几帳面な人の特徴とは？几帳面な性格の長所・短所も紹介！

「几帳面」の意味とは？

几帳面とはどんな物事も細かく行う様子を意味し、時間や約束、ルールなども正確に対処します。
語源は平安時代の貴族たちが室内で間仕切りなどに使用していた｢几帳｣が由来しています。

几帳の柱の面取りが細部まで丁寧に仕上げられていたことから｢几帳面｣と呼ばれるようなったのです。
江戸時代以降から、いろいろな場面で細かく丁寧に作業を行う様子を｢几帳面｣と呼ぶようになったと言われています。

つまり几帳面な人とは、丁寧に的確に物事を進める人を指すのです。

几帳面な人の特徴

几帳面といわれる人には共通点があるのでしょうか。
几帳面な人の特徴を詳細に見ていきましょう。

1. 掃除や整理整頓が行き届いてる
2. 計画的
3. 神経質な傾向がある
4. こだわりがある
5. 自尊心がある
6. メモを書くクセがある
7. 責任感がある
8. 時間厳守
9. マニュアルを守る
10. 約束を破らない
11. 全てに全力
12. ビジネスの評価が高い
13. 自分や周囲の人にも厳しい
14. 礼儀正しい
15. ストレスが溜まりやすい

特徴① 掃除や整理整頓が行き届いてる

部屋やデスク周りなど、几帳面な人は掃除や整理整頓が行き届いています。
几帳面な人は綺麗な空間にゴミが落ちていたり、埃が少しでも被っていると気になってしまい、集中ができなくなります。

片付けるのが面倒だと感じていても、綺麗になったあとの達成感や満足感が実感できるので、つい掃除をしてしまうのです。
物の配置に細かい人もおり、ほんの数ミリ配置がズレただけでも不快に感じます。

しかし一方で、最初から散らかっている汚い部屋などは片付けないという人も中にはいます。
綺麗なものを汚されるのは耐えられないけど、元々汚いものを綺麗にしようとは思えないのでしょう。

綺麗好きな几帳面な人にもいろいろなパターンがあるようです。

特徴② 計画的

几帳面な人は物事を細部までより正確に進めていきたいのです。
そのため、事前に計画を立てておく傾向があります。

するべきことが決まっていれば、それを達成するための段取りを想像し構築しています。
そしてその段取りとおりに計画を進めるのです。

そんな几帳面な人は、ビジネスなどではリーダーや進行役を頼まれることがあります。
しかし、自分だけならほぼ計画通りに進められることも複数人数が集まれば意見も食い違います。

そのため、うまくチームをまとめられずストレスが溜まりがちになってしまうのです。

特徴③ 神経質な傾向がある

周囲の人に比べると几帳面な人は神経質です。
それはより多感に周囲の様子を気遣い、気配りするからなのです。

周囲に気遣うあまり、ついつい感情的になってしまい空回りすることもあるようです。
結果、問題を解消できずに自滅することも少なくありません。

ですが、それは几帳面な人がより良い環境にしようと振舞ってくれたからなのです。

特徴④ こだわりがある

几帳面な人はこだわりが強い傾向が見られます。
そのこだわりは周囲の意見を聞いても、一度決めたらなかなか譲ることはありません。

そのため、周囲の人からは融通が利かない人と思われがちです。
しかし、こだわりが強いということは一つのことをとことん突き詰められる習性があるということです。

ひとつのことを追求できるからこそ、見えてくるものもあることでしょう。

特徴⑤ 自尊心がある

人よりも強い自尊心が几帳面な人にはあります。
計画とおりに物事が進み、達成し自信を得られることで自尊心へとつながるのです。

いつでも完璧な自分をイメージしているので、そのイメージにより近づくように振舞っています。
イメージどおりに振舞うことができるとより自信を持ち、さらに自分を磨きに専念します。

また、周囲からの人望も厚く信頼されているので、それも自尊心を高めていきます。

特徴⑥ メモを書くクセがある

几帳面な人はメモを書くクセがあります。
ビジネスやプライベートで気づいたことなど、忘れてしまわないようにメモをしています。

例えば、友人の誕生日や取引先の人の趣味など、何気ない会話から得た情報をメモに残しています。
そして、その情報を今後に生かしていくのです。

メモを書くのが習慣なので、プライベートでもペンとメモ帳を持ち歩くことが多いです。

特徴⑦ 責任感がある

目標を達成するために計画を練る几帳面な人は責任感があります。
責任感が強いためビジネスシーンでも頼られ期待されることも多いでしょう。

何かを任されると相手に見込み違いと思われないようにと、度を越して頑張ってしまうこともあります。
その努力こそが責任感へと成長していきます。

依頼されたことの結果を残せる几帳面な人は周囲からの人望がとても厚いのです。

特徴⑧ 時間厳守

几帳面な人は遅刻を好まず、時間を厳守します。
もし万が一、何らかの事情で時間を守れないときは必ず連絡を行い、フォローも怠りません。

常に相手の立場を考えて振舞っているので、相手が不快にならないよう配慮しています。
なにより、自分がされて嫌なことは絶対に相手にすることはないのです。

時間を守ってくれる人は周囲からの評判がいいので、よく誘いなどを受けることでしょう。

特徴⑨ マニュアルを守る

計画を練る几帳面な人はマニュアルを守ります。
マニュアルとは目標のために練った計画のことです。

マニュアル通り進めなければ、何から始めて良いのかわからなくなり混乱しがちです。
予定通りに進むことで自分に自信が持て、満足感が得られるのです。

そのため、イレギュラーなことに対応するのは苦手な面もあります。

特徴⑩ 約束を破らない

時間を厳守する几帳面な人は約束を破ることはありません。
緊急事態などで守れない場合は後日、フォローをし埋め合わせを行います。

自分が不快に感じることは絶対に相手にはしないよう心がけているのです。
どんなに些細な約束でも先に約束したほうを優先しています。

そのため、｢この人は約束を必ず守る誠実な人」という印象を周囲の人は感じています。
約束を守るということは簡単なようで難しいことです。

だからこそ几帳面な人の人望は厚いものなのでしょう。

⑪ 全てに全力

几帳面な人はプライベートもビジネスも全力で取り組みます。
全力で取り組まないと失敗するかもしれないと感じているからです。

仕事などで手を抜いてしまうともし、それが原因でトラブルが起こることがあります。
最悪の事態を想定してもいざ、事が起きてしまうとイレギュラーには上手く対応ができません。

だからこそ、几帳面な人はどんなことも手を抜くことなく完璧にこなすのです。

特徴⑫ ビジネスの評価が高い

計画的で正確に仕事をこなすので、几帳面な人はビジネスでも評価が高い人が多いです。
上司からの信頼が高く、重要な仕事を任されることもあります。

几帳面な人に仕事を任せると普通に人に頼んだときよりも、数倍完成度が高い物に仕上がることもあるようです。
細かいところに気づける几帳面さがあるからこそ、頼まれていなくても完璧を求めます。

そんな姿を評価されているからこそ、信頼を寄せられるのです。

特徴⑬ 自分や周囲の人にも厳しい

自分や周囲の人に厳しく振舞ってしまうことが几帳面な人はあります。
評価が高くなればなるほどより完璧であろうと努力を怠りません。

個人で動く場合にはそれで問題はないのですが、チームになると周囲の人にも完璧を求めてしまう傾向があるようです。
予定が狂うのを避けたいので融通が利かず、周囲から煙たがれる恐れもあります。

ですが、煙たがられるよりも予定がこなせないことが耐えられないのです。
それだけ几帳面な人は物事に真剣に取り組んでいる証拠といえるでしょう。

特徴⑭ 礼儀正しい

几帳面な人はとても礼儀や常識をわきまえています。
そのため、どんなシーンでも礼儀正しく好印象を与えています。

モラルの意識も高く、一般常識といわれる知識は守るものと心得ていて、とても理性的に振舞うことができるのです。
礼儀正しい振る舞いができるので上司などの目上の人からも高く評価されることが多く、目をかけられやすいです。

そのため、大事なビジネスに同席するといった機会も増えることでしょう。

特徴⑮ ストレスが溜まりやすい

思い通りに事が運ばないと几帳面な人はイラつきがちです。
ストレスが溜まりやすい性格といえます。

几帳面な人は計画から少しでも予定が遅れると落ち着きが無くなり、予定を取り戻そうと取り乱すこともあります。
予定しなかった事が起きたときは、どう対処して良いかわからずパニックを起こしかねません。

全てが予定通りにいくとは思っていなくても、やはり予定通りにいかないのは耐えられないのです。

几帳面な性格の長所

几帳面な人には様々な特徴が見られましたが、特徴が長所として表れるのはいったいどういったところなのでしょうか。
几帳面な性格の長所を挙げていきます。

1. 整理整頓が得意
2. 事前の準備を怠らない
3. 責任感が強い
4. 記憶力が優れている
5. 礼節をわきまえ、誠実

長所①整理整頓が得意

きれい好きな傾向がある几帳面な性格は掃除や整理整頓が得意です。
常に自分が過ごす場所をこまめに清掃し、物を整頓させ快適に保っています。

職場など共有スペースも他の人が気がつく前に、清掃したり使いやすく片付けたりと気配りを絶やしません。
また、書類などの作成を依頼されると内容を正確に把握し、よりわかりやすく作成するという特技も備わっています。

几帳面な性格は、ビジネスにも性格の長所を生かし実力を発揮できるのです。

長所②事前の準備を怠らない

几帳面な性格は予定が決まると計画を練ります。
そしてその計画がスムーズに、トラブルなく遂行できるように事前準備を怠りません。

せっかく計画を練っても準備が疎かだと思わぬ、トラブルやアクシデントが起こる可能性があるのです。
几帳面な人はそういったイレギュラーな事態は予定に入っていないので、どうしていいのかわからなくパニックになります。

そんな事態にならないために、事前準備をしっかりと行い、何度も確認を繰り返しています。
だからこそ、几帳面な人は失敗が少ないのでしょう。

長所③ 責任感が強い

どんなことでも全力で取り組む几帳面な性格は、他の人よりも責任感が強いです。
人に頼まれごとをされると、期待を裏切らないように期待以上の結果を残そうと努力を惜しみません。

そうして結果を出せたときに達成感を味わい、相手から感謝されるとさらに自信を付けていきます。
それが責任感をより強いものへと成長させるのです。

責任感が強い几帳面な性格だからこそ、人望を集められるのでしょう。

特徴④ 記憶力が優れている

他の人よりも記憶力が優れているので、ちょっとした変化も敏感に察知します。
得意とする整理整頓も記憶力が優れているからこそなのです。

他の人との会話の内容も覚えており、会話をしたときの細かいシチュエーションまで記憶しています。
会話の後は頭の中で会話内容を整理しているので、しっかりと覚えていられます。

一度聞いたことは忘れないのが几帳面な性格の魅力だといえます。

特徴⑤ 礼節をわきまえ、誠実

几帳面な人は礼節をわきまえているので、とても礼儀正しいです。
どんなに親しい関係でも、礼儀を忘れることはないので軽いお付き合いをすることもありません。

目上の人は敬い、目下の人には平等に優しく接することを心がけています。
また、嘘をつくのが苦手なので軽々しく嘘を口にすることもありません。

几帳面な性格は、相手に後ろめたい接し方は決してしないのです。

几帳面な性格の短所

いくつかの素晴らしい長所があった几帳面な性格にも短所は存在します。
几帳面な性格の短所を挙げていきます。

1. 融通が利きにくい
2. 神経質
3. イレギュラーに対応できない
4. 自分にも他人にも厳しい
5. ストレスが溜まりがち

短所①融通が利きにくい

几帳面な性格は几帳面ゆえに融通が利きにくいところがあるのです。
計画性どおりに事を運びたい几帳面な人は、予定が変更されたり、自分のペースを崩されるのを嫌います。

ましてや自分で決めたルールの違反は絶対にしません。
それが例え、他の人から見たら許容範囲のことでも几帳面な人には絶対に通用しないのです。

そのため、几帳面な性格は融通が利かないと敬遠されているのでしょう。

短所②神経質

几帳面な性格は神経質なところも見られます。
周囲を多感に感じ取り、よく観察しているため細かいところに気づいてしまいがちです。

他の人が気にならないようなことも、几帳面な人は気になってしまうのです。
気になり始めたら問題を解消するまでは他のものに手がつかず、落ち着かなくなってしまいます。

そして思うように問題が解消できなければ、満足するまで何度も繰り返します。
こういったところが几帳面な人は神経質だと見せているのかもしれません。

短所③ イレギュラーに対応できない

計画性を重んじる几帳面な性格は、イレギュラーが発生すると上手く対応ができません。
不測の事態にはどう振舞っていいのかわからないのです。

几帳面な人は計画を練る上で、下調べや事前準備を怠りません。
したがって計画を遂行する上で、ある程度のハプニングは予測しています。

予測したハプニングには対応できるように準備はしているのですが、予測外の場合はお手上げです。
臨機応変に振舞えないところが短所といえるでしょう。

短所④ 自分にも他人にも厳しい

自分にも他人にも厳しいのが几帳面な性格です。
融通が利きにくい几帳面な人は、自分で決めたルールを違反することはまずありません。

しかし、時にはそれを他の人にも求めてしまいます。
｢自分はこうだから、あなたもこうすべき」と無意識に思い、態度に出てしまうのです。

人の良い人なら合わせてくれることもあるでしょう。
ですが、そういった言動が苦手で人が離れてしまうこともあるのです。

短所⑤ ストレスが溜まりがち

几帳面な性格は日常、いろんなシーンでストレスを溜め込みがちです。
スムーズに予定が進まないとイライラしてしまうのです。

一度、イライラしてしまうと「イライラしている自分」ばかりを考えてしまい、なかなかリラックスができません。
そのままリラックスするタイミングがなかなか掴めず、一向にストレスの解消ができないので、爆発してしまうこともあるようです。

ストレスを溜めすぎて、人前で爆発しないように気をつけた方がいいかもしれません。

几帳面な性格になる方法

人望の厚い、几帳面な性格になる方法はあるのでしょうか。
几帳面な性格になる方法を見ていきましょう。

1. 物に住所を決め、使ったら住所に返す
2. 時間、約束を守る
3. メモを書くクセをつける
4. 計画を練ってから行動する
5. 妥協しない

方法①物に住所を決め、使ったら住所に返す

几帳面な人は身の回りが整理整頓され、掃除が行き届いています。
まずは、整理整頓から始めましょう。

片づけが苦手な人が本格的に始めるのは、ハードルが高いので簡単なところからで大丈夫です。
持ち物に住所を決めて、使ったら住所に返すように心がけましょう。

それだけでも空間はすっきりとし、自然ともっと整理整頓してみようと思えるはずです。

方法②時間、約束を守る

相手と約束を交わしたら、時間も約束も必ず守るよう努力してください。
几帳面な人は、他の人に不快な思いをさせたくない、自分がされたら不快だから約束を厳守しています。

一見、簡単なことに思えますが、日常的に忙しく時間に追われていると難しいものなのです。
仲が良いからと待たせたり、簡単に約束をすらしてしまうのは信用を少しずつ失います。

約束は大切なものです。
もし、万が一守れないときは必ず、連絡し後にフォローを忘れないようにしましょう。

方法③メモを書くクセをつける

メモを書くクセを付けるようにしましょう。
几帳面な人は普段からメモ帳とペンを持ち歩いています。

そして、少しでも気になったことや重要なことに気づいたときはメモに残すのです。
メモに残すことで忘れてしまうことも防げます。

メモの代わりに日記を記すのも良いでしょう。

方法④計画を練ってから行動する

几帳面な人は計画を練り行動します。
何か予定があるのなら大まかに計画を立ててみましょう。

例えば旅行なら、旅先のどのお店に行くのか、移動はどうするのかだけでも充分です。
計画の前にリサーチもするので旅先の知識が得られ、移動もスムーズになります。

詳細な計画ではなくても、十分に達成感が得られます。

方法⑤妥協しない

最後まで全力で取り組むのが几帳面な人です。
妥協するのをやめてみましょう。

プライベートやビジネスで妥協した経験はありませんか？
几帳面な人は例え、多少手を抜いて良いところでも手は抜かず、より丁寧に最善を尽くすのです。

状況によっては妥協が必要なシーンもありますが、そうでなければ全力を出しましょう。
全力を出すことで｢しなかった後悔｣を減らすことができ、自分に自信が付けられます。

几帳面過ぎる性格の人が気をつけるべきこと

適度に几帳面程度であれば、周囲の人からも頼りにされますが度が過ぎてしまうのは考えものです。
几帳面過ぎる性格の人はどこに注意したらいいのでしょうか。

1. 人の意見も受け入れる
2. 気持ちにゆとりを持つ
3. 不測の事態にも慌てない
4. 自分の常識を押し付けない
5. うつ病になりやすい

気をつけるべきこと①人の意見も受け入れる

人の意見も受け入れるように心がけましょう。
几帳面な人は自分が決めたルールに沿って振舞います。

自分のルールや決めた計画が全てだと思い込むことがあり、他の人と意見が食い違ったときでも、譲ることはありません。
例え、他の人意見が最善だと気づいたとしても、自分で決めてしまったことは曲げられないのです。

しかし、そんなことではせっかく慕ってくれている人を悲しませることになりかねません。
几帳面すぎる人はほんの少しでも、人の意見に耳を傾ける努力が必要です。

気をつけるべきこと②気持ちにゆとりを持つ

気持ちにゆとりを持つことも几帳面さを和らげるのには必要です。
予定通りに物事を進めるというのは、重要かつ難しいことでもあります。
しかし、予定通りに進めることばかり考えて周りが見えていないことが多いのです。
頑張っているのは几帳面な人だけではありません。

困ったことがあれば助けてくれる人が周囲にはいます。
自分だけで解決しようと思わず、フォローしてくれる存在がいることを思い出してください。

気をつけるべきこと③不測の事態にも慌てない

几帳面な人は予想していないイレギュラーな出来事には弱い面があります。
しかし、不測の事態というものは誰しも得意ではありません。

イレギュラーに困っているのは自分だけではないと自覚しましょう。
自覚することで気持ちが少し落ち着き、冷静に考えることができるはずです。

計画を緻密に立てる几帳面な人だからこそ、そのイレギュラーにどう対処するか、頭の中で段取りがきっとできます。
ピンチのときこそ几帳面に振舞いましょう。

気をつけるべきこと④自分の常識を押し付けない

几帳面な人はついつい自分の常識を押し付けがちです。
自分と他の人は別の人間ですから、常識を押し付けるのはやめましょう。

礼節をわきまえ、ルールを守れるのは素敵なことです。
しかし、自分にルールがあるように他人にも他人のルールが存在するのです。

意見が合わないからと無理やり従わせるのではなく、｢この人はこういう人」なんだと割り切ってしまうほうが、ストレスは溜まりません。
別々の人間同士なんですから、個性があって当たり前だと考えましょう。

気をつけるべきこと⑤うつ病になりやすい

几帳面な人はストレスが溜まりやすい性格です。
ストレスが募るので、精神的に疲れてしまい｢うつ病」の危険性も出てきます。

几帳面な人は完ぺき主義者が多く、困っていても誰かに相談することをプライドが許さないため、あまり相談しません。
悩みは誰かに打ち明けることで、軽くなることあります。

悩んで病気になる前にストレスをうまく緩和しましょう。

几帳面な人が恋愛で苦労すること

几帳面な人には理想の恋人像があります。
｢恋人ならこうあるべき」という理想とは違う言動をされると不満に感じ、時には感情をぶつけることもあります。

物事を明確にしたい几帳面な人なので、愛情表現もストレートに伝えますし、恋人にもそれを求めがちです。
そのため、恋人は几帳面な人に対し、窮屈に感じてしまうこともあるようです。

そんな几帳面な性格は、時として恋愛の障害になりかねません。
もっと恋人を信じて、気持ちにゆとりを持つようにしましょう。

愛情表現は多種多様なのです。
ストレートな愛情表現ではなくても、恋人の愛情表現を素直に受け止め、素直に喜びましょう。

几帳面な性格の人に向いてる仕事

計画的に性格に物事を進めるのが得意な几帳面な人にはどんな仕事が向いているのでしょう。
几帳面な人に向いている仕事を挙げていきます。

1. 士業
2. 職人・エンジニア
3. 秘書
4. 公務員
5. 経理事務

向いている仕事①士業

几帳面な人は士業に向いている職業です。
士業とは弁護士や税理士、行政書士など職業を指しています。

マニュアルを守り、物事を慎重に進める几帳面な人にとって、法律を理解しルールに沿って仕事をするので向いています。
仕事を依頼する側も慎重に案件を扱ってもらえるので、安心して任せられるのです。

ただし、依頼によってはイレギュラーなことが起こる職種でもあるので、臨機応変に対応できるように心がけなくてはいけないかもしれません。

向いている仕事② 職人・エンジニア

細かいところにも気を使う几帳面な人は手先が器用な人も多くいます。
手先の器用さを活かせる職人やエンジニアも適職です。

几帳面な人は最後まで諦めず、繊細に仕事に向き合います。
最後までやり抜く精神力が備わっているので、品質を一定以上に保つことが重要な作業に向いています。

一つのことをとことん、突き詰められる几帳面な人だからこそ、能力が発揮できるのです。

向いている仕事③秘書

几帳面な人でコミュニケーション能力に自信があるなら、秘書もおすすめです。
秘書はスケジュールの管理や予定の事前準備など、様々な仕事を予定通りに進める必要があります。

だからこそ緻密に予定を勧めることができる几帳面な人に向いている仕事と言えます。
また、秘書というのは社長や重役など立場が上の人たちと共に仕事をするので、VIPなお客様の対応をする機会もあるでしょう。

それにより自身のコミュニケーション能力にも磨きがかかります。

向いている仕事④公務員

役所勤務などの公務員にも几帳面な人は向いています。
役所での仕事は書類に不備がないか確認したり、窓口での手続き各種などを行います。

人々の生活に直結した仕事なので、失敗や書類などの管理不足は許されず、正確さを求められる仕事です。
正確さを求められる仕事だからこそ几帳面さは必要なのです。

公務員は几帳面な人にぴったりな職種といえます。

向いている仕事⑤経理事務

金銭を扱う経理事務には何よりも精度が求められます。
数字一つ一つをしっかり確認し、ミスを見逃さない仕事なので、慎重さがある几帳面な人に非常に向いています。

経理事務の仕事は地味に感じるかもしれませんが、会社のお金を管理する重要な役どころです。
経理の財務分析を間違ってしまうと会社倒産の危機にもなりかねません。

だからこそお金の管理は几帳面な人に任せたほうが、周囲は安心するのです。

几帳面な人は肩の力を抜いてみよう

几帳面な人はきれい好きで、慎重な誠実な人です。
しかし、その一方で神経質や融通の利かない一面も持っています。

思い通りにいかないことは誰しも起こりうることです。
そのことにいつまでもとらわれ、周囲の意見に耳を貸さないのは自分を孤立させてしまいます。

完璧であろうとする心構えは立派なものですが、少し肩の力を抜いてリラックスすることも大切です。

ストレスをためない様、過ごしていきましょう。