感傷的とは?感傷的になりやすい人の特徴とシチュエーション5選
感傷的とはどういった状態のことを指すのかを紹介します。 感傷的になりやすい人の特徴や、そうしたシチュエーションもまとめて徹底網羅! また感傷的な気分に陥ったときの対処法など、気持ち的に元気が出ない時の対策などもまとめて紹介します。 感傷的になったら自分で対処できるようにしておくと、自分で精神をコントロールできるでしょう。
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「感傷的」とは?
感傷的とはどういった意味があり、どういった使い方をするのでしょうか?
間違って使わないように、意味と使い方を知っておきましょう。
意味
感傷的とは「精神的に悲しい思いをしている」「悲しい気分に陥っているさま」「涙もろくなっている状態」などの意味を持っています。
簡単にいえば、悲哀の精神が強い状態で、涙が出やすくなっている状態のことです。
例えば失恋をして悲しんでいる様子や、何か不幸があって精神的に悲哀で満ちているさまが「感傷的」な状態なのです。
使い方
感傷的の使い方は、何かに対して悲しんでいる様子を表すときに使います。
何かに対し悲しんでいたり、寂しさを感じているときによく使われる言葉で、そうした様子・状態を指します。
最近では「感傷的」よりも「センチメンタル」という言葉で使われることが多くなっています。
精神的に傷ついているさまを表す場合もあるため、心に元気がないときに使うと周りに対して「傷ついています」というアピールができます。
「感傷的」の類語
感傷的の類語には以下のようなものがあります。
似ているものから、ちょっと異なる類語までを紹介します。
センチメンタル
センチメンタルは「弱弱しい」「感情的に悲哀に満ちている」「感傷的になりやすくなっている」ことを意味する言葉です。
感傷的と同じような意味を持つとされ、感傷的という言葉の代わりに使われることが多くなっています。
例えばセンチメンタルになっているというさまは「精神的に弱っている」「精神的に悲しみやすい状態になっている」ことを表します。
メランコリック
あまり聞きなれない言葉ですが、メランコリックは「ふさぎこみがち」「憂鬱である」などの意味を持っています。
感傷的と似ていますが、どちらかといえば気分が晴れないことを意味する言葉です。
例えば元気がない、何をしても憂鬱であるときに「メランコリックな状態である」などと表現することがあります。
エモい
最近ネットで話題となっている「エモい」という言葉ですが、あまり聞きなれない言葉なので意味を知らない人も多いでしょう。
エモいとは「言葉にできない感情」「高ぶった状態」「なつかしい」「表現できないほど感情に訴えてくるさま」などの意味を持ちます。
感傷的に比べると感情の高ぶりを意味する言葉です。
類語というよりも対義語としての意味合いの方が強いでしょう。
感傷的になりやすい人の特徴
世の中には心に元気が出ない、感傷的になりやすい人がいます。
そんな感傷的になりやすい人の特徴は以下の通りです。
- 感情のコントロールが下手
- 気持ちを重視する
- 理論的に考えるのが苦手
- かまってちゃん
- 自分中心に考えることが多い
- キャパシティが低い
では、それぞれの特徴について詳しくみていきましょう。
特徴①:感情のコントロールが下手
感傷的になりやすい人は自身の感情のコントロールが下手です。
そのためすぐに感情的になるため、感情の揺れが大きく、自分を律することが苦手です。
例えば何か悲しいことがあったら、感情に流されやすいので律しなければいけない場面であっても泣いてしまいます。
逆に怒りを覚えたときであっても、感情に任せて怒りをその場でぶつけようとします。
その場その場での感情の高ぶりをそのまま表現してしまうような人は、感傷的になりやすいのです。
特徴②:気持ちを重視する
人は時に感情よりも理論や秩序を重んじなければいけなくなる場面に出くわしますよね。
しかし感傷的になりやすい人は、この理論や秩序を守るよりも感情を優先する、気持ちを重視する傾向にあります。
何か規約などを守らなければいけない時に、感傷的になりやすい人は「これは人の気持ちを重視していない」として反抗するのです。
物事の決まりよりも気持ちを重視しやすい人は感傷的になりやすく、その場に流されやすい人といえるでしょう。
特徴③:理論的に考えるのが苦手
人には感情的に考える人と、理論的に考える人がいますよね。
感傷的になりやすいのは感情的に考える人で、こうした人は理論的に考えるのが苦手です。
あれこれと決まりや物事を客観的に考えるのが苦手で、いつも自分の感じたままに行動してしまいます。
例えば誰かと誰かが喧嘩しているときは、普通なら双方の言い分を聞き、それに至るまでのいきさつなどを考慮してどちらが悪いかを判断しますよね。
しかし感傷的になりやすい人は理論的に考えるのが苦手なので、双方の言い分を聞いた際に自分が感情移入してしまった方の味方をしやすいのです。
特徴④:かまってちゃん
感傷的になりやすいのは、感情のコントロールが下手なせいです。
そしてこれはかまってちゃんだからともいえるでしょう。
誰かにかまってもらわないと気が済まないかまってちゃんは、感情のコントロールが下手です。
感情を第一に考えるため、自身がかまってもらえないとすぐに拗ねたり感傷的になったりします。
よく「かまってもらえない私なんて」と感傷的になっているかまってちゃんをみかけますよね。
かまってもらえないとすぐに感傷的に浸る、そんな特徴を持っているのです。
特徴⑤:自分中心に考えることが多い
基本的に感情のコントロールが下手な人は自分中心に物事を考えがちです。
他人を優先できるなら感情のコントロールはできるはずですし、自己犠牲をしていたとしてもそれは自身の感情をいくらかセーブできているからです。
これに対して感傷的になりやすい人は、自分の感情を優先するので自分を中心として物事を考えます。
自分の感情に素直に従っているともいえるでしょう。
ある意味自己中心的なところが目立つともいえますね。
特徴⑥:キャパシティが低い
感傷的になりやすいのはキャパシティが低いからともいえます。
自身のキャパシティが低いので、感情的になりやすく、物事を理論的に考えられないのです。
キャパシティが大きければ、何か思わぬことが起こっても、道筋立てて物事を考え、どう行動したら良いか導きだせます。
しかしキャパシティが低いと、思わぬ事態に感情が追いつけず、爆発してしまい感情に流されてしまうのです。
要領が悪い、感情が先走ってしまうような人がいれば、感傷的になりやすい人だといえるでしょう。
感傷的になるシチュエーション
感傷的をもっと理解するためにも、感傷的になる・なりやすいシチュエーションを紹介します。
以下のようなシチュエーションは感傷的になりやすいとされています。
- 失恋した
- 怒られた
- 自信を無くした
- 負けた
- 大切な人を亡くした
では、それぞれのシチュエーションを詳しくみていきましょう。
シチュエーション①:失恋した
感傷的とは悲哀の精神で満たされることを言いますが、失恋したときはかなりのダメージを精神的に負いますよね。
この精神的ダメージは「悲しい」「やる気がでない」「何もしたくない」といった感傷的なものが根本にあります。
失恋は多くの人が経験するものですが、そうしたときに感傷的になりやすく、立ち直るまで時間がかかります。
シチュエーション②:怒られた
少し怒られるのではなく、大勢の前で怒られたなど、自身のモチベーションやプライドを挫くような大きな失敗は人の精神を感傷的にさせます。
それこそ立ち直るまで何をするのも怖くなってしまうほどに、感傷的になってしまうのです。
よく人のためといって怒鳴る人がいますが、これは人を感傷的にさせるのであまり得策ではありません。
怒り方によって他人を感傷的にさせてしまうこともあるので、怒る側としても怒り方に注意を払う必要があるのです。
シチュエーション③:自信を無くした
何かプライドを挫かれるようなことがあると、人は感傷的になります。
自分には力がない、自分なんて…と悲観的になり、自分なんて大した存在ではないと卑下さえするでしょう。
特に男性はプライドを挫かれると感傷的・感情的になりやすいです。
そのためプライドの高い男性と付き合う際は、プライドを傷つけてしまうと感傷的になりやすいので付き合い方に注意が必要です。
シチュエーション④:負けた
勝負や試合といったことに負けることでも感傷的になりやすいです。
例えば、その勝負・試合にかける情熱が高ければ高いほど、負けたときの敗北感や喪失感って大きいですよね。
こうしたものが感傷的な気持ちを呼び起こし、人を感傷的にさせます。
あの時もっとこうしていれば、自分がもっと頑張れれば、などと後悔や悲しみに精神を支配されてしまいます。
シチュエーション⑤:大切な人を亡くした
人はいつか死ぬものですし、大切な人ともいつかお別れがくるものです。
しかしそれは人に予知できるものではありません。
どんな原因があるにせよ、大切な人を亡くした時は誰しも感傷的になります。
大切な人がいないというだけで、心は悲しみに明け暮れ、感傷的な気分から抜け出せなくなるのです。
感傷的になるシチュエーションで大切な人を亡くした時が、一番悲しみに明け暮れる期間が長いといえるでしょう。
感傷的な気分になった時の対処法
人はさまざまな理由で感傷的になります。
感傷的になったとき、自分で元気をつけられるようにしておくと心の回復も早まるでしょう。
- 好きな音楽を聴く
- 十分に休息を取る
- 自分を肯定してくれる人と過ごす
- 一人旅に出る
- 思いっきり泣く
- 掃除を始める
では、それぞれの対処法について詳しくみていきましょう。
対処法①:好きな音楽を聴く
感傷的になったときには心を休める必要があるので、リラックスできるように好きな音楽でも聴いてみましょう。
普段から聴いている歌や曲でも、感傷的なときに聴くのとでは受け取り方が違います。
音楽は時に心の傷を癒してくれるので、感傷的になった時や疲れた時など、心のリフレッシュに効果的です。
対処法②:十分に休息を取る
心に元気がない、悲観的に考えてしまう時は十分に休息を取るのもおすすめです。
体が疲れていると、心は自然と悪いことを考えてしまいます。
体を十分に休めることで、心にも元気を与えるのです。
感傷的になっている時に無理して動いてしまうと、余計疲れを感じやすく、「自分って本当にダメだな」とさらに感傷的になってしまいます。
十分な休息は心の平和につながるので、感傷的な時は無理して働く・動くのは止めましょう。
対処法③:自分を肯定してくれる人と過ごす
感傷的になっている時は、否定してくる相手といるとさらに悲観的になってしまいます。
それではいつまで経っても感傷的な気分から抜け出すことはできませんし、さらに自分を卑下して鬱になる恐れもあります。
否定してくる相手ではなく、自分の気持ちを肯定してくれる人と過ごすことで心のケアができます。
感傷的になると「早くこの気持ちから抜け出さなきゃ」と焦ってしまいますよね。
しかし寄り添ってくれる人がいれば「焦らなくていいんだ」と安心して心のケアに集中できるのです。
対処法④:一人旅に出る
人と一緒にいるのが苦痛に感じるときは、ひっそりと一人旅に出るのも良いでしょう。
一人で出かけることにより、思いっきり考えを巡らせることができます。
誰かといると、つい相手の感情や考えに流されそうになり、考えがまとまらない時ってありますよね。
しかし一人で転々と旅をすることで、さまざまなものに触れ、さまざまな考えを自分でまとめることができます。
対処法⑤:思いっきり泣く
感傷的な時に「この気持ちから抜け出さなきゃ」と焦ってしまうと、余計感傷的な気分に陥ってしまいます。
何をしても抜け出せない時は、敢えて思いっきり泣いてみましょう。
思いっきり涙を流すことで、心の不純物を洗い流すのです。
思いっきり泣いた後はすっきりした気持ちを感じられますし、泣いているのが馬鹿みたいに思えてきますよ。
対処法⑥:掃除を始める
心がもやもやとして、悲しい気持ちに満たされているなら、それを掃除するためにも部屋を実際に掃除してみるのもおすすめです。
掃除という事柄に集中することで、心をきれいにするのです。
部屋がきれいになることで、心もどこか晴れやかな気分になります。
それこそ、小さいことで悩んでいた・悲しんでいた自分がおかしく感じることでしょう。
感傷的にならない方法
人によってはすぐに感傷的になってしまうことがありますよね。
感傷的にならない方法を身につければ、すぐに悲観することがなくなりますよ。
- 割り切ることを覚える
- 依存するのを止める
- 生活リズムを整える
では、それぞれの方法について詳しくみていきましょう。
方法①:割り切ることを覚える
感傷的になりやすいのは、完ぺきをどこかで求めているからともいえます。
「本来これはこうあるべきだった」という考えが心のどこかにあるからこそ、目の前の現実との差に悲観的になってしまうのです。
しかし人生はそう上手いこと思い通りには進みません。
どこかで割り切っていかなければ、毎日が感傷的になってしまいます。
「これくらいでいいや」「別にいいか」と割り切れるようになると、感傷的になることも少なくなっていくでしょう。
方法②:依存するのを止める
感傷的になりやすい人は、かまってちゃんや感情的になりやすい人です。
これは誰かに依存しているからこそ、自分を見てもらえないことに悲観してしまうのです。
しかし人はいつでも誰かに見られている、守ってもらえるわけではありません。
自分は自分と割り切らなければ、いつまでも他人に甘え、それに裏切られ感傷的になります。
その負のスパイラルから抜け出すためにも、自分は自分と自立することが大切です。
方法③:生活リズムを整える
心の健康は日々の生活にあります。
生活リズムが狂っていると、心はどんどん不健康になり、些細なことでも感傷的になりやすく、悲しみに包まれるでしょう。
それを防止するためにも、毎日の生活リズムは整えた方が良いのです。
例え仕事の都合で昼夜逆転していても、同じ時間に寝る・同じ時間に食事する・お風呂に入る…など一定のリズムを保てるようにしておきましょう。
感傷的になっても自分で対処はできる
感傷的になると、つい誰かに「この気持ちを理解してほしい」という欲求が大きくなります。
しかしその気持ちは、時に必ずしも理解されるとは限りません。
感傷的になって誰かに頼るのではなく、感傷的になったとしても自分で何とかする。
そうして対処していくことで、自身の心を強くし、感傷的にならない自分へと進化していきましょう。
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