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下唇を噛む人の心理

唇を噛むことで悲しみを堪えている女性

では、下唇を噛む人の隠された心理をみていきましょう。

  1. 我慢している
  2. 静かに怒っている
  3. 動揺を隠そうとしている
  4. ストレスを感じている
  5. 不満
  6. 嘘をごまかそうとしている

続いて、それぞれの心理について詳しくみていきます。

心理①:我慢している

何か言いたい、悔しいなど、何かを堪えていたり我慢している人は下唇を噛みやすいといわれています。
口に出して相手にぶつけたいものがあるけれど、それを言わずに下唇をグッと噛んで我慢しているのです。

そのため相手を叱ったり、咎めたり、口論になっているときに相手が下唇を噛んだときは反論を我慢していると捉えることができます。
また自分よりも弱い立場の人間や、泣き虫な人は泣くのをグッと堪えている、我慢しているとも捉えられます。

心理②:静かに怒っている

何かをグッと我慢する他にも、相手に対して静かに怒っている時にも下唇を噛む人もいます。
イライラを感じているけれど、ここで爆発してはいけないと下唇をグッと噛んで怒りを抑えようとしているのです。

相手が我慢しているのか、それとも静かに怒っているかは口元だけでなく目元でも判断することができます。
下唇を噛みながら相手がイライラとこちらを睨んでいるのであれば、相手は我慢しているのではなく静かに怒っていると判断できるでしょう。

心理③:動揺を隠そうとしている

誰だって「あ、やらかした」と表には出さないけれど、内心焦ってしまうことってありますよね。
そうした動揺を隠そうとしている時にも下唇を噛んでしまう人がいます。

動揺を隠そうと下唇を噛む人は、大抵視線が明後日の方向を向いているので良く分かります。
下唇を噛むとともに目がきょろきょろと動いているなら、相手は何かに動揺しているのにも関わらず、それを悟られないように隠そうとしているのでしょう。

心理④:ストレスを感じている

日々を過ごしている中で、ストレスは避けては通れないものです。
特に仕事や学校など、自分が馴染めない場所にいるとストレスを感じることは多くなるでしょう。

しかしストレスを感じたからといって、それをすぐに爆発させることはできません。
そのため下唇を噛むことによってストレスをごまかそうとしている、または痛みによってストレスを発散しようとしているのです。

相手が思いっきり下唇を噛み締めイライラとしているなら、大きなストレスを感じていることが読み取れるでしょう。

心理⑤:不満

ストレスや我慢の他にも、不満を感じている時に人は下唇を噛みやすいといわれています。
不満を感じると口を尖らせる人がいるように、不満を感じてはいるものの、それを隠そうとするために下唇を噛むという行為で表現されてしまうことがあるのです。

特に子供や女性に多い心理で、何かに対し不満を感じた時に、頬を膨らませながら下唇を噛む人って良く見かけますよね。
周りからは可愛い仕草のように思える行為も、本人たちは非常に強い不満を感じているが、それを表に出さないようにしているのが見て取れるでしょう。

心理⑥:嘘をごまかそうとしている

何か嘘をついたときに、本当のことを話してしまわないように下唇をグッと噛む人もいます。
特に口の軽い人はすぐに本当のことを言ってしまうので、下唇を噛んで嘘をごまかそうとするのです。

相手が嘘を隠して下唇を噛んでいる場合には、動揺の心理と同じく視線は明後日の方向を向くことが多いです。
しかし嘘をついてそれを隠そうとしている人は、大抵頬が緩んでいるので、それが嘘なのか動揺なのかは見抜くことができるでしょう。

下唇を噛みやすい場面

唇を噛むことで悲しみを堪えている男性

では、下唇を噛みやすい場面をみていきましょう。

  1. 怒られた
  2. 気に食わないことがあった
  3. 思わぬ事態に陥った
  4. 許せないことを言われた

続いて、それぞれの場面について詳しくみていきます。

場面①:怒られた

特に後輩や子どもなど、自分よりも目上の人から叱られた時や怒られた時に下唇を噛みやすいといわれています。
泣きそうになるのをグッと堪えたり、反論したいけどできないときに下唇を噛むことで自分を抑えようとしているのです。

悔しい思いをしているのを我慢する時に下唇を噛みやすいといえるでしょう。

場面②:気に食わないことがあった

何か相手からカチンとくるようなことを言われた時や気に食わないことがあった時にも、自身を抑えるために下唇を噛むことがあります。
特に上司から八つ当たりに近い怒りをぶつけられた時に、後輩や部下は「俺のせいじゃない」と言いたげに下唇を噛むでしょう。

大人がこうした場面で下唇を噛むように、子供も同じようなことがいえます。
子供も、親や先生から自分のせいじゃないことで叱られるとグッと下唇を噛み締めますよね。

何か気に食わないことがあると下唇を噛むのは、一つの癖ともいえるでしょう。

場面③:思わぬ事態に陥った

想定していた事態とは別に、思わぬ事態に陥った際にも下唇を噛みやすいでしょう。
何か打開策がないか模索している、または思わぬ事態に陥ったけれどそれを悟られないように平然を装っている時にみられる一種の癖です。

特にいつでも冷静でクールを装っていたいタイプに良くみられる癖で、動揺しているのを悟られたくないがために下唇を噛むという行為で自身の動揺を抑えようとしているのです。
誰だって慌てふためく姿は見られたくないものですから、下唇を噛むことで自身を落ち着けようとしているのが分かるでしょう。

場面④:許せないことを言われた

反論したいけどできない場面でも下唇を噛む人がいますが、許せないことを言われてそれを我慢している時にも下唇を噛みやすいです。
またこみあげる怒りを感じている時にも下唇を噛むことがあります。

こうした時には無意識に下唇を噛んでいることが多く、癖のようなものと考えることができます。
感情が激高するのを無意識に下唇を噛む=痛みを自身に与えることで平静を保とうとしているのでしょう。

唇を噛む癖を改善する方法

唇を噛む癖を直そうとしている女性

では、唇を噛む癖を改善する方法をみていきましょう。

  1. 飴やガムを食べる
  2. 唇を噛む癖を自覚して意識する
  3. 机に鏡を置く
  4. 別のストレス発散法を見つける
  5. 心身の状態を正常に保つ

続いて、唇を噛む癖を改善する方法を、それぞれ詳しくみていきます。

方法①:飴やガムを食べる

唇を噛んでしまうと、一瞬のストレスはなくなるでしょうが唇が荒れたり、果てには口内炎などの悪影響が出ます。
特に女性は美容に影響を及ぼしてしまうので、唇を噛む癖はすぐにでも直した方が良いでしょう。

そのためにも、飴やガムを常備しておくことをおすすめします。
飴やガムが口の中にはいっていれば、何かストレスを感じた時でも唇ではなくそれを噛むことで一時的なストレスや不満を和らげることができます。

特に極度の噛み癖がある人は唇や口内が荒れている可能性が高いので、飴やガムを常備することで噛み癖を緩和することができるでしょう。

方法②:唇を噛む癖を自覚して意識する

自身に唇を噛む癖があると思うなら、それを自覚して直すべく意識することも大切です。
やはり癖というのは、無意識に行っていることが多いので、本人が自覚して直そうとしない限り完治は難しいです。

唇を噛む癖があると自分で認識し、それを直すべく意識づけるだけでも噛む頻度は変わってくるでしょう。
特に三日坊主になりやすい人はチェックリストを活用して、何回噛んだか、また今日は何回噛まなかったかを明確にすると、意識づけも続き癖も直っていくでしょう。

方法③:机に鏡を置く

唇を噛む癖を自覚するといっても、なかなか自覚できない人っていますよね。
特に自分以外の人の癖を直そうとする場合には、良い方法がなくて頭を悩ませることもあるでしょう。

そんな時は机に鏡を置き、いつでも自分の顔を確認できる方法がおすすめです。
机に鏡があることで、ふとした瞬間に鏡を見て自身の顔がどういった状態であるかを確認することができます。

例えば不満を露わにしていないか、怒っていないか、にらみつけていないかなど、唇を噛んでいる以外にも気をつけたいことに気がつけるのです。
移動が多い人であれば手鏡を持ち、ふとした時に鏡を見ることで自分がどういった表情をしているか確認できるでしょう。

方法④:別のストレス発散法を見つける

唇を噛むことがストレス発散に繋がっている人は、別のストレス発散法を見つけるようにしましょう。
唇を噛むと一時的なストレスは確かに緩和できるでしょうが、それではいつまでも唇を噛む癖は直りません。

唇を噛み続けると口周りや口内炎など口や唇に関するトラブルも増えるので健康に良くありません。
ストレスを感じても他に別な方法、特に健康や美容に影響しない良い方法を自身でみつけてみましょう。

方法④:心身の状態を正常に保つ

そもそも唇を噛んでしまうのは自身の中にさまざまな不安や不満、ストレスを溜め込んでいるからです。
そしてそれを溜め込んでしまうのは、心身がともに正常な状態ではないからともいえるでしょう。

健康な状態であれば、些細なことなら気にならなくなりますし、唇を噛んでそれを和らげようとする思考でもなくなります。
しかし心身ともに疲れた状態だと、自身のストレスや不満を緩和させようと自傷行為に自然と及んでしまうのです。

自傷行為を行わないようにするためにも、毎日しっかりと睡眠をとり、健康的な食事を心がけるだけでも心身の疲れは和らいでいくでしょう。

癖以外の唇を噛む原因

唇を噛む癖について悩んでいる女性

では、癖以外の唇を噛む原因をみていきましょう。

  1. 疲労
  2. 睡魔への抵抗
  3. 出っ歯など歯並びが悪い
  4. 顎関節に異常がある
  5. 唇についたものを取ろうとしている

続いて、癖以外の唇を噛む原因を、それぞれ詳しくみていきます。

原因①:疲労

癖以外に唇を噛んでしまう原因はまず疲労が挙げられます。
誰だって疲れていると痛みによって自身を律しようとしますよね。

しかしこれではさらに体を痛めつけることになるので悪循環に陥ってしまいます。
また疲れが蓄積されていると、口が上手く動かなくなるため間違って唇を噛んでしまうことに繋がります。

癖じゃないけどよく唇を噛んでしまうという人は、まず疲労を回復させるべく体を休ませてみましょう。

原因②:睡魔への抵抗

眠たい時にはあくびがでますが、それを我慢している時には唇を噛み締めることってありますよね。
こうした睡魔への抵抗も、癖以外に唇を噛む原因です。

特に会議や昼食後など、どうしても眠たくなる時間帯に噛んでしまう人が多いです。
睡魔に襲われ、それを我慢して唇を噛むくらいなら飴やガムを噛んで気分転換させる方が良いでしょう。

また体内時計を正常に保つよう生活習慣を見直すことも改善させる方法です。

原因③:出っ歯など歯並びが悪い

子供の頃から出っ歯など、歯並びが悪い人も自然と唇を噛んでしまうことがあります。
特に出っ歯の人は自然と歯と唇が当たってしまうので、無意識に噛んでしまうことが多いようです。

もし自身が出っ歯であるというなら、歯科矯正などを考えてみてはどうでしょうか?
最近では大人になってから歯科矯正する人も増えましたし、推奨している歯科医院も増えています。

中には歯科矯正中に唇を噛むようになる人もいますが、これは一過性のものといわれているので歯科矯正が終われば自然と改善していくでしょう。

原因④:顎関節に異常がある

突然顎に異常が出ることは想定できることです。
例えばよく笑う人などは、口を大きく開けることを繰り返していると顎がぽきぽきと鳴ったり、顎が閉じなくなる経験をしたことがある人もいるでしょう。

このように何らかの原因で顎に負担をかけていると、ある日突然顎に異常をきたすことがあります。
そしてそれを放っておくと、顎の形が変わってきたり、しゃくれたりするがために唇まで噛んでしまう事態になるのです。

顎関節に異常を感じているけれど放置していたという人に多い原因なので、唇を噛むことを改善させるためにも病院で診察を受けた方が良いでしょう。

原因⑤:唇についたものを取ろうとしている

例えば両手が離せない時や、ずぼらな人は唇についたものを上の歯で取ろうとすることってありますよね。
行儀が悪いだけでなく、この行為は唇を噛むことに繋がるのでやめた方が良い仕草です。

ソースなど唇についたものを舌で舐めとる人も同様で、自分では舐めているつもりが自然と噛んでしまっているということもあります。
自分は良いかもしれませんが、周りからしてみれば見ていて気持ちの良いものではないので直した方が良いでしょう。

唇を噛む癖は自覚することで改善できる!

唇を噛む癖を自覚している女性

唇を噛むという言葉は一種の慣用句として知られています。
唇を噛むという言葉だけで、我慢しているんだな、堪えているんだなというネガティブなイメージが伝わってきますよね。

しかし実際問題、唇を噛むという行為は自身を傷つけているだけです。
唇の皮膚はとても薄いため、噛んでしまうと傷がついたり破れたり、口内炎ができることもあります。

自身にとって良くない影響が出てしまうので、唇を噛む癖がある人はそれを自覚して改善させるようにしましょう!

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ライター
noel編集部

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