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「ハルキスト」とは?

ハルキストが好きそうな本

ハルキストとは小説家・村上春樹さんの熱狂的ファンのことです。
ただ小説を読んでいるというだけではなく、村上春樹さんのライフスタイルや考え方も尊敬し、影響を受けている人がハルキストと呼ばれます。

ハルキストの特徴

ハルキストが好きなサンドウィッチ

では、ハルキストにはどのような特徴があるのでしょう。

  1. 女性が多い
  2. 早起き
  3. 好きな食べ物にクセがある

続いて、それぞれの特徴を詳しくみていきます。

特徴①:女性が多い

ハルキストの9割は女性だと言われています。
その理由は村上春樹さんの小説の主人公の男性は女性的な部分を持っている繊細な男性が多いことです。

村上春樹さんが描く男らしい男性には暑苦しさが全くありません。
そんな主人公の男性に惹かれた女性が、村上春樹さん本人の考え方にも感銘を受けてハルキストになるというパターンが多いです。

特徴②:早起き

村上春樹さんは朝4時に起きる超朝型人間です。
村上春樹さんのライフスタイルにも影響を受けているハルキストは1度は絶対に早起きに挑戦しています。

また、村上春樹さんは毎日1時間はジョギングを行っています。
あなたの近所で早朝にジョギングをしている人は、もしかしたらハルキストかもしれませんよ。

特徴③:好きな食べ物にクセがある

村上春樹さんの小説は食べ物の描写が魅力的で、読むと食べたくなってしまうようなメニューがたくさんあります。
村上春樹さんの小説に出てくる料理のレシピ本も出版されているほどです。

好きな食べ物を聞いたときに少しクセのある食べ物を答える人がいたら、その人はハルキストかもしれません。
特に、コーラをかけたホットケーキやローストビーフのサンドウィッチ、ストラスブルグ・ソーセージのトマト煮込みなどという人がいたら確実にハルキストです。

うざいハルキストへの対処法

ハルキストの集うカフェ

では、ハルキストへの対処法をみていきましょう。

  1. 村上春樹の話はしない
  2. ゆっくり話す
  3. 細かいことは聞かない

続いて、ハルキストへの対処法を、それぞれ詳しくみていきます。

対処法①:村上春樹の話はしない

ハルキストの村上春樹さんやその小説への愛はすごいです。
ハルキストの人の前では村上春樹さんを非難するような話はしないようにしましょう。

逆に、村上春樹さんを褒めるのもおすすめ出来ません。
ハルキストが思う「本当の村上春樹」像と違う褒め方をしてしまうと、反論されてしまう場合があります。

ハルキストと村上春樹さんの話をする時は喧嘩を覚悟してください。
平和に過ごしたい人は村上春樹さんの話題は振らないのが無難ですよ。

対処法②:ゆっくり話す

ハルキストは人生にゆとりを持って生きることを実践している人が多いです。
村上春樹さんの小説のようにゆっくりお茶をしたりワインを飲んだり、おしゃれな会話をすることを大切にしています。

そのため、せっかちな人は会話をしていてイライラしてしまうこともあるでしょう。
ハルキストと話すときは相手のペースに合わせてゆっくり会話を進めるように心がけましょう。

自分もゆっくり話すようにすると相手の返答の遅さが気になりませんし、時間の経過が許せるようになるので試してみて下さい。

対処法③:細かいことは聞かない

ハルキストは細かいこだわりを持っています。
そして、そのこだわりについて話したくてたまらない人が多いです。

あまり興味がないのに聞いてしまうと、思いもよらず退屈な時間を過ごすことになってしまいます。
たとえ、「なんでそんなことしてるんだろう?」と思ったとしてもハルキストが相手の場合は聞くのを我慢しましょう。

痛いハルキスト女になってない?

痛いハルキスト女

では、痛いハルキスト女になっていないかチェックする項目を5つ紹介します。

①:難しい言葉を使ってしまう

村上春樹の小説に出てくるセリフや単語などを会話で使っていませんか?
小説で使われる言葉は日常生活で使うには少し不自然なものが多いです。

日常生活でそのまま使っていると周りの人に「ちょっとおかしな人」と思われてしまいます。
小説でかっこいいと思ったセリフでも、どのような場面で使われたセリフか知らない人からすると全く意味が分からないこともありますよね。

そのような単語やセリフを使うのは「痛い」ハルキスト女だと思われる原因です。

②:自分のことを話すのが好き

人と会話している時に相手が話している時間より、自分が話している時間の方が長くなっていませんか?
人生にこだわりがあり、自分の考えを持っているからこそついつい話が長くなってしまうのですが、自分のことばかり話されては相手は退屈してしまいます。

会話はキャッチボールが基本です。
それこそ、村上春樹作品に出てくるようなウィットに富んだ会話を相手と楽しむようにしてみましょう。

③:村上春樹以外の小説は読まない

小説が好きで村上春樹さんが好きなのではなく、「村上春樹さんが好き」という理由で小説を読んでいませんか?
世の中には小説はたくさんあります。

他に小説を読んだことがない人が村上春樹作品を語っても、なんだか薄っぺらいですよね。
村上春樹作品と「村上春樹さんが影響を受けた作家」の作品しか読んだことがないという人も、違う作風の小説を読んでみれば面白いと感じることがあるかもしれませんよ。

いろいろな小説を読んで、世界を広げてみて下さい。

④:心の声を持っている

村上春樹作品の登場人物のように孤独であることに憧れてはいませんか?
小説の主人公に憧れるあまりに孤独を求めるハルキストは多いです。

孤独というスタイルが自分に合っていればいいですが、合っていない人は「痛い」ハルキスト女になってしまいます。
心の声で自分の意見を言ってしまうという人は要注意です。

本当は人と腹を割って話しをするのが好きではないですか?
自分に嘘をついて孤独なスタイルを貫いても、周りからは不自然に見えてしまいますよ。

⑤:村上春樹が関わると空気が読めない

村上春樹さんの話題には絶対に参加したいと思っていませんか?
例えば、職場や学校で普段はあまり話をしない人が村上春樹さんの話をしていたらついつい近づいてしまうという人は注意してください。

そのような積極性も交友関係を広げるためには必要かもしれませんが、空気を読むことが大事ですよね。
特に、仲が良くない人と話すときはタイミングや相手の気持ちを読むことが大切です。

好きなことの話を共有したいのはわかりますが、村上春樹さんの話題だからと言って我を忘れずに、周りの状況を見て会話に入れるかどうかを判断しましょう。

こじらせハルキストに注意しよう!

愛を表現するハルキスト

ハルキストという言葉が独り歩きしてしまったことで、「村上春樹の小説は好きだけど、ハルキストは嫌いな人」や「ハルキストが嫌いだから村上春樹は読まない人」が増えてきています。
ハルキストは村上春樹さんを好きな人たちなのに、その村上春樹さんの評判を落としているというのは悲しい事実ですよね。

村上春樹さんの小説や考え方が好きだという人も、自分の考えを相手に押し付けずに、また、孤独を求めたりクセのある考え方をする自分に酔わずに素直に好きという気持ちを表現出来ると良いですよね。

そして、村上春樹さんの小説の登場人物のような教養知性を持ったかっこいい大人になりましょう。

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ライター
noel編集部

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