シラフとは?シラフじゃないときの心理傾向とシラフの時との違い
大人の方たちを中心によく使われる「シラフ」。 若い世代ではあまり使われることがなく、意味を知らない人も増えてきているようです。 そこで今回は「シラフ」の意味や使い方、シラフの時の心理状態などをご紹介します。 「シラフとは何か」をきちんと把握して、お酒の席でのコミュニケーションを円滑にしましょう!
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「シラフ」とは?
「シラフ」という言葉にはどういう意味があるかご存知でしょうか?
聞いただけでは意味を想像するのが難しい言葉なので、初めて言われた時は「キョトン」としてしまうかも知れません。
ここでは、シラフとはどんな意味で、どのような使い方をするのか具体的にご紹介します。
意味
シラフとは「お酒に酔っていない状態のこと」で、漢字では「素面」という字を書きます。
「素面」は「すめん」や「そめん」という読み方もできます。
その場合は「お酒に酔っていない顔」「お化粧をしていない素顔のこと」や「剣道、能などで面をつけていない状態」の意味もあります。
また「シラフ」の類語として挙げられる言葉に「正気」(しょうき)があります。
これは「正常な心」や「意識が確かなこと」という意味です。
使い方
言葉の意味からもわかるように、シラフとはお酒に関係のある場所で使う言葉です。
飲み会の席で「この話はシラフの時にしようよ」と言ったり、二次会のカラオケ店などで「シラフじゃ歌えないよ」のように使ったりします。
シラフじゃない時の心理傾向
シラフとは何かがわかったところで、次にお酒を飲んでシラフじゃなくなった時の心理傾向をご紹介します。
- 気が大きくなる
- テンションが高くなる
- 涙もろくなる
- やたらと喋りたくなる
- シラフのふりをする
心理傾向①:気が大きくなる
シラフじゃない時に気が大きくなってしまうのは、不満を溜め込んでいる時に起きがちな心理傾向です。
人に気を使うことが多い生活を送っていると、知らず知らずのうちにストレスが溜まってしまいます。
お酒を飲んで酔っ払うと、シラフの時は言えないことも言えてしまうことがあるので、ストレスが発散できるのです。
まさに気が大きくなった状態ですが、こんな時は人に説教をしたり攻撃的になったりすることもあるので、注意が必要です。
心理傾向②:テンションが高くなる
お酒に酔ってテンションが高くなるのは、真面目な人に多い心理傾向です。
ふだん理性で抑えていることが多い人は、お酒によってブレーキが外れる度合いも大きくなり、明るく騒ぐ傾向にあるようです。
また欲求不満が溜まっている場合も、シラフでなくなるとテンションが高くなるようです。
心理傾向③:涙もろくなる
悲しいことや辛いことがあった時、お酒を飲んで泣いたことは誰しも経験があるのではないでしょうか。
お酒に酔うとシラフの時より感情豊かになるので、グッとこらえていた涙があふれ出してしまうようです。
またシラフじゃない時は気持ちが大胆になるため、泣くことの恥ずかしさがなくなる、という理由も考えられます。
ただし、シラフじゃなくなるといつも泣いてしまう人は、本質的にネガティブな人が多いようです。
心理傾向④:やたらと喋りたくなる
酔った時にやたらと喋りたくなるのは、ふだん緊張を強いられる生活を送っている反動です。
いつも窮屈さを感じる生活をしていると、シラフでなくなった時に余計に開放的になるようです。
楽しく喋る分には害もなく、場を盛り上げることもできるので気にしなくても良いでしょう。
しかし、つい自慢話になってしまうようであれば、それは心の底に強いコンプレックスを抱いていることの表われかもしれません。
心理傾向⑤:シラフのふりをする
酔っているのにシラフのふりをするのは、警戒心が強い時の心理傾向です。
あまり親しくない人や心を開いていない相手と飲む時は、酔っていてもそれを悟られたくないという心理が働きます。
これは「本当の自分を知られたくない」という防衛本能ともいえます。
また酔うほどに静かになる人には、ふだん明るくて行動的な人が多いようです。
飲み会の席でシラフでいるのは迷惑?
では、飲み会の席でシラフでいるのは迷惑なのでしょうか?
その答えは、人によって様々のようです。
「酔っぱらって下らないことを喋ってるから、シラフの人がいると恥ずかしい」と思う方や「飲まない人がいると気を使わなくちゃならないから面倒」という意見もあるようです。
その一方で「全く気にならない」「飲まない人がいるとその分安く済むからありがたい」と思う方も。
飲めない人が飲み会に参加する場合は「最初の乾杯だけはみんなと同じお酒を注文する」「シラフじゃない人たちと同じテンションで楽しむ」といったような気遣いが必要かもしれません。
シラフのまま飲み会を楽しむ方法
お酒に強くていくら飲んでも酔わない方や、お酒を受け付けない体質の方など、シラフでいる理由は人それぞれ。
そんな方たちが飲み会を楽しむ方法を、以下にご紹介します。
- 話を聞いて楽しむ
- たくさん食べる
- みんなとテンションを合わせる
- 店員さんと仲良くなる
- ノンアルコールカクテルを楽しむ
- ふだん言えないことを言ってしまう
方法①:話を聞いて楽しむ
飲み会の席では、シラフの時には出ないような話題が出たり、いつもあまり喋らない人が意見を言ったりすることがあります。
酔っている人たちは気付かないかもしれませんが、シラフだと人の話をよく聞くことが出来るので、新しい発見も生まれるかも。
情報を洩らさずに収集できることも、シラフで飲み会に出る醍醐味と言えるでしょう。
方法②:たくさん食べる
飲み会の席に飲めない人がいると、余計な気を使ってしまう人も多いようです。
そこでおすすめなのが、料理をたくさん食べること。
シラフだとふだん通りの味覚でいられるため、料理の味がよくわかって食べることを楽しめます。
会計面でも不公平感がなくなりますし、シラフであっても美味しそうにたくさん食べていると「楽しんでいるな」と思ってもらえるので、一挙両得です。
方法③:みんなとテンションを合わせる
楽しく盛り上がる飲み会は、ストレスも発散できてスカッとするもの。しかしシラフの人はお酒の力で開放的になれないので、発散も難しいかもしれません。
そういう時は、意識してみんなとテンションを合わせましょう。
いつもならバカバカしいと思うようなことを言ったとしても、お酒の席では誰も「バカなんじゃないか」とは思いません。
むしろ「シラフだけどテンション高いね」と言われたりして、場を盛り上げるのに一役買える可能性もあります。
方法④:店員さんと仲良くなる
お客さんはみんな酔っていても、店員さんはもちろんシラフ。
注文を取りに来たり、料理やお酒を運んで来た時にひと言ずつでも会話を交わすと、シラフ同士で波長が合うのを感じることがあります。
みんなの注文をまとめたり、会計を率先してやったりすれば店員さんも助かるので、なおさら仲良くなれるかも。
お店のお得な情報や予約を融通してくれることもあるので、店員さんとの秘かな会話を楽しみましょう。
方法⑤:ノンアルコールカクテルを楽しむ
少し前までは、飲めない人はジンジャエールやウーロン茶などのソフトドリンクを頼むしかありませんでした。
しかし今は、洒落たお店のみならず居酒屋でもノンアルコールカクテルを扱っているお店は少なくありません。
どの店も、お酒を飲めない人にも来てほしいので、工夫を凝らした美味しいノンアルコールカクテルが多いようです。
見た目もきれいなため、シラフじゃない女子も「それ何?」などと聞いて来て話が盛り上がるかも知れません。
方法⑥:ふだん言えないことを言ってしまう
飲み会の席では、「酔いに任せて語られる話」もたくさんあります。
内緒話を聞くだけでも楽しいですが、思い切って自分からもふだん言えないことを打ち明けたりしてみてはいかがでしょうか。
もちろん人の悪口や不満などのネガティブな話題ではなく、ちょっとした秘密めいた話なら、みんな目を輝かせて聞いてくれるかもしれません。
シラフの時とシラフじゃない時、どっちの言葉が本心?
「お酒を飲むと本性が出る」という言葉があります。
だとすると、シラフじゃない時の言葉の方が本音なのでしょうか?
確かに、お酒を飲むと理性の働きが弱くなります。
そのため、ふだんは頭で「こう言った方が印象が良くなる」などと言葉を選んでいるのに、シラフじゃなくなると心のままに本音を喋ってしまうかもしれません。
ただしシラフじゃない時は脳の働きが悪くなることが多いので、思ってもいないことを口走ってしまう可能性もあります。
そのため「どちらが本音か一概には言えない」というのが結論と言えます。
シラフじゃない男性に口説かれた時の対処法
お酒の席でやたら女性を口説く男性、たまに見かけますよね。
もしシラフじゃない男性に口説かれた時は、どんな対処法が有効なのでしょうか?
- 周りの人を巻き込む
- 冗談として受け流す
- あからさまな愛想笑いをする
対処法①:周りの人を巻き込む
もし「今度、食事に行かない?」「二人で飲みに行こうよ」などと誘われた場合は、周りの人を巻き込んでしまうのが良いでしょう。
「だったら××さんも一緒に行きましょうよ」などと他の人も誘うと、口説いてきた男性はとたんにテンションが下がります。
巻き込まれた人もシラフじゃなければ「いいね。いつにする?」などと話に入り込んできてくれるかも。
よくあるパターンかもしれませんが、それだけに効果絶大です。
対処法②:冗談として受け流す
シラフじゃない人に「付き合って」などと言われた場合、「またまた~。からかわないで下さいよ」と冗談っぽく返すのも効果があります。
「からかってないよ」と食い下がって来ても「そんな、恐れ多いです」などと言って具体的な話に持ち込まれないようにします。
「お酒の席の冗談」というスタンスを崩さなければ、相手がプライドを傷つけられることもありません。
もし相手が本気だったとしても、口説かれた方は断ったことによる罪悪感を感じずに済むでしょう。
対処法③:あからさまな愛想笑いをする
「君のこと好き」「今度デートしようよ」などと言われたら、何も答えず愛想笑いを返しましょう。
もちろん嬉しそうな笑顔ではなく、明らかに目が笑っていない笑顔であれば迷惑さが伝わるはずです。
それでもしつこく口説いてくるようなら「その話は好きじゃないから、もっと楽しい話をしましょう」などと言って話題を変えましょう。
その場合は本当の笑顔でも、誤解を招くことはないので大丈夫。
場の雰囲気を悪くすることもなく、しつこい口説きから逃れられます。
シラフでも飲み会を楽しもう!
お酒が飲めないとつい飲み会を断ってしまったり、参加しても居心地の悪い思いをしたりすることがあるでしょう。
しかしシラフでも、工夫次第でいくらでも飲み会を楽しめると言えます。
飲み会は貴重なコミュニケーションの場。
シラフとは何かを知った上で、積極的に飲み会に出てみてはいかがでしょうか。
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