大器晩成型の特徴15個!遅咲きタイプか診断&見習いたい仕事の仕方
一般的に、年をとってから成功した人は「大器晩成型」と呼ばれています。 そもそも大器晩成とは、どういう意味で使われている言葉なのでしょうか? それに、年を取ってからとは、具体的に何歳からなの? 今回は「大器晩成型」にまつわる疑問にお答えするとともに、どうすれば大器晩成型になれるのか、という方法もご紹介します。
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「大器晩成型」とは?
大器晩成型とは、「世に出て成功するまでには、長い時間がかかる」という意味の言葉です。
元々の大器晩成型の由来は、中国の古い歴史書に出てくる「大方無隅 大器晩成」という一文から来ています。
これは、「鐘のような大きな器は、製作がとても大変で、簡単には作り上げられない」という意味です。
ここから「偉大な人物は、世に出るまでに大変な努力が必要で、成功するまでには時間がかかる」という意味として、大器晩成型という言葉が使われるようになりました。
最近では、単純に年をとってから成功した人の事を大器晩成型という風潮があります。
しかし、本来は「真の偉大な人物は、若い時は知恵を養い、努力を重ねている期間で目立たないが、時を重ねて実力を養い、年をとってから成功を収める」という意味の言葉なのです。
大器晩成型はいつ成功するの?
年を取ってから成功する事を「大器晩成型」と言う事はわかりました。
それでは、一体何歳くらいで成功すれば大器晩成型に当てはまるのでしょうか?
これに関しては、はっきりと何歳からと、決めるのは難しいです。
どういった業界での成功を目指すのかで、かなり年齢が異なってしまうからです。
例えばプロスポーツ選手なら、20代がピークで、30代に入るとベテランと言われる年齢です。
30代で活躍し出した選手がいれば、それはまさしく大器晩成型でしょう。
ところが政治家といった職業は、30代はまだまだ若手。
80代でも、現役の政治家が沢山いるので、60代でも大器晩成型とは言われないかもしれません。
このように、どういった仕事に取り組んでいるかで、大器晩成型の年齢は大きく変動すると言えるでしょう。
大器晩成型な人の特徴【性格】
大器晩成型の人の性格には、どんな特徴があるのでしょうか?
具体的に見ていきましょう。
- 地道な努力ができるタイプの人
- 知識欲が旺盛である
- 我慢強い人
- 好奇心旺盛である
- 何事にも積極的に取り組む
特徴①:地道な努力ができるタイプの人
大器晩成型の特徴は、まずコツコツと努力することができるという部分です。
歴史に名を残すような大発見も、地道な努力を積み重ねた結果のこと。
華やかな大成功を重ねることが、必ずしも世紀の大発見に繋がるわけではありません。
日常の、ともすればつまらないと感じるような事を継続して、コツコツと積み重ねることが重要です。
特徴②:知識欲が旺盛である
何かを成し遂げるには、その成功のために莫大な知識が必要です。
必要だから仕方なく勉強する、というタイプよりは、知らない事を知ることが楽しい、と感じるような知識欲が旺盛な人が、大器晩成型には多いと考えられます。
特徴③:我慢強い人
例えば実験一つを例にしても、理論を組み立てて実験に臨んでも、思うような結果が出ない事が殆どでしょう。
失敗した実験から、新たな課題を見つけて、また次の実験を繰り返す。
それが成功への道のりです。
その過程の失敗が重なってくると、実験の方向性を見失ったり、根本的にやる気がなくなってしまったり。
それで諦めてしまう様では、到底大器晩成型とは言えません。
大器晩成型の人は、失敗や同じことの繰り返しにも、我慢強く対応して前進する糧にできる人です。
特徴④: 好奇心旺盛である
知識欲が旺盛な事と通じますが、好奇心が旺盛で新しい事を見つける能力に長けています。
小さな疑問や、興味をスルーせず納得いくまで突き詰めていきます。
常にアンテナを張って、自分の興味がある事がないかを意識しているので、情報にも敏感です。
特徴⑤:何事にも積極的に取り組む
仕事に関わる事に限らず、大器晩成型の人の中には、人生において自分に関わるものには積極的な姿勢をとる人が多いです。
人間関係の構築にも積極的で、周囲の協力も自身の力に変えていくようなパワーがあります。
積極的な態度は、周りにも好感を与え、自然と人の集まる中心にいるような人が、大器晩成型の人の特徴です。
大器晩成型な人の特徴【言動・態度】
性格の特徴は、前項でバッチリですね。
では、実際にどんな言動や態度をとっているのかを考えてみましょう。
- 探求心が強い
- 積極的
- 行動力がある
- 質問が多い
- 早急な結論を求めない
- 計画的
- 想像力豊か
- 時間の価値を理解している
- ポジティブ思考
- 自分に厳しい
特徴①:探求心が強い
気になったことや、興味がある事に対してとことん突き詰めます。
自分が納得できるまで、追及するので、そこから別の気づきに派生することも多いです。
そして、さらに新たな課題を見つけては、また突き詰めていく事を繰り返します。
答えを求める熱意が非常に強いのが、大器晩成型の特徴だと言えるでしょう。
特徴②:積極的
主体的に物事に取り組むことに、抵抗感がないので何事に対しても積極的です。
大器晩成型の人は、どんなことも自分の糧になる事を知っているので、いろいろな事を吸収しようと努力します。
その為に積極的な姿勢を保ち、学び取ったことを、将来の成功につなげる努力を怠りません。
特徴③:行動力がある
大器晩成型の人は、周囲からは大胆だと思われるほどの、行動力を発揮します。
理論的に不可能だとされることも、実際に試してみるまでは不可能であることを認めません。
そして、実際に試してみて失敗に終わったら、他の方法を考えて実行します。
まずは実際に動いてみる、というのが特徴的です。
特徴④:質問が多い
好奇心と、知識欲が旺盛な大器晩成型の人は、自分が興味を持ったことを、とことん追求して知りたい、という欲求が強い傾向にあります。
その為、自分の知りたい分野について知識を持つ人に対して、質問攻めにすることも多いでしょう。
自分自身が納得できる答えを求めるので、同じことを様々な角度から質問します。
答える側は、その質問の多彩さに驚くことでしょう。
特徴⑤:早急な結論を求めない
大器晩成型の人は、大きな目標までの道のりを見通した計画を立てているので、結論を急ぎません。
目先の小さな結果が、思わしくなかったとしても、最終的な目標の達成の為に、コツコツと努力を重ねて、長い視点で取り組むことができます。
特徴⑥:計画的
大器晩成型の人は、思い付きや勢いで行動するようなことは滅多にありません。
ゴールから逆算して、段階的にすべきことの目標を立てています。
最終目標の為の、小さな目標をコツコツとクリアしていくので、挫折やリスクの回避も可能です。
大きな目標を一つ掲げているだけでは、一つのトラブルが命取りになってしまう事も、十分考えられます。
方向転換しても、ゴールへの道のりが途絶えない様に、計画的に物事を進めていく力を持っています。
特徴⑦:想像力豊か
好奇心が旺盛で、常にアンテナを張り巡らせて生活しているので、変化に敏感です。
小さな変化から、沢山の未来を創造して、最もゴールに近い道筋を選び取っているのです。
他の人では思いつかないような斬新なアイデアや、行動は、日常の行動が大きな糧です。
好奇心を持ち、探求して、自分の知識や経験として蓄積する事を得意とする大器晩成型の人は、創造力に長けているという事が、大きな強みだと考えられます。
特徴⑧:時間の価値を理解している
「一生に一度の成人式」というように、「一生に一度」は特別な日に使われる、枕詞です。
でも、よく考えてみてください。
今日の会議は、人生で一度しかありません。
明日の打ち合わせも然りです。
人は、特別な日をクローズアップしがちですが、成人式でも、寝て過ごした休日でも同じ24時間なのです。
大器晩成型の人は、その価値を十分に理解しています。
ですから、無駄に時間を過ごすことがありません。
時間は、どんな過ごし方をしても同じように過ぎていくものなので、努力して知識を積み重ねた人と、何もせずに過ごした人の数十年後の差は言うまでもありませんよね。
大器晩成型の人は、時間の価値をきちんと理解して、日々を過ごすことができるのです。
特徴⑨:ポジティブ思考
ゴールに向かう道のりの中で、困難が待ち受けていることは想像に難くありません。
どうしようもない局面にぶち当たってしまった時に、もう駄目だと諦めてしまっては、永遠にゴールに辿り着くことはできませんよね。
大器晩成型の人は、困難をゴールに向かう途中のチェックポイントだと考えています。
今の段階で起こったトラブルは、これまでの道のりを見直すチャンスだと捉えるのです。
負の感情に支配される事がない、大器晩成型の人は究極のポジティブ思考だと言えるでしょう。
特徴⑩:自分に厳しい
他人から見て、十分だと思う事を、大器晩成型の人はまだ不足していると感じます。
自分自身に課すハードルが高いので、道のりは険しいですが、それに見合うだけの努力ができるのです。
高いハードルを越えることで、大きく成長し、より多くの事を学ぶことができます。
自分の現状に満足して、ハードルを低くして楽な道を進むことはせず、更なる鍛錬を重ねるのが大器晩成型の人なのです。
【診断】あなたは大器晩成型?
大器晩成型に当てはまるのは、どんなタイプなのでしょうか?
あなた自身の事を考えながらチェックしてみてください。
診断①:目標の設定が高い
何か成し遂げよう、と目標を定める時に、あなたはどのくらいの目標を掲げますか?
現状維持で継続すれば、時が来れば達成できる程度でしょうか?
それとも、今のままでは絶対に届かないけれども、最大限の努力をすれば、達成できるかもしれない、というレベルでしょうか?
どこに目標を設定するかは、大器晩成型がどうかを判断する一つの基準になります。
達成するために、大変な努力が必要だとわかりながら、その目標を設定することができるのは志が高いからに他なりません。
目標を高く設定して、それに向かって努力できる人は、大器晩成型である可能性が高いです。
診断②:想像力が豊か
大器晩成型の人は、掲げた目標に辿り着くための道筋を、イメージしながら物事に取り組んでいきます。
その想像力が豊かであれば、トラブルの対応も事前に考えておくことができます。
多方面から、目標達成のための手段を考えて、それにまつわるトラブルを予測できる想像力は、大器晩成型には必須の能力であると言えるでしょう。
診断③:打たれ強い
大きな目標に向かう中で、万事がスムーズに思い通りに進むことはあり得ません。
自分が予想もしていなかった事態が発生したり、方向転換を余儀なくされる事も多々あるでしょう。
そんな時に、落ち込んで挫けてしまうのではなく、気持ちを切り替えて次の展開に全力を尽くすことができる、打たれ強さが大器晩成型の人たちに、共通して見られる特徴です。
診断④:コツコツ努力するタイプである
小さな努力の積み重ねが苦ではなく、みんなの注目を集めるような、華やかな仕事でなくても、取り組むことができる。
そんなあなたは、大器晩成型だと言えるでしょう。
大器晩成型の人は、日々の膨大な努力を積み重ねて、長い年月を掛けて結果を出す人の事です。
その膨大な努力の積み重ねを、日常として取り組むことができる人は、未来の成功への近道を進んでいると考えられます。
診断⑤:見返りを求めて頑張るタイプではない
仕事に取り組む時に、報酬や出世など、目に見えてわかりやすい見返りを求める人は、大器晩成型とは言いづらいです。
高い目標を設定すれば、当然結果が出るには長い時間がかかり、それまでには見返りがある事も少ないでしょう。
目先の見返りではなく、目標達成という大きな成功の為に頑張る事が出来る人は、大器晩成型であると言えるでしょう。
大器晩成型な人の仕事の仕方
大器晩成型の人の、仕事の仕方を見習いたいですよね。
早速、ポイントを見ていきましょう。
- 目標の設定が明確
- 小さな成功の積み重ねを継続する
- 柔軟に取り組む
①:目標の設定が明確
目標が漠然としていては、目標達成のために「するべきことの設定」が難しくなります。
「海に行く事」が目標であれば、どんな交通手段で行くかを決めるだけでも一苦労ですよね。
これを「一番早く、なおかつ最安値で海に行く」というように、明確な目標に設定すれば、交通手段を決定するのは簡単です。
このように、目標の設定を明確にすることで、達成までの道のりを具体的に進めていく事ができるようになります。
大器晩成型の人は、明確な目標を細かく設定して、一つずつを確実にクリアしていく事で、最終的に大きな成功を手にすることができるのです。
②:小さな成功の積み重ねを継続する
大器晩成型の人の仕事の仕方は、「継続」が大きなキーワードです。
日々の業務を、コツコツと継続していく事はもちろん大切ですが、それだけでは継続も難しくなります。
その為に必要なのが「小さな成功」なのです。
日々の業務のモチベーションの上昇につながり、新たな目標設定の指針にもなります。
小さな成功を積み重ねて、それを続けていく事が、大器晩成型の人の仕事の仕方なのです。
③:柔軟に取り組む
大器晩成型と呼ばれる人の成功には、長い年月が付きものです。
その年月の中で、何度も方向転換をしたり、環境が変わったりという事も、あり得るでしょう。
その度に、応用力を発揮して仕事に取り組むことができる、というのが大器晩成型に必要な能力なのです。
変化に対応できる柔軟性がと、トラブルが発生した時の対処にも、柔軟性が求められます。
これまでの経験から、効率よくする事だけを目的に、可動域を絞っていくのではなく、積み重ねた時間と経験で、幅広い柔軟性を身に着けていく事が、大器晩成型の仕事の仕方だと言えるでしょう。
大器晩成型な人の手相の特徴とは?
大器晩成型の代表的な手相の特徴として挙げられるのは、「ますかけ線」です。
基本的にますかけ線とは、知能線と感情線が一つにつながっていて、掌を真っ直ぐ横切っている線の事を指しています。
とても珍しい手相で、天下とりの相と呼ばれていて、徳川家康にもあったと言われています。
手相は、生まれながらに備わっているものが、利き手と反対の手、後天的に備わったものが利き手に現れます。
その為右利きの人は、右手にますかけ線があれば、それは後天的に表れたものです。
つまり、大器晩成型である可能性が高い手相だと考えられます。
また、努力次第で成功を掴めると言われるのは、運命線が生命線の上に出ている手相です。
コツコツと積み上げて、努力する事が取り柄の人はまさに大器晩成型であると言えるでしょう。
要領よく、スムーズに物事を進めることが苦手な努力型の手相を持つ人は、結果が出るまでに長い時間がかかりますが、成功した時の実力は、積み重ねた努力に裏打ちされた本物に違いありません。
大器晩成型な人になって成功する方法
成功には一定の法則があります。
大器晩成型の人から、成功する方法を探ってみましょう。
- 途中で投げ出さない
- 勉強を怠らない
- 周りの環境や意見に流されない
- 周囲の人に対して誠実に接する
- 臨機応変な対応をする
方法①:途中で投げ出さない
大器晩成型は、結果が出るまでに時間がかかります。
世間に認められて、世に出るまでには我慢も多いでしょう。
その過程で、諦めてしまっては偉大な人物になる事は叶いません。
途中で思うようにならず、諦めてしまいそうになっても挫けずに継続する事で、目標を達成して大きなことを成し遂げることができるはずです。
何事も、中途半端に投げ出さず、最後までやり遂げる覚悟を持ちましょう。
方法②:勉強を怠らない
大器晩成型の偉人の多くは、とにかく勉強熱心である事が多いです。
成功するためには、地道な努力を続ける根性と、それに伴う知識が必要です。
成功するために十分な知識を身に着けるためには、当然長い時間が必要です。
その為、知識を身に着ける時間が、一見遠回りの様に見えますが、勉強熱心である事が、成功への最も近道なのです。
方法③:周りの環境や意見に流されない
人間だれしも、周りの環境や、他人の意見に影響を受けるものです。
もちろん、それらを受け入れる柔軟性も大切ですが、信念は貫いてこその大器晩成型です。
最初の目標を長い年月で忘れてしまっては、そもそも何を持って成功とするのかも、わからなくなってしまいますよね。
環境の変化で、当初の目標が困難になる事も、あり得ます。
しかし、方向を変えても、手段を変えても辿り着くべき目標がぶれない事。
それが、大器晩成型で成功するために大切な事なのです。
方法④: 周囲の人に対して誠実に接する
人間関係を大切にすることも、成功するためには忘れてはいけません。
大器晩成型の人は、地道な努力を続け、自分の意思をしっかり持っているので、誠実でまじめな性格の人が多いです。
大きな成功を成し遂げるためには、周りの協力は必須ですが、信頼のおける人間関係を築くには、誠実に相手と接することを心掛けなくてはなりません。
周りの意見にも耳を傾けつつ、信念を曲げずに自分の意見を伝える姿は、周囲の人間からも信頼を得ることができるでしょう。
良好な人間関係を築く努力は、大器晩成型の人には必ず必要になる部分です。
方法⑤:臨機応変な対応をする
練りに練ったA案でうまくいかない時に、これまでの労力に拘って進路変更が出来ないようでは、未来の成功は難しいです。
臨機応変に対応することが求められます。
周囲の人間との意見の対立があっても、自分のルールや常識に固執せず、相手を尊重し、意見を聞き入れることが大切です。
自分だけの枠では限界がある事も、沢山の人の意見を聞くことで、幅が広がる事も多いはずです。
決まりごとに縛られず、臨機応変な対応ができるかどうかが大器晩成型かどうかの分かれ道でもあります。
大器晩成型の人を真似て、未来の成功をつかもう
今現在の自分の仕事への取り組み方が、大器晩成型でなかったとしても、諦めないでください。
ここで学んだ特徴や、仕事の仕方を参考にして、これから先の仕事に向かい合っていきましょう。
大器晩成型に年齢制限はありません。
人生で今日が一番若いので、今!ここから気持ちを切り替えてみてください。
数十年後のあなたは、大器晩成型だと評価されているかもしれませんよ。
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