感謝を表す四字熟語!家族や友達、お世話になった人に贈る言葉・メッセージ
感謝を表す四字熟語には、色々なものがあります。 感謝を伝えたいときにピッタリな四字熟語を集めました。 四字熟語に込められた意味を知ると、伝えたい人の顔が浮かびそうです。 大切なあの人に日頃の感謝を四字熟語で伝えてみてはいかがでしょうか。
人気のおすすめ記事
感謝を表す四字熟語
感謝を表す四字熟語には、どのようなものがあるのでしょうか。
意味を交えながら見てみましょう。
①:感恩戴徳(かんおんたいとく)
心から感謝し、ありがいと思う様子を表した四字熟語です。
訓読すると、恩に感じ徳を戴くと読むことができます。
心からありがたく思い、感謝感激したときに使う四字熟語としておすすめです。
恩に着て敬愛の念を持つという意味も含んでいます。
お世話になった人に「感恩戴徳しています」などと使うと良いでしょう。
②:一飯之恩(いっぱんのおん)
お茶碗に一杯のご飯をいただいたとしても、その時の恩を忘れないように必ず返すべきであるという意味の四字熟語です。
一飯とは、ほんの少しの恵みを表しています。
そのたとえのように、たとえわずかな恩義であっても忘れてはならないと諭した四字熟語です。
一膳の食事を恵んでもらった恩義を表しています。
「あの人は、一飯之恩を忘れない人である」などと使えます。
③:恐懼感激(きょうくかんげき)
ありがたく思い、恐れ謹むことを意味する四字熟語です。
とても敬っている相手からの厚意に対して使うことが多いでしょう。
あまりにも嬉しく、恐縮しながらも喜ぶことを表しています。
「恐懼」とは、恐れ慎むことをいいます。
④:感恩報謝(かんおんほうしゃ)
感謝という言葉の元になった四字熟語です。
恩義を感じた人に謝で報いると読むことができます。
感謝をするとは最高の礼をするということであることが分かります。
いただいた恩に感謝して、恩に報いることの大切さが汲み取れる四字熟語です。
⑤:祖先崇拝(そせんすうはい)
祖先を祀り尊敬し、感謝することを表す四字熟語です。
自分が存在できるのは祖先のおかげである感謝する純粋な気持ちを表しています。
祖先が家族や親族をつくってくれたことに感謝し、また受け継いでくれたことにも感謝して敬うことをいいます。
⑥:飲水思源(いんすいしげん)
何事もなく当たり前のように水を飲みます。
しかし、その水源に思いを馳せると感謝すべきものが見えてきます。
物事の基本的なことを大切にして感謝するという意味の四字熟語です。
また、お世話になった人の事を忘れてはいけないという意味も含まれています。
水を飲むときに、その水源のことを思うところから作られた四字熟語です。
⑦:三拝九拝(さんぱいきゅうはい)
何回もお辞儀をすることを表す四字熟語です。
何度も頭を下げ、感謝する様子が伺えます。
お世話になった人など、深い感謝が伝わります。
手紙に書くなら文の終わりに使うと良いでしょう。
きわめて厚い敬意を表した四字熟語です。
⑧:恩沢洪大(おんたくこうだい)
自分に対しての愛情や恵みが豊富であることを表した四字熟語です。
元々、王や皇帝からの寵愛に対して使われていた言葉でした。
縁起の良い四字熟語でもあり、深い感謝の気持ちが伝わるでしょう。
⑨:罔極之恩(もうきょくのおん)
報いきれないほどの両親からの恩を表した四字熟語です。
「罔極」とは、限りがないという意味です。
報いることが出来ない、報いきれないほどの限りない恩を表しています。
⑩:深情厚誼(しんじょうこうぎ)
深く厚情のある付き合いを表した四字熟語です。
「深情」とは、深く思う気持ちや真心をいいます。
「厚誼」は、深く親しむ気持ちを表しています。
相手からの心遣いを表した四字熟語です。
⑪:君恩海壑(くんおんかいがく)
主君からの恩の深さを表した四字熟語です。
まるで海や谷のようにとても深いことを意味しています。
「海壑」とは、海と谷の事をいいます。
「君恩」は君主からの恩を意味しています。
⑫:報本反始(ほうほんはんし)
天地や祖先への恩に感謝し、報いることを表した四字熟語です。
訓読すると、本(もと)に報いて始めに反(かえ)ると表現されます。
その存在の根本から感謝して報いようと諭した四字熟語です。
天地や祖先に感謝し、その恩に感謝して恩返しをすることをいいます。
「本」と「始」は物事の一番初めのものを表しています。
「報」と「反」は相応の恩返しすることを表しています。
自分が存在していることに感謝し、ここに至った根源の全てのものに対して報いようとする気持ちも含まれています。
⑬:三枝之礼(さんしのれい)
親に対して礼を重んじて接する事を表した四字熟語です。
礼儀を尽くし、親孝行する事をいいます。
小鳩は親鳩のとまっている枝よりも三本下の枝にとまるところから作られた四字熟語です。
子が親に感謝している様が伝わります。
⑭:知崇礼卑(ちすうれいひ)
真の知識人は、礼を重んじることを表した四字熟語です。
知識を蓄えるほどに謙虚に振る舞う様をいいます。
孔子が述べたとされる言葉です。
「卑」はひくい・謙遜を意味します。
知識が増えれば増えるほど、謙遜して他人に対して礼を尽くすものであるということを意味しています。
「崇」は高く積み上げることを意味します。
⑮:生死肉骨(せいしにくこつ)
本当に困ったときに助けてくれた人に対する大きな恩を表した四字熟語です。
死者を生き返らせて骨に肉をつけるという意味です。
どんなことがあっても感謝を忘れてはいけない恩人のことを表しています。
どうにもならない苦しい状況の人を救うことも意味します。
⑯:一期一会(いちごいちえ)
一生に一度限りという本当に稀な機会を表した四字熟語です。
生涯に一度限りと考え、そのことに打ち込む意味も含んでいます。
一生のうちに一度会えるかどうかわからないほどの縁をいいます。
出会いに感謝し大切にしていることが伝わります。
⑰:報恩謝徳(ほうおんしゃとく)
いただいた恵みや恩に対して報いようとする感謝の気持ちを表した四字熟語です。
訓読すると「恩に報い徳を謝す」と読むことができます。
受けた恩義や徳に感謝し、相応のお返しをすることをいいます。
「報」は、報いることを意味します。
「謝」は、お礼を伝えること・感謝することをいいます。
⑱:忠孝仁義(ちゅうこうじんぎ)
主君への忠義、親に対する孝行の大切さを諭した四字熟語です。
思いやりと正義が大事であることを諭しています。
⑲:狗馬之心(くばのこころ)
犬や馬は主人に対して恩を忘れずにいることを表した四字熟語です。
自分の忠誠心を謙遜して使います。
「犬馬之心」ともいいます。
位が上の者に対する忠誠心や誠意を表現しています。
「狗馬」は犬と馬を意味しています。
犬や馬のように恩を忘れることなく主人に仕えて、たとえ少しずつだったとしても恩返しをするという意味があります。
⑳:衣錦環郷(いきんかんきょう)
出世して故郷に帰ることを表した四字熟語です。
成功し、故郷に錦を飾ることとは故郷に対する感謝に繋がります。
縁起が良いとされる四字熟語です。
「錦」とは、金や銀などの糸で織られた美しい絹織物のことをいいます。
家族に感謝を表す四字熟語
家族に感謝を表す四字熟語には、どのようなものがあるのか見てみましょう。
①:孝行恩愛(こうこうおんあい)
子供が親を敬ったり尊敬すること、慈しむことを意味する四字熟語です。
そこから溢れる色々なものへの愛情も表しています。
「両親に日頃の孝行恩愛を伝えるために手紙を書いた」などと使います。
②:望雲之情(ぼううんのじょう)
遠くから父母を思う事を表した四字熟語です。
望雲とは、遠くの雲を眺めているうちに遠くにいる人の事を思う様子を表しています。
進学や就職などで古里から遠く離れている人は多いでしょう。
けれど、離れて暮らしていても両親の事を思い感謝する気持ちになります。
四字熟語の由来は、唐の時代に狄仁傑という人が大公山に登ったことから始まったそうです。
そこから白い雲が流れていく様子を見て、あの雲の下に父母がいると言い長くそこにたたずんでいた故事から成り立っています。
③:寸草春暉(すんそうしゅんき)
両親からの恩や受けた愛情の大きさを表し、子供がそれに少しでも報いることは難しいというたとえの四字熟語です。
寸草は、少しだけ伸びた短い丈の草のことです。
春暉とは、ぽかぽかした春の暖かな光のことです。
親が子を思う愛情を表現しています。
短い草がどれだけ頑張って孝行したとしても、春の日光に育てられた恩に報いることは出来ないという意味から成り立っています。
両親に対しての恩や感謝の大きさを表した四字熟語です。
④:顧復之恩(こふくのおん)
親に育ててもらったという恩を表した四字熟語です。
顧復は、いつも親が子供のことを振り返り心配することを表しています。
顧だけの意味は、かえりみるです。
外を見渡すことなく、内側だけを見回している様子を意味しています。
親に慈しまれた恩、育てられた恩のことを意味する四字熟語です。
「両親には、顧復之恩を感じています。」などと使うと良いでしょう。
⑤ : 菽水之歓(しゅくすいのかん)
貧しくても親に感謝の念を抱き、孝行して喜ばせるという意味の四字熟語です。
菽水とは、質素な食事を例えています。
菽は豆を表し、豆の粥と水のことです。
歓は喜ばせることを意味します。
由来は、孔子が弟子の子路に孝行を説いたという故事から来ています。
また、貧しい中にも親に孝行できる喜びを表した四字熟語でもあります。
「菽水之歓というように、高価な贈り物はできなくとも自分なりに感謝を伝えていきたい」などと使うと良いでしょう。
友達に感謝を表す四字熟語
友達に感謝を表すときに使える四字熟語には、どのようなものがあるのか見てみましょう。
①:益者三友(えきしゃ-さんゆう)
交際をしてためになる三種の友人を表した四字熟語です。
人付き合いにおいて、どのような友人を選ぶべきなのか説いています。
「直き」正直な人、「諒」誠実な人、「多聞」博学な人という3種類です。
「論語」に記された孔子の言葉が語源となっています。
益者といわれるような友人ならば有益であるという意味です。
ちなみに反対語として「損者」という言葉があります。
こちらは、交際すると害がある人として表現されています。
「便辟」こびへつらう人、「善柔」人当たりが良くとも不誠実な人、「便佞」口先だけの人の3種類です。
益者三友は人生においての人付き合いの指針になり、大事な友人へ感謝を伝えるときなどにもおすすめな四字熟語です。
②:知己朋友(ちきほうゆう)
自分のことをよく理解し、分かってくれている友人のことを表した四字熟語です。
よく待遇してくれる人のことも意味します。
知己とは、自分の人柄や才能などをよく知り分かってくれている人をいいます。
親友を意味しています。
己はおのれ・自分を表し、朋友は友達・友人のことを表しています。
③:恐悦至極 (きょうえつしごく)
この上ない喜びを表した四字熟語です。
相手に対して敬意をこめた感謝を伝えるときなどに使います。
とても喜ぶということをかしこまった言葉にした四字熟語です。
普通のありがたさではなく、それ以上に大変喜ぶ・非常に喜んでいることを意味します。
目上の人に感謝を伝えるときに使うことが多いでしょう。
厚意に対しての大感謝などを表現できます。
有り難い気持ちや無上の喜びが伝わります。
目上の友人などへ「あなたと出会えたことを恐悦至極に感じています」などと使うのも良いでしょう。
あらたまった場面で感謝を伝える際におすすめな四字熟語です。
④:一言芳恩(いちごんほうおん)
ひとこと声をかけてもらったことに恩を感じて感謝することを表した四字熟語です。
また、その人に従い仕える・主人と仰ぐことも意味します。
芳恩は人から受けた恩や親切などを意味しています。
その人のおかげという意味も含んでいます。
友人のひとことで何かが変わった人は多いでしょう。
そんな感謝を伝えたいときにおすすめな四字熟語です。
⑤:深情厚誼(しんじょうこうぎ)
真心・情愛のこもった付き合いを意味する四字熟語です。
深情とは真心を意味します。
厚誼は情が厚いことを意味しています。
長い付き合いのある友人や親友に使える四字熟語です。
親しき仲にも深情厚誼を忘れないようにしたいですね。
⑥:切磋琢磨(せっさたくま)
学問や道徳に仲間同士励まし合いながら向上することを表した四字熟語です。
琢磨とは玉や石を細工してみがくという意味があります。
切磋とは学問や伎芸などに励み、人格を磨くことを意味します。
仲間同士互いに戒めあったり競いあいながら向上する様子を表しています。
努力に努力を重ねることも意味しています。
共に頑張り合える友人へ感謝を伝えるときにもおすすめな四字熟語です。
⑦:一宿一飯(いっしゅくいっぱん)
「宿一飯の恩義」という具合に恩義を付けて使うと良い四字熟語です。
たとえ小さなことでも恩を忘れてはならないと諭しています。
博徒の世界では、たった一度でも他人から受けた恩があれば一生その恩を忘れないという風潮があったそうです。
義理堅さが伝わってきます。
⑧:感恩報謝(かんおんほうしゃ)
恩を受けた人に最高の礼で報いるという意味の四字熟語です。
感恩とは、受けた恩に対してありがたく思うことを表します。
報謝とは、恩に報いることを表しています。
感謝と言う言葉のもととなったのは感恩報謝という四字熟語で、略して使われるようになったそうです。
感恩報謝を略して使っているのですね。
何事にも、恩報謝の気持ちを大切にしたいものです。
⑨:暮雲春樹(ぼうんしゅんじゅ)
遠く離れた友のことを思う心情を表した四字熟語です。
暮雲とは、夕暮れの雲を表しています。
春樹は、春の樹木が芽吹いている様子をいいます。
同じ意味で、春樹暮雲(しゅんじゅぼうん)ともいいます。
遠く離れている友を思うとき、感謝の念も沸き上がることでしょう。
「春日憶李白」の記述が元になった四字熟語です。
長安に住む杜甫が、遠く離れたところを旅している友人・李白を思ったところから、友を思う切実な心を表す語となったそうです。
⑩ : 叱咤激励(しったげきれい)
大声で励まし、相手を奮い立たせることを表した四字熟語です。
叱咤とは、大声で励ましたり叱ることをいいます。
激励は、元気づけたり励ますことです。
弱気になったり先行きが見通せず不安なときなどに、友人の叱咤激励で頑張れることもあります。
叱咤激励してくれた友人には、感謝の気持ちを贈りたいものです。
また同じように友人にも叱咤激励できるといいですね。
目上から目下の人へ、または同等の人へ向けて使う四字熟語です。
大きな声で相手を強く応援する意味が込められています。
頑張って欲しいという強い気持ちや励ましがつたわる四字熟語です。
お世話になった人に感謝を表す四字熟語
お世話になった人に対して感謝を伝えるときには、どのような四字熟語があるのか見てみましょう。
①:君恩海壑(くんおんかいがく)
主君から受けた恩の深さを表した四字熟語です。
海壑とは、海と谷のことで限りない深さを表現しています。
②:衣錦環郷(いきんかんきょう)
出世して古里に帰ることを表した四字熟語です。
故郷への感謝につながる縁起の良い言葉でもあります。
③:恐悦至極(きょうえつしごく)
受けた好意に喜んでいることを表す四字熟語です。
恐悦とは、謹んで喜ぶという意味があります。
至極は、この上なくという意味です。
④:一言芳恩(いちごんほうおん)
一言声をかけてもらったことへの恩を表した四字熟語です。
芳恩とは、人から受けた恩への尊敬語です。
⑤:生死肉骨(せいしにくこつ)
ピンチに陥った時に助けてくれた人に対する大きな恩を表した四字熟語です。
どんなことがあっても感謝を忘れてはいけない人のことをいいます。
⑥:叩頭三拝(こうとうさんぱい)
とても強い感謝を意味する四字熟語です。
地に頭をつけて何度もおじぎをする様子を表現しています。
⑦:報恩謝徳(ほうおんしゃとく)
受けた恩に対して報いることを表した四字熟語です。
学んだことを実践することでも報いることができるでしょう。
⑧:感恩戴得(かんおんたいとく)
心から感謝し感激していることを表した四字熟語です。
恩に着て敬愛の念を持つことをいいます。
受けた恩を忘れることなく、深く感謝したいものです。
⑨:飲水思源(いんすいしげん)
物事の基となっていることを忘れずに大切にするべきであると諭した四字熟語です。
また、受けた恩を忘れないようにという意味も含んでいます。
水を飲むときには、水源を思うところから成り立っています。
⑩ : 食馬解囲(しょくばかいい)
恩人が大変なときに助けることを表した四字熟語です。
中国の故事から成り立っています。
恩を忘れず、恩を返そうとする温かい気持ちが伝わります
四字熟語で感謝を表す
あらたまった場面などで日頃感じている感謝を伝えたいこともあるでしょう。
そんななときは、四字熟語を使って感謝を表すのも良いですね。
四字熟語が持つ深い意味や思いは、相手の心に届くことでしょう。
感謝を表す四字熟語は多種多様です。
相手や感謝の度合いに合った四字熟語を使うと良いでしょう。
いつのときも受けた恩を忘れずに感謝の気持ちを持っていたいですね。
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
メイク・コスメ、美容、ライフスタイル、ヘアスタイル、ファッション、ネイル、恋愛のテーマで、編集部が独自調査、または各分野のスペシャリストが監修した記事を毎日更新しています。いまの気持ちに1番フィットする情報で、明日を今日よりすばらしい日に。