80歳(傘寿)のお祝いにおすすめのプレゼント10選と正しいお祝い方法

80歳(傘寿)のお祝いとは？

長寿のお祝いは60歳の「還暦」から始まり、70歳を「古希」、80歳を傘寿と言います。
8と言う数字は末広がりと言う意味合いからも、とても縁起が良くおめでたいターニングポイントです。

ご家族や身近に80歳のお誕生日を迎える方がいたら、いつまでも元気でいてほしいと言う願いと共にお祝いをしてあげると喜ばれるでしょう。

由来

傘寿という名前の由来は、「八十」の縦書きが「傘」の略字に見えることからだと言われています。
また還暦や古希は中国から伝わったお祝いですが、80歳を祝う傘寿は日本がルーツのお祝いになります。

風習

長寿のお祝いは室町時代に始まったとされ、寿命が延びたので後に傘寿も加えられました。
80歳の傘寿のお祝いは、名前に関連付けて「傘」を贈る風習で知られています。

その他にも長寿のお祝いとしては、ちゃんちゃんこや頭巾を着たり、親族が集まって食事会を開くのが共通したお祝いの流儀です。

お祝いの色

80歳(傘寿)のお祝いには、シンボルとなる色があり、それは「紫」や「黄」という説が多いとされています。

「紫」とされる理由は、昔から気品のある敬意を表す色として親しまれてきたからです。
また「黄」とされる理由は、縁起の良く明るいイメージがあるからだとされます。

したがって、80歳のお祝いの色は黄色か紫色にすると喜ばれるでしょう。

80歳(傘寿)のお祝い方法

日本人は昔から長寿のお祝いを大切にしてきました。
それでは、80歳(傘寿)のお祝いをする方法にはどんな方法があるのでしょうか。

1. プレゼントを贈る
2. 親族で食事会を開く
3. 手紙を書いて渡す

続いて詳しくチェックしていきましょう。

方法①：プレゼントを贈る

80歳のお祝いでは由来に関連した色のプレゼントを贈ると喜ばれます。

従来は長寿のお祝いと言うと、ちゃんちゃんこや頭巾、座布団などが贈り物に良いと言われていましたが、それらは記念品として家族全員でお金を出し合って購入して、それとは別にご本人が希望する品物をプレゼントしても良いでしょう。

方法②： 親族で食事会を開く

80歳のお祝いには、身内や友達などを呼んで食事会を開くことも多いです。

店を決めるときにはご本人が好きな食べ物を取り扱っていて、お祝いにふさわしい雰囲気のお店を選ぶと良いでしょう。

子供たちや孫と過ごす時間は、貴重な思い出に残る時間になるため、食事会のときに写真を撮影してあとでプレゼントすると、より喜ばれます。

方法③：手紙を書いて渡す

傘寿を迎える大切な身内のために、心を込めたメッセージを書いてみましょう。

喜ばれるポイントとしては、人生の大先輩であることに敬意をはらい「これからも色んなことを教えてね」など、未来が楽しくなるような前向きな気持ちをプラスして書き添えることです。

80歳(傘寿)のお祝いで気をつけるべきマナー

80歳を迎える傘寿は長寿をお祝いする大切なものです。
せっかくお祝いをして差し上げるのであれば相手に、心から喜んでもらえるように心を配りましょう。

ここでは、80歳のお祝いで避けたほうがいい言葉や、贈り物についてチェックしていきます。

1. 老いをイメージさせない
2. 相手に配慮したメッセージを送ろう
3. 贈り物にも気を配ろう

それでは、詳しくチェックしていきましょう。

マナー①：老いをイメージさせない

80歳と言うと、子供も立派に成長し孫の面倒も一段落しているので、旅行や趣味とアクティブに活動されている方も多いです。

ご本人は、まだまだ若い気持ちでいるのに周囲の人がつらさや苦しみ、老いをイメージさせるような言動をするのは避けてください。

せっかくのお祝いの席ですから、お互いに笑顔で過ごせるようにしましょう。

マナー②：相手に配慮したメッセージを送ろう

80歳のお祝いでは手紙を書いて贈る場合もありますが、相手の気持ちに配慮したメッセージを心がけるようにしましょう。

例えば「死」をイメージさせることや、老いに結びつくようなことばを使用しないことが大事です。

傘寿を迎える方の中には縁起を重視する場合もありますので、数字の「4」「9」なども、なるべく控えてメッセージを書くようにして下さい。

マナー③：贈り物にも気を配ろう

地域によっても違いますが、長寿のお祝いには避けた方が良いプレゼントもあります。
知らず知らずのうちに相手を傷つけてしまわないためにも、覚えておくと良いでしょう。

たとえば、日常生活で使用する「老眼鏡」は、老いをイメージさせるのでお祝いの席にはふさわしくないとされています。

さらに、椿の花は首から落ちるイメージがあるため長寿のお祝いにはタブーとされ、櫛も語呂が悪いのでタブーとされます。

80歳(傘寿)のお祝いプレゼントの平均予算・相場

80歳(傘寿)のお祝いの一般的な平均予算は、5000円から30000円ほどが相場になります。

関係性によっても変わってくる場合がありますが、基本的には相手の方を心から尊敬し大事にする気持ちが伝われば金額は気にしなくても良いでしょう。

重要なポイントは喜んでいただけるかどうかですので、予算は参考程度に留めておき相手の喜ぶものをチョイスしてください。

80歳(傘寿)のお祝いにおすすめのプレゼント

長寿のお祝いでは、プレゼントを用意するとより喜んでいただけるでしょう。

ここでは人生の節目として思い出に残るものや、毎日の生活の中で役立つ実用的なものまで、80歳のお祝いにふさわしいものをご紹介します。

おすすめプレゼント①：純米大吟醸 傘寿祝い 金箔入り日本酒 720ml

お酒が好きな方には「純米大吟醸」に豪華な純金箔が入った新潟県のお酒のギフトはいかがでしょうか。

黄色の風呂敷で丁寧に包まれた日本酒には高級感があり、品格もあるので80歳のお祝いにはピッタリです。

ラベルに祝傘寿など、メッセージを入れて贈ることができるのでプレゼントとしておすすめになります。

おすすめプレゼント②：京扇子 /紫

扇子は昔から、末広がりで縁起が良いと言われておりお祝いの席の贈り物としてふさわしいとされています。
こちらの扇子は、本場の京都の職人さんによる手作りなので、長寿のお祝いの品物には最適です。

80歳の傘寿を祝う「紫」のカラーも取り入れられているので特別な記念の贈り物として、喜んで頂けるでしょう。

おすすめプレゼント③：日傘

80歳のお祝いを何にしようかと迷った時には、傘寿にちなんで傘を贈るのも素敵です。
今は、傘として使用するだけではなく日傘や杖にもなるものなど多目的な傘も増えてきています。

こちらは、日本の職人さんが作った逸品で特殊な製法によって、細かいラインを全て刺繍で描いており、完全に遮光、遮熱機能を備えることで、心地よい清涼感を提供しています。

おすすめプレゼント④： 着る毛布 ひざ掛け

足や腰をやさしく温めてくれるひざ掛けやブランケットは80歳のお祝いには喜ばれるプレゼントでしょう。

バルゴースの着られる毛布は表面はフランケルでシルクのような光沢があり、裏はシープボアで肌さわりは、ふわふわなのもうれしいポイントです。

さっと羽織ることもできひざ掛けにもなる優れものです。

おすすめプレゼント⑤：名入れ どら焼き

甘党を好むお爺ちゃんやお婆ちゃんには、名前を入れていただけるサービスが付いている、どら焼きはいかがでしょうか。

10個入り以外にも3個入りと5個入りもありますのでお好みで選べます。
ケーキのような洋菓子も良いですが、和菓子なら家族揃って美味しく頂くことができるでしょう。

おすすめプレゼント⑥：似顔絵時計

80歳のお祝いに少しユーモアのあるプレゼントをお考えならば、似顔絵付きの時計はいかがでしょうか。

見るたびに笑顔がこぼれてきそうな、素敵な思い出の品物になることは間違いないでしょう。

おすすめプレゼント⑦：傘寿祝いだるま 24cm

こちらの「傘寿祝いだるま」は、大切な方に贈る品物として最適な、長寿のお祝いグッズになります。
またこちらのだるまは、80歳のお祝いである傘寿を表す金色で包んであるので気品を感じさせます。

高崎だるまの眉は「鶴」、髭は「亀」を表現していますので、長寿のお祝いごとには特におすすめでしょう。

おすすめプレゼント⑧：お祝い座布団

80歳になる傘寿のお祝いには、座布団を贈ってみてはいかがでしょうか。

和室中心の生活をしている方に最適な座布団は、特に傘寿祝いに関連がある、紫や黄色のカラーがおすすめです。

こちらは金襴を使うことによって格式高い座布団になっており、程よく厚みもありすわり心地も良いのが特徴です。

おすすめプレゼント⑨：メッセージ名入れ有田焼湯呑み

いつもお茶を飲む習慣があるお爺ちゃんには、80歳のお祝いにふさわしく品格のある湯飲みを贈られたらどうでしょうか。

こちらは、オリジナルの彫刻付きの有田焼の湯飲みです。
毎日使っていただける品物ですので重宝してもらえるでしょう。

追加で好きな言葉やメッセージなども書いていただける点もうれしいポイントです。

おすすめプレゼント⑩：プリザーブドフラワー

お花の好きなお婆ちゃんには、ブリザーブドフラワーなどはいかがでしょうか。
花束でも良いのですが、お花の水を替えたりするのが大変な場合もあるでしょう。

その点、プリザーブドフラワーはインテリアとしても長い間楽しんでいただけるギフトとして喜んでもらえるはずです。

花の種類も選べるので、お婆ちゃんが好きなお花を知っている場合は、お店の方にリクエストをして作っていただくと良いでしょう。

長寿のお祝いをする年は満年齢？数え年？

長寿のお祝いをする場合に気をつけたいのはお祝いをする時期です。
傘寿は80歳の誕生日を祝福するものですが、満年齢と数え年どちらで祝うのが正しいのでしょうか。

昔はお祝い事は数え年でお祝いしていましたが現在では満年齢で祝うことが多くなっています。
したがって、正確な決まりはなく満年齢でも数え年でも家族に1番良いタイミングでお祝いするのがベストです。

80歳(傘寿)のお祝いにおすすめのプレゼント10選と正しいお祝い方法/まとめ

現代では寿命が延びたので、60歳や70歳でもまだまだ現役で活躍されている方も多いでしょう。

本来ならば傘寿のお祝いでは紫や黄のちゃんちゃんこを着て、家族で食事をしたり写真を撮るのが一般的なスタイルでしたが、今は80歳になっても、まだまだ健康的な人が多いことから昔ながらの形式にこだわらなくても、それぞれに合ったスタイルでお祝いしましょう。

ただし、やはり80歳を過ぎると体に負担がかかることは、差し控えた方が良い場合もあるでしょう。
したがって、ご本人の気持ちを大切にして家族みんなで特別なお祝いの日を過ごしてください。