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ストールとマフラーの違い

ストールをかけた女性

日々のコーディネートに賢く使い分けるためにも、ストールとマフラーの違いを知っておきましょう。
1. 本来の使用目的
2. 生地の厚さ
3. 使用できる時期
4. ファッションアイテムとして

では、1つずつ詳しく見ていきましょう。

①:本来の使用目的

まず最初の違いは本来の使用目的です。

ストールもマフラーも寒い時期に首に巻くものでは?と考えている方も居るかもしれません。
しかし、ストールとマフラーでは大きな違いがあるんです。

マフラーとは、防寒用のための細長い襟巻の事を指します。
対してストールとは、本来は肩掛けの事を指すんです。

つまり、マフラーの本来の使用目的は防寒用なのに対して、ストールとは肩掛けだったんです。
2つのアイテムにはこんなところに違いがあったんですね。

②:生地の厚さ

2つ目の違いは生地の厚さです。
使用目的の違うストールとマフラーでは生地の厚さに違いがあるんです。

マフラーは防寒用のための襟巻です。
そのため生地は毛糸などを編んだ厚いものが多いです。

ストールはマフラーに比べ生地が薄く、布の幅も広くて長いものが多いです。
本来肩掛けであるストールは、生地の厚い物から薄い物までさまざまな種類があるんです。

これもストールとマフラーの大きな違いですね。

③:使用できる時期

3つ目の違いは使用できる時期です。

マフラーは寒い時期の防寒用の襟巻です。
そのため、使用する時期は寒い冬場になります。

ストールは生地の厚さに様々な種類があり、厚手の物を冬の防寒用として使用できる物だけでなく、薄手の物もあるので、季節関係なくファッションに取り入れる事ができます。
マフラーと違いストールは1年中、季節関係なく楽しむ事ができるアイテムなんです。

④:ファッションアイテムとして

4つ目の違いはファッションアイテムとしてです。
マフラーは防寒用のアイテムで、男女問わず使用する事ができます。

ストールは、様々なデザインの物があり主に女性が使用するファッションアイテムでした。
今では男性もファッションのアクセントとして使用する事もあります。

生地が厚手で防寒に適しているマフラーと、様々な厚さの生地がありオールシーズン楽しむ事のできるストール。
違いを知っていればアイテム選びにもとても役立ちますよね。

さらに、毎日のコーディネートでストールとマフラーを賢く使い分ける事でファッションの幅が広がり、さらにおしゃれが楽しくなること間違いなしです。

春夏に活躍するストールの巻き方

緑のストールを巻いて佇む女性

ストールとマフラーの違いが分かったところで、オールシーズン楽しむ事のできるストールの、春夏に活躍する巻き方を見ていきましょう!

  1. 片かけ巻き
  2. エディター巻き
  3. ねじり巻き
  4. コンパクト巻き
  5. シンプルノット

①:片かけ巻き

サマーストールの生地の軽やかさや柄のデザインを楽しむのにぴったりなのが、この片かけ巻きです。
シンプルですが、動くたびにふんわりと揺れるストールが、サマーストールの良さを引き出してくれますよ。

巻き方はとっても簡単です。
ストールを片方が長くなるように首にかけて、長い方を手に持ち、反対側の肩へかけるだけ。

ポイントは、首の輪を締めすぎずにゆるくしてあげる事と、ストールの幅を肩幅よりも狭く整えてあげる事です。
この2つのポイントをおさえて、軽やかでキレイめなスタイルに仕上げましょう。

②:エディター巻き

エディター巻きと名前だけ聞くと「どんな巻き方かしら?」と思われるかもしれませんが、このエディター巻きは別名を一周巻きと言い、シンプルかつ定番のストールの巻き方になります。

ストールを片方が長くなるように首にかけ、長い方を手に持ちます。
そして、ぐるっと首の周りを一周させて、左右のストールの長さを揃えれば完成です。

首周りの緩さはお好みで仕上げてみてください。
ゆるっとルーズに仕上げるのも、あえてタイトに仕上げてみるのも素敵です。

垂れている左右のストールの長さが揃っているとキレイに見せる事ができますよ。
このエディター巻きをマスターしておけば、様々なアレンジに応用する事ができます。

③:ねじり巻き

ねじり巻きはストールの端を垂らす事なく巻き込んでしまうアレンジ方法です。
ストールを取り入れたいけれども、洋服を隠してしまいたくない、そんな時にオススメの巻き方になります。

まず、エディター巻きをします。
ストールを一周くるっと首に巻いて、左右に垂らすストールの長さを揃えましょう。

垂らしたストールの先端を両端とも輪の中に隠します
右に垂れているものは左に、左に垂れているものは右の首の輪の中へ。

首の輪の中、後ろの方へストールを軽く巻きつけましょう。
先端は、輪の中へと巻きつけて隠してください。

首の輪へストールを巻きつけるので、自然とクルクルとストールの流れができて、お洒落な仕上がりになります。

④:コンパクト巻き

このコンパクト巻きはサマーストールの中でも薄手の物小さめの物に向いている巻き方です。
リボン結びほど甘すぎない仕上がりがポイントの巻き方になります。

まず、ストールを両手に持って中心部分をねじります。
中央部分が細くなるようにねじっていってください。

ねじった部分を首にかけます。
首の正面ではなく横で交差させて、ストールを先まできつめにねじってください。

ねじった部分を崩さないように、首の近くで輪っかを作ります。
作った輪っかに、折り曲げたストールを差し込んでください。

リボン結びをするイメージで、差し込んだストールが崩れないようにキュッと輪っかを締めましょう。
キレイに仕上げるポイントは、輪っかをなるべく首の近くで作る事です。

首の周りが緩いと、せっかく作ったねじりも崩れてしまい、結び目もキレイに見えなくなってしまいます。

⑤:シンプルノット

マニッシュなファッションにもストールを合わせる事で、おしゃれ度をグンとアップさせることができます。
シンプルノットは簡単ですが、とてもお洒落に見せてくれるストールの巻き方です。

まず、ストールを首に巻きます。
左右どちらかを胸のあたりでふんわりと1回結びます。

結んだ方と反対のストールの端を、結び目の上から差し込んでください。
差し込んだら、端を下に引っ張って、ストールのたるみをなくしましょう。

最後にストールの左右の長さを揃えて完成です。
縦長のキレイなラインを作る事ができるシンプルノットは、低身長さんにもオススメなストールの巻き方です。

秋冬に活躍するマフラーの巻き方

雪原の中マフラーを巻いた女性

防寒用のアイテムであるマフラーも、おしゃれな巻き方でファッションアイテムとして楽しみましょう。

  1. フロントノット
  2. ニューヨーク巻き
  3. ポット巻き
  4. リボン巻き
  5. 8の字巻き

①:フロントノット

シンプルだけれど温かさはバツグンなのがこのフロントノットという巻き方です。
首元にボリュームを出して、かわいくしっかりと防寒してくれますよ。

巻き方は、まずマフラーを横に折り好みの太さにします。
首にかけたら両端とも一周ぐるっと首に巻いて、胸の前で結びます。

これでフロントノットの完成になります。
首元をしっかりとカバーしているので、寒い日にピッタリの巻き方ですよ。

結び目を横にずらすとサイドノットという巻き方になります。
アレンジも簡単ですし、マフラーの端がヒラヒラとするのが気になってしまう方にもオススメの巻き方です。

②:ニューヨーク巻き

細長いマフラーにオススメなのがこのニューヨーク巻きです。
マフラーを首に一周巻いた後に、前で結んで完成するこのスタイル。

シンプルな細いマフラーを使うとキレイ目に、柄物のマフラーを使うとカジュアルに仕上げる事ができます。
また、結び目を少し崩す事で、ルーズなこなれ感を出す事もできますよ。

③:ポット巻き

コートスタイルにピッタリなのがポット巻きです。
首元にボリュームが出て、大人っぽく見せてくれる巻き方になります。

首にぐるっと一周マフラーを巻いたら、巻いた前の部分を取ってくるっとひねり、輪っかを作ります。
作った輪っかの先にマフラーの端を通してポット巻きの完成。

とても簡単に巻いてスタイルを作る事ができますが、凝っていておしゃれ上級者さんに見られること間違いなしです。
マフラーを変えるだけで印象をガラっと変える事もできますよ。

④:リボン巻き

長く柔らかい質感のマフラーにオススメなのがリボン巻きです。
首にマフラーをグルグルっと巻いた後にリボン結びをするだけのこの巻き方。

ポイントは結び目を斜めにずらしてあげる事です。
シンプルな単色のマフラーを使うと、リボン巻きも大人っぽく仕上げる事ができます。

あえてシックな服装の時にマフラーをリボン巻きにする事で、可愛らしさをプラスして女性らしさを演出するのも素敵ですよね。

⑤:8の字巻き

幅の広い長いマフラーにオススメなのが8の字巻きです。
マフラーの両端をあらかじめ結んで輪っかを作っておきます。

その輪っかに頭を通し、首のところで8の字にねじって、また頭を通せば8の字巻きの完成です。
8の字巻きはスヌードのように見せる事ができるので、マフラースタイルがマンネリ化している方には特にオススメします。

ストールとマフラーのお手入れの違い

ストールを洗濯する

ストールとマフラーはお手入れ方法にも違いがあります。
ファッションを楽しむためにも、お手入れ方法の違いもしっかりとおさえておきましょう。

ストールのお手入れ方法

ほこりなどの汚れを取り除くためにブラシをかけましょう。
ここで注意したいのは、天然素材のブラシを使うという事です。

毛玉の発生をおさえたり、ストールの生地の毛羽立ちをおさえるのにブラッシングはとても有効です。
生地をこすらずに、軽く払うようにブラッシングしましょう。

この時、ストールの生地は垂直にしてブラッシングをおこないます。
もしもストールに汚れを見つけた時は、中性洗剤を布に染み込ませたもので汚れを拭き取りましょう。

ストールが乾いてからブラッシングをしてあげる事で、ストールを長持ちさせる事ができます。

マフラーのお手入れ方法

マフラーは洗濯機ではなく手洗いをしましょう。
手洗いをする前にはタグを確認して、洗う事ができる素材なのかどうかをチェックしておきましょうね。

コットンやポリエステルなどの素材ならば自宅での手洗いが可能です。
ウールやカシミアなどの素材であった場合、また手洗いに不安がある場合は、クリーニング店に持っていくのが安心ですよ。

家での手洗いの方法は、まず汚れが目立って気になるところに洗剤をつけて、もみ洗いをします。
大きな汚れが落とせたら、洗濯ネットにマフラーを畳んで入れましょう。

汚れている部分やフリンジは、畳んだ時に外側にくるようにしましょう。
大きな洗面器やバケツに30℃ほどのぬるま湯と適量の洗剤を入れてください。

洗剤がしっかりと溶けたらその中に洗濯ネットに入れたマフラーを沈めます。
押し洗いで洗っていきましょう。

すすぎは水で2回おこなってください。
柔軟剤を使う場合は2回目のすすぎの際に、水に柔軟剤を加えます。

水ですすぎ終わったら軽くマフラーを絞り、バスタオルに包んでしっかりと水分を取りましょう。
乾かす時はM字に掛けて乾かすと、簡単に干す事ができます。

ストールとマフラーとその他のアイテムの違いを解説

サマーストールを巻く女性

ストールとマフラーの違いだけでなく、その他の似たアイテムとの違いも一緒に覚えておきましょう。

スヌードとの違い

スヌードとは輪状になった防寒具の事です。
元は、スコットランドなどで未婚の女性が付けていたヘアバンドだったんですよ。

生地の素材はマフラーに似ていて、コットンやウールなど素材の種類は様々です。
スヌードは輪状になっているので、マフラーのように肩からずれて落ちるなんて事の無いアイテムです。

スカーフとの違い

スカーフは薄手の生地の正方形の布の事です。
ストールやマフラーが長方形なのと違い、スカーフは正方形というところが大きな違いですね。

首に巻いて使うだけでなく、頭を覆うために使う事もあります。
防寒用に使用するストールやマフラーとは違い、主に女性の装飾用のアイテムです。

ショールとの違い

ストールとショールは混同して違いが分かりにくいアイテムですよね。
ショールはストールよりも布が大判で厚い物の事を指します。

使い方にも大きな違いがあり、首に巻いて襟巻のように使うストールとは違い、ショールは巻いて使う事はありません

ストールとマフラーの違いを知ってオシャレを楽しもう

ストールとマフラーの違いを知る事で、毎日の洋服のコーディネートの際のアイテム選びに迷う事が無くなりますね。
似たようなアイテムだからこそ、それぞれのアイテムの違いを理解して正しく使いこなす事で本当のオシャレさんになる事ができるでしょう。

防寒用のマフラーと、オールシーズン楽しむ事のできるストール。
かわいい巻き方をマスターして、オシャレ上級者になって毎日のコーディネートを楽しみましょう。

日々のコーディネートにストールやマフラーをプラスする事で、コーディネートのマンネリ化を防ぐ事もできます。
違いの分かるオシャレな大人女子を目指したいですね。

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ライター
noel編集部

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