建設的な話し合いが出来ない人の4つの特徴&建設的に会話するコツ
建設的な話し合いがしたいのに、なかなか上手く進まないと全員頭を抱えてしまいます。 しかし、建設的に会話をするコツを知ればそんなつまづきも解消します。 この記事では建設的な話し合いが出来ない人の4つの特徴と、建設的に会話するコツをご紹介します。
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「建設的な話し合い」とは?
建設的という言葉は「積極的にものを作り出し、よくしていこうとする様子」を意味します。
家を建てて徐々に完成させていくように、順を追って希望の結果へとすすんでいきます。
建設的の反対語は破壊的であり、壊していく過程とは真逆だと考えると分かりやすくなります。
つまり、建設的な話し合いとは「良い結果を生み出すための話し合い」のことです。
建設的な話し合いができたと言われたのであれば、いい話し合いができたと言われたことと同じです。
「これだとできない」というように後ろ向きに終わった話し合いには未来がありません。
前向きに、次へとつながる話し合いとして求められるのが建設的な話し合いなのです。
建設的な話し合いができる人の特徴
建設的な話し合いができる人の特徴には以下があります。
- 前向き
- 向上心がある
- 積極的
- 行動力がある
続いて、建設的な話し合いができる人の特徴について詳しくみていきます。
特徴①:前向き
良い結果を生み出すために行われる建設的な話し合いに、必要なのは前向きさです。
後ろ向きに悪い言葉ばかり考えてしまうようでは、良い方向へ進むことが難しくなります。
たしかにリスクマネジメントとしてデメリットの話をすることは悪くありません。
しかし、建設的な話し合いの上では最初から後ろ向きになってしまう話はNGなのです。
そのため、前向きにものごとを考えられる人は建設的な話し合いに適しています。
特徴②:向上心がある
常にものごとを良くしていく姿勢こそ、建設的な話し合いにもっとも大切なものです。
現状に満足してしまうようでは、建設的な話し合いをする意味を見出せません。
現状維持を目的とせず、さらにいい状態にするために努力していかなければなりません。
そういった向上心を持っていれば、自然と建設的な話し合いができます。
向上心は周囲にもいい影響を与えることが多く、建設的な話し合いの場においても効果を発揮します。
特徴③:積極的
ただ意見を聞き、意見をまとめているだけでは建設的な話し合いをしているとは言えません。
周囲の意見をただ聞くだけではなく、自らも積極的に意見を出す必要があります。
もちろん自分の意見が全て肯定的に取られるわけではありません。
それでも建設的な話し合いをする上で、黙っていてはいないことと同じです。
どんなに小さな意見でも、それが建設的な話し合いのかなめであることもあります。
積極的に建設的な話し合い参加できる人が一人でもいればよりいい結果を出せるでしょう。
特徴④:行動力がある
積極的に意見を出すためにも必要となってくるのが、行動力です。
意見があるからといって、頭の中で思いついた非現実的な意見を言っても受け入れて貰えません。
建設的な話し合いで「かもしれない」しかない意見ではいい結果を導き出すのも難しくなります。
代わりに、行動力のある人は決まった範囲から出ることを恐れません。
はみだした結果、だれも思いつかないような意見をあっさりと出してしまうこともあります。
こういう特徴を持つ人は建設的な話し合いの中でもフラッグシップになりやすい人なのです。
建設的な話し合いができない人の特徴
建設的な話し合いができない人の特徴には以下があります。
- ネガティブ
- 独りよがり
- 消極的
- すぐ怒る
続いて、建設的な話し合いができない人の特徴について詳しくみていきます。
特徴①:ネガティブ
建設的な話し合いをできる人と比べて話し合いが難しい人は基本的にはネガティブ思考です。
悪い方面にばかり考えてしまうため、「うまくいかない意見」しか出すことができません。
良い方向へ向けるための話し合いでネガティブ思考を発揮しすぎると、建設的な話し合いは失敗してしまいます。
建設的な話し合いを成功させるためには、ネガティブ思考をその場から切り離さなければいけません。
ネガティブな意見しか出せない人は建設的な話し合いを難しくしてしまいます。
特徴②:独りよがり
自分の意見が絶対的に正しいと考えている人は、他の人の意見を聞くことができません。
そもそも、自分だけでいいと考える人は話し合いをすることすら無意味だと考えてしまいます。
建設的な話し合いをするためには複数人集めなければならず、一人だけでは成立しません。
他の人の意見をまとめずに、自分の意見だけを押し通そうとすれば周囲から反感を買うことになります。
他の人の意見をすぐに否定してしまうので、建設的な話し合いの空気を悪くしてしまいがちです。
特徴③:消極的
建設的な話し合いに必要となってくることは、積極的であることです。
その逆である消極的な姿勢は、建設的な話し合いにとっては不要なものといえます。
自分の意見を出し、他の人の意見も取り入れることをしなければいい話し合いになりません。
消極的な人は他の人の意見に流されたり、否定的になりやすい傾向があります。
お互いが働きかけ合うことができなければ、建設的な話し合いは失敗してしまうのです。
特徴④:すぐ怒る
すぐに怒りやすい人も、建設的な話し合いを上手に進めることができません。
同様に、自分の思う通りにならないことにイライラを覚えることもこれに該当します。
建設的な話し合いでは冷静に意見を分析し、将来的にどういったメリットがあるか考えなければいけません。
すぐに怒ってしまう人は、冷静にものごとを考えることができなくなってしまいます。
また、怒鳴ることで自分だけでなく他人も刺激させ、話し合いを実行することすら難しくなります。
すぐ怒る人が建設的な話し合いができないのは、すぐに興奮状態になってしまうからなのです。
建設的な話し合いをするメリット
では、建設的な話し合いをするメリットは何があるかをご紹介します。
- 心が豊かになる
- 解決力が身につく
- 問題点が分かる
- 成長できる
- 自信がつく
- 判断力を養える
- 充実感を得られる
- リスクを減らせる
- 仲間意識が深まる
- 目的を明確にできる
- 思考が柔軟になる
- 良い方向へ進める
続いて、建設的な話し合いをするメリットについて詳しくみていきます。
メリット①:心が豊かになる
建設的な話し合いが上手くいくと、自分の心が非常に豊かになります。
意見を交換することで知らなかったことを知り、見えなかった部分が見えるようになります。
自分の世界が広がり、人と助け合うことや理解し合うことの大切さを覚えます。
自分のことばかりに目を向けていると、世界はずっと狭いままになってしまいます。
人と関わり、言葉を交わすからこそ心が豊かにすることができるのです。
メリット②:解決力が身につく
建設的な話し合いは現状から理想とする結果までの内容を話すことができます。
どうすればその結果にたどり着くことがベストなのか、全員で考えることになります。
そうやって考えることで、自分が望む結果へたどり着くための解決力が身につきます。
解決力は、ものごとをいい方向に導くことをしっかりと考えることを重ねていくことで増えていきます。
建設的な話し合いの場は、そういった解決力を身につける絶好の機会なのです。
メリット③:問題点が分かる
良い部分を挙げて、どうすればいいかを考えていくうちに問題点が見えてきます。
最初から問題点を挙げた方がいいと思いがちですが、実際は方向性を決めてからの方が結論が出やすいのです。
「こういう風にしよう」としっかりと決めておくと、何が障害になるかが見えてきます。
そのため問題点を発見しやすいだけでなく、早期の改善にもつながります。
方向を見た上で問題点を改善していく方法も分かれば、より建設的な話し合いができたといえます。
メリット④:成長できる
他の人と意見を交換するというその場を設けること自体が、自分を成長させる機会になります。
建設的な話し合いでは自分だけではなく、相手も成長することができます。
ところが、意見を交換するということはそれほど大事なことでありながら、機会に恵まれません。
ただ自分の意見を肯定、あるいは否定されるだけでは経験となる刺激が少なすぎます。
自分の意見を出し、受け取るという過程を経験することで、お互いにいい刺激を得られるのです。
メリット⑤:自信がつく
自分の意見をしっかりと発言できた建設的な話し合いになると、自分に自信がつきます。
自分の意見を言うことができたというだけでも、大きな自信につながります。
また他の人の意見を聞いて、それを自分の糧にできたと実感できれば自分を認められます。
自分を素直に認める経験をしていくことで、自分に自信をつけられるようになります。
自信は最初から大きいわけではなく、少しずつ大きくなっていくものなのです。
メリット⑥:判断力を養える
何が悪い意見で、何かいい意見かというのは自分の中で考えるだけでは結論は出ません。
自分の意見を多くの人の場で発言し、いいか悪いかの判断を聞くことができます。
それだけではなく、他の人の意見も自分なりに判断することで判断力を養えます。
善悪の判断は基本的には自分がしていかなければいけないものです。
自分なりの判断を上手にするためには、他の人がどう考えているかも知ることが必要です。
その機会が建設的な話し合いに当てはまるのです。
メリット⑦:充実感を得られる
建設的な話し合いは良い未来を生み出すためにする話し合いです。
自分の意見、人の意見を聞いて判断していくことで進むべき道を見つけることができます。
その時間は非常に有意義なものであり、普段では味わえない充実感を味わえます。
有意義な時間はすぐに過ぎ去るものでありながら、自分の身になる大切な時間でもあります。
時間を無駄にすることのない時間を過ごすことができるため、充実感を得られるのです。
メリット⑧:リスクを減らせる
ものごとを成し遂げるうえで最初にメリットを見ますが、もちろんリスクもがきものです。
一つのタスクごとに何をするべきか、どのようなコストがかかるかがはっきりしてきます。
そのため建設的な話し合いをすると、自然とそういったリスクにも向き合うことになります。
何も考えずに実行してしまうと、そのリスクを抱えたままなので失敗しやすくなります。
リスクを減らすことができれば、失敗を未然に防ぐこともしやすいのです。
メリット⑨:仲間意識が深まる
普段、職場の人たちは自分がそれぞれしなければならないことを自分のペースで実行しています。
もちろんグループごとでそれぞれの作業をしていますが、基本的には一人で作業をしています。
その中で建設的な話し合いをすると、全員の意見を聞くことになります。
意見を交換することでお互いを理解し、お互いの仲を深めることができます。
それは同時に仲間意識も深まることにもなります。
メリット⑩:目的を明確にできる
良い方向に進めることができるといっても、最終的にどうしたいか分からない場合もあります。
最終的な目的が曖昧なままでは、進むたびに迷うことになってしまいます。
どうしたいか、どうするべきか目的を明確にすることでその迷いを少なくできます。
迷う時間を少なくすることで、目的の達成を早めることもできるようになります。
建設的な話し合いで全員が目的を理解できるため、同じ方向を見て進めるようになるのです。
メリット⑪:思考が柔軟になる
一つのことが思いついても、そのことばかり考えてしまう場合もあります。
思考が凝り固まったままだと、どうした方がいいかの発想も生まれなくなります。
他の人と関わることで、そういった思考を柔軟にすることができます。
特に、建設的な話し合いができれば良い意見を得ることができるのでより柔軟になります。
意見を交換するだけでなく、建設的な話し合いとして経験することが大切です。
メリット⑫:良い方向へ進める
建設的な話し合いが上手にできると、目的が明確になり、良い方向に進めるようになります。
目的が決まっているので余計なことをすることがなくなります。
「こうしていこう」という過程を全員で話し合って決めるため、間違いも多くありません。
安心してその方向へと進んでいくことができるので、悪い方向になりません。
良い方向へ進める指針として、建設的な話し合いは非常に適した話し合いなのです。
カップルこそ建設的な話し合いが大切?
カップルにこそ建設的な話し合いをすることはもちろん大切です。
お互いの意見を交わし、これからどうしていきたいかを知れば不安の解消にもなります。
これから一緒にずっといたいと思うのであれば、建設的な話し合いは必要不可欠です。
何も考えずに一緒にいるだけでなく、時には真面目に話し合いをすることもいい機会です。
時間が取れそうなのであれば一度やってみるといいでしょう。
建設的な話し合いをするコツ
では、建設的な話し合いをするコツをご紹介します。
- 客観的に考える
- 反対意見も聞く
- 感情的にならない
- 関係ない話をしない
- 途中で口を挟まない
- 意見を分析する
続いて、建設的な話し合いをするコツを詳しくみていきます。
コツ①:客観的に考える
建設的な話し合いをするコツとして、まずは客観的に考える必要があります。
もちろん自分の意見も大切ですが、それでは狭い視野でものごとを見てしまいがちです。
客観的に考えることで視野を広げ、多角的にものごとを見ることができます。
さらに判断のための選択肢も広げることができ、より解決に近づきます。
コツ②:反対意見も聞く
自分の意見だけでなく、それに対する反対意見も受け入れるようにしましょう。
自分の意見を否定されればムッと来るかもしれませんが、一聴の価値は非常に高いです。
むしろ、聞き逃してしまうと自分では思いつかなかった部分を聞き逃すことになります。
自分の意見と真逆であるからこそ、聞いておくべき重要な意見になるのです。
コツ③:感情的にならない
すぐに怒ったり、泣いてしまうとせっかくの話し合いの空気も悪くなってしまいます。
感情的になると自分の感情に左右されやすくなり、意見自体の内容もすぐに揺らいでしまいます。
そのため意見に信頼性がなくなり、自分でも自信を持つことが難しくなります。
感情的になりそうになったらまずは一度深呼吸し、立ち止まってみましょう。
数秒何もせずにいると、気持ちが落ち着きやすくなります。
コツ④:関係ない話をしない
建設的な話し合いは、自然に集まった人たちで発生することもありえます。
それでも、何をテーマに話すかが決まっており、それをベースに話を進めます。
そこで関係のない話をしてしまうと、テーマから逸れた話し合いになってしまいます。
テーマに沿って意見を交換することで、そのテーマについて理解を深めることができます。
もし関係ないワードがふっと浮かんだ時はノートやメモに書きためておくといいでしょう。
場合によってはそのワードが非常に関係していたということもあり得るからです。
もちろん、関係があるかもしれないと感じたら言ってみるのもOKです。
コツ⑤:途中で口を挟まない
だれかが意見を発言している時に、「それが違います!」と口を挟んではいけません。
「これはおかしい」と思うことであっても、まずは最後まで聞いてみましょう。
日本語は基本的に結論を最後に持ってくるのが会話の基本形態です。
起承転結で話していれば、特に結論の部分に重要な部分を持ってきます。
最後まで聞かなければ分からないこともあり、こちらから発言したい場合は終わってからにしましょう。
コツ⑥:意見を分析する
自分の意見だけでなく、相手の意見もどのようなものか自分で分析してみましょう。
自分が持った知識と、他の人が言った情報を織り交ぜても構いません。
分からない部分があれば相手に質問をしてみるのも有効的です。
意見を分析し、より理解を深められれば自分の糧にすることもできます。
建設的な話し合いは自分を成長させ、未来を明確にする指針になる!
建設的な話し合いをする前は集まって話をするのは面倒だと思うかもしれません。
しかし、実際に話し合いをしてみると非常に有意義な時間だと気づきます。
建設的な話し合いにできるように、話し合いのコツを活かして積極的に参加してください。
未来が明確になるだけでなく、自分の成長の経験値にもなります。
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