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「根暗」とは?

肩を落とした根暗な女性

根暗とは、性格が「根っこから暗い」という意味の言葉です。
言葉自体は新しく、1980年代に、タレントのタモリさんがつかいはじめたのが最初だと言われています。

当時はオタクといった言葉も普及していなかったため、部屋にこもり趣味に没頭しているような人や、ひどい人見知りで表に出てこない人などにもつかわれました。

根暗な人の特徴・心理

根暗な人が持っている特徴や、心理を見てみましょう。

  1. 笑うことが少ない
  2. 服装が暗い
  3. ネガティブ思考
  4. 姿勢が悪い
  5. 小声で話す
  6. 外出を好まない
  7. 人が集まる賑やかな場所が苦手
  8. 目立つのが苦手
  9. 自己肯定感が低い
  10. 無理をして明るく振る舞う人も多い

①:笑うことが少ない

よくイメージされる通り、笑顔が少なく、あまり笑わないことは大きな特徴です。
みんなが笑うおかしい場面でも、根暗な人はめったに笑うことはないでしょう。

面白くないので、笑わず仏頂面をしていることもありますが、感情が表情に出にくいことも原因です。
面白いと思う気持ちが表情にあらわれにくく、周囲からつまらなさそうと思われることがあります。

にぎやかで人が多い場所に馴染めていない根暗な人は、どこで笑えばいいか分からなくなっていることも多いでしょう。
笑うタイミングがつかめず、笑顔が少なくなっています。

②:服装が暗い

そもそも見た目の印象が暗いことも特徴にあげられます。
その要因のひとつは服装が暗いことです。

根暗な人は、地味で暗い色の服を選びがちです。
黒や茶色、グレーが多く、髪の色も暗めです。

赤や黄色など派手な服は好まず、暗い印象になっているでしょう。

③:ネガティブ思考

ネガティブな考え方をするのも特徴です。
何ごとも後ろ向きで悪い方へ考える人が多いでしょう。

自分が悪いと思う気持ちも強く、自分のせいにしてしまうこともよくあります。
自意識過剰な面がネガティブに働き、必要以上に責任を感じて、かえって人と接することが怖くなったり嫌になるケースも珍しくありません。

先のことを想像しても、よいイメージより悪いイメージが先立つため、常に不安を抱えているでしょう。

④: 姿勢が悪い

姿勢が悪く、猫背になっている人が多いのも特徴です。
根暗な性格のためか、普段からうつむきがちで、背中を丸めている人が多いでしょう。

胸を張ったり、背筋を伸ばすのが苦手です。
運動不足になっていることも多いので、筋力低下からますます姿勢を悪くしている根暗な人も多いです。

歩き方も弱々しく、堂々とした歩き方は見られないでしょう。

⑤:小声で話す

声の小ささもよく見られる特徴です。
腹筋が弱く、お腹に力を入れて大きな声が出せません。

もともと自分に自信が持てなかったり、目立つことを避けたい気持ちがあるため、大きな声を出すのを嫌います。
声を出す機会が少ないと、だんだん大きな声がでなくなります。

根暗な人ほど、か細く、消え入る声ではなすようになってしまうでしょう。

⑥:外出を好まない

外に出るのを好まない、インドア派も特徴です。
根暗な人は、外出をいやがる傾向が強いでしょう。

運動や体を動かすことが嫌いで、人と会うのも好きではないため、外出は高いハードルです。
自然と誰からも自分の世界を邪魔されない自宅にこもり、社会との関わりを避けるようになります。

必然的に、ネットを使う時間が増える人も多くなります。
中にはコミュニケーションの中心がネットのSNSになっているひともいます。

⑦:人が集まる賑やかな場所が苦手

根暗な人は、華やかな場が苦手で、人が多いところを嫌います
人見知りで、人付き合いに苦手意識があるので、たくさんの人と接する機会を避ける傾向があります。

自分を卑下して考える人も多く、たくさんの人と比べて勝手に落ち込んでしまうこともあります。
また、ノリについていくのも苦手で空気を乱したり、冗談についていけないと感じることも多く、にぎやかな場所には居心地の悪さを感じるでしょう。

⑧:目立つのが苦手

目立ちたくないと思う気持ちが強いことも特徴です。
人は人から認められたいとか、自分に注目してほしいと感じます。

しかし、根暗な人は注目されるのはかえって負担になってしまいます。
自意識過剰な人でも自分を目立たせるよりも、不必要に自分を低く考えるマイナス方向へ向かいがちです。

自己否定が強くなり、より目立たないようにと考えてしまうケースもあります。

⑨:自己肯定感が低い

根暗な人は、自己肯定感が低い場合が多いでしょう。
ネガティブ思考で、自分に自信が持てない人が多くなります。

そのため、自分を認める気持ちが薄く、何をしても自分を否定しがちです。
自分を否定する気持ちがあると、気持ちも明るくなれません。

自分で自分を否定し暗い方へ導いてしまう根暗ループにはまってしまいます。

⑩:無理をして明るく振る舞う人も多い

実は根は暗い、根暗な人のなかには無理をして明るく振る舞う人も少なくありません
根暗のイメージが悪いため、根暗だと思われたくないと思う気持ちから頑張ってしまう人もいます。

根が暗い根暗な人は、真面目な場合もよくあります。
根暗なことでかえって周囲に気を使わせないように、配慮して空気を読んだり、場を盛り上げるお調子者を演じるケースも珍しいことではありません。

明るくノリのよい人が、実は生真面目で神経質だと感じたことはありませんか。
そういう人は、表面で明るくしているだけで、根暗な人の可能性があるでしょう。

根暗になる原因

丸くなって落ち込む根暗な女性

根暗な人になる原因にはどういったものがあるでしょうか。
その原因を探ってみましょう。

  1. 自信がない
  2. 人みしりが激しい
  3. 外見コンプレックスがある
  4. 子どもの頃の挫折
  5. 運動が苦手  外にでない 明るい趣味に縁がない
  6. プレッシャーに弱い

原因①:自信がない

まず考えられる原因は、自信のなさです。
自分に自信が持てず、考え方もネガティブになってしまいます。

それが続くと、ものごとを明るく考えられなくなるばかりか、人前に出るのが嫌になったり、目立たないように地味で暗い服装になってしまうでしょう。
常に不安を抱えるようになるため、表情も暗く、陰気な印象を与える結果につながります。

原因②:人見知りが激しい

人見知りが激しいことも原因になります。
人と接することが苦手で、コミュニケーションをとろうとするとおどおどしてしまいます。

自然な態度ができず、うつむいたまま小さい声で話をするようになってしまうでしょう。
人とのコミュニケーションも、経験を重ねることで上手になります。

しかし、苦手意識から人と接する場を避けてしまいがちな根暗な人は、なかなか人見知りを克服する機会を持てず、自分の世界にこもりやすくなります。

原因③:外見コンプレックスがある

自身の外見にコンプレックスがあることも、根暗になる原因のひとつです。
見た目に自信が持てないことは、人前で堂々とした態度がとれなくなったり、コミュニケーションを畏縮させることにつながります。

自分の外見にコンプレックスがまったくない人はいませんが、強い劣等意識はメンタルを刺激するでしょう。
目立つことをいやがったり、人と接することを避けるようになってしまいます。

明るい気持ちも強い劣等感にジャマされてネガティブな方へ向いてしまうでしょう。
自分を肯定できない理由になってしまうケースも少なくありません。

いろいろなコンプレックスのなかでも、根暗につながりやすいものと言えるのではないでしょうか。

原因④:子どもの頃の挫折

子どもの頃に挫折感を味わったことも、根暗になる原因のひとつです。
両親から否定されることが多かったり、自分の意見を受け入れてもらえない環境も、その一つにあたります。

ほかにも、学校でのいじめやクラスの人間関係、勉強での失敗もあげられます。
こうした挫折は子どもに大きな影響を与えるでしょう。

挫折から自分を認められなくなったり、また失敗したらどうしようという不安で何ごとにもチャレンジができなくなります。
日常的に後悔や自分を責める考え方になってしまうことから根暗な人になるのではないでしょうか。

原因⑤:運動が苦手

運動が苦手で、体を動かす事が嫌いな場合、根暗な人になりやすいでしょう。
運動は、おもいのほか気持ちに影響を与えるものです。

体を動かすことで全身の血流も良くなり、体が軽くなります。
そうすると気持ちも軽くなりやすく、明るい気分になるきっかけとなるでしょう。

しかし、運動が苦手で体がかたまったままだと顔色も悪く、気分転換の機会がなくなります。
筋力が少ないため、姿勢も悪くなり声量もなくなります。

人は頭だけで完結する生き物ではありません。
心と同じようにほぐれて軽い体が、気分を支えて明るくしてくれるのではないでしょうか。

原因⑥:プレッシャーに弱い

プレッシャーに弱い人も根暗になりやすいでしょう。
緊張しやすく、失敗を恐れる気持ちが強くなります。

そのため普段から不安を抱え込みがちで、ネガティブになってしまいます。
責任の重いことを避ける傾向が強くなり、目立つ行動や人の和の中心になろうとしなくなります。

積極的な行動もとらなくなるため、受け身で印象の薄い根暗な人になるでしょう。

根暗な性格を改善する方法

根暗な人におすすめの運動をする女性

根暗な性格を改善する方法をご紹介します。
自分はひょっとして根暗かもと思っている人は、ぜひ意識して取りいれてみましょう。

  1. 姿勢をよくする
  2. 髪型やメイクを変える
  3. ポジティブな言い方を心がける
  4. 運動する
  5. 新しい趣味を見つける
  6. 外出する機会を作る
  7. 笑顔を大切にする
  8. 明るい友達を作る

方法①:姿勢をよくする

一番取り入れやすく、改善の効果を感じられる方法が、姿勢を正すことです。
姿勢が悪いと、見た目の印象も暗くなるほか胸が開かず大きな声も出しにくくなります。

顔も下を向きがちで、こもったぼそぼそした話し方になってしまうでしょう。
姿勢を良くし、背筋を伸ばすと、猫背の改善につながります。

胸を張ることで堂々とした印象に変わり、はつらつとした明るさを取りいれることができるでしょう。
発生も変わるので、お喋りをしていても印象が違ってきます。

顔もうつむき加減だったものが、しっかり前を見て人と接するようになるので表情が伝わりやすくコミュニケーションが変わってくるはずです。
普段電車を待っているときなどを利用して、背筋を伸ばす練習をしてみるとよいでしょう。

慣れてくれば普段から背筋と胸を意識し、堂々とした姿勢を心掛けましょう。

方法②:髪型やメイクを変える

髪型やメイクを変えることで、根暗を改善するのもおすすめです。
女性は、メイクを明るいメイクにするだけでも印象が変わります。

明るい色のチークやリップ、ラメ感のあるアイカラーを取りいれてみましょう。
髪型でも変化を感じられるはずです。

色を明るいものに変えてみるほか、自分に合った元気でポジティブな髪型にしてみましょう。
男女ともに、髪が長いと落ち着いた印象になりやすく、根暗な感じになりがちです。

短めのヘアスタイルは、比較的元気や明るさを感じるため、取り入れてみるとよいでしょう。
人に与える印象が変わるだけでなく、自分でも気持ちが変わっていくのを実感できるはずです。

方法③:ポジティブな言い方を心がける

普段からポジティブな発言を意識しましょう。
根暗な人ほど、気がついていなくてもネガティブ発言は多くなっています。

「どうせ私なんて」や「どうでもいい」といった言葉がくせになっていませんか。
意識して、空元気のようでも前向きな言葉を使うように変えてみましょう。

思いつかないときは、気持ちを言葉に変えるところから始めます。
「おいしそう」や「やった」などのつぶやきを、独り言でよいのできちんと口に出すことが大切です。

耳から入るポジティブな言葉は、自然と自分の心に変化をつけてくれでしょう。

方法④: 運動する

運動を取りいれるのもおすすめです。
体を動かすことが苦手な人や、習慣がない人が多いため、しっかり体を使う生活に変えましょう。

通勤を徒歩にかえてみたり、自宅のヨガを取りいれて日常的に体を使う習慣を作りましょう。
体を動かし、動きやすい状態を保つことは、心も軽くしてくれます。

方法⑤:新しい趣味を見つける

これまでになかった新しい趣味を作るのもおすすめです。
新しい楽しみができると、心もワクワクしたり、どきどきして毎日にハリが出ます。

自分からポジティブなことを見つけるのが苦手な根暗な人は、新しい趣味を作ることで日常的な楽しみを作れるでしょう。
根暗な人は、自宅でできる一人の趣味を楽しむ傾向があります。

そういった趣味でも構いませんが、できるなら外出したり、人と接する機会が作りやすい趣味を持つと、より改善になるでしょう。
最近根暗な人でも楽しめる一人バーベキューなども話題です。

ぜひ、自分に合った趣味を探してみましょう。

方法⑥:外出する機会を作る

自宅にこもりがちな人は、外出する機会を積極的に作りましょう
根暗な人は刺激が少なく感情を動かす機会が少ない傾向にあります。

感情に刺激がないので、気持ちが動かず固まってしまいます。
外出をすればいろいろな刺激が入ってくるため、気持ちが動きやすく柔軟になります。

近くのカフェに散歩に行ったり、商店街に買い物に出るなど、ちょっとした機会を利用して外出を心掛けましょう。

方法⑦:笑顔を大切にする

笑顔を大切にするのも重要です。
どうしても、普段から笑顔が少ない生活になってしまう傾向があるため、意識して笑顔を作りましょう。

お笑い番組や落語、コメディを活用するのもおすすめです。
家族との会話など、これまでに意識しなかった場面でも常に笑顔を出せるように練習してみましょう。

笑顔を作ることで、心もほぐれ前向きな気持ちが芽生えやすくなるでしょう。

方法⑧:明るい友達を作る

明るい友達を作るのもおすすめの改善方法です。
根暗な人は同じようなタイプの人と落ち着いた友人関係を作りがちです。

明るい人にはコンプレックスがある人も多く、自分から遠ざけてしまうこともよくあります。
しかし、身近な友達に明るい人がいることはよい手本になります。

明るい人のまねをしたり、外出の機会を教えてもらうなど、自分の性格の改善に良い先生となってくれるでしょう。
こうなりたいなと思う身近な人がいる人はチャンスです。

理想のお手本は遠くから眺めるのではなく、友達になってよいところを取りいれるようにしましょう。

根暗な人との接し方

本を書か手に自分の世界に浸る根暗な女性

周囲に根暗な人がいて困ったことはありませんか。
根暗な人と接するときはどう接するのが良いでしょうか。
今回は根暗な人とも仲良く過ごせる接し方を見てみましょう。

  1. 相手のペースを尊重する
  2. 気を使いすぎない
  3. にぎやかな遊びに誘う

接し方①:相手のペースを尊重する

根暗な人は、ポジティブ思考な人とは違うペースを持っています。
物事に対し、慎重でゆっくりした行動を好んだり、人前に出るのが苦手で引っ込み思案な態度をとることも珍しくありません。

こうした相手のペースはきちんと尊重することが大切です。
人にはそれぞれに向いているペースがあるものです。

にぎやかな場面では、根暗な人は自分のよいところを出し切れずに戸惑ってしまうこともあるでしょう。
根暗な人の向き不向きを理解し、相手にとって過ごしやすいペースを尊重するようにしましょう。

そして、根暗な人を肯定する態度を示すことが重要です。
肯定感を感じる場面では、根暗な人ものびのびと過ごしやすくなります。

接し方②:気を使いすぎない

気を使いすぎないことも大切です。
雰囲気が暗く、一緒にいても楽しんでいる様子が伝わりにくい根暗な人ですが、気を使いすぎるとかえって良い関係は築けません。

また、気を使われていることがわかると、自分を責める原因にもなるでしょう。
相手を尊重し、良い距離感を持つことは大切ですが、気を使いすぎないように気をつけましょう。

そのためには、何より根暗な人と接しているあなた自身が、楽しむことが大切です。
気を使うばかりで楽しめないのではなく、根暗な人と過ごす時間をあなた自身が楽しめるような距離感を作るとよいでしょう。

接し方③:にぎやかな遊びに誘う

あえてにぎやかな場所に誘ってみるのもおすすめです。
根暗な人は、にぎやかな場所の楽しみ方や遊び方を知らないケースも珍しくありません。

これまで機会がなく、苦手意識だけでさけてきたという人には、遠慮せず人が集まるにぎやかな遊びに誘ってみるのもよいでしょう。
バーベキューや海水浴、大人数で楽しむゲームなど、機会を作って一緒に楽しんでみるのはいかがでしょうか。

何度も一緒ににぎやかな遊びを経験するうちに、根暗な人も楽しさを覚えて、自信がつくはずです。
少しずつ、一緒に新しい楽しみを経験してみるとよいでしょう。

根暗な人はもったいない

笑顔で根暗を乗り越えた女性

「私は根暗だ」と感じる人は、意外と多いといわれています。
ポジティブなことや、明るい前向きさが良しとされている時代にあって、実は根は暗いと考える人は少なくありません。

そして明るく考えられない自分に悩んでいる人もたくさんいます。
もちろんどんなことでも前向きに考えられれば問題ありませんが、いろいろな不安やストレスを感じる人も多いでしょう。

しかし、ネガティブな気持ちに支配されてい人生を楽しめないのはもったいないことだと思いませんか。
自分で意識できる改善方法を取りいれて、少しでも気持ちを前向きにするよう心がけてみましょう

実は楽しくないと思っていた毎日が、少しの変化で変わって見えるのではないでしょうか。
はじめはぎこちない人でも、少しずつ続けて根暗な性格をハッピー体質に変えてみましょう

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ライター
noel編集部

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