ふてぶてしい人の10の特徴!対処法&ふてぶてしい態度を直す方法
普通の人なら他人に迷惑をかけて申し訳ないと思うような場面でも何食わぬ顔で平然とした態度をとるような「ふてぶてしい人」。 このような人が身近にいるとイライラすることも多いですし、「どうしてそんな態度でいられるのか」と怒りを通り越して呆れてしまうことも多いのではないでしょうか。 そこで今回は、ふてぶてしい人の特徴や対処法、ふてぶてしい態度を直す方法について解説していきます。
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「ふてぶてしい」の意味とは?
そもそも「ふてぶてしい」とは、「怖いもの知らずのように図太く構えていること」という意味を持つ言葉です。
普通の人であれば、怖気づいてしまうようなことでも、怖気づくこともなく平然とした態度でいることができます。
そのため、周りの人はその人に対して感心することもあれば、「あの神経が理解できない」と呆れてしまうことも多々あります。
なお、「ふてぶてしい」の類語には、「厚かましい」「悪びれる様子がない」「いけしゃあしゃあとしている」「大胆不敵」などの言葉があります。
ふてぶてしい人の特徴
では、ふてぶてしい人の特徴をみていきましょう。
- 図々しい
- 上から目線で発言する
- 失敗したことに対して反省しない
- 人から命令されたり、頼まれることを嫌う
- 自分の欲望に忠実
- 人の上に立って命令したがる
- 自分を過大評価している
- 自分のことを棚に上げる
- 相手の立場に立って物事を考えない
- 嫌われていることに気が付いていない
続いて、ふてぶてしい人の特徴を、それぞれ詳しくみていきます。
特徴① 図々しい
ふてぶてしい人は、他人に迷惑をかけても平然な態度でいられるような図々しい性格の人が多いです。
周りの人の気持ちよりも自分の気持ちを最優先に考えるので、どうしても自己中心的な行動が目立ちます。
例えば、飲み会の席でまだメンバーが全員揃っていないのに、「お腹がすいた」といって自分だけ注文を始めてしまったり、鍋などのみんなで取り分けるような料理が出されると、我先にと自分の食べたいものをつつきに行くといった行動をとってしまいます。
一般的な常識を持っている人であれば、メンバーが全員揃ってから注文を取りに行きますし、みんなで取り分けるような料理が出された時も、みんなで相談したり、一人ずつ均等によそろうと思うはずです。
このように、周りの人のことを考えずに自己中心的な行動をとってしまうので、周りの人はイライラが募っていく一方になります。
特徴② 上から目線で発言する
「どこからそんな自信が湧いてくるんだ?」と疑問に思ってしまうほど、自分は偉いと勘違いして相手のことを下に見ている傾向にあります。
そして、こういった人は相手に対して思いやりのある言動をとることができません。
そのため、無意識のうちに上から目線で発言することが多く、周りの人を不快な気持ちにさせてしまうことが多々あります。
上から目線の発言を聞いていると自分がバカにされているように感じてしまうので、そのような人と関わりたくないと思ってしまうのは当然のことでしょう。
また、上から目線で発言する人というのは、自分が知らない話を振られても、素直に分からないとは言えず、知ったかぶりをして無理のある発言が飛び出してくることも少なくありません。
なぜなら、こういった人は素直に分からないと打ち明けることで、周りの人からバカにされることを何よりも恐れているからなのです。
特徴③ 失敗したことに対して反省しない
人間というのは、どんなに優秀な人であっても何かしらの失敗や間違いをして落ち込んだり、恥をかいてしまうこともあります。
そして、同じような失敗を二度と繰り返さないようにと反省する生き物です。
しかし、普通の感覚を持った人なら大きなショックを受けるような失敗をしても、何事もなかったかのように平然とした態度をとります。
そして、失敗をしたことに対して反省をすることもありませんし、落ち込むこともありません。
また、謝罪が迫られるような場面において、「申し訳ありませんでした」と謝罪の言葉は口にしても、内心では「申し訳ないことをした」という気持ちが全くないので、反省の色が見えることはありません。
その結果、同じような失敗を何度も繰り返してしまうことも少なくないのです。
特徴④ 人から命令されたり、頼まれることを嫌う
人に対して命令をするくせに、人から命令されたり、頼まれることをひどく嫌います。
人から命令されるということは、自分が下に見られていると思って不愉快になってしまうので、「何で私に命令するんだ」と納得することができないのです。
職場では、上司の命令には一応従うものの、内心では快く思ってはいないので、嫌々仕事をしたり、時には上司に反論してしまうことも少なくないのです。
また、自分のやるべきことだけをやっていれば良いと思っているので、仕事を協力しようという気持ちが芽生えることは一切ありません。
そのため、雑用を頼まれたり、仕事を手伝ってほしいと言われても、「何で私がやらなきゃいけないの」と反発して、自分の仕事だけを淡々と進めて見て見ぬふりをしてしまうのです。
特徴⑤ 自分の欲望に忠実
「職場で偉くなりたい」「お金持ちになりたい」といった自分の欲望のためであれば、どんな手段を講じても自分の欲望を満たそうとします。
チーム全員の力で成果を出したのに手柄を独り占めしようとしたり、仕事におけるミスを同僚や後輩に押し付けて自分の評価が下がらないようにしたりと、周りの人から嫌われるような行動も平然とやってのけてしまいます。
ただ、本人からしてみれば自分の欲望を満たすためには、人を利用することも問題ないと思っているので、同僚や後輩からは「何だあの人」と冷ややかな目で見られても大して気にすることはありません。
そして、裏の顔を知らない上司や会社から高く評価されることで、昇進や昇給にも響いて職場の中でどんどん偉くなっていき、自分の欲望を満たすことができて満足感に浸ることができるのです。
特徴⑥ 人の上に立って命令したがる
人の上に立ってとにかく命令したがるのも、ふてぶてしい人の特徴のひとつです。
職場で役職についていると、「ああしろ、こうしろ」と部下に対して細かく命令したがりますし、相手が同僚や友人であっても何かと指図をして自分の思い通りに相手を動かそうとします。
そもそも、こういった人は他人を道具のようにしか思っていない節があるので、自分が命令するのは当たり前だと思い込んでいるのです。
つまり、人に命令をすることに対して悪気もないですし、命令をした人に嫌な思いをさせても罪悪感を覚えることすらありません。
特徴⑦ 自分を過大評価している
ふてぶてしい人というのは、大した実力もないのに自分のことを過大評価しているので、根拠のない自信を持っていることも少なくありません。
周りの人からも認められるような実力のある人であれば、ある程度自信満々な態度を取ったところで周りの人から嫌われることはほとんどないでしょう。
しかし、何の根拠もないのに自信満々な態度を取られてしまうと、周りの人は呆れてしまいます。
また、根拠のない自信を持っている人ほど、仕事でミスをしても一切悪びれる様子はなく、あまり気にも留めないので自信を失ってしまうこともありません。
それどころか、「自分がミスするはずがない」「ミスをしたのが周りの人が悪い」と他人に責任を擦り付けて自分を正当化することもあるのです。
特徴⑧ 自分のことを棚に上げる
ふてぶてしい人というのは、自分も同じようなことをしているのに、自分のことは棚に上げて他人を責めて立てることも多々あります。
そして、自分が同じようなミスをすれば、素直に自分の非を認めることなく、周りの人に責任を擦り付けたり、言い訳をして自分を正当化しようとします。
このように、自分のことは棚に上げて他人に厳しく、自分に甘い人というのは、周りの人から「あんたにだけは言われたくない」と思われて嫌われてしまうのも当然のことです。
こういった人は、他人の立場に立って物事を考えることができず、なおかつ自分のことを客観的に観察することができないので、自分がその人と同じようなミスをしていることすら気が付くことができずに他人のミスを執拗に責めてしまうのです。
特徴⑨ 相手の立場に立って物事を考えない
ふてぶてしい人というのは、自分の物差しでしか物事を考えることができないので、相手の立場に立って物事を考えようとはしません。
例えば、まだ入社したばかりの新入社員に対しても、仕事でちょっとしたミスをしただけで「何でこんなこともできないんだ」と叱ったり、体調の悪い人に対して「体調が悪いからと言って甘えるな」と思いやりのない発言をしてしまうことがあります。
そもそも、新入社員の人はまだ仕事にも慣れていないのでミスをしてしまうのは当然のことですし、体調が悪ければ最大限のパフォーマンスで仕事に臨めないのは仕方のないことです。
しかし、ふてぶてしい人というのは、「自分のできることは相手もできて当然」だと考えているので、相手の思いやるような言動をとることができないのです。
特徴⑩ 嫌われていることに気が付いていない
ふてぶてしい人というのは、周りの人から嫌われる要素をたくさん持っていて、実際に周りの人から嫌われている場合がほとんどです。
しかし、本人は周りの人から嫌われていることを自覚していないのです。
普通の感覚を持った人であれば、周りの人の表情や態度から「自分は嫌われているかもしれない」と感じ取って、そこから自分の言動を省みて、自分の性格を少しでも改善しようと努力するものです。
しかし、こういった人は他人に興味が全くないので、周りの人からそっけない態度をとられても「自分が嫌われているかもしれない」と自覚することがないのです。
その結果、自分の悪いところを改善しようとする気持ちすら芽生えずにイライラされるような態度をとってしまうのです。
ふてぶてしい態度をとってしまう原因
では、ふてぶてしい態度をとってしまう原因をみていきましょう。
- 周りの人に頼らないで生きてきた
- 親が自分のわがままを何でも聞いてくれた
- 積極的に人との関わりを持ってこなかった
続いて、ふてぶてしい態度をとってしまう原因を、それぞれ詳しくみていきます。
原因① 周りの人に頼らないで生きてきた
今まで、周りの人に頼らないで自分で考えて自分で行動してきたような人は、このような性格になってしまうことが多いようです。
自分で考えて自分で行動してきたからこそ、自分の考えは常に正しいと思い込んでしまい、他人の言っていることは信用することができなくなります。
そのため、周りの人と意見が対立しても、自分の意見が絶対に正しいと思って、絶対に相手の意見を受け入れようとはしません。
その結果、無意識のうちに他人に対して上から目線の発言をしてしまったり、周りの人をイラっとさせるような口調で指図してしまうのです。
原因② 親が自分のわがままを何でも聞いてくれた
親が子供に対して非常に甘く、自分のわがままを何でも聞いてくれるような親の下で育てられると、このような性格になってしまうことが多いです。
幼少期の頃から自分のわがままを受け入れてくれるのは当たり前だと思っているので、大人になっても自分のわがままを押し通してしまうのです。
そして、本人は悪気があってやっているわけではないので、わがままな言動を周りの人から指摘されたところで「何が悪いの?」と開き直ってしまい、自分の言動に反省することは全くないのです。
そのため、あまりにも自分の言動を省みないふてぶてしさに、周りの人の方が疲れてしまうことが多いのです。
原因③ 積極的に人との関わりを持ってこなかった
ふてぶてしい態度になってしまうのは、今まで積極的に人との関わりを持ってこなかったのが原因かもしれません。
人間というのは、色々な性格や年代の人と接することで、色々な人の考え方や知識を身に着けていくことができます。
その結果、「自分はこう考えるけど、こういった考え方もできるんだ」と相手の考えを尊重できるようになりますし、相手を思いやる心が養われるようになります。
しかし、人との関わりを避けていると、自分の世界だけでずっと生き続けてしまい、自分の考えが全て正しいと思い込んでしまいます。
また、他人に気持ちを考えずに自分の思い通りに事を運びたいと思ってしまうので、相手が迷惑だと思うようなふてぶてしい態度を平然ととってしまうようになるのです。
ふてぶてしい人との接し方
では、ふてぶてしい人との接し方をみていきましょう。
- 距離を置く
- 張り合おうとはしない
- 言い回しに気を付けるようにする
続いて、ふてぶてしい人との接し方を、それぞれ詳しくみていきます。
接し方① 距離を置く
ふてぶてしい人は、なるべく距離を置くようにし、プライベートでは関わりを持たないようにしましょう。
職場にこういった人がいるのであれば、仕事を進める上でどうしても必要なコミュニケーションを取るだけに留めておくようにし、仕事が終わったら一切関わらないようにしましょう。
ふてぶてしい人と一緒にいてもストレスがたまる一方ですし、その人の性格を変えたいと思っても、本人にその気がない限り、他人の性格を変えることなど不可能です。
接し方② 張り合おうとはしない
ふてぶてしい人とは、決して張り合おうとしてはいけません。
そもそも、ふてぶてしい人というのは、対等な人間関係を築いていくことができず、周りの人のことを自分よりも下の存在であると決めつけてしまいます。
こういった人と張り合おうとしてしまうと、その人は自分にケンカを売っていると考えて感情的になってしまいます。
そして、相手が折れるまで人格を否定するような発言をしてきたり、嫌がらせをしてくることがあります。
そのため、後で面倒くさいトラブルに巻き込まれないためにも、言い合いになりそうになったらこちら側が素直に負けを認めて、決してふてぶてしい人に勝つまで張り合おうとはしないことです。
接し方③ 言い回しに気を付けるようにする
自分の部下や後輩にこのような人がいるのであれば、仕事で指示を出す時の言い回しには十分気を付けるようにしましょう。
こういった人は、人から命令されたり、指図されることを嫌うので、命令口調で仕事の指示を出してしまうと、その人が素直に指示に従ってくれない可能性も十分にあります。
そのため、仕事の指示を出す時には、「お願いできないかな」と優しい口調で指示を出すことを心掛けるようにしましょう。
そうすれば、相手も不快な気持ちにならずに素直に指示に従ってくれるかもしれません。
ふてぶてしい性格を改善する方法
では、ふてぶてしい性格を改善する方法をみていきましょう。
- 他人に優劣をつけない
- 自分がされて嫌なことは他人にもしない
- 自分の非を認めて素直に謝罪する
続いて、ふてぶてしい性格を改善する方法を、それぞれ詳しくみていきます。
方法① 他人に優劣をつけない
ふてぶてしい性格を改善するためには、自分と他人を比べて、「あいつは自分よりも劣っている」と他人に優劣をつけないようにしましょう。
他人に優劣をつけて接してしまうからこそ、対等な関係で人と接することができなくなり、つい相手を見下したような発言をしたり、上から目線の発言で命令や指図をするなどのふてぶてしい言動をとってしまうのです。
そのため、「あいつは自分よりも劣っている」と思い込んで優越感に浸るのは無意味であることをしっかりと自覚することが大切です。
そして、他人と比べるようなことはやめ、自分は優秀だと思いあがるのではなく、誰に対しても対等な人間関係を築いていく努力をしましょう。
方法② 自分がされて嫌なことは他人にもしない
ふてぶてしい人というのは、自分も同じようなミスをしているのに、自分のことは棚に上げて他人に対してはミスを執拗に責める、人に命令するのは好きなのに、人から命令されるのは嫌いというように、自分に甘く他人に厳しい一面があります。
しかし、自分に甘く他人に厳しい人というのは、周りの人から一番嫌われるタイプの人間ですし、そんな自分勝手なわがままは社会では通用しません。
そのため、自分がされて嫌なことを一度真剣に考えて紙に書き出してみましょう。
そして、自分がされて嫌なことを書き出してみたら、「相手にも同じようなことは絶対にしない」という強い意志を持ちましょう。
こうすることで、相手の気持ちになって物事が考えられるようになりますし、自分勝手なふてぶてしい態度を取らずに自制心を働かせることができるようになります。
方法③ 自分の非を認めて素直に謝罪する
ふてぶてしい人というのは、自分の弱みを人にさらけ出したり、自分の非を認めることができません。
その結果、他人に対して強気な態度をとったり、自分のミスを責任転嫁したり、言い訳をして周りの人に迷惑をかけてしまうのです。
そのため、仕事でミスをしてしまったり、周りの人に迷惑をかけてしまったのであれば、自分の非を認めて素直に謝罪することから始めましょう。
自分の非を認めるというのは、それによって自分の評価が下がってしまったり、周りの人から責められてしまうこともあるでしょう。
しかし、これが自然とできるようになることで、自分のプライドを守るために強気な態度を取ったりといったふてぶてしい態度をとることもなくなります。
また、自分の発言や行動に責任を持つことができるので、安易に人を傷つけるような発言をしたり、相手に迷惑をかけるような行動をとることもなくなります。
ふてぶてしい人にならないように、日頃の自分の言動に注意を払うようにしましょう!
ふてぶてしい人というのは、自分が偉いと勘違いして上から目線の発言をしたり、周りの人に迷惑をかけても平然とした態度でいられることから、周りの人から疎まれて嫌われてしまうことも少なくありません。
もしも、こういった人が身近にいるのであれば、なるべく距離を置いてプライベートでは関わらないようにしましょう。
なお、仕事などでどうしても関わらなければならない場合は、ふてぶてしい人と張り合おうとしないように気を付け、言い回しに注意する必要があります。
また、自分がいつふてぶてしい人になってしまうか分かりませんから、こういった人にならないためにも日頃の自分の言動に注意を払うようにしましょう。
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