いけずとは?いけずな人の特徴8つといけずな人への対処法を紹介
「あの人いけずだからね」とか、方言まじりの「ほんまにいけずやわ~」など、何気なく聞き流しているいけずという言葉。 しかしながら、いけずと表現される人がどのような人なのか、はっきりと説明できる方は少ないのではないでしょうか。 そこで今回はいけずな人の特徴と、そのいけずな態度への対処法をご紹介します。 人間関係をストレスのないものとするために、いけずな人を理解しましょう。
人気のおすすめ記事
「いけず」の意味とは?
「いけず」とは意地悪なおこないや、意地悪なことをする態度、そのようなことをする人を示します。
比較的軽いニュアンスでとられるために、意地悪な物言いを皮肉る時に使用しやすいのです。
方言と言われているのは、関西地方での使用頻度が多いからでしょう。
京言葉での「いけず」は意地悪な人や、口の悪い人の事を意味します。
大阪言葉での「いけず」は「行かず」の語源に由来し、素直じゃない憎まれ口をきく様子を軽く皮肉る使い方で広く一般的になっているのです。
いけずな人の特徴
それではいけずな人の特徴を見ていきましょう。
いけずな人の主な特徴を8つご紹介します。
- 評価基準を自分で決める
- 付き合いが悪い
- 冷静沈着
- 天邪鬼
- 仲間のミスを平気で指摘する
- 平等に接する
- 近寄りがたい雰囲気がある
- 風刺がきいたジョークを言う
続いて、それぞれの特徴を持ついけずな人の心理を分析していきます。
特徴①:評価基準を自分で決める
いけずな人は自分の評価基準がすべてだと思う傾向があります。
しかも、その評価基準が自分より優れているか劣っているか、自分の考えに合っているか合っていないかで判断することが多いのです。
それは自分主体の考え方に慣れているためで、その評価基準が間違っているとは少しも思ってはいません。
そのため、自分の評価基準を全面的に信用し、評価が劣ると判断すれば徹底的にしつこく攻撃するということがよくあります。
特徴②:付き合いが悪い
いけずな人の特徴として、付き合いが悪いということがあります。
社内の飲み会やレクリエーションに誘ってみても、ことごとく断ることがあるのです。
いけずな人自身に悪気はなく、その出来事や参加メンバーに対する無関心さが原因で、行くか行かずかの判断基準は本人により異なります。
なんだか難しそうな話ですが、こちらの思惑や立場はいっさい関係なくいけず人にとって面白そうか面白くないかを想像すればスムーズにコミュニケーションできるでしょう。
特徴③:冷静沈着
周囲からクールに見えたり毒舌が多かったりするいけずな人ですが、それは何が起きても動じない冷静沈着な心理傾向にあるからだと言えます。
長所でもあり共感性に欠けるという短所でもあるのです。
良く言うとマイペース、悪く言うと自分勝手な思い込みが、周囲との境界線を引こうとしてしまいます。
冷静に物事に対処できて頼りになる反面、自分の利にならないことには興味を示してくれないという弱点があるのです。
特徴④:天邪鬼
京言葉ではいけず=こんじょわる(根性悪)という言葉があるくらい、根性が曲がってしまっているケースもあります。
素直に人の言葉を受け止めることができません。
気持ちよく「はい」と言えばいいのに、何かしらの理由をつけてから肯定するもしくは断るということも想定の範囲内です。
天邪鬼ないけずタイプは、その言い分を聞き、無理ならいいという姿勢を見せると交渉がスムーズに進む場合があります。
特徴⑤:仲間のミスを平気で指摘する
仲間なのにミスをかばうどころか指摘する攻撃性はいけず以外の何物でもありません。
仲間に対する親愛の情より、公正な正義感が勝ってしまった状態で、悪意を感じますね。
自分のミスも仲間の失敗にするようになってしまったら、いけず末期です。
振りかざす弁舌がどんなに筋の通ったものであっても、好感度は下がっていくばかりでしょう。
特徴⑥:平等に接する
良くも悪くもいけずな人は他人に対して平等な態度でいようとします。
自分より年上だろうと、先輩だろうと、弱者だろうと、立場を考えないのが特徴の一つなのです。
傷ついている人に対して、時にその傷をえぐるようなことをストレートに言うのは残酷な正義感だと言えます。
また、自分が引くべき場面でも引かずに強気な態度を貫いてしまうために、相手を怒らせてしまうことも多いのです。
特徴⑦:近寄りがたい雰囲気がある
いけずな人はどこかミステリアスで近寄りがたい雰囲気を醸し出しているものです。
特別感を感じるから近寄ってみたくなるものですが近寄らせないバリアで遮られるのでいけずと言われます。
大体において自己愛が強いタイプが多いものの、周囲とのコミュニケーションを嫌っているわけではありませんから、こちらが一歩踏み込んじゃえばいけずなやり取りを楽しむことができるでしょう。
特徴⑧:風刺がきいたジョークを言う
いけずな人と判断される一つの特徴に、ブラックジョークがあります。
ピリッと嫌味がきいた面白い一言を言えるのがいけず人なのです。
教養をひけらかさずに、自分の意見をユーモアたっぷりに表現するから周囲から一目おかれる存在となります。
いけずな人への対処法
それでは、このようないけずな人にはどう接すれば良いのでしょうか?
いけずな人への対処法を以下にご紹介します。
- 特別扱いしない
- 価値観の違いを理解する
- こちらの考え方を押し付けない
- マイペースに接する
- 思いやる
- 白や黒だけでなく、グレーもあると説明する
続いて、上記の対処法を一つ一つ見ていきましょう。
対処法①:特別扱いしない
いけずな人と一度でも接するとあんな事を言われたから面倒くさい人だという判断をしてしまいがちかと思います。
イヤだと思ってしまうと、つい顔に出てしまったりもするものです。
いけずな個性なんだと理解して特別扱いせず、友達に接する態度と同じように接しましょう。
特別扱いしなければ、いけずと感じなくなることも増えるはずです。
対処法②:価値観の違いを理解する
いけずな人ともう少し仲良くなりたいと思った時には、その独特の価値観への理解が深まってきた頃だと思います。
価値観の違いというのは、ある一定の出来事に対しての感情に違いがあるということです。
何かの出来事があった時にどういう感情を抱くのかという点で、自分といけずな人との間に違いがあることがあるでしょうし、同じ感情を抱くこともあるでしょう。
そうやってお互いの理解を深めていけば良いのです。
対処法③:こちらの考え方を押し付けない
いけずな人への対処法の一つとしては、こちらの考え方を押し付けないという対処法も有効です。
価値観の違いによって、考え方に違いが生まれます。
そして、その考え方によって心が動いていくわけですが、こちらの都合が良いようにいけずな人の感情を誘導してはいけません。
誘導すると、信頼を得られなくなりますので注意しましょう。
対処法④:マイペースに接する
いけずな人だからといって、必要以上に避ける必要はありませんし、こびをうらなくても大丈夫です。
いけずな人なんだから、と思って自分のペースで接しましょう。
思った通りの反応が返ってこなくても気にせず相手の態度に振り回されず、自分の言いたい事を伝えていけば良いのです。
対処法⑤:思いやる
いけずな人を苦手と思っている方への対処法の一つに、いけずな人を思いやるという逆療法があります。
こちらが苦手だと思っている時というのは、大体において相手にもそのような意識は伝わっているものです。
目の前のいけずな人は、そのようなこちらのビクついた反応で自己嫌悪に陥ることが多いかも知れません。
だとしたら、いけずな人だってコミュニケーションに悩みを抱えているのですから、思いやりの心で接するなど気を使ってあげましょう。
対処法⑥:白や黒だけでなく、グレーもあると説明する
極端ないけず人の場合、あらゆる出来事を正しいか正しくないかだけで判断するということもあるでしょう。
そのような事でトラブルになった時は、全ての出来事には白か黒の両極端だけではなく中間のゾーンであるグレーもあるのだという説明が必要です。
グレーだって無駄ではなく、そのゾーンがあるからこそ白と黒に分別できるのだと、理路整然と話せば分かってもらえます。
いけずな人を理解したら、対処法で親しくなろう!
関西地方では軽いニュアンスで「いけずやわ~」と表現することによって、いけずな性格をあしらうことができます。
この深刻に構えない軽い交際方法がいけずな人と親しくなる近道と言えるでしょう。
気分を害されたからと苦手意識のある方は、いけずな個性を受け入れて理解することで仲良くなれます。
対処法で円満な人間関係を築いていってくださいね。
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
メイク・コスメ、美容、ライフスタイル、ヘアスタイル、ファッション、ネイル、恋愛のテーマで、編集部が独自調査、または各分野のスペシャリストが監修した記事を毎日更新しています。いまの気持ちに1番フィットする情報で、明日を今日よりすばらしい日に。