「さもしい」男女の特徴!心がさもしい人への接し方とは?
「さもしい」と聞いてどんなイメージを持ちますか? およそネガティブなイメージしかない「さもしい」という言葉の本当の意味や、使い方を今一度チェックしてみませんか? さらに、さらに「さもしい」と称される人の男女別の特徴や正しい接し方などについてもご紹介します。
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「さもしい」とは?
意味
さもしいの大意は「卑しい」ということです。
そこから「心根が卑しい」「品性が下劣」といった意味での形容詞としてよく用いられます。
基本的に「さもしい」に漢字表記はありません。
語源
「さもしい」の語源とされているのは、古代インドで用いられたサンスクリット語で僧侶を意味する言葉です。
その言葉に漢字で「沙門」を当て、さらにそこから仏教の深淵を探求すべく身なりに構わず托鉢して回った僧たちの姿かたちがみすぼらしかったことに起因したイメージとして現在の「さもしい」へと発展したと言われています。
他にも語源に関しては諸説あり、「様悪し」が転じたものとする説も有力視されています。
類語
「さもしい」の類語には「意地汚い」「欲深い」「浅ましい」などが挙げられます。
どれも精神的にも金銭的にも節度がなく、人格的に欠陥があることを意味する形容詞です。
このように「さもしい」と表現されることは全ていわゆるネガティヴ表現であり、「さもしい」人格であると人に指摘されるような行動や言動は厳に慎むべきであるといえるでしょう。
さもしい女性の特徴
では、さもしい女性の特徴とはどんなものでしょうか?
以下に、その4例をご紹介します。
- タダと言うと目が輝く
- ねたみ、そねみが強い
- 人を貶めるような物言いをする
- 恥を恥と思わない
特徴①:タダと言うと目が輝く
さもしい女性の特徴としてまず挙げられるのは、お金に汚いということです。
例えば女子会で、自分だけ高額の料理や酒を次から次へとオーダーし、割り勘にして差額分得することを狙うなどは日常茶飯事。
誰かの職場へのお土産菓子を自分だけ余計にもらおうとしたり、タダ酒が飲めるとなると接待の場に呼ばれてもいないの参加しようとしたりセコいマネを臆面もなくできるという点がまさにさもしい女性そのものと言えます。
特徴②: ねたみ、そねみが強い
次に挙げられるさもしい女性の特徴としては、人に対してのライバル意識が非常に高いということです。
それなりに自分でも努力してのことならともかく、ただ単に人のことをやっかんだり、ねたんだりするので始末に困ることもしばしばです。
特徴③:人を貶めるような物言いをする
一般にマウンティングしたがる女子には人品が卑しい、さもしい女性が多く含まれています。
人より優位に立ちたい、見下してやりたいという強い欲求や、周囲の人間にちやほやされたい、ひとかどの人間として認めてもらいたいという自己承認欲求が強すぎるあまり人を理由なく貶めたりするような物言いを平気でやってのけることも。
さらにそうした自分の傲慢不遜な態度やさもしい振る舞いがなおいっそう自分の周囲から人を遠ざけていることを自覚できていないこともしばしば見受けられるなど、一方的な被害妄想の持ち主であることも多いようです。
特徴④:恥を恥と思わない
普通の人であれば、恥ずかしくて表を顔を上げて歩けないようなことや、黒歴史として生涯の汚点に刻まれるようなことを平気でやってのけられる神経の持ち主がさもしい女性です。
そもそもさもしい振る舞いは、誰からも非難され蔑まれる恥ずべき行動。
それをやってのけられる時点で、普通の神経の持ち主ではないと判断すべきかも知れません。
こうしたさもしい女性とうっかり行動を共にすると、こちらの世間的評価もガタ落ちになってしまうので、注意が必要です。
さもしい男性の特徴
では、さもしい男性の特徴とはどんなものでしょうか?
以下に、その4例をご紹介します。
- 人にたかる
- 義理を欠いてもお金を出し渋る
- 儲け話に飛びつく
- 表裏が激しい
特徴①:人にたかる
さもしいと言われる人は、意地汚い振る舞いをする人がほとんど。
それゆえにちょっと気のいい人がいると、すぐにオゴリを要求するなど人にたかることを恥とはせず、いけしゃあしゃあと振舞うこともしばしば。
例え割り勘とする場でも、なんとか支払いを逃れようとさっさとキャッシャーから離れたり、支払いとなるとトイレに消えるような振る舞いを平気でやってのけるという特徴があります。
特徴②:義理を欠いてもお金を出し渋る
さもしい男性は、もらうものはなんでももらうが、出すものは義理でも出し渋るのが特徴。
さんざんお世話になった先輩の送別会などを平気で欠席するのはもちろん、みんなで出し合うことになったプレゼントの代金まで踏み倒すようなことをするという話も。
また缶コーヒー代などの小額の支払いであっても「今持ち合わせがないから、一緒に買っておいて」と人に支払わせておいて言われるまでシレッと返金しないことを繰り返すような厚顔無恥な振る舞いを平気でやってのけるのも、さもしい男性あるあるです。
特徴③:儲け話に飛びつく
さもしい振る舞いをする男性の多くがお金に汚いのは言うまでもないことですが、その一方で儲け話に弱く、すぐ見え透いた利殖詐欺などにひっかかるという特徴を持っています。
またこうしたさもしい男性はしばしばマルチ商法などにもひっかかるので、そういったいかにも怪しい儲け話をさもしい男性から持ちかけられたときは、絶対に相手にしないのが得策です。
特徴④:表裏が激しい
さもしい男性の行動規範は自分に得か損か一辺倒なので、周囲の人間に対しても自分にとって付き合ってメリットがある人間かどうかの基準に基づいて接してきます。
それゆえ、人によって対応の差が激しく、まさに手のひら返しといわんばかりのような行動をしてのけることもよくありがち。
こうしたさもしい男性の裏表の激しい振る舞いは、誰から見てもあからさまで見え見えなので、どの道誰からも真剣には相手にされません。
心がさもしい人への上手な接し方
接し方①:線引きを明確にする
心がさもしく、普段から周囲にヒンシュクを買っているような人と接する際の注意点としてまず挙げられるのは相手との線引きを明確にするということです。
本来ならばそうしたさもしい人とは付き合わないのが1番なのですが、義家族だったり、親類縁者だったり、同僚だったりと自分の気持ちだけで付き合いをキッパリ断つことができない相手の場合はそうもいきません。
しかし、さもしい相手と同類、似たり寄ったりの人と見なされては自分の評判にも関わるので、「ここまでは義理で付き合うがココから先は絶対に無理」という線引きを自分の中で明確にしておきましょう。
接し方②:嫌われてもいい覚悟を持つ
さもしいと人から見なされるような人はそもそも周囲の非難を浴びていても全く歯牙にもかけないか気付いてもいないかのどちらか。
こうした図太い神経の持ち主に接する時は婉曲な表現や遠まわしのほのめかしなど意味がありません。
相手と接する中で自分の意見を言わなくてはいけない時はスパッと断言するのが1番。
その上で相手がこちらを非難したり悪口を言ってきたとしてもさもしいと評判をとる人に嫌われても痛くも痒くもないと開き直りましょう。
さもしいの使い方と例文
では、さもしいの使い方と例文とはどんなものがあるでしょうか?
以下その例文をご紹介します。
- さもしい振る舞いをするものだ
- あんなさもしいことが出来るのは育ちが悪いからだ
- さもしい物言いをして聞いてるほうが恥ずかしい
例文①:さもしい振る舞いをするものだ
葬式などの厳粛な場であるにも関わらず、故人が遺した遺産の話に興じるなど聞いている方が恥ずかしくなるような行動や振る舞いをした人に対して放たれる「さもしい振る舞いをするものだ」という言葉。
もちろん非難やひんしゅくといった意味が込められています。
こうした非難を浴びるようなことがないように振る舞うだけでなく、そうした「さもしい」と言われる人間と同類であると見られるような行動も慎むことが肝要です。
例文②:あんなさもしいことが出来るのは育ちが悪いからだ
普段は全く寄り付きもしないくせに振る舞い酒が出るような接待の席などと聞くと二つ返事で飛んできたり、結婚式の二次会で新郎友人たちの中で特にハイスペックな独身男性にあからさまにアプローチをかけるなどする行為に対して囁かれる「あんなさもしいことが出来るのは育ちが悪いからだ」と言う言葉。
こちらは、「さもしいマネをする子供に育てた親の顔を見てみたい」というニュアンスも込められています。
子は親の鏡の例えにもあるように、さもしい振る舞いをする人が身内に1人でもいると、皆同類と思われてしまいます。
例文③:さもしい物言いをして聞いてるほうが恥ずかしい
さもしい、は振舞い方だけに使われる形容詞ではなく、卑しい行動や言動にも使われる言いまわしです。
聞いている方が赤面するようなあけすけな物言いや、ヒンシュクワードの羅列のような会話をする人に対して使われる「さもしい物言いをして聞いてるほうが恥ずかしい」。
1度口にしたことは後からなかったことにするのは難しいもの。
また最近ではSNSでの言動などもいったん炎上してしまえば、後から削除しても火消しは困難なのはニュースなどを例に引くまでもないことなので十分気をつけましょう。
さもしい人との付き合いはほどほどに
さもしいと言われる人は男女を問わず、およそ周囲の人間から軽蔑され嫌われる人格・行動主であると言わざるをえません。
自分がそんな「さもしい」人間である、と人に後ろ指を指されるようなことにならないように振舞うことはもちろん、そうした「さもしい」と噂される人との関わりに関しても注意して行動することが大切です。
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