マリッジブルーは結婚前だけじゃない?結婚後も注意すべき原因と対処法
人生で一番大きなイベントといっても過言ではない結婚。 大好きで一番大切な人との結婚は多くの女性にとっての夢であり、憧れですよね。 結婚を控え幸せな時であるはずなのに、この不安な気持ちは何だろう。 もしかしたらそれはマリッジブルーかもしれませんよ。 今回は結婚前後の気持ちが不安定な時期に起こりがちなマリッジブルーの原因と対処法についてご紹介します。
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マリッジブルーとは?
マリッジブルーとは、結婚が現実となることに対して不安や焦りの気持ちが生まれることで生じる様々な症状を指します。
結婚して今までと違う環境になることへの不安や家庭を持つことに対しての心配は、結婚することの嬉しさを時として上回ることがあります。
そんな不安定な気持ちから、婚約者を本当に愛しているのか、このまま結婚していいのだろうかと後悔にも似た気持ちが生まれてくるのです。
そんな気持ちの変化は、心の中だけでなく体調の変化としても表れるようになります。
マリッジブルーかもしれないとお悩みのあなた。
自分はマリッジブルーなのだと認めてあげることが解決への一歩になりますよ。
マリッジブルーになってしまう原因
では、マリッジブルーになってしまう原因をみていきましょう。
マリッジブルーになってしまう原因は、以下の通りです。
- 環境が変わることへの不安
- 彼と結婚して大丈夫なのかという迷い
- 新生活に向けた準備へのストレス
- 実家・義実家との距離感に関する悩み
- 自由さがなくなることへの不満
- 後戻りはできないという焦り
続いて、それぞれの原因を詳しくみていきます。
原因①:環境が変わることへの不安
結婚することで新しい環境での生活がスタートする女性は多いことでしょう。
新生活への期待はありつつも、慣れるまでは気持ち的な負担は大きくなりがちです。
仕事を変える必要があったり、引っ越して知り合いがいない土地に行かなければならなかったり、そんな毎日の生活が大きく変わるときには結婚のタイミングでなくても不安は付き物です。
原因②:彼と結婚して大丈夫なのかという迷い
あれだけ結婚したいと思っていたのに、いざ結婚となると本当に今の彼でいいのかという迷いが出てくることがあります。
プロポーズはするよりも受けることの多い女性ですから、その迷いは尚更かもしれません。
このまま結婚して幸せになれるのか。
答えのない迷いに悩まされることになるのです。
原因③:新生活に向けた準備へのストレス
プロポーズを受け、その後は両親への報告や顔合わせ、結婚式や新居、新婚旅行の準備など2人で決めていかなければいけないことは山積みです。
比較的女性のほうが時間に余裕があることが多く、任されることへのプレッシャーを感じるかもしれません。
2人の考え方の違いに気付くことも出てくるでしょう。
それが不安にもストレスにもなって重くのしかかるのです。
原因④:実家・義実家との距離感に関する悩み
いまだに女性かお嫁に行く、義実家にもらわれるという感覚が少なからずありますよね。
結婚してもあなたがあなたのご両親の娘であることは変わらないのに、なんだか実家との距離ができてしまったような気がしていませんか。
結婚して家族が変わるのではなく家族が増えるのだと考えるだけでも気持ちがぐっと楽になるはずですよ。
原因⑤:自由さがなくなることへの不満
結婚すればいわゆる人妻になります。
今までのように夜遅くまで友達と遊び歩くことはできなくなりますし、家庭を守っていくという責任が生まれます。
家事をしたり家庭の財布を預かることの多い女性ですから、自由がなくなることへの不満がストレスになってはいませんか。
原因⑥:後戻りはできないという焦り
恋人とは異なり、結婚は基本的に人生で一度きりのものです。
だからこそもう後戻りはできないという焦り、もし婚約破棄をするのであれば今しかないという焦りがあなたを苦しめているかもしれません。
あなた自身の幸せはあなた自身で見つけなければならないのです。
マリッジブルーの症状とは?
では、マリッジブルーの症状をみていきましょう。
マリッジブルーの症状は、以下の通りです。
- 結婚のことを考えると憂鬱になる
- 彼のことを信じられない
- 結婚を決めたことを後悔する
- 不安で眠れず食欲がなくなる
- ネガティブなイメージが頭から離れない
- 自分ばかり無理をしていると感じる
- 1人ぼっちになってしまったように思う
続いて、それぞれの症状を詳しくみていきます。
症状①:結婚のことを考えると憂鬱になる
結婚の準備をするにしてもその後の生活について考えるのも憂鬱だと思う。
これがマリッジブルーで最もよくある症状です。
彼しか頼る人のいない新しい環境でうまくやっていけるのか。
彼のことは大好きだけど自分の仕事を辞めてまで結婚する意味があるのか。
結婚すること自体に意味を見出せなくなってはいませんか。
症状②:彼のことを信じられない
もっと他に結婚するにふさわしい人がいるのではないのか。
彼と結婚して本当に幸せになれるのか。
結婚が決まって現実的になってきたとたん見えてくる彼のマイナスな点が気になって仕方なくなってはいませんか。
プロポーズを受けたのは早まったかもしれないと思ったら、それはマリッジブルーかもしれませんよ。
症状③:結婚を決めたことを後悔する
いわゆる結婚適齢期を迎えた女性であれば、周りが結婚していくに従い自分も早く結婚したいと思うのは自然なことです。
それゆえに彼と結婚を決めたのは、ただ結婚がしたかったからではないのかと悩み始めてしまうことがあります。
いざ結婚が決まるとやり残したことに気付き、残念に思うことは少なからずあるでしょう。
しかし結婚を後悔するまで思い詰めてしまうのは、マリッジブルーの症状の1つなのです。
症状④:不安で眠れず食欲がなくなる
言いようのない不安でなかなか寝付けなかったり、寝ても夜中に何度も目を覚ましてしまう。
不安で食べ物がのどを通らない。
もしくは逆に常に何かを食べている間だけは安心できるので食欲が止まらない。
一歩進めば鬱ともいえる症状が現れる場合もあります。
体にこういった症状が出る場合は一刻も早い対処が必要になるでしょう。
症状⑤:ネガティブなイメージが頭から離れない
結婚式で失敗してしまう想像や2人がケンカをしてばかりしている想像など、悪夢のように悪いイメージしか思い浮かばなくなってはいませんか。
結婚を不安に思うがあまり、自分自身で不安のタネを作り出してしまっている可能性があります。
常に気持ちが張っている今、リラックスできる時間を設けることが必要ではないでしょうか。
症状⑥:自分ばかり無理をしていると感じる
結婚式や新居は女性の憧れが詰まっているものですよね。
彼も良かれと思ってあなたにいろいろな選択を任せてくれたのかもしれません。
それが負担になり、自分だけが頑張っている、彼のために我慢していると感じてしまうことがあります。
ちょっとした気持ちのすれ違いがマリッジブルーきっかけになっているのです。
症状⑦:1人ぼっちになってしまったように思う
男性に比べ女性は結婚後に名字が変わることが多く、少しずつ旧姓を使う機会は減っていきます。
彼と同じ名前になれたことの嬉しさより、自分が自分でなくなってしまったような悲しさや孤独感に襲われることがあります。
これはきっと男性にはなかなか理解してもらえないことかもしれませんが、同じような悲しみや孤独感を感じる女性は意外と多いのです。
マリッジブルーになりやすい時期
一般的にマリッジブルーというと結婚前に起こることのように思われがちですが、結婚後にも起こることがあるのをご存知でしょうか。
結婚することに対する不安が原因のマリッジブルーですから、結婚生活が落ち着くまではたとえ入籍後であっても起こる可能性があるのです。
入籍前であれば、このまま結婚して良いものかという気持ちが大きいことでしょう。
結婚式の準備を進めるうえでの意見のすれ違いがその引き金になることは多々あります。
入籍後であれば簡単に別れることはできないというその事実がより不安な気持ちを煽ることもあるでしょう。
結婚することに対する漠然とした不安であるのか、あるいは結婚が現実味を帯びたことで相手の本当の姿が見えてきたことによる不安であるのか。
今一度自分の気持ちに向き合ってみてください。
男性もマリッジブルーになることがある?
女性がなるものと思われるマリッジブルーですが、男性にも起こることがあります。
女性に比べ親元を離れることに対しての寂しさや環境が変わることに対しての心配などが少ないものの、家庭を持つことに責任感は男性が勝る気持ちでしょう。
そのため、自分が家族を養っていけるのか、彼女を幸せにできるのかという不安が原因となるのです。
男性のほうがこういった気持ちは1人で抱えてしまいがちです.
もし彼がマリッジブルーで悩んでいるのであれば、その不安な気持ちに寄り添い、2人で乗り越えていくこと、2人で幸せになるのだというあなたの意思を伝えましょう。
マリッジブルーになる人の割合
漠然とした結婚への不安な気持ちであれば、8割近くのカップルが経験しています。
さらに深刻になり、婚約解消を考えるほどのマリッジブルーは約3割といえるでしょう。
結婚式や新居の準備、会社への手続きを進めるうえで彼氏の態度や言動に不安を感じたのはあなただけではありません。
義実家との付き合い方に戸惑ったり、場合によっては自分の夢をあきらめなければならなかったり、そういったことがマリッジブルーの引き金になるのです。
マリッジブルーに悩むのはあなただけではありませんよ。
マリッジブルーの対処法
では、マリッジブルーの対処法をみていきましょう。
マリッジブルーの対処法は、以下の通りです。
- 不安な気持ちを共有する
- 誰かに相談する
- 彼氏の好きなところを思い出す
- 2人の楽しい未来を想像する
- 独身の今を楽しむ
- 同棲期間を設けてみる
- 時間が解決してくれるのを待つ
- 覚悟を決める
続いて、それぞれの対処法を詳しくみていきます。
対処法①:不安な気持ちを共有する
マリッジブルーになってしまったことを彼に申し訳なく思ってはいませんか。
彼との将来を信じられなくなったわけではないのに、マリッジブルーになってしまったその気持ちを伝えるのは彼を悲しませてしまうのではないかと思ってしまいがちです。
しかし不安な気持ちを隠されるのはもっと辛いことです。
不安な気持ちを共有し、お互い改善できるところを探すきっかけを作るのが最初の対処法ですよ。
対処法②:誰かに相談する
幸せであるはずの今、こうしてマリッジブルーになってしまうなんてきっと誰にも理解してもらえないだろうと思っているのであればそれは間違いです。
マリッジブルーを経験した人はあなたの周りにもたくさんいます。
あなたの気持ちを理解してくれるお母さんでもいいし、既婚者の友達でもいいでしょう。
経験者だからこそあなたの気持ちに寄り添って話を聞いてくれるはずですよ。
対処法③:彼氏の好きなところを思い出す
彼とこのまま結婚してもいいのか心配というその気持ちは一時的なものである可能性が高いです。
そんな時には楽しかった彼との思い出を今一度思い出してみてください。
彼の好きなところを改めて考えることで、あなたの選択に間違いはなかったと自信を持てればマリッジブルー脱出に繋がりますよ。
対処法④:2人の楽しい未来を想像する
マリッジブルーになると2人の将来に向けての不安で押しつぶされそうになってしまいますよね。
そんなときだからこそ、これから起こる楽しい未来を想像してみませんか。
直近のことでは新婚旅行で行きたいところを考えるのも楽しいことですよ。
細かいプランは旅行会社の担当さんにお任せしてしまってもいいのです。
何を着ていこう、こんなものを食べたいな、そんな楽しい時間に考えを向けてみませんか。
対処法⑤:独身の今を楽しむ
きっと今あなたが心配している通り、結婚したことでなくなる自由さはあるでしょう。
独身の今だから楽しめることを結婚前に思いっきり楽しんでみてはいかがですか。
女友達と旅行に行ったり、自分磨きに時間とお金をかけてみたり、そんなことが不安な気持ちを和らげてくれますよ。
対処法⑥:同棲期間を設けてみる
結婚後の生活が上手くいくかがただただ心配。
そんなあなたであれば入籍前に同棲期間を設けてみるのも方法の1つです。
同棲してプレ新婚生活をしてみることで今後の改善点が見えてきたり、意外とスムーズにいって安心できたり、場合によっては結婚を考え直すきっかけになるでしょう。
やらずに後悔よりもやって後悔。
仮に入籍が予定より遅れることになったとしても、同棲は2人にとって大切な経験になります。
対処法⑦:時間が解決してくれるのを待つ
大抵の場合、マリッジブルーは一時的なことがほとんどです。
時間が解決してくれる。
そう考えることができれば気持ちが楽になるかもしれません。
人生の節目になる大切な時間ですから、気持ちが落ち着くのを待つのも大切なことです。
結婚を控えた2人には決めなければいけないこと、やらなければならないことがきっとたくさんあることでしょう。
焦って物事を進めるのではなく、2人のペースでゆっくり進めてみてはいかがでしょうか。
対処法⑧:覚悟を決める
最終的に結婚を決めるのは他でもないあなた自身です。
あなた自身の選択を信じてあげられるのはあなたしかいないのです。
あなたが彼と歩んできた道を信じて、2人の将来を信じて覚悟を決めましょう。
数年後に振り返ってみれば、いつかマリッジブルーを笑い話にできる日が来ます。
前を向いて進もうとする強い気持ちがマリッジブルーに打ち勝つ力になるはずです。
マリッジブルーは誰にでも起こりうること
結婚に対する考え方を変えることで克服できるマリッジブルーですが、一度なってしまうとそこから抜け出すのは少し時間がかかるかもしれません。
そんなときにこそ彼との時間をたくさんとってください。
不安を抱えているのは彼も同じはずです。
これからの人生を一緒に歩んでいく相手になるのですから、マリッジブルーも共に乗り越えて幸せを掴めるよう願っています。
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