付き合うとは何か？世代別に見た定義とカップルの男女がすること

付き合うとは何か？

付き合うことの意義

そもそも「付き合うとは、どういう意味や定義があるの」と、誰もが一度は疑問に感じたことがあるでしょう。
付き合うとは、ひと言で言うと「誓い」です。

お互いに好き同士の男女が「付き合う」という誓いを立てることで、信頼関係を築くというステップを踏んでいくための誓約と言えます。
また付き合うとは、相手に対して愛情を注いだり、不貞行為をしてはならないなど、様々な制約が掛かるもの。

付き合うこと自体は、強制ではありません。
しかし、わざわざ付き合うという誓約を立てなくてもいいのに、あえて付き合う事を選択することに意義があると言えるのです。

付き合うことの成立

付き合うとは、「交際している」という事実をお互いに認識しているということが必要になってきます。
そのため、付き合いが成立するのは、好き同士の男女が付き合うことに対しての意思確認が取れているということだと言えるでしょう。

付き合いの破綻

付き合いの始まりがあれば、終わりもあります。
付き合いが破綻するときというのは、付き合うということに対しての誓約を果たし続けることを重荷に感じたり、2人の関係性に疑問を感じたときと言えるでしょう。

付き合うとは、結婚とは違って法的な縛りがありません。
また、付き合うことに対しての明確なルールは定まっておらず、人それぞれ認識が違うというのが現状です。

2人の考えや価値観に大きなズレが生じ、スリ合わせることができなくなったときに付き合いが破綻してしまいます。

付き合うとは？世代別の付き合う定義

中学生

中学生にとっての付き合うとは、自己成長のための経験と言えます。
小学生の時と比べて、付き合い出す男女が増えてくるもの。

付き合うきっかけとしては、「クラスの人気者でカッコイイから」「登下校を一緒にするうちに惹かれた」というパターンは中学生の付き合い始めでは一般的。
一緒に遊びに出掛けたり、楽しい事を共有することがメインと言えるでしょう。

高校生

高校生になると、アルバイトもできる年齢になることから、中学生のときと比べて遊べる範囲が広くなります。
そして、男女ともに身体接触についても大きく意識始めるお年頃です。

高校生と言えど、まだ学生かつ未成年でもあり、保護者に守られている状態でもあります。
高校生同士が付き合うとは、中学生の付き合いの延長線上で、「お互いにとって今を楽しむことのできる相手であるか」と言えるでしょう。

大学生

大学生の付き合うことにおける定義とは、「好き」という恋愛感情があることを前提に、少しずつ将来を見据えた付き合いになっていくこと。
中高時代の付き合いは、特に後先を気にすることなく、ただただ楽しい時間を一緒に過ごすということが前提でした。

しかし大学生になれば、真剣に自分の将来のことについて考えるようになり、社会人になるに向けて就活が始まります。
その際に、当然カップルの進路が異なることも出てくるでしょう。

地元で就職するという場合もあれば、都会で就職を決めることもあります。
恋愛感情があることを前提に、ただ単に「今を楽しむ」ということだけでなく、お互いの将来のことを意識するというのが大学生の付き合いです。

社会人

そして社会人にとって付き合うとは、結婚を見据えて一緒に時間を共有していくことができるかということが、付き合う割合の大半を占めることになります。
社会人になると、学生のときと比べて収入も安定するようになり、自分の家族を作ることを真剣に考えるようになるもの。

結婚相手とは、生涯を共にする相手でもあります。
そのため、社会人カップルは「一生涯共にするパートナーとしてふさわしい相手であるか」というのを見極めながらの付き合いとなるのです。

付き合うとは？男性が考える定義

では、男性が考える付き合う定義をみていきましょう。

1. 覚悟が決まっている
2. 全てをさらけだせる
3. 恋愛感情がある
4. 一緒にいたいと思える相手
5. 保護本能が働く

続いて、それぞれの定義について、詳しくみていきます。

定義①：覚悟が決まっている

男性にとって付き合うとは、相手に対してためらいがないということ。
デートをすることやキスやハグなど、何をするにおいても躊躇せずに当たり前のように行動することができることです。

男女が一線を超える条件としては、体の関係を持つことが挙げられます。
たとえ体の関係を持ったとしても、相手のために自己犠牲することに戸惑いがあったり、自分のことばかり優先してしまうという男性も中にはいるでしょう。

このような場合には、付き合うとは意味合いが異なり、ただ「都合の良い関係」であると言えます。

定義②：全てをさらけだせる

男性にとって付き合うとは、自分を偽ることなく、素の自分をさらけ出せる相手であるかが、条件のひとつになります。
女性と比べると、基本的に男性はプライドが高い生き物。

そのため、虚栄心が強い人も多く、自分の弱みや情けない姿を見せることにとても抵抗を感じます。
しかし、どれだけプライドの高い男性であっても、心許せる相手に対しては弱みをさらけ出したくなるもの。

ずっと気を張っていては心を休めることができませんので、すべてをさらけ出せるかどうかが付き合いの判断基準になってくるのです。

定義③：恋愛感情がある

付き合うとは、どの世代にも関係なく、恋愛感情があるかどうかというのはとても大切な項目になってきます。
恋愛感情があると共に、損得勘定を抜きにして愛を貫き通せる相手であるかもひとつの判断基準になるでしょう。

定義④：一緒にいたいと思える相手

付き合うとは、特定の相手と一緒に過ごす時間が圧倒的に増えることでもあります。
付き合うとなれば、必然的に共同作業も増えてくるもの。

楽しいことだけでなく、辛いことなども一緒に乗り越えて行ける相手でないと付き合いは長続きしません。
お互いに相手のプライベートにまでどこにでもついて行けるような関係性であることも付き合っていることの定義となります。

定義⑤：保護本能が働く

男性には、「守ってあげたい！」という保護本能が備わっています。
男性にとって付き合うとは、保護本能が強く働き、自分を犠牲にしてまでも守り抜きたい相手であるかというのも、ひとつの判断基準になるのです。

付き合うとは？女性が考える定義

では、女性が考える付き合う定義をみていきましょう。

1. お互いの意思確認がある
2. 安心感があり信頼できる
3. 好きな人を独占できる
4. 恋人同士として友達や家族に認識される
5. 将来を見据えた付き合いができる

続いて、それぞれの定義について、詳しくみていきます。

定義①：お互いの意思確認がある

女性にとって付き合うとは、まず始めにお互いに「付き合っている」という認識があるということ。
上記の「付き合うとは何か？」という項目でもお伝えしたように、付き合いが成立するためには、付き合うことに対してお互いの意思確認が必要となってきます。

男性は、付き合うことにおいて男女間で交際宣言をそれほど重要視しない傾向にありますが、女性にとってはきちんと付き合っているという誓約が欲しいのです。

定義②：安心感があり信頼できる

女性にとって付き合うとは、安心感や信頼できる相手であるかも重要項目になります。
順調に付き合い続けていくと、「付き合う意味とは何だろう…？」と考えなくなるほどに、何にも考えずに気楽に付き合うことができるもの。

無理して気を遣うこともなく、ありのままの自分でいられるかどうかが付き合う相手の基準となります。

定義③：好きな人を独占できる

付き合うとは、好きな異性を独占できることでもあります。
好きな相手であるからこそ、「もっと一緒にいたい」「何をしているのか気になる」という思いが強くなるもの。

好きな人を独占できるのは、恋人の特権でもあるのです。

定義④：恋人同士として友達や家族に認識される

女性にとって付き合うとは、男女間で交際を誓約しているだけでなく、周囲にも「カップル」として認識されているということもひとつの判断基準です。
体の関係を持っていたとしても、友達や家族に堂々と交際宣言をできない場合は、付き合っているとは言えず、都合の良い関係と言えるでしょう。

定義⑤：将来を見据えた付き合いができる

人生の一大イベントである「結婚」に、多くの女性が憧れるでしょう。
女性にとって付き合うとは、生涯のパートナーとしてふさわしい相手であるかどうかを見極める期間でもあるのです。

女性が、出産や子育てを迎えると、育児に専念するためにも支えてくれるパートナーを必要とします。
付き合っている期間中に「きちんと稼いできてくれるか」「子育てに理解を示してくれるのか」などを判断しているのです。

付き合っていることを実感する瞬間

では、付き合っていることを実感する瞬間をみていきましょう。

1. 辛い時に支えてくれたとき
2. 記念日やイベントを2人で共にするとき
3. 人目を気にせず手を繋いだりキスをしてくれたとき
4. 嫉妬や束縛をされたとき
5. 恋人に「彼女」として友達や家族に紹介されたとき

続いて、実感する瞬間について、それぞれ詳しくみていきます。

実感する瞬間①：辛い時に支えてくれたとき

付き合っていることを実感する瞬間とは、仕事が上手くいかなかったときや辛いことがあった際、いつも傍にいてくれたときに改めて恋人の存在の大きさに気付くもの。
楽しい時間を過ごすのはもちろんですが、付き合う相手とは辛い事や困難を一緒に乗り越えることのできる人こそ、信頼関係をより濃密に築いていくことができるのです。

実感する瞬間②：記念日やイベントを2人で共にするとき

付き合うとは、クリスマスや誕生日など、カップルにおける一大イベントを2人で過ごすというのが世間一般では定着しています。
当たり前のようにこれらのイベントを2人で過ごすようになったら、付き合っていると言えるでしょう。

実感する瞬間③：人目を気にせず手を繋いだりキスをしてくれたとき

男女間において付き合うとは、キスやハグなどのスキンシップで愛情表現をすることでもあります。
街中で人目を気にせずに手を繋いでデートしたりしていると、カップルであることを改めて実感するでしょう。

実感する瞬間④：嫉妬や束縛をされたとき

付き合うとは大抵の場合、好きな相手に対して独占欲や嫉妬が芽生えるもの。
好きな相手に対して、嫉妬心や束縛がないという人も中にはいますが、恋人以外の異性の話をしたりしたときなに嫉妬されると、付き合っていることを実感することもあるのです。

実感する瞬間⑤：恋人に「彼女」として友達や家族に紹介されたとき

カップルの中には、一緒にいる時間が長くても、どちらか一方から交際の申し込みがなかったりすると、「付き合ってるのかな？」と不安に感じてしまう人もいます。
しかし、恋人の友達や家族に「彼女」として紹介されたときに、きちんと交際していることを実感できるのです。

結婚を視野にいれているのであれば、お互いの友人や家族に付き合っていることが認識されているということは、とても大事な要素となります。

付き合うことのメリットとデメリット

メリット

付き合うことのメリットとは、恋愛をすることでしか味わえない感情を味わえたり、絶対的な安心感を持てるということ。
女性は「恋をしたら綺麗になる」と言われていることからも、好きな人と付き合うことで自分に自信が持てるようになったり、一皮剥けた自分になることができます。

付き合うとは、楽しい事や嬉しい出来事だけではありませんが、相手のために行動したり、思いやることで、恋人と一緒にお互いを高め合っていくことができるのです。

デメリット

付き合うとはメリットがある一方で、人によってはデメリットに感じることも...。
男女間で正式に付き合うことになれば、2人の時間が増えることと引き換えに、一人の時間が減ってしまいます。

一人の時間を優先させたいという人にとっては、束縛されたりすることを苦痛に感じてしまうこともあるでしょう。

付き合うには「告白」が必要？

付き合うとは、交際しているという認識をお互いが持っていることが前提になります。
男女が付き合うことになる大きなきっかけとしては、「告白」の有無です。

基本的にはどちらか一方が告白をすることによって交際がスタートします。
しかし社会人になると、告白なしに成り行きで付き合うことになる場合も。

必ずしも告白があって、交際が始まるとは限らないのです。

告白なしで付き合う方法

では、告白なしで付き合う方法をみていきましょう。

1. デートを重ねてSEXする
2. 2人で過ごすのが当たり前
3. 一緒に住む

続いて、それぞれの方法について、詳しくみていきます。

方法①：デートを重ねてSEXする

告白なしで付き合うパターンとして、デートを数回重ねて体の関係を持ったことをきっかけに、気付いたら恋人同士になっていたという場合もあります。
女性は、「付き合うとは体の関係を持った時点で交際がスタートする」と考える人も多いです。

告白がないと、付き合っているのか不安になりやすいですが、社会人になるとこのパターンからカップルに発展することは少なくありません。

方法②：2人で過ごすのが当たり前

告白がなくても、当たり前のように2人で過ごす時間が多いという場合も付き合っているうちに入ると考えることが多いよう。
一緒にいて居心地の悪い人とは、一緒にいても苦痛でしかありません。

付き合う相手とは、無言の時間も苦痛に感じず、一緒にいて居心地の良い存在なのです。

方法③：一緒に住む

2人で過ごす時間も増え、半同棲生活を送っていたり、すでに正式に同棲しているのであれば、告白がなかったとしても付き合っていると言えます。
男女2人が一緒に住むということは、第三者から見てみると付き合っていると認識される行為でもあるのです。

そのため、一緒に生活を共にするようになれば、付き合っていることになるでしょう。

「付き合う」から結婚へ意識が変わるときに女性が考えること

では、「付き合う」から結婚へ意識が変わるときに女性が考えることをみていきましょう。

1. 寿退社
2. 幸福感
3. 安心感
4. 誇らしい
5. 人生そのもの

続いて、「付き合う」から結婚へ意識が変わるときに女性が考えることを、それぞれ詳しくみていきます。

考えること①：寿退社

女性にとって付き合うことから結婚を意識する瞬間とは、パートナーをサポートすることに専念したいと考えたとき。
専念するとなると、当然仕事も辞めなければなりません。

付き合っている彼氏の仕事が安定し、自分の仕事を辞める見通しがついたときに結婚を意識し始めるのです。

考えること②：幸福感

女性が考える結婚とは、女としての「幸せ」です。
結婚することをゴールとして考えている女性は、結婚そのものに幸福感を覚えるでしょう。

付き合うとは、法律上なんの制限もありませんが、結婚となると正式に夫婦として認められます。
そのため、「結婚」そのものに憧れる女性にとっては、好き同士の男女のカップルから法律上でも夫婦として認められることに、とても幸福感を感じるのです。

考えること③：安心感

女性にとって結婚とは、幸福感を感じられるとともに安心感を持つことでもあります。
パートナーを手にすることで、独身から卒業できたという喜びと、周りからのプレッシャーからの開放感を得られるのです。

結婚に対して憧れやプレッシャーを感じている女性ほど、結婚できたときの安心感は大きいでしょう。

考えること④：誇らしい

女性にとって結婚とは、女としてのステータスでもあります。
付き合っている男性がいたとしても、事情により結婚できなかったり、そもそもお付き合いをしている男性もまだ見つかっていないという場合もあるでしょう。

男性から生涯を共にするパートナーとして認められたわけでもありますから、誇らしく感じるのは当然とも言えます。

考えること⑤：人生そのもの

結婚に強く憧れる女性の中には、幸せな結婚をすることを人生の目標としている場合もあります。
結婚しなくても付き合っている異性がいるだけで、満足感を覚える女性も当然いるでしょう。

しかし、結婚することによって、生涯2人で人生を共にすることを確約できるのです。
そのため、生涯を共にしたいパートナーと出会ったときに、結婚を強く意識し始めます。

付き合う意味がわからなくなったときに考えるべきこと

では、付き合う意味がわからなくなったときに考えるべきことをみていきましょう。

1. もしも恋人を失ったら？
2. 自分の人生のプランについて
3. 彼氏が本当に必要な存在であるか

続いて、それぞれの項目について詳しくみていきます。

考えるべきこと①：もしも恋人を失ったら？

倦怠期や喧嘩が続くと、「付き合う意味とはなんだろう？」とふいに考えてしまうことがあるでしょう。
そんな時には、彼と別れて一人になった状況をイメージしてみてください。

もしも、清々しい気持ちになるのであれば、無理して付き合いを続けていく必要はありません。
しかし、後悔の念が押し寄せてきたりする場合は、もう一度2人の関係性をしっかりと見つめ直して、どうしたら上手く付き合っていくことができるのか考えてくださいね。

考えるべきこと②：自分の人生のプランについて

現在付き合っている彼と、付き合う意味とは何だろう？という考えが頭をよぎったら、自分の人生プランについて考えてみましょう。
これから先のあなたの人生において、彼が必要だと考える場合は、別れを下すのは早いかもしれません。

自分の人生プランを考えたときに、彼が必要な存在であるのか否かをよく考えてみましょう。

考えるべきこと③：彼氏が本当に必要な存在であるか

彼と付き合っているうえで、「彼でなきゃいけない理由」とはなんですか？
他の人では代わりが利かない、彼と付き合う理由について考えてみましょう。

あなたにとって必要な存在であるかと同時に、彼にとってもあなたが必要な存在であるのかも同時に考えてみてください。

あなたにとっての付き合う意味を考えよう！

付き合う定義を男女別、そして世代別にお伝えしました。
付き合うとは、告白がある場合もあれば、ない場合もあります。

告白がない場合には、付き合ってるのかどうかあやふやになってしまいがちですが、世間一般における恋人同士でのルールが暗黙の了解となっているもの。
一人の人と付き合い続けるというのは、「好き」という恋愛感情を持ちつつも、お互いを高め合える関係性であるのが理想です。

こちらでは、一般的な付き合う定義についてお伝えしましたが、「付き合うとは？」という問いに対して、あなた自身の答えを確立して、素敵な恋愛を楽しんでくださいね。