あります。

傲慢になる原因

傲慢な性格に悩む女性

では、傲慢になる原因をみていきましょう。

  1. 自分が一番でありたいと考えているから
  2. 過去の栄光を未だに引きずっているから
  3. 自分を客観的に見ることができていないから
  4. 自分に自信がないから

続いて、傲慢になる原因を、それぞれ詳しくみていきます。

原因① 自分が一番でありたいと考えているから

自分が一番でありたいと考えているのが原因で、こういった態度をとってしまう人が多いです。
自分が一番になるためなら手段を選びませんし、卑怯な手段を使って周りの人からどう思われようが関係ないのです。

そのため、時には友達を利用することもありますし、他人の手柄を奪って自分の手柄にしてしまうこともあります。
こういった人は、子供のころに両親からの愛を十分に受けてこなかったせいで、大人になってから「周りの人から注目されたい」という自己顕示欲が強く出すぎてしまっているのです。

そのため、自分が一番になって周りの人よりも偉い立場に立つことで、周りの人から尊敬されたり、注目を集めることで自己顕示欲を満たそうと考えているのです。

原因② 過去の栄光を未だに引きずっているから

傲慢な性格になってしまうのは、過去の栄光を未だに引きずっているのが原因なのかもしれません。
学生時代は部活で関東大会や全国大会に出場した経験がある、常に上位の成績を修めていたなどのそれなりの能力を持っていると、それから相当の月日が経っても「自分は優秀な人間なんだ」と思い込んで周りの人に威張るようになってしまいます。

原因③ 自分を客観的に見ることができていないから

プライドが高い傲慢な女性

傲慢な人は、プライドが非常に高いという特徴がありますが、自分の実力に見合っていないほどプライドが高くなってしまうのは、自分を客観的に見ることができていないのが原因です。
こういった人は、本来の自分の実力や周りの人からの評価に見合っていないケースがほとんどです。

しかし、こういった人は自分のプライドを守り抜くことだけに力を入れてしまいます。
そのため、自分の日頃の言動を見つめ直したり、改善すべき点を探し出すことができないのです。

その結果、プライドを守るためにこのような態度を取り続けてしまうのです。

原因④ 自分に自信がないから

こういった性格の人の中には、実は自分に自信がなく、あえてこのような態度をとる人もいます。
傲慢な態度をとることによって、周りの人に威圧感を与えて、自分を強く見せたいと考えているのです。

本当はコンプレックスの塊なのに、メイクやヘアスタイルで自分を着飾って、コンプレックスをカバーしたりします。
また、人前なのに他人に罵声を浴びせるなどして、「自分は強いんだぞ」と周りの人に知らしめるのです。

このように、自分に自信がなくて、周りの人に自信がないことを悟られたくないという気持ちが強いからこそこのような態度をとってしまうのです。

傲慢な人の行動&態度あるある

傲慢な人に悩まされている男性

では、傲慢な人の行動&態度あるあるをみていきましょう。

  1. 上から目線で話す
  2. 絶対に謝らない
  3. 些細なことでいちいち文句をつける
  4. 自分の意見を相手に押し付ける

続いて、傲慢な人の行動&態度あるあるを、それぞれ詳しくみていきます。

あるある① 上から目線で話す

傲慢な人は、「自分は偉い」「自分は特別な存在」だと思い込んでいるので、自然と話し方も上から目線になりがちです。
例えば、誰かが仕事でミスをすれば「こんなこともできないの?」とその人をバカにしたり、聞いてもいないのに勝手にアドバイスをしてきたりします。

また、自分から頼みごとをする時でも「これやっておいて」と命令口調で頼んでくるので、頼まれた側の人間からすれば、「なんであんなに偉そうなんだ」とイライラしてしまいます。

あるある② 絶対に謝らない

こういった性格の人は、自分の意見が間違っていたり、自分の悪いところを指摘されても絶対に謝りません。
また、自分の責任を他人に擦り付けたり、言い訳をして「自分は悪くない」と自分を正当化します。

こういった人は、間違いを認めることによって、周りの人からの評価が下がったり、自分の非について責められてプライドが傷つくのを恐れているので、何があっても自分から謝ることはないのです。

あるある③ 些細なことでいちいち文句をつける

イライラする傲慢な男性

例えば、レストランで食事している時に、「ここの料理はまずい」「店員のサービスが悪い」と、料理やサービスに対していちいち文句をつけるような人っていますよね。
このように、「えっ?こんなことで?」とツッコミを入れたくなるほど些細なことでいちいち文句をつけるのも、こういった性格の人の特徴でもあります。

こういった人は、他人を見下したり、文句を言うことによって優越感を覚えるような人なので、普通の感覚の人では何とも思わないようなことでも文句をつけないと満足できないのです。

あるある④ 自分の意見を相手に押し付ける

傲慢な人は、自分の意見が絶対に正しいと思い込んでいるので、職場の会議や討論といった場で自分の意見を相手に押し付け、独断で物事を進めてしまうことも少なくありません。
役職に就いていれば、部下をまとめて先頭に立って物事を前に進めることも大切なことです。

しかし、部下一人一人の意見を聞いて段階を踏んで決断を下すというのも非常に重要なことです。
ただ、部下の意見など参考にならないと思って十分に議論もせずに物事を勝手に進めてしまうような人は、周りの人から傲慢だと思われても仕方のないことなのです。

傲慢な人との接し方

傲慢な人と会話する女性

では、傲慢な人との接し方をみていきましょう。

  1. イラっとしても反論しない
  2. 褒めてあげる
  3. 適当に受け流す

続いて、傲慢な人との接し方を、それぞれ詳しくみていきます。

接し方① イラっとしても反論しない

傲慢な人にバカにされたような態度をとられてイライラすることも多いでしょう。
しかし、こういった人に反論したところで倍返しになって反論し返してくるので非常に面倒です。

そのため、こういった人と上手に接していくためには、イラっとしても反論は絶対にしないようにしましょう。
なお、こういった人に反論する時には、「確かにそうですね。でも~」と一度肯定をしてから反論することによって、素直に話を聞いてくれて納得してくれる場合もあります。

接し方② 褒めてあげる

傲慢な人は、自分が一番でありたいと思っていて、周りの人から褒められることで気持ちが満たされます。
そのため、「さすがです」「すごいですね」と少々オーバー気味に褒めてあげるのが効果的です。

そうすることで、相手もとても気分が良くなって、以前よりも扱いが楽になるかもしれません。
ただ、褒めすぎてしまうとますます調子に乗ってしまうので注意が必要です。

接し方③ 適当に受け流す

傲慢な人が人や物事にいちいち文句をつけたり、他人を見下すような発言をしても、「はいはい、また始まったよ」と考えて、「わかる」「そうだね」と軽く相槌を打ちながらも、話は適当に受け流してしまいましょう。
こういった人の発言を真剣に受け止めていては、イライラする一方で精神的にも疲れてしまうことでしょう。

こういった人は、誰かに話を聞いてもらうだけで満足するので、話したいだけ話させておいて、自分は真剣に聞いているフリをしておけば良いだけの話なのです。

傲慢な性格を改善する方法

傲慢な性格を改善したいと思っている女性

では、傲慢な性格を改善する方法をみていきましょう。

  1. 他人と比較して優劣をつけない
  2. 自分の非は素直に認める
  3. 「してもらって当たり前」だと考えない
  4. 自分の考えていることが全て正しいと思わない
  5. 他人の短所よりも長所に目を向けるようにする

続いて、傲慢な性格を改善する方法を、それぞれ詳しくみていきます。

方法① 他人と比較して優劣をつけない

そもそも、このような態度を取ってしまうのは、自分と他人を比較して一人一人に優劣をつけているからです。
こういった人は、自分よりも相手の方が劣っていると「自分は偉い」「自分は優秀だ」と思い込んでしまうため、自分よりも劣っている人なら何をしても許されると考えてしまいがちです。

しかし、だからといって何をしても許されるということにはなりませんし、相手の社会的地位や学歴、年収、容姿などで順位付けを行うことがナンセンスです。
そんなことよりも、一人一人の個性を尊重して、相手の良いところを素直に認めてあげることが大切なのです。

方法② 自分の非は素直に認める

こういった性格の人は自分の非を認めることなく、絶対に自分から謝ることはありません。
しかし、人間であればミスをしてしまうのは仕方のないことですし、むしろミスをした後の対応によってその人の評価が大きく左右されます。

自分の非を頑なに認めず、言い訳や責任転嫁ばかりするような人は、周りの人からの評価が地に落ちてしまいます。
そのため、言い訳や責任転嫁をする前に自分の非を素直に認めて謝ることが大切なのです。

そうすることで、周りの人もそれ以上ミスについて責めようという気も起きませんし、素直に謝ることができるという誠実な態度が、自分への評価に繋がるかもしれません。

方法③ 「してもらって当たり前」だと考えない

傲慢な人というのは、「自分は特別な存在」だと思い込んでいることで、他人から親切にしてもらっても感謝するどころか、むしろ「してもらって当たり前」だと考えてしまいます。
「してもらって当たり前」だと考えていれば、感謝の気持ちが芽生えてくることはありません。

しかし、相手はあなたのために時間と労力を割いてくれているわけですから、それに対して「ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えるのは当然のことです。
そのため、こういった性格を改善したいのであれば、どんなに些細なことであっても「ありがとうございます」ときちんと言葉にして感謝の気持ちを伝えることを心掛けましょう。

方法④ 自分の考えていることが全て正しいと思わない

傲慢な性格を直すためにどうすれば良いか考える女性

他人にこのような態度を取ってしまうのは、自分の考えていることが全て正しいと思い込んでおり、他人の意見に耳を傾けずに自分の意見を押し付けてしまうからです。
しかし、自分には自分の意見があるように、相手には相手の意見があるのは当然のことですし、100%自分の意見が正しいということは絶対にありません。

そのため、自分の考えていることが正しいのか一度冷静になって考える癖を身に着けるようにし、最初から自分の考えていることが絶対に正しいと決めつけないようにしましょう。

方法⑤ 他人の短所よりも長所に目を向けるようにする

こういった性格の人は、「自分は偉い」と勘違いしていることで、他人を見下したような態度を取ってしまいます。
また、常に一番でありたいという気持ちが強すぎることで、相手の良いところを素直に認めることができず、相手の短所に目を向けて否定的な発言をしてしまう傾向にあります。

そのため、こういった性格を改善するためには、他人の短所よりも長所に目を向け、素直に相手を褒められるようになりましょう。
そうすれば、自然に相手を見下すこともなくなっていきますし、相手の長所をどんどん取り入れることで自分の成長にも繋がっていきます。

あなたも傲慢な性格にならないように気を付けましょう!

傲慢な人と上手に付き合う女性

傲慢な人は、自分が一番でありたいと考えていることで他人を見下すような発言をしたり、自分に自信がないことで自分を大きく見せようと偉そうな態度をとってしまうのです。
もしも、あなたの周りにこのような人がいるのであれば、上手な付き合い方を心掛けて深く関わらないようにして下さい。

また、傲慢な性格だと周りの人から嫌われてしまう可能性が高いので、あなたも傲慢な人にならないように日頃の言動には注意を払うようにしましょう。

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ライター
noel編集部

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