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文字数別!珍しくてかっこいい苗字

珍しい苗字の人が記入する

かっこいい苗字は全国各地に豊富にありますが、その中でも珍しいものを文字数別に紹介します。
どんな苗字があるのかと一緒に、自分の苗字が珍しいものであればついでに探してみるのもおすすめです。

一文字

まずは一文字の苗字からかっこいいものをピックアップしていきます。
珍しくてかっこいいものを5つ紹介しますので、どんなものがあるのか見て行きましょう。

かっこいい苗字①:縣(あがた)

「あがた」と読むこの苗字は、主に静岡県、愛知県、長野県に分布しています。
東京や大阪などにも分布していますが、一番多くこの苗字の方がいるのは静岡県です。

この縣という苗字は安形(あがた)の異形であるという説や、今の宮崎県の日向が由来だとされている説もあります。
また、県造(あがたのみやつこ)などの豪族の子孫であるという説もあるので、先祖が豪族であった可能性もあるでしょう。

かっこいい苗字②:芥(あくた)

芥という苗字は香川県に多い苗字です。
讃岐国が発祥とされ、明田氏と関連があるともされています。

芥の一文字よりも、芥川などの芥の字を使った苗字の方が知られているでしょう。
全国的にみても数百人しかいないので、この苗字の人が多い香川以外でこの苗字の人を見ることがあれば非常に珍しいと言えます。

かっこいい苗字③:京(かなどめ)

京と書いて「かなどめ」と読むこの苗字は、実は全国各地にありますが少しずつ読み方が違っている場合も多いです。
地域によっては、
「かなぐり」「かなじり」「からぐり」**と読むところもあるでしょう。

そんな京の語源は都の出身者や、いろはかるたであると言われています。
愛知県や栃木県に地名はありますが、意味としては「大きい都」という意味になるので、都の出身者やいろはかるたが語源や由来として挙げられているのです。

かっこいい苗字④:巫(かんなぎ)

巫という苗字はかなり珍しい部類に入り、全国に10人程度しかいません。
御巫と書いて「かんなぎ」と読む苗字もありますが、こちらも全国においてはかなり数の少ない苗字になります。

漢字は「神を招く」ことを意味しているので、先祖に神社に関係する職などについていた可能性はあるでしょう。
大阪や兵庫に多くみられる苗字ではありますが、かなり珍しいので見かけると他に見かけるチャンスはないと考えて良いです。

かっこいい苗字⑤:一(にのまえ)

漢字の一と書いて「にのまえ」と読むこの苗字も全国的にかなり珍しい苗字です。
こちらは全国で380人ほどしかおらず、熊本県に特に多くみられる苗字でもあります。

この苗字の由来は二の前の数字ということで、「にのまえ」と読むようになったと言われています。
そのほかにも一の村などの当て字ともされ、様々な説が挙げられているのです。

二文字

では次に二文字の珍しい苗字の中からかっこいいものを紹介していきます。
こちらは一文字と違い、見かける頻度も多いものがかなり増えるので、どこかでみかけたことがあるかもしれません。

かっこいい苗字①:銀鏡(しろみ)

銀鏡という苗字は全国でもおよそ60人程度と、非常に少ない苗字です。
主に宮崎県で多くみられ、「しろみ」と読まれるほか、「ぎんきょう」と読まれることもあります。

由来としては宮崎県であった日向国児湯群銀鏡邑が発祥と言われています。
この地の戦国大名であった伊東家の家伝の中にも「銀鏡」という苗字の人物が登場しているのです。

かっこいい苗字②:風神(かぜかみ)

まるで創作のような苗字ですが、こちらもきちんと名乗る方がいる苗字です。
全国で140人程度で、和歌山県に多く見られます。

愛知県豊田市の小田町風神がルーツと言われ、そのほかにも和歌山や秋田などの地名も由来とされています。
名前の通り、風の神の伝説や伝承が残る場所や地域、または風の良く吹き下ろす場所が語源です。

かっこいい苗字③:貴船(きふね)

貴船神社等で知られる文字の苗字も、きちんと名乗る人がいます。
珍しい苗字ではありますが、全国においておよそ770人、主に山口県や新潟県で多くみられる苗字です。

船史や船直などに関連した姓で、飛鳥時代に船に関連した仕事についていて、姓をもらった人の子孫とも関連する可能性もあります。
また、中臣鎌足が天智天皇より賜ったことで始まった氏でもあるのです。

かっこいい苗字④:神代(かみしろ)

神代は全国においておよそ4900人ほど名乗る人がいる苗字です。
ルーツは非常に多く、中臣鎌足や清和天皇の子孫など、非常に古くから伝わってきている苗字でもあります。

由来としては神供米の生産地からきており、地名としては兵庫福岡などが挙げられます。
全国的にどこでも見かける可能性はありますが、米どころと言われる県に、比較的多くこの苗字の人が所在しているようです。

かっこいい苗字⑤:日月(たちもり)

日月と書いて「たちもり」と読む、非常に珍しい苗字は全国に約80人ほどしか存在していません。
由来としては、月初めの一日と月末を合わせて「タチモリ」と読んだことが語源と言われています。

北海道空知郡に地名もありますが、現在よく見かけるのは石川県です。
そのほかには、京都、大阪、奈良や群馬、東京、埼玉でも見かけることがあります。

三文字

それでは次に三文字のかっこいい苗字を紹介していきます。
三文字の苗字もよく見かけるものがちらほらありますので、二文字同様に見たことがあるものもあるでしょう。

かっこいい苗字①:御子柴(みこしば)

三文字で珍しい苗字の一つがこの苗字です。
全国におよそ2200人ほどおり、長野県に多くみられます。

由来としては現在は長野県になっている、信濃国伊那郡神子柴村が発祥地と言われます。
そのほかにも武田信玄の家臣に御子柴を名乗る家臣がいたり、宗良親王が信濃に入った際に親王を支えた人物にも御子柴姓の人がいたなど、ルーツは非常に多いです。

かっこいい苗字②:四十万(しじま)

四十万と書いて「しじま」と読むこの苗字は、全国におよそ390人います。
現在石川県である、加賀国石川郡四十万村が発祥とされており、発祥の地ともあって石川県や隣接した富山県で多くみられるのです。

由来や語源としては静寂、静かな土地を意味するので、元々は静かで穏やかな土地に住む人だったのかもしれません。

かっこいい苗字③:上戸鎖(かみとくさり)

上戸鎖という苗字は全国的に見ておよそ80人から90人ほどしかいない苗字です。
主に北海道、岩手、宮城と言った北の地方に多くみられます。

由来としては岩手県久慈市山根町の小字の上戸鎖が発祥地と言われます。
江戸時代から長く続いている地名でもあるので、上戸鎖という苗字の人には、この土地の出身者が先祖にいたりする可能性もあるでしょう。

かっこいい苗字④:国府方(こくふかた)

なんだか昔の役職のような苗字の国府方は、全国で300人程度います。
東京都千代田区の麹町付近が発祥で、実際に戦国時代にあった地名です。

地名としては国府路(こうじ)とも呼ばれていました。
発祥の地のある東京の他、静岡県神奈川県にも多く見られます。

かっこいい苗字⑤:伊野尾(いのお)

伊野尾という苗字はかなり珍しい部類に入り、全国に20人ほどしかいません。
主に東京都や埼玉県、神奈川県北部であった武蔵が発祥と言われ、現在でも埼玉県付近で見かけます。

野という字は広い地を示し、伊は伊勢や伊豆を表しているのです。
最後の尾というのは接続詞、または小さな開発地を示します。

和風のかっこいい苗字

和風のかっこいい苗字の着物女性

かっこいい苗字には、厳かで雰囲気漂うものもあります。
和風のものだと凛としたものや、古風で格式を感じるものもあります。

では和風のかっこいい苗字を5選紹介していきます。

かっこいい苗字①:花山院(かさんのいん)

和風の響きが良い花山院という苗字は、全国的に10人ほどしかいません。
公家の家柄の苗字でもあり、中臣鎌足が天智天皇より賜ったことで始まった氏、師実流とも言われています。

全国的にも2県でしか見ることが無く、奈良県と佐賀県以外では見かけません
花山院という苗字の方と知り合った時には、奈良県か佐賀県の出身かを聞いてみると当たりかもしれません。

かっこいい苗字②:五百雀(いおじゃく)

読み方が難しい苗字としても知られていることのあるのが、この五百雀です。
主に三重県に多くみられており総人数が10人や20人と少ないので、三重県周辺でもあまり読める人は少ないでしょう。

雀のついた苗字は読み方が難しく感じます。
読めると驚かれるでしょう。

かっこいい苗字③:雅楽川(うたがわ)

雅楽と書いて「うた」と読むこの苗字は、華やかな雰囲気が漂います
全国的には200人程度の方がいて、主に福島県や新潟県、茨城県などで見かける苗字です。

現福島県の西部にあたる岩代が起源とされ、その周辺で多く見かけられるようになりました。
うたがわ、という苗字であれば「歌川」の方が有名ですし、多いので初めて見かけると驚くかもしれません。

かっこいい苗字④:千金楽(ちぎら)

和風の雰囲気が漂う苗字である千金楽は、全国で160人ほど見かけられます。
栃木県群馬県によく見られ、岩手県や三重県でも見かけられる苗字です。

ルーツとしても現在の群馬県である上野が起源と言われ、村楽群から栃木県栃木市にかけて広く伝わっています。
読み方が難しいですが、和風でありながら固めの発音は男性に似合う苗字です。

かっこいい苗字⑤:七々扇(ななおうぎ)

七々扇という苗字は、文字が入っている通り扇や扇子を思い浮かべることができますね。
優雅で大人っぽさを感じられます。

ルーツや由来はまだわかっていないことの方が多いですが、この苗字を持っている流派も存在しているほどです。
兵庫県と神奈川県に多く分布されていますが、苗字自体が10人や20人ほどしかいないので見かけることが非常に珍しいでしょう。

響きがかっこいい苗字

かっこいい苗字の社会人

苗字と言うと書くよりも読んで発音することが多いので、響きがかっこいい苗字だと、漢字を見る以前に格好良さを感じるものです。
次は響きがかっこいい苗字を5選紹介していきます。

かっこいい苗字①:皇(すめらぎ)

なんだか名乗るだけでステータスが高く、かっこいいと感じるの苗字がこの皇という苗字です。
全国には30人ほどで、主に滋賀県に多く見られます。

由来としては滋賀県東近江市にある浄土真宗の浄願寺です。
皇花山の皇の字が語源とも言われています。

かっこいい苗字②:神楽坂(かぐらざか)

呼んでも書いてもかっこいい苗字の一つに挙げられるのが神楽坂です。
ちなみに神楽坂は全国で神の字が付く苗字で一番少ないものでもあり、全国に10人ほどしかいません。

ルーツとしては江戸にあった神楽坂だと言われています。
かなり希少な苗字の一つですので、実際に苗字を聞くとかっこいい苗字だなと感じやすいです。

かっこいい苗字③:桐生(きりゅう)

「りゅう」という非常に惹かれる発音が入ったこともあり、かっこいい苗字として桐生も有名です。
全国には1300人ほどおり、主に新潟県群馬県東京都に多くみられます。

桐の生い茂った場所が語源とされ、上野国山田郡桐生村が発祥の地として考えられています。
すらっとした涼しげな雰囲気を感じられるかっこいい苗字です。

かっこいい苗字④:空閑(くが)

「くが」という濁点の入った強い発音がかっこいい苗字です。
全国では2100人ほどおり、主に佐賀県長崎県福岡県などの九州地方に多く見られます。

由来としては長崎県五島市や、肥前の豪族武田氏流などが挙げられます。
語源としては平安期において所有者不明の荒れ地を朝廷に収納させ、貴族へ下賜した際の土地の呼称です。

かっこいい苗字⑤:久遠(くおん)

久遠というと、永遠や長いときを表すような単語として知られますが、実は苗字としても使われています。
全国的には10人程度と非常に数無いですが、伝統的な苗字のひとつです。

現在では長野県の付近で見かけられますが、「久遠です」と自己紹介されると、なんだかかっこいい苗字だなと感じるものがあります。

読み方が難しいかっこいい苗字

かっこいい苗字の名前をノートに記入

苗字によってはかっこいい苗字だけれど、読み方が非常に難しいものも多いです。
特に読み方が難しいものを5選紹介します。

かっこいい苗字①:梵(そよぎ)

かっこいい苗字ですが、おそらく最初に「ぼん」と読む人が多い苗字でもあります。
梵字の梵の字ですので、一発で「そよぎ」と読める人はほとんどいません。

全国において10人程度がこの苗字を名乗っており、広島県西部の安芸が発祥とされ、主に広島県で多くみられます。
由来としては仏教や寺院、僧が挙げられます。

かっこいい苗字②:鳳(おおとり)

「おおとり」とも読めますが、「ほう」とも読めるので、最初にどう読めばいいのか悩む苗字でもあります。
全国におよそ100人おり、愛媛県や金沢県、長野県などで多くみられる苗字です。

関連した苗字には大酉などがあります。
一文字の漢字もかっこいい苗字ですが、読みもかなり珍しいこともあってかっこいいです。

かっこいい苗字③:蘭(あららぎ)

「らん」と読むことの方が多い感じですが、実は苗字では「あららぎ」「あらき」と読むことの方が多いです。
全国的な人数はおよそ1200人佐賀県福岡県等から始まり、山口県、広島県、高知県など広い箇所で見かけられます。

徳川家で有名な愛知県東部の三河や、長野県の信濃などに見られる地名です。
語源としては野草のノビルやイチイが生えている場所になります。

かっこいい苗字④:英(はなぶさ)

初めて見ると「えい」と読むべきか、「はなぶさ」と読むべきか分からない苗字です。
読むと非常にかっこいい苗字ですし、名前としても「あきら」とも読める字なので苗字ではなく名前としてなじみのある人が多いでしょう。

全国的には2900人程おり、今の石川県である加賀国が発祥の地とされます。
花びらの形に広がっていく街並みが語源で、石川県や香川県、兵庫県などに多くみられる苗字です。

かっこいい苗字⑤:遊馬(あすま)

最初に「あすま」と読むには難しい苗字です。
「ゆうま」や「ゆま」等と読む方が、おそらくなじみ深い人の方が多いでしょう。

全国において1200人ほどおり、発祥の地は武蔵国足立郡遊馬村と言われています。
かつて馬の放牧地であったことの名残の苗字です。

自然を感じさせるかっこいい苗字

かっこいい苗字に入る花

苗字の中には自然の何かを感じさせるようなかっこいい苗字も存在します。
では、自然のイメージからそれぞれ5選苗字を紹介していきます。

優しい花や春のイメージ

まずは優しい春や花をイメージするようなかっこいい苗字から紹介します。
春や花にはやさしいイメージが強いですが、意外と綺麗でかっこいい苗字が多いですよ。

かっこいい苗字①:雪入(ゆきいり)

まるで春に少し残った雪に足を踏み入れるような雰囲気のある、かっこいい苗字です。
さわやかさがありながら、雪解けの春らしさがあります。

地名としては茨城県の新治郡に雪入の地名が見られます。
全国におよそ160人ほどいますが、多くが長野県でみることができる苗字です。

かっこいい苗字②:宮水(みやみず)

宮水は神社と水が由来の透明感のあるかっこいい苗字です。
山口県と大分県が発祥とされ、現在では山口県や埼玉県で多くみられます

新春になると神社に行くことからも、何か新しいことが始まる雰囲気もあります。
澄んだ春の空気や、神社の神聖な空気を思わせるかっこいい苗字です。

かっこいい苗字③:栄花(えいが)

栄華という栄えることを意味する言葉と同じ読みと似た文字の苗字になります。
また、ほとんど同じ「はなやかに栄える」意味を持つので、花という文字から春を感じつつも、ゴージャスな雰囲気も感じる苗字です。

北海道大阪静岡県に多く分布されていますが、それ以外の県ではあまり見られません。
全国におよそ80人ほどなので、こちらも見かけるとかっこいい苗字だと思いつつも、珍しいなと感じるでしょう。

かっこいい苗字④:日下部(くさかべ)

日下部という苗字もかっこいい苗字でありながら、読みから春らしさを感じるものです。
こちらは全国に20700人ほどいますので、かなりメジャーな苗字の一つになります。

こちらは仁徳天皇の王子のために設けられた御名代部より発し、のちに全国に広まったとも言われています。
日の下に生い茂る草地の意味から地名になったのち、居住部族の部名になったとも言われています。

かっこいい苗字⑤:楠(くすのき)

楠という苗字も、かっこいい苗字でありながらメジャーな苗字のひとつです。
全国におよそ21400人ほどおり、全国各地どこでも出会うことが可能な苗字でもあります。

楠木と同じルーツを持つ苗字ですので、緑萌える木々をイメージしやすいでしょう。
一文字のかっこいい苗字ですが、イメージによっては優しさを感じられる苗字です。

爽やかな夏のイメージ

次は爽やかな夏のイメージを持つかっこいい苗字を紹介します。
こちらも全部で5つ、青い空や海のイメージを持つものなどを中心にピックアップしました。

かっこいい苗字①:青海(あおみ)

青い海と書く夏にぴったりなかっこいい苗字の一つがこちらの青海という苗字です。
越後国頸城郡青海郷がルーツとなっており、最近では新潟県に多くみられます

全国には850人ほどいますので、新潟以外の県でも見ることは多いです。
夏にぴったりな青と海の二文字が見ると爽やかな夏を思わせます。

かっこいい苗字②:夏目(なつめ)

夏という字が入っているのと同時に、どこか活発な印象を受ける苗字です。
夏といえば明るく楽しく、青い空の下で過ごすイメージが強いので、夏の字が入るとよりそのイメージは強くなります。

全国におよそ20800人ほどいますので、メジャーでどこででも出会える苗字でもあります。
現在長野県である、信濃国夏目村がルーツとされ、静岡県などの東海地方に多い苗字です。

かっこいい苗字③:水瀬(みなせ)

水の文字が入っていることで、夏のさわやかさを感じやすい苗字がこちらの水瀬です。
全国におよそ720人おり、兵庫県新潟県京都府で多くみられます。

ルーツは水と瀬などの地形からで、新潟県上越市にある赤沢から発祥したとも言われています。
涼しげなイメージの強い苗字ではありますが、夏を思わせるには十分です。

かっこいい苗字④:冷泉(れいぜい)

冷たい泉と書いて「れいぜい」と読むこの苗字は、かっこいい苗字でもありながら冷たい水を彷彿とさせます
全国におよそ260人おり、主に山口県に多くみられる苗字です。

ルーツは朝廷に使えていた公家冷泉家など、かなり幅広いルーツを持つ苗字でもあります。
昔からある伝統的な苗字とも言えるでしょう。

かっこいい苗字⑤:沢渡(さわたり)

沢という海辺を思い浮かべる苗字で、夏の海のイメージを思い浮かべることができる苗字でもあります。
全国におよそ790人ほどおり、山形県長野県新潟県で多くみられます。

特に多くみられる長野県である、信濃国安曇郡沢渡村がルーツとされていますが、そのほかにも桓武天皇の子孫で平の姓を賜った家系である、仁科氏流もルーツとして考えられています。

空・海・山のイメージ

苗字と言うとやはり何かしら自然を表す文字がはいているものです。
次に空や海、山のイメージを得られるかっこいい苗字を5選紹介していきます。

かっこいい苗字①:風晴(かぜはれ)

晴れ渡った空を思わせる爽やかなかっこいい苗字です。
広く晴れた空をイメージさせるこの苗字は全国に300人ほどいます。

はっきりとした出自はわからない苗字ではありますが、青森の三内丸山遺跡の近くの安田地区に多くみられ、古くから存在している苗字でもあります。
現在では青森を始め太平洋側に面している福島県宮城県岩手県などでも多くみられる苗字です。

かっこいい苗字②:凪(なぎ)

風のほとんどない空や海を想像させる単語の苗字です。
漢字一文字であり、静かな雰囲気のあるかっこいい苗字でもあります。

そんな凪という苗字は全国に570人ほどおり、兵庫県などで多くみられます。
特に海に面した土地などで見かけることが多いでしょう。

かっこいい苗字③:大海原(わたのはら)

「おおうなばら」とも読める苗字ですが、「わたのはら」と読むことが多いです。
まさに海をイメージするのにもってこいの苗字でもあります。

小野氏とも言われ、先祖である小野篁の和歌から改正した苗字でもあるというルーツも考えられています。
主に現在の千葉県、または神奈川県に多く見られる苗字です。

かっこいい苗字④:秋月(あきづき)

まるで秋の綺麗な満月を思い浮かべるようなかっこいい苗字です。
こちらは全国的に6700人ほどいますので、よく見かける苗字とも言えます。

ルーツとしては、現在の福岡県の北部である筑前国夜須郡秋月庄だと言われいる苗字です。
真っ赤な紅葉の山と月という綺麗な風景をイメージさせるので、文字を見るだけで、名所を思い浮かべます。

かっこいい苗字⑤:月城(つきしろ)

月明かりに照らされるお城を思わせるかっこいい苗字です。
全国におよそ450人ほどおり、大阪岩手県宮城県などに多くみられます。

「げつじょう」と読む場合もありますが、どちらの読みでも凛としたかっこいいイメージは崩れません。
クールな男性や女性だとより格好良さが増します。

植物のイメージ

苗字の中には花や木の名前を冠したものもあります。
次はかっこいい苗字の中でも、花や木などの植物のイメージの強いものを紹介していきます。

かっこいい苗字①:橘(たちばな)

橘というとミカンの木その花を思い浮かべます。
緑の中にふわりと浮かぶ白い花をイメージすると、木だからこそのしっかりと地についた逞しさもあるかっこいい苗字です。

ルーツとしては敏達帝子孫の美努王の子諸兄が母の橘姓を名乗ったことから始まります。
こちらも源平藤にならぶ四姓とも言われている苗字です。

かっこいい苗字②:樹神(こだま)

漢字はすごく威厳がありますが、読んでみるとかわいらしさも感じるかっこいい苗字です。
全国にはおよそ790人ほどおり、主に愛知県で多くみられます。

この樹神の苗字のルーツは、現在の愛知県東部にあたる、三河国碧海郡花園村だと言われています。
現在でもその土地周辺に多くみられるので、愛知県の豊田市花園町であれば珍しくはない苗字かもしれません。

かっこいい苗字③:楪(ゆずりは)

「ゆずりは」というのは植物の名前で、春先に前年に生えていた葉が次に譲るように落葉することがから命名されています。
親が子を代々育てて家が続く縁起物としても知られている名前です。

苗字としては主に広島で多く見かけ、全国的には240人程います。
縁起物の苗字でありつつ、漢字一文字のすっきりとしたのがかっこいいですね。

かっこいい苗字④:桂(かつら)

桂というのは植物の一種で、金木犀や月桂樹などのモクセイ科の高木のことを示します。
緑豊かで香り高い木をイメージするので、かっこいい苗字でありながら、どこか爽やかなイメージもあります。

全国におよそ14100人ほどおり、見かけることも意外と多い苗字です。
植物をイメージする苗字の中でも、見かけたことがあるという人が多いのではないでしょうか。

かっこいい苗字⑤:八重桜(やえざくら)

植物をイメージさせる苗字の中でも、特に珍しいのがこの「八重桜」という苗字です。
満開の桜をイメージするので、日本らしさあふれるかっこいい苗字でありながら、華やかな雰囲気も持ち合わせています。

全国に20人ほどしかおらず、主に岩手県で多くみられます。
江戸時代に京都から来往した武士が、嵐山の八重桜から称したのがルーツだと考えられている苗字です。

クールで強そうなかっこいい苗字

かっこいい苗字のクールな女性

かっこいい苗字と言うとやはりクールで強そうなイメージがあるものは外せません。
次はそのクールで強そうな苗字を5選紹介します。

かっこいい苗字①:碓氷(うすい)

氷の字が入っているせいか、冷静かつかっこいい苗字です。
現在の群馬県である、上野国碓氷郡がルーツとされています。

読みはそれほどかっこいいと感じない人もいるかもしれませんが、漢字はどこか硬質的なので、かっこいいと感じます。

かっこいい苗字②:氷室(ひむろ)

氷室とは氷を保存しておくための場所のことも指しますので、かっこいい苗字の中に冷たさも適度に感じます
名乗られたときにも、苗字を聞くだけでなんだかかっこいいと思うほどです。

現在の愛知県である、尾張にある尾張津島社社家などにもみられる苗字で、今では栃木県で多くみられるようになっています。

かっこいい苗字③:宗方(むなかた)

なんだか聞くだけで、しっかりとした大人の重役の人を思わせるような苗字です。
若い人ではなく大人な人を思い浮かばせえるので、他の苗字と違って冷たすぎるのではなく冷静さを感じます

そんな宗方という苗字は「宗形」という苗字を起源としており、現在では福島県に多く見られる苗字です。

かっこいい苗字④:天羽(あもう)

漢字はすごくきれいであったり可愛いと感じるものなのに、読みがどこかクールでかっこいいと感じる苗字です。
「あもう」以外にも「あまばね」「あまば」などと読む場合もあります。

こちらは現在の千葉県である上総国天羽郡が起源で、現在では香川県徳島県などに多くみられる苗字です。

かっこいい苗字⑤:十文字(じゅうもんじ)

一文字(いちもんじ)と読む苗字もありますが、それよりも厳しくかっこいい苗字だと感じます。
どこか警察官などにいそうな苗字だとも思うものです。

そんな十文字という苗字は福島県青森県岩手県宮城県を合わせた陸奥国北郡十文字が起源とされます。

頭が良さそうなかっこいい苗字

かっこいい苗字の男子

苗字を読むと、中にはすごく頭がよさそうな人もいますよね。
そんなかっこいい苗字の中でも頭がよさそうなものを5選ピックアップしました。

かっこいい苗字①:伊集院(いじゅういん)

頭が良さそうなかっこいい苗字というと、かなりの確率で挙がる苗字がこの伊集院です。
芸能人の伊集院光さんもいるので、より頭が良さそうだというイメージがあります。

全国におよそ2900人おり、起源は現在の鹿児島である薩摩国日置郡伊集院村だと言われています。
イスの生えている場所を地名に定め、そこに蔵(院)を建造した「イスイン」が時代とともに伊集院に変化しました。

かっこいい苗字②:一条(いちじょう)

○条という数字や東西南北の入る苗字はシンプルながらもかっこいい苗字のひとつです。
一条という苗字はその中でもなんだか知的でかっこいい雰囲気があります。

全国に4300人ほどおり、現在では東北から関東地方にかけてよく見かける苗字です。

かっこいい苗字③:右京(うきょう)

ドラマなどでも知的で頭の良いキャラクターが多い右京という苗字も頭の良いかっこいい苗字です。
全国におよそ420人ほどしかいないこの右京という苗字は、実は菅原道真公の子孫と言われています。

菅原道真公と言えば学問の神様としても有名なお方ですので、その子孫の苗字と言われるとより頭の良いイメージが強くなります。

かっこいい苗字④:西園寺(さいおんじ)

ゴージャスでなんだか上流階級のような西園寺という苗字は、できる人というイメージも強いです。
そのため、勉強もできるようなイメージも一緒についてきます。

中臣鎌足が天智天皇より賜ったことから始まった公家西園寺家のほかに、庶流西園寺家は愛媛県である伊予に栄えて広まりました。
現在でも愛媛県に多くみられる苗字です。

かっこいい苗字⑤:天明(てんみょう)

「てんみょう」のほかに「てんめい」とも読む苗字です。
この苗字はフリーアナウンサーの天明麻衣子さんが有名になるとともに、頭の良さそうな人のかっこいい苗字としても有名になりました。

東京都大田区に多くみられる苗字で、現在は全国におよそ980人ほど見ることができます。

優しくて素直なイメージのかっこいい苗字

優しそうだけれどかっこいい苗字の女性

かっこいい苗字とはいえ、中には優しくて素直そうだと感じるものも珍しくありません。
では次に優しくて素直なイメージのある苗字を5選紹介します。

かっこいい苗字①:成瀬(なるせ)

少し丸みを帯びたような優しいイメージが付いてくる苗字の一つが成瀬です。
かっこいい苗字ですが、格好良すぎず丁度良いバランスを感じます。

全国におよそ30700人ほどおり、ルーツは愛知県東部であった、三河国加茂郡足助荘成瀬だと言われている苗字です。

かっこいい苗字②:安喜(あき)

読みだけであれば女の子の名前のようにも聞こえるので、漢字がかっこいい苗字ではありますが素直に言いやすいものです。
全国におよそ390人ほどしかいませんので、特定の地域でなければ見かけない人もいるでしょう。

ルーツは現在の広島西部になる安芸や、現在高知県である土佐国安芸郡だと考えられています。

かっこいい苗字③:八乙女(やおとめ)

響きがかっこいいけれど、乙女の漢字が入ることでとても柔らかい印象を受ける苗字です。
早乙女は爽やかでさっぱりとした印象もありますが、八乙女は温かで優しい感覚もあるでしょう。

多くの神に仕える乙女が語源で、全国に140人ほど名乗る方がいます。
今では宮城北海道東京などで多くみられる苗字です。

かっこいい苗字④:愛徳(なるえ)

愛徳と書いて「なるえ」と読むこの苗字は、読み方が違うという格好良さがあるものの、読みと漢字がとても優しい印象を受けます。
現在では全国に20人ほどしかいないので、一部地域を除いて滅多に見ることもないでしょう。

埼玉県石川県静岡県で多くみられる苗字ですので、この県以外では初めて見る人もいます。

かっこいい苗字⑤:微笑(ほほえみ)

こんな苗字があるのか、とびっくりするような苗字ですが、非常に優しい印象の強いものです。
この苗字の人を見ると、なんだかいつも優しく笑っているような印象も受けます。

この苗字のルーツは長崎県松浦市の臨済宗僧侶による明治新姓だと言われています。
全国におよそ20人しかおらず、ルーツの長崎県や近隣の佐賀県によくみられる苗字です。

気品を感じさせるかっこいい苗字

気品のあるかっこいい苗字の女性

苗字の中には気品のある、聞くと上流階級の人なのかなと思わせるものもあります。
かっこいい苗字の中で気品のある5選を紹介していきます。

かっこいい苗字①:東雲(しののめ)

東の空や、夜明けを目前にする茜色に染まった空を意味する東雲という苗字は珍しい漢字を使っていないのに、風景をイメージするだけで気品を感じます。
全国におよそ670人ほどおり、北海道奈良県など、地名から派生した人も多いです。

かっこいい苗字②:月見里(やまなし)

こちらは読み方で驚くことが多い苗字です。
しかし、漢字がシンプルなものなので、読み方の特殊性も併せて気品のある苗字になります。

全国に270人ほどおり、ルーツとしては清和天皇や桓武天皇の子孫の一族が増加したことで、封地を分割した際に山梨氏の読みを残したことだと考えられます。

かっこいい苗字③:綾小路(あやのこうじ)

読むだけでも漢字を見るだけでもどこか気品を感じる苗字です。
〇小路というもの自体、馴染の無い人にとっては良い家系なのでは?と感じます。

そんな綾小路は全国でおよそ50人ほど、ルーツは敦実親王を祖とする公家綾小路家です。
現在では群馬県埼玉県富山県愛媛県などでたまに見られます。

かっこいい苗字④:京極(きょうごく)

格好良さと一緒に気品のあるものとして挙げられるのが京極です。
やり手の人など、何かしらに長けたかっこいい人をイメージしやすいのではないでしょうか。

平安京などの都城の東西南北の最短が語源であり、京師京極がルーツだと言われています。
全国におよそ3600人いるので、意外と見たことがある人は多いでしょう。

かっこいい苗字⑤:円城寺(えんじょうじ)

お寺などに関係しているのかな、と思うような和風の気品のある苗字です。
古くから伝わるようなイメージの湧く苗字でもあります。

円城寺は主に全国に2500人ほどおり、現在の千葉県北部に位置する下総国印旛郡円城寺がルーツとされています。

アニメキャラのようなかっこいい苗字

漫画に出るようなかっこいい苗字の女性

最後に現実ではなくどこかアニメキャラに使われているのではないかと思うようなかっこいい苗字を5選紹介します。

かっこいい苗字①:道明寺(どうみょうじ)

様々なゲームや漫画で登場しているものと言えば、この道明寺が有名どころのひとつです。
上品で気品のある、上流階級を思わせる苗字でもあります。

神社などの名としてもありますが、主な語源としては道や街道の地形をルーツとしています。

かっこいい苗字②:八神(やがみ)

こちらもアニメなどのキャラクターでよく見かけるものです。
道明寺は調べてみても実在するかどうか不明な点が多いですが、八神は全国におよそ890人ほどいます。

全体的に強いキャラクター色々なことができるキャラクターなどを思い浮かべてしまいますね。

かっこいい苗字③:風早(かざはや)

一時期非常に有名になった少女漫画の登場人物と同じものなので、こちらも想像しやすくアニメや漫画に出てきやすい苗字です。
こちらは昔からある一つで、全国的にも1200人ほど名乗る方がいます。

この苗字を見つけると「あ、あの漫画と同じだ」と内心少し思って、気分も高揚しやすいですね。

かっこいい苗字④:東郷(とうごう)

こちらは少女漫画ではなく少年漫画などのキャラクターに出てきやすい苗字です。
全国的にも8400人ほど名乗る方がおり、どこかで見たことがある人は多いでしょう。

現在鹿児島県である薩摩国高城郡東郷がルーツで、鹿児島を始め海に面した地域でよく見かけられます。

かっこいい苗字⑤:黒崎(くろさき)

バトル漫画を始め、様々な漫画に幅広く登場しやすいのがこの黒崎です。
全国におよそ20000人ほどいますので、見かけることも多い苗字になります。

こちらも古くから続く苗字で、新潟県である越後や、福岡県北部にあった筑前奈良である大和に多くみられる苗字です。

かっこいい苗字を他にも見つけてみよう

パソコンでかっこいい苗字を探す

かっこいい苗字を今回はこの記事でまとめてみましたが、ここでピックアップした物はごく一部です。
苗字は地域によっても独特なものがあるので、名乗る方がいても多くの人に実在するか確認されていないものもあります。

日本ならではの響きやかっこよさを求めて、ぜひ調べてみてください。

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ライター
noel編集部

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