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「不義理」の意味とは?

不義理の意味を調べる女性

「不義理」とは、「義理を欠くこと」、「人から借りたお金や物を返さないでいること」という意味を持つ言葉です。
そもそも「義理」とは、「社会生活を営む上で他人に対して努めたり報いたりしなければならないこと」という意味を持つ言葉ですが、人と関わっていく以上、義理というのは必要不可欠なものです。

そのため、こういった人というのは、周りの人からの信頼を得ることができなくなって、孤立してしまう可能性が非常に高いと言えるのです。

不義理を働く人の特徴・心理

不義理を働いて彼女に嫌がられる彼氏

では、不義理を働く人の特徴・心理をみていきましょう。

  1. お金に対してルーズ
  2. 時間や約束を守らない
  3. 自分さえ良ければ何でも良いと思っている
  4. 見返りを求めてしまう
  5. 人の目が気にならない
  6. 他人の不幸を喜ぶ
  7. 打算的に物事を考える
  8. 人から何かしてもらって当然だと思っている
  9. 自己肯定感が低い
  10. 他人のことを信用しない

続いて、不義理を働く人の特徴・心理を、それぞれ詳しくみていきます。

特徴・心理① お金に対してルーズ

不義理を働く人には、お金に対してルーズという特徴があります。
自分の収入以上に支出が多ければ赤字になっていく一方ですが、お金にルーズな人は、お金の使い方を改めることなく家族や友人、消費者金融から借金を重ねている場合がほとんどです。

そして、お金を借りたら期日までに返すという当たり前のことができず、借金を返さないまま逃げ回っているような最低な人もいます。
そもそも、こういった人は最初からお金を返すつもりがないのにお金を借りているので、非常にタチが悪いと言えます。

当然のことながら、お金を貸した側の人間からしてみれば、お金を返してこない人間のことなど到底信用することはできません。
人が汗水垂らして稼いできたお金に対して何とも思わないような人間は、人の気持ちを理解できない自己中心的な人間以外の何物でもないのです。

特徴・心理② 時間や約束を守らない

2つ目の特徴や心理として、時間や約束を守らないというものもあります。
待ち合わせの時間よりも大幅に遅れてきたり、以前交わした約束を平然と破るということは、それだけ相手の時間を無駄に使わせていることになります。

お金の場合は返済すればそれでチャラになるかもしれませんが、時間というのは返済のしようがありません。
ということは、時間や約束を守らないような人というのは、相手に無駄に時間を使わせて迷惑をかけておきながら、それに対して何も返済せずに放置しているのと同じようなことなのです。

そのため、相手からしてみれば、時間や約束も守らない人と付き合っていても、自分の大切な時間を無駄にするだけですし、そういった人とは信頼関係など築いていくことはできないのです。

特徴・心理③ 自分さえ良ければ何でも良いと思っている

3つ目の特徴や心理として、自分さえ良ければ何でも良いと思っているという心理が働いています。
こういった人は、自分さえ良ければ周りの人がどうなろうが関係ないと思っているので、周りの人から受けた恩はすぐに忘れてしまったり、中には、周りの人から受けた恩を仇で返すような人として最低な行為する人もいます。

また、自分の身近に何かに困っているような人がいても、その人に手を差し伸べることによって色々と面倒が増える、自分の時間が無くなってしまうなど、自分に少しでも不利益を被る可能性があるのであれば、手を差し伸べずに見捨ててしまうことも多々あります。
このように、他人のために何か善意のある行動をとるということができません。

そのため、当然のことですが周りの人からも徐々に見放されて、いざという時に誰も助けに来てもらえなくなってしまう可能性が非常に高いと言えるのです。

特徴・心理④ 見返りを求めてしまう

4つ目の特徴や心理として、自分にとって利益のある見返りを求めてしまうというものがあります。
こういった人は、人に対して優しくしてあげたなど、人のために何か行動に起こした時に、その人に対して見返りを求めてしまいます。

これは、相手だけは得をしているのは気に食わない、自分だけが損をしたくないという心理が基になっています。
そのため、見返りがなにもないと、「その人のためにわざわざ優しくしてやったのに」と不満を抱いてしまいます。

そして、まるで自分だけが我慢しているような状況に耐えられなくなり、ある時に不義理な行動をとって、周りの人に迷惑をかけてしまうことも少なくないのです。

特徴・心理⑤ 人の目が気にならない

5つ目の特徴や心理として、人の目が気にならないというものもあります。
そもそも、人間がルールやマナーを守るのは、周りの人の目を気にしているのが大きな理由のひとつです。

ルールやマナーを守らないなどの人としての道から外れるような行為をすることで、周りの人から「非常識」だと思われて信用や評価を一気に失うことを恐れています。
だからこそ、世の中にいるほとんどの人は、人としての道を外れないように自分の行いには常に気は配っているのです。

しかし、不義理な人の場合は人の目が気にならないからこそ、周りの人から非常識だと思われようが、迷惑をかけようが関係ないと考えてこのような行動をとってしまうのです。

特徴・心理⑥ 他人の不幸を喜ぶ

他人の不幸を喜ぶ不義理な女性

6つ目の特徴や心理として、他人の不幸を喜ぶというものもあります。
そもそも人間には投影という心理があり、自分がされて嫌なことは他人も嫌、自分のしたいことは他人もしたいと無意識に思っているものです。

これにより、他人の不幸を喜ぶような人の場合は、自分の身近にいる人も「他人の不幸を喜んでいるに違いない」と無意識のうちに思ってしまいます。
そして、自分がいつその人達に狙われてしまうのか分からないということで不安に思ってしまうのです。

このような考えから、自分にとって不利な立場に立たされた時に、周りの人に対して敵対意識を持ち、周りの人たちに対して不義理な行動をとって、迷惑をかけてしまうことに繋がっていくのです。

特徴・心理⑦ 打算的に物事を考える

7つ目の特徴や心理として、打算的に物事を考えるというものもあります。
打算的とは何事をするにも損得勘定を考えて行うさまを指す言葉ですが、こういった人は、自分だけが得をしたい、周りの人よりも損をしたくないと思っています。

そのため、自分にとって不利益になるようなことは一切関心を示すことがなく、逆に、自分にとって利益になるようなことは、あらゆる手段を講じてでもその利益を得ようと考えます。
しかし、自分の利益になるようなことしか考えていないような人は、最初は周りの人から助けてもらえるかもしれませんが、徐々に誰にも相手にされなくなって孤立していってしまいます。

特徴・心理⑧ 人から何かしてもらって当然だと思っている

不義理な人には、人から何かしてもらって当然だと思っているという心理が働いていることが多いです。
そのため、周りの人から親切にしてもらっても、「こんなの当たり前」だと思って相手に感謝することができないのです。

逆に、自分が困っている時に周りの人から助けてもらえないと、「何で助けてくれないんだ」と不満を抱いてしまいます。
また、面倒な仕事は自分ではなく他の人がするべきだと考えているので、自分から動こうという気持ちがありません。

しかし、人の善意ある行動に対してそれが当然だと思っているような人は、周りの人から手を差し伸べてもらえないのは当然のことです。
周りの人から優しくしてもらいたいのであれば、まずは自分から人のためになる行動を積極的に起こしていかなければならないのです。

特徴・心理⑨ 自己肯定感が低い

9つ目の特徴や心理として、自己肯定感が低いというものもあります。
こういった人は、他人に対して強い警戒心を抱くことが多く、精神的な不安定さから不義理な行動に繋がることも少なくありません。

そのため、周りの人から親切にされたり、優しくされても、「何で自分に優しくしてくれるんだ」、「何か裏があるんじゃないか」と疑心暗鬼に陥ってしまいます。
そうなると、相手に感謝するどころか逆に相手に不快な思いをさせてしまう場合もあるのです。

そのため、相手からしてみれば、その人のためを思って親切にしたのに、感謝の言葉もかけてもらえないということで、不公平だと感じて距離を置こうと考えてしまいます。

特徴・心理⑩ 他人のことを信用しない

不義理な人は、自分以外の他人を信用することができません。
他人のことを信用できないと、人の力を一切借りることなく、自分の力だけで完結しようと考えます。

他人のことを信用できないことで、人間嫌いな一面もあるため、周りの人から手を差し伸べられてもその手を跳ねのけてしまいます。
また、逆に周りの人から助けを求められても「何で自分が?」と言って、その人に協力するのを拒んでしまいます。

このように、人と付き合うことを自ら拒んでしまうことで、周りの人からも信用されなくなり、結果的に孤立してしまうことに繋がるのです。

不義理を働く人にありがちな行動

不義理を働く人にメールでお金の返済を求める男性

では、不義理を働く人にありがちな行動をみていきましょう。

  1. 職場の飲み会や遊びの誘いを断る
  2. 友達との約束を当日になって急にドタキャンする
  3. 借りたものを自分から返しに行かない
  4. 恩を仇で返すような行動をとる

続いて、不義理を働く人にありがちな行動を、それぞれ詳しくみていきます。

行動① 職場の飲み会や遊びの誘いを断る

不義理を働く人というのは、基本的には人付き合いを大切にはしないので、職場の飲み会や遊びの誘いに乗ることはほとんどありません。
こういった誘いに乗ることでお金がもらえるのであれば話は別ですが、飲み会や遊びの誘いを受けても、自分の都合を最優先に考えてしまうので、飲み会や遊びに誘われてもそれらしい理由をつけて断ることが多いのです。

行動② 友達との約束を当日になって急にドタキャンする

不義理を働く人は、友達と遊ぶ約束をしていても、当日になって急にドタキャンしてしまうことも少なくありません。
こういった人は、仕事の納期や出勤の時間はきちんと守るのですが、友達との約束は平然と破ってしまうことが多いです。

これは、仕事の場合は職場での評価や昇進に大きく影響してしまいますが、相手が友達であればとりあえず謝っておけば許してもらえるだろうと甘えているからなのです。
つまり、約束を破ることで不利益を被るのであればきちんと約束は守るものの、そこまで不利益を被ることがないのであれば、気が乗らないという理由だけで約束を破ってしまうのです。

行動③ 借りたものを自分から返しに行かない

不義理を働く人は、借りたものを自分から返しに行くことはほとんどありません。
漫画やゲームなどの物や、お金を返さないことも当たり前のようにあり、特にお金を借りた時には、お金を返さないまま連絡が付かなくなったり、最悪の場合は夜逃げをしてしまうこともあります。

こういった人は、相手にバレなければ自分は得をするという自分勝手な考えを持っていて、相手の迷惑を考えることがないからこそ、こういった人としての道を外れた行動に出てしまうのです。

行動④ 恩を仇で返すような行動をとる

不義理を働く人は、恩を受けた人に対して感謝をするどころか、逆に害を加えるような行動をとることも珍しくありません。
こういった人は、「人から親切にしてもらうのは当たり前」という感覚を持っているので、誰かから親切にしてもらったところでそれに対して感謝の気持ちを持つことはありません。

それどころか、月日が経てば恩を受けたことすら忘れてしまっていることも多いです。
そのため、親身になって相談してくれた人に対して傷つくような言葉をかける、自分のミスをフォローしてくれた人に対して、その人が仕事でミスをした時にはフォローせずにミスを責め立てるといった行動に出て、相手を傷つけてしまうことも少なくないのです。

不義理なことをしてしまったときの対処法

不義理を働いて後悔する女性

では、不義理なことをしてしまったときの対処法をみていきましょう。

  1. きちんと謝罪しに行く
  2. 人のためになるような行動を心掛ける
  3. 感謝の言葉を伝える

続いて、不義理なことをしてしまったときの対処法を、それぞれ詳しくみていきます。

対処法① きちんと謝罪しに行く

周りの人に対して不義理なことをしてしまった時には、迷惑をかけた相手にきちんと謝罪しに行きましょう。
相手に迷惑をかけたらきちんと謝罪するというのは人として当たり前のことです。相手に迷惑をかけておきながら、謝罪していないのであれば、絶対に相手も許してくれないでしょう。

そのため、不義理なことをしてしまったと感じたのであれば、なるべく早く、面と向かって謝罪するようにしましょう。
謝罪は早ければ早いほど相手から許してもらえる可能性が高くなります。

また、謝罪に行くのと同時にお詫びの品も渡すのも良いでしょう。
ただ、あまりにも安っぽい品物や相手の気分を害するような品物だと、より相手の気持ちを不快にさせてしまうので注意が必要です。

対処法② 人のためになるような行動を心掛ける

2つ目の対処法として、人のためになるような行動を心掛けるようにしましょう。
不義理を働いてしまった人に対して、申し訳ないという気持ちがあるのであれば、まずは自分のやってしまった自己中心的な行為に対して反省する気持ちを持ちましょう。

そして、不義理を働いてしまった人に対してその人のためになるような行動を心掛けましょう。
例えば、その人が何か仕事で行き詰っていたら積極的に仕事を手伝う、悲しそうな顔をしていたら積極的に声掛けをするようにしましょう。

また、その人だけではなく周りにいる人達全員のためになるような行動を心掛けるのも良いでしょう。
例えば、職場には早めに行って掃除を積極的にする、雑用を進んで行うなど、何事も率先して行動に起こすことを心掛けると良いでしょう。

対処法③ 感謝の言葉を伝える

3つ目の対処法として、後からでもいいので感謝の言葉を伝えるようにしましょう。
周りの人から親切にしてもらったにも関わらず、感謝の言葉を伝えないというのは非常に印象が悪いです。

ただ、不義理をしてしまったことに対して、後になってから気が付いて反省することもあるかもしれません。
そういった時には、「この前は言いそびれたけど…」と前置きを入れた上で「ありがとう」と感謝の言葉を伝えると、相手も不義理な行為に対して許す気持ちが芽生えるかもしれません。

不義理な人との上手な接し方

不義理な人からお金を貸してと言われても断る女性

では、不義理な人との上手な接し方をみていきましょう。

  1. 必要最低限の付き合いしかしない
  2. 相手の性格を変えようとはしない
  3. 自分の意志を強く持つ

続いて、不義理な人との上手な接し方を、それぞれ詳しくみていきます。

接し方① 必要最低限の付き合いしかしない

不義理な人と接する際には、必要最低限の付き合いしかしないようにしましょう。
こういった人と仲良くなってしまうと、時間や約束を守らない、自分勝手な行動が目立つということで、精神的にも参ってしまうことが多くなるでしょう。

そのため、職場にこういった人がいる場合は、仕事で最低限必要なコミュニケーション以外は一切とらないようにし、その人が参加する飲み会には参加しないほうが望ましいでしょう。
また、その人と雑談することがあっても、なるべく自分の話をしないようにし、話を早く切り上げることで、その人と一定の距離を保つことができるようになります。

接し方② 相手の性格を変えようとはしない

次に、相手の性格を変えようとは考えないことが大切です。
そもそも、不義理な人というのは「自分が悪い」、「周りの人に迷惑をかけている」という自覚がない場合がほとんどです。

そのため、不義理な部分を指摘したところで反省することもないですし、むしろ逆ギレされてしまう恐れもあります。
そして、こういった性格は自分の意思で治そうと思わない限り簡単に治るものではありません。

したがって、不義理な性格を治してほしいと思っても、その人を変えようと努力せずに、根気良く待ち続けることをおすすめします。
こういった人というのは後になって痛い目を見る可能性が高いので、根気良く待ち続ければ自分の悪いところに気が付いてくれる日が訪れるかもしれません。

接し方③ 自分の意志を強く持つ

最後に、相手の意見に流されないように自分の意志を強く持ちましょう。
こういった人と付き合うことで、その人のペースに振り回されて精神的に参ってしまう可能性もあります。

例えば、お金にルーズな不条理の人の場合、あなたの同情を誘うために上手く言いくるめてお金を貸してくれるように仕向けてくるかもしれません。
ここで、不義理な人に同情して大金を貸してしまうと、一向にお金を返してもらえないことで損をしてしまうのはあなた自身です。

そのため、不義理な人に「お金を貸してほしい」と頼まれても「お金は貸さない」という意志を貫き通し、相手には一切同情しないことが必要になってくるのです。
そうすれば、不義理な人の行為によって自分の心が乱されずに済みます。

不義理とは?不義理な人の特徴・行動と不義理をした時の対処法のまとめ

不義理な人と絶交して笑顔になる女性

「不義理」という言葉は、「義理」の反対の意味を持つ言葉であり、基本的には悪い意味で使われる言葉です。
お金を借りたら期日までに全額返す、約束は必ず守る、人から受けた恩には恩で返すというのが人間として当たり前のことではありますが、不義理な人というのは、人間として当たり前の行動を当たり前にようにできません。

むしろ、お金を返さないまま逃げる、何度も約束を破る、人から受けた恩を仇で返すなどの相手の心をひどく傷つける最低な行為に出るような人も少なくありません。
このような不義理な行動を繰り返していると、周りの人からの信頼を失い、やがては誰も相手にしてくれなくなって社会的に孤立してしまうこともありますが、それは全て自分の責任でもあります。

こういったことにならないためにも、人のためになるような行動を積極的に起こし、自分勝手な行動は慎むことが必要になってくるのです。

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ライター
noel編集部

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