器用な人の特徴と適した仕事!そつなくこなす器用な人になる方法
皆さんの周囲には器用な人がいますか? 器用というのは、何でもそつなくこなす素晴らしい能力ですが、「器用貧乏」という言葉があるように良い面ばかりではありませんね。 そこで今回は、器用な人の特徴と適した仕事について考えてみたいと思います。 また、器用な人に憧れている方のために、器用な人になる方法も紹介します!
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器用な人の特徴
では、器用な人にはどのような特徴があるのでしょう。
- 普通よりはやく上手にできることが多い
- 何でも自分でこなしてしまう
- できたことに対する達成感が少ない
- 「人に勝ちたい」という意識が低い
- 幅広い知識を持っている
- 好き嫌いがはっきりしない
- 空気を読むのが得意
- こだわりが少ない
- 突出して得意なことが無い
- 能力があるのに大成しない
続いて、それぞれの特徴を詳しくみていきます。
特徴①:普通よりはやく上手にできることが多い
器用な人に何か仕事を任せると、普通よりもはやく上手に仕上げていることが多いはず。
この能力は本当にうらやましい限りです。
器用な人には、一つの仕事をこなすのに、どこから始めてどのような順序で取り組めばいいのかを瞬時に理解できる能力があるということです。
いわゆる、そつがないという状態ですね。
この能力を持っていると、周囲の皆からとりあえず尊敬されます。
また、何でも上手くこなすので信頼されて、頼られることも増えるでしょう。
特徴②:何でも自分でこなしてしまう
器用な人は、逆に人に頼ることはあまりしません。
なぜなら、全て自分でこなしてしまうからです。
つまり、人に頼る前に自分一人でできてしまうことが多いため、人に頼る必要がないということです。
あらゆることに対するスペックが高く、例えそれが生まれて初めてこなす仕事であっても、ミスなく仕上げてしまうのが器用な人の特徴です。
特徴③:できたことに対する達成感が少ない
他人からみればうらやましいほどのハイスペックぶりを誇る器用な人。
ですが、実は自分自身は全くできたことに対する喜びを持ち合わせておらず、できたことに対する達成感も少ないのが特徴です。
なぜなら、器用な人にとって「できる」ということは当たり前のことだからです。
つまり、できることに対してのトキメキが全くないのです。
人は「できるかな、無理かな…でも頑張ってみるか」という中で仕事をして、結果が出たときにはじめて胸の高まりを感じます。
それが無い状態で何かを成し遂げたとしても、全く無感動であるというのはしょうがないことですね。
特徴④:「人に勝ちたい」という意識が低い
器用な人は、常に人よりも上手に物事をこなすことが当たり前になっているため、人と競争するという意識が極端に低い場合があります。
つまり、「人に勝ちたい」という意識がとてつもなく低いのです。
人と勝負せずに結果的に勝ってきただけという生き方をしてきたため、人と争うとはどういうことかもあまり分かっていないかもしれません。
ちなみに、何をしても一歩抜きんでたところにいるため、周囲も「あいつには敵わない」と最初から戦線離脱している場合が多いでしょう。
特徴⑤:幅広い知識を持っている
器用な人がなぜいろんなことをそつなくこなせるのか、ということを考えてみましょう。
それは当たり前のことですが、知識があるからです。
人間は思考するときに、今までの自分が経験してきたことや何かの情報から得た知識をフル活用しています。
器用な人は、自分が持っている知識が人よりもかなり多いのです。
つまり、幅広い知識を持っているために、いろんなことを上手にはやくこなせるというわけです。
特徴⑥:好き嫌いがはっきりしない
器用な人は、物事の好き嫌いがはっきりしないことが多いのも特徴の一つです。
なぜ好き嫌いがはっきりしないのかというと、やはり何でも上手にこなしてしまう器用さに起因します。
「あまり好きじゃないな…」と思っていたことでも、実際に挑戦してみてできてしまうと「そうでもないかも♪」と思うようになります。
そのため徐々に苦手なことや嫌いなことが減ってきます。
そしてさらに言うと、いろんなことができたとしても「とても好き」というレベルにまではなかなか達しないのも特徴です。
つまり、特に努力しなくてもある程度のレベルまでできてしまうため、「とても好き」という感情に至らないという残念な状況ということ。
特徴⑦:空気を読むのが得意
器用な人は、空気を読むのも得意です。
例えば職場の仲間が何か困っている様子を察知するのも誰よりもはやく、しかも適切な助言や手助けを行えるという器用さを持ちます。
ムリなく自然と周囲に気を遣える性格であり、また周囲からみても無理して助けられている感じもしないので、器用な人はとても人気があります。
つまり、かなり社会性が高いというのが特徴です。
相手の心理を読むのもお手の物なので、数人のグループで意見がぶつかり合う場面などでは、上手くその場をおさめる係となったりもします。
特徴⑧:こだわりが少ない
器用な人は、あらゆるものに対してこだわりが少ないのが特徴です。
普通、人は、どうしても譲れないものや、どうしても大切にしたいもの、どうしてもできないこと…などがあります。
が、器用な人は、何をしてもさらっとできてしまうため、「どうしても!」というものが少ないのです。
例えば、仕事で何か成果を上げたとしても、あっさりとそのスキルを他の人に譲り渡したりします。
なぜなら器用なので、「また他のことで成果を上げればいい」と思っているからです。
特徴⑨:突出して得意なことが無い
器用なのに、何だか残念…という人の特徴として挙げられるのがコレです。
何でもできるのに、突出して得意なことが無いということ。
器用な人は興味の範囲はとても広いので、いろんなことに手を出しますが、特に努力をせず結果を出せてしまうため、すぐに飽きてしまいます。
ゆえに、その道を究める前に「これはこんなものなんだな」と何となく見切りをつけてしまうということです。
幅広くいろんなことができるけど、その道のプロにはなりにくいということですね。
特徴⑩: 能力があるのに大成しない
以上のような特徴を持つため、結局、器用な人は自分でかなり強く意識しない限りは、決して大成しません。
能力があるのにもったいないですね。
ただ中には、そんな器用さを武器に大成している人もいます。
それは自分の器用さという長所と、いろんなことに対する感情レベルが低いという短所を自分で理解して、適する仕事を見つけたからです。
器用な人は、努力が不要に見えますが、実はそれなりの気遣いや努力をしなければ、人生の道を誤ってしまう…ということですね。
器用な人は頭がいい?
器用な人は頭がいいイメージがありますね。
なぜ頭がいいイメージがあるのでしょうか?
器用な人の特徴にも挙げたとおり、何でも人よりはやく上手にこなしたり、知識が豊富であったり、周囲の様子をみて動けるという能力。
こういった普通の人がなかなか持ちえない高い能力から「頭がいい」「頭の回転がはやい」というイメージを持たれやすいのでしょう。
そして器用な人は、実際に頭がいい場合が多いです。
器用に立ち回るには、頭で考えなければなりません。
器用な人は、普通の人より常に頭を回転させて生きていると言えるでしょう。
器用な人になるには?
では、器用な人になる方法をみていきましょう。
- スケジュール管理を徹底する
- メリハリをつけて仕事する
- 「何を先にしたら効率がいいか」を考える
- いろんなことに挑戦してみる
- 人とのコミュニケーションを大切にする
続いて、器用な人になる方法を、それぞれ詳しくみていきます。
方法①:スケジュール管理を徹底する
「器用な人になりたい」と思っても、なかなかなれるものではありません。
が、少しでも器用な人に近づけるよう、日々の生活をどう見直していったらいいのかを考えます。
まずは簡単にできることから…ということで、スケジュール管理を徹底してみましょう。
先々の予定を組み立てるという作業は、実はかなり頭を使います。
「ええい、予定を立てるのなんて面倒だ、なるようになれ」と思って生活している人は、まずそこで頭を使えていません。
先の予定をこなすにはどう動けばいいのか、何時間ぐらいでこの作業をこなすことができるのかなど、考える習慣をつけましょう。
そうすることで少しずつ器用な人の思考回路へと近づいていきます。
方法②:メリハリをつけて仕事をする
器用な人を観察してみると、仕事にメリハリがあることが分かります。
まあ…当然、器用であるからこそ、時間に余裕が生まれるということではありますが、休憩時間を大切に過ごしているからこそ、業務の効率が上がるという考え方もできます。
ずっと仕事をし続けていると、確かに時間だけは確保されますが、効率は明らかに低下します。
ガッと集中して仕事に取り組んで、その後は数分休むということを心掛けると、質の良い仕事ができるようになります。
すると徐々に仕事のレベルが器用な人のそれに近づいてきます。
方法③:「何を先にしたら効率がいいか」を考える
ある業務を依頼されたとします。
器用な人はその業務を完遂するまでに、「まず何をすべきか」を考えます。
もちろん全体を見渡して俯瞰する力も必要です。
それをしたうえで、ではまず何に手を付けたら最も効率がいいのかということを考えて、行動に移すのです。
最初は小さなことからやってみましょう。
例えば、料理。
肉じゃかとみそ汁とサラダを作るとします。
これを最短で完成させるには、まずどの作業からするべきかを考えてやってみましょう。
実際、やって動いてみると「あ、違った!あれを先にしたほうが早かったな…」と反省する部分が出てきます。
そういった反省を次に生かしながら成長していきましょう。
方法④:いろんなことに挑戦してみる
器用な人は博識です。
その博識さはどこからくるのかというと、幅広くいろんなことに興味をもって、いろんなことに触れているという経験からきています。
つまり、一般の人が器用になるには、まずはいろんなことに興味を持って挑戦していく必要があるということです。
人は当然、決められた枠の中で生きるのが最も楽です。
しかし、新しいことに挑戦していかない限りは、器用さへの道は拓けません。
「やってみてダメなら次にいこう」ぐらいの気軽な気持ちで新たな扉を開けてみましょう。
方法⑤:人とのコミュニケーションを大切にする
器用な人は、よく周囲の人の気持ちに気づくことができるため、他人との関係も実に円滑です。
そして、好奇心も旺盛なので、他人にも興味があり、人とのコミュニケーションを楽しみながら大切にしています。
器用になりたいなら、そういう姿勢を見習いましょう。
「自分は特に器用じゃないし、人にも好かれないし…」と内にこもっていては、器用さからは遠のいてしまいます。
器用な人に向いている仕事
では、器用な人に向いている仕事をみていきましょう。
- コンサルタント
- 秘書
- カウンセラー
- 営業職
- 事務職
- プロデューサー
続いて、器用な人に向いている仕事を、それぞれ詳しくみていきます。
仕事①:コンサルタント
まずは器用な人こそ向いているというコンサルタントという仕事。
コンサルタントとは、例えば企業の経営に対して具体的なアドバイスをしたりする専門的な職業のことです。
一般には、企業勤めをしていた人がその経験を活かして独立し、企業へのコンサルティング業務を請け負うというパターンがみられます。
企業=クライアントの意向をくみ取りつつも、そのクライアントにとって利益を生み出す提案をしなければならないという、難しさがあります。
専門的な知識はもとより、人の気持ちを察する力や、判断力などが試されるため、器用さを活かせる仕事の一つと言えます。
仕事②:秘書
スケジューリング能力や他人の気持ちを察する能力に長けている器用な人には、秘書もおすすめです。
秘書とひとくくりに言っていますが、実は秘書ほど仕える上司によって仕事内容が異なる仕事はありません。
しかも秘書として就職したらずっと同じ上司に就くというわけでもありません。
すなわち、ベースとなる基礎知識が豊富であり、教養があり、そしてさらに応用力も問われるのが秘書という仕事というわけです。
それゆえに器用な人にとっては、天職のような仕事ではないでしょうか。
普通の人ではなかなか難しい秘書という仕事だからこそ、やりがいも感じられそうです。
仕事③:カウンセラー
「他人の気持ちを察するのが得意」という長所を生かすなら、カウンセラーという仕事はどうでしょうか。
カウンセラーは、他人の気持ちをよく理解して、冷静に状況を判断できる能力が必要です。
ただし、カウンセラーになるなら、しっかりとその道を究める覚悟が必要です。
カウンセラーは「ちょっとやってみたらできるもの」ではありません。
カウンセラーとなって大成するにはかなりの努力が必要です。
その覚悟があるなら、器用な人はよりはやくよりレベルの高いカウンセリング力を身に着けることができるでしょう。
仕事④:営業職
器用な人は、営業職にも向いています。
これもやはり、頭の良さや他人の気持ちを察することができる能力を活かせます。
自社の商品の売りはどこにあるのか、どうやって活用してもらうのかなどを的確に見つけることが得意なので、ポイントをおさえた説明ができるでしょう。
すると顧客からも「分かりやすい説明だ」「うちが欲しいものを分かってくれている」と信頼を得ることに繋がります。
ただし、この仕事に就くにも、情熱は必要です。
ある程度売り上げを達成したら「手を抜いてもいいか~」となるのではなく、さらに顧客に満足してもらうにはどうしたらいいか、とアグレッシブに考えられるようになれば、より良いでしょう。
仕事⑤:事務職
その器用さを活かして、事務職というのもアリです。
事務職といっても単純作業ばかりではありません。
先々を見据えて、細々としたことにまで気を配れるかということが大切になってきます。
つまり、器用な人のスケジューリング能力の高さやハイレベルな気遣いが活きる仕事というわけです。
ただし事務職だけだとなかなか能力を使い切らないことも…。
「仕事、つまらないな…」ということにならないよう、定期的に部署を変えてもらうなど、刺激を与えて仕事を継続させる努力が必要になります。
仕事⑥:プロデューサー
器用な人は、いろんなことの調整能力に優れます。
そういった能力を活かすなら、プロデューサー的な仕事もおすすめです。
プロデューサーと一口に言っても、いろんな仕事がありますが、何か一つのイベントをチームで成功させるためのトップという位置づけがプロデューサーです。
自分の判断で全てが動き、スタッフたちの動向も逐一管理しなければならないため、ハイスペックな仕事が要求されます。
また、器用な人はすぐに物事に飽きてしまいがちですが、プロデューサーという仕事なら日々新しいことに関われるため、刺激には困りません。
70歳ごろまで働くのが理想とされる昨今。
いつまでも生き生きと仕事をしたいなら、プロデューサーという仕事は最適と言えます。
器用な人はその長所を活かし、短所をカバーした働き方・生き方を
今回は、器用な人の特徴をまとめたうえで、器用な人になる方法や器用な人がいったいどんな仕事に向いているのかまで考えてみました。
一般人からみれば、器用さは何よりの武器にみえます。
が、器用な人本人にとってみれば、その器用さがあるゆえに短所もみえてきます。
とはいえ、やはり器用であることには誇りをもって大丈夫!
その器用さを活かして、短所をカバーした働き方や生き方を考えてみましょう。
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