なぜ?別れたいのに別れられない人の特徴・心理と対処法を解説
彼氏と別れたいのになかなか別れられないという女性は意外と多いです。 彼氏のことが好きじゃなくなったらきっぱりと関係を断てる女性からしてみれば、別れられないという気持ちが理解できないかもしれません。 しかし、これにはちゃんとした理由があるのです。 そこで今回は、別れたいのに別れられない人の特徴や心理、別れられない時に考えることや対処法について解説していきます。
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なぜ?別れたいのに別れられない...「コンコルド効果」とは?
別れたいのに別れられない理由のひとつとして挙げられる「コンコルド効果」とは、別名「埋没費用効果」とも呼ばれています。
これは、ある対象へ投資し続けることが損失に繋がると分かっていても、それまでの投資を惜しんで投資がやめられないという心理状態のことを指します。
例えば、ギャンブル依存症の人が借金地獄に陥ってしまってもギャンブルがやめられないのは、コンコルド効果の心理状態に陥っているからなのです。
そもそも、ギャンブル依存症の人はギャンブルをやめたいという気持ちは持っているのです。
しかし、ここでギャンブルをやめてしまうと、今までギャンブルにつぎ込んできたお金が全てパーになってしまいます。
ギャンブル依存症の人はそれが嫌で、大当たりを出すまでギャンブルを続けてしまった結果、さらに借金が膨らんでしまうのです。
これは、恋愛に関しても言えることで、彼氏に自分の全てを尽くしてきた女性ほどこの心理状態に陥りやすく、結果として別れたいのにという意志はあっても今まで尽くしてきたものが全て無駄に思えてしまって別れたいのに別れられない状況に陥ってしまうのです。
別れたいのに別れられない女性の特徴
では、別れたいのに別れられない女性にはどのような特徴があるのでしょう。
- 彼氏に依存している
- 優柔不断で意志が弱い
- 気持ちの切り替えが遅い
- 考えていることが行動に起こせない
続いて、それぞれの特徴を詳しくみていきます。
特徴① 彼氏に依存している
別れたいのに別れられない女性は、極度の寂しがり屋で彼氏に依存している女性が多いです。
こういった女性は「彼氏がいれば何もいらない」という極端な考えを持っていて、彼氏中心で自分の世界が回っています。
その結果、彼氏を失ってしまうと一人では何もできなくなってしまうのです。
また、彼氏に依存する女性は、基本的に親や友人にも依存しやすい傾向があり、とにかく誰かに依存していないと不安で押しつぶされそうになってしまうのです。
そのため、関係を終わらせたいと思っていても、次の彼氏候補が見つかるまで別れたいのに別れられないでいるのです。
特徴② 優柔不断で意志が弱い
物事を自分の意志で決めることができず、他人の意見やその場の雰囲気に流されやすい女性も、別れたいのに別れられない女性の特徴のひとつです。
こういった女性は、別れたいのにと思った時には「絶対に別れてやる!」とは思っても、いざ別れを切り出そうとしても、優柔不断な性格が災いしてなかなか実行に移すことができません。
そして、挙句の果てに「まぁいいか」と言ってすぐに別れの意志が揺らいでしまうのです。
また、実際に彼氏に別れを切り出したとしても、彼氏から「別れないでほしい」と説得されて「やっぱり別れない」と意志が揺らいでしまうこともあり、結局別れたいのに別れられない状況に陥ってしまうのです。
特徴③ 気持ちの切り替えが遅い
別れたいのに別れられない女性には、気持ちの切り替えが遅いという特徴もあります。
大好きだった彼氏と別れるのは、たとえ明確に別れる理由があるにしても、多少なりとも辛い思いや寂しい思いをしてしまうものです。
そこで、素早く気持ちを切り替えて、また新しい男性を見つけようと前向きに考えられる女性であれば、すぐに別れを決断することができるかもしれません。
しかし、気持ちの切り替えが遅い女性は、別れたことによる辛さや寂しさをいつまでも引きずってしまい、仕事や家事にも身が入らなくなってしまいます。
そのため、辛さや寂しさで立ち直れなくなってしまうことを恐れて、別れたいのに別れられないという状況に陥ってしまうのです。
特徴④ 考えていることが行動に起こせない
別れたいのに別れられない女性には、頭の中では考えていても、実際に行動に起こすことができないという面倒くさがりなタイプもいます。
こういった女性は、自分の身に危険が及ぶ状況だったり、よほど切羽が詰まって困った状況に陥らない限り、「後でやれば良いや」と後回しにしてしまうので、考えていることを実際に行動に起こすことはほとんどありません。
また、新しいことに挑戦するという時に、先の見えない不安やリスクを考えすぎて慎重になりすぎてしまう女性も、考えていることが行動に起こすことができない傾向にあります。
こういった女性は、彼氏に別れを切り出した後に出会いがなくて、死ぬまで一人ぼっちだったらどうしようと不安になってしまうため、別れたいのに別れられないでいるのです。
別れたいのに別れられない心理
では、別れたいのに別れられない心理をみていきましょう。
- 彼氏に何をされるか分からない
- 彼氏に尽くしてきたから
- 一人ぼっちになりたくない
- 彼氏が優しい人だから
続いて、それぞれの心理について詳しくみていきます。
心理① 彼氏に何をされるか分からない
別れたいのに別れられない女性の中には、今まで彼氏から暴力やモラハラを受けてきて、別れると彼氏に何をされるか分からないという女性もいます。
別れた元カレからストーカーされて、最終的には殺されるという事件も実際に起きています。
また、殺されるまではいかないにしても、職場や自宅まで毎日のようにストーカーされて、精神的に参ってしまうかもしれません。
そのため、彼氏に別れを切り出したことで自分も同じような目に遭うのではないかということで、別れたいのに別れられないでいるのです。
心理② 彼氏に尽くしてきたから
たとえ別れたいという理由があっても、今まで彼氏に捧げてきた労力や時間が、別れることによって全て無駄になってしまうということに耐え切れないことで別れたいのに別れられないという女性もいます。
この心理は、特に彼氏と長いこと付き合ってきて、なおかつ彼氏に尽くしてきたり、多額のお金を貢いできたという女性に見られる傾向にあります。
人間は、労力や時間、お金をかけてきた分、見返りを求めてしまったり、無駄にはしたくないという心理が働くものです。
また、自分の年齢が高いとこのような状況に陥りやすく、別れた後に「もう出会いがないかもしれない」と不安に思ってしまうことで、別れたいのに別れられないでいるのです。
心理③ 一人ぼっちになりたくない
彼氏と関係を終わらせたいと思っていても、その後に孤独になって寂しい思いをしたくないということで、別れたくても別れられないという女性は少なくありません。
この心理は、恋愛体質で彼氏に依存しやすい女性に多く見受けられます。
また、クリスマスや誕生日などのイベントごとや記念日前になると、そういった気持ちが強くなる傾向にあります。
そのため、次の彼氏候補の男性が現れるまでズルズルと付き合い続け、彼氏候補の男性が見つかってその男性とお付き合いできそうな雰囲気になったところで別れを決断することができるのです。
心理④ 彼氏が優しい人だから
彼氏が優しい人で、今まで自分のことを大切にしてくれていたということで、別れたいのに別れられないという女性もいます。
これは、「他に好きな人ができた」、「仕事を優先したい」といった自分の都合で別れたいと思っていて、別れを切り出すことで優しくしてくれた彼氏のことを傷つけたくないという思いがあって、別れたいのに別れられないでいるのです。
別れたいのに別れられない時に考えるべきこと
では、別れたいのに別れられない時に考えるべきことについてみていきましょう。
- 自分の未来を想像してみる
- 暴力を振るわれたことがあるか
- 激しく束縛されて自由が奪われていないか
- 一緒にいてお互いに成長できたと思うか
- 仕事や私生活にも悪影響が出ていないか
続いて、別れたいのに別れられない時に考えるべきことをそれぞれ詳しくみていきます。
考えること① 自分の未来を想像してみる
別れたいのに別れられない時には、まず5年後10年後の自分の未来を想像してみることが大切です。
例えば、何年後に結婚していたいか、子供は欲しいのか、どこに住んでいたいのか、その時に何をしていたいのかと具体的なことを考えるようにしましょう。
人間は、誰もが幸せな人生を歩みたいと思うもので、恋愛というのは幸せな人生を歩むためのひとつの要素です。
しかし、このままズルズル付き合っていては、果たして幸せな未来を実現することができるでしょうか。
また、妊娠や出産にはタイムリミットがあるので、若いうちにならまだしも30代半ばにさしかかっているのであれば、今の彼氏と別れるか別れないのか早めの決断を下さなければなりません。
そうしないと、子供を産みたいと思った時に既に自然妊娠が難しい年齢になっていて子供が産めなくなって後悔することになってしまいます。
自分の人生は自分が決めるもので、周りの人は誰も自分の人生のことを真剣には考えてくれないので、別れたいのに別れられない時をきっかけに自分の未来を真剣に考えるようにしましょう。
考えること② 暴力を振るわれたことがあるか
別れたいのに別れられない時には、今まで暴力を振るわれたことがあるか振り返ってみましょう。
そもそも、暴力というのは社会的に許される行為ではありません。
特に、男性は女性と比べて体も大きくて力も強いですから、弱い立場にいる女性に暴力を振るう男性は論外で、このままお付き合いを続けていても時間の無駄です。
たとえ、激しく喧嘩をした時でも、大人であれば暴力で解決するのではなく、話し合いで解決をしなければならないのです。
また、暴力を振るった後には優しくしてくれるという場合でも、それは典型的なDV男の特徴なので騙されてはいけません。
そのため、今まで彼氏から暴力を振るわれたことがあるならば、自分の身を守るためにも一刻も早く別れを決断されることをおすすめします。
考えること③ 激しく束縛されて自由が奪われていないか
別れたいのに別れられない時には、彼氏から激しく束縛されて自分の自由な時間が奪われていないか振り返ってみましょう。
例えば、友人と遊びに行ったり、同僚と飲み会に行った時も、彼氏から「どこで今何をしているのか」としつこく問いただしてきたり、「男と連絡を取るな」、「男のいる場所に顔を出すな」と交友関係にも口を出してこないでしょうか。
このような束縛の激しい彼氏と一緒にいると、どこで何をするにしても常に彼氏に監視されているような気分になりますし、交友関係が狭まって次第に孤立していってしまうかもしれません。
そうなると、彼氏しか頼る人がいなくなって、彼氏に思い通りにコントロールされてしまいます。
これは、将来のことを考えると何も良い結果を生み出さないので、激しく束縛されているのであれば別れを検討した方が良いでしょう。
考えること④ 一緒にいてお互いに成長できたと思うか
別れたいのに別れられない時には、今まで一緒にいてお互いに成長できたかどうか考えるようにしましょう。
例えば、彼氏と一緒にいたおかげで仕事も頑張ることができて職場でも評価されるようになったというように、彼氏の影響で自分の人生にも良い影響をもたらしてくれたのであれば、一緒にいて価値のある彼氏であると言えるでしょう。
また、相手も成長できたと感じるのであれば、一旦別れを考え直してこのまま関係を続けていても良いかもしれません。
しかし、お互いに何も成長できていない、むしろマイナスになっているというのであれば、このまま関係を続けていても意味がありません。
そのため、意志を固めて別れを切り出した方が良いでしょう。
考えること⑤ 仕事や私生活にも悪影響が出ていないか
別れたいのに別れられない時には、仕事や私生活にも悪影響が出ていないか考えるようにしましょう。
例えば、彼氏と一緒にいることでストレスがたまり、そのせいで仕事に集中できなくなったり、体調を崩しやすくなったり、何事にも意欲が湧いてこなくなったというのであれば、彼氏とお付き合いを続けても意味がありません。
本来であれば、彼氏がいるからこそ仕事にも意欲が湧いてきたり、プライベートも充実した毎日を送れるようになるはずです。
そのため、プラスの影響よりもむしろマイナスの影響が大きい恋愛を続けていても時間と労力の無駄にしかならないのです。
別れたいのに別れられない時の対処法
では、別れたいのに別れられない時の対処法をみていきましょう。
- 別れる前に一旦距離を置く
- 別れたいと思った理由を整理しておく
- 別れを失敗だと思わない
- 良い人を演じようとしない
続いて、別れたいのに別れられない時の対処法を、それぞれ詳しくみていきます。
対処法① 別れる前に一旦距離を置く
相手と別れたいと思ったら、一刻も早く別れたいという気持ちになるかもしれません。
しかし、相手に別れを納得してもらえなければ、別れたくても別れられないという状況に陥ってしまいます。
そのため、早く別れたいという気持ちをこらえ、別れる前に一旦距離を置かれることをおすすめします。
例えば、今までと比べてデートの回数を減らしたり、連絡の頻度を減らしたり、自分からの連絡は一切絶つという方法が良いでしょう。
こうすれば、「最近連絡がないけど俺のことが嫌いになったのかな」というように、別れの予感を相手に察してもらうことができます。
このように、別れの予感を察してもらうことで相手も別れを受け入れる準備をすることができます。
そうすることで、突然別れを切り出す場合と比べて相手に別れを納得してもらえる可能性が高まると言えるでしょう。
対処法② 別れたいと思った理由を整理しておく
別れたいと思った理由は人それぞれですが、いずれにしてもノートに書くなりしておいて理由を整理しておくことが大切です。
理由が曖昧だと別れを切り出した時に相手に納得してもらえるような説明ができなくなってしまいます。
そうなると、話し合いがスムーズに進まなくなり、ズルズルと関係を続けることにもなりかねません。
そのため、どうして別れたいと思ったのか理由を整理しておくことで、相手にも納得してもらえるような説明をすることができ、話し合いをスムーズに進めることができます。
例えば、「束縛が激しくて自由がなくなってストレスを感じている」、「好きな気持ちが薄れていて一緒にいても楽しいと思えない」というように自分の思っていることを素直にノートに書きだしてみましょう。
対処法③ 別れを失敗だと思わない
別れたいのに別れられないという女性は、今まで彼氏のために費やしてきた労力や時間、お金が別れることによって無駄になるという意識を持っていることが原因のひとつにあります。
しかし、将来の希望が見えない彼氏とこのままお付き合いを続けていれば、損失はさらに膨らむばかりです。
そのため、今まで費やしてきたものが全て無駄になったと考えるのではなく、むしろ成功しない方法を知ることができてラッキーというように、意識の転換をすることが大切です。
また、今は気持ちが冷めていても、それまでは彼氏と幸せな時間を過ごしてきたはずです。
したがって、今まで費やしてきたものはその幸せな時間を過ごすために必要だったと考えるようにしましょう。
対処法④ 良い人を演じようとしない
別れたいのに別れられないという女性は、「別れを切り出すことで彼氏を傷つけてしまうかもしれない」という優しさが別れられない原因のひとつにあります。
しかし、その彼氏と別れれば基本的に二度と会うことはないでしょうし、別れて時間が絶てば時間とともに心の傷も癒えてくるものです。
そのため、別れたら二度と会わないかもしれない相手に優しくする必要はないのです。
むしろ、相手のための思うのであれば、気持ちのない状態でお付き合いを続ける方が失礼です。
将来が見えない相手とお付き合いを続けるというのは、自分の将来を失うだけではなく、相手の将来も奪っていることになります。
したがって、別れ際まで「良い人」であることを演じるのではなく、むしろ、嫌われても良いという覚悟で臨めば、あっさりと別れを切り出すことができるかもしれません。
なぜ?別れたいのに別れられない人の特徴・心理と対処法を解説のまとめ
別れたいのに別れられない人は、たとえ彼氏への気持ちがなくなっていたとしても、彼氏がいないことへの寂しさに耐え切れなかったり、今まで彼氏に捧げてきた時間を無駄にしたくないといった思いから別れを切り出せないでいるのです。
しかし、このままズルズルと彼氏と付き合っていても、お互いに無駄な時間を過ごしてしまうことに繋がります。
別れを考えているのであればきっぱりと別れて、お付き合いを続けていくことでお互いにメリットがあるのであれば、今後のお付き合いの仕方を見直すなどして将来について真剣に考えることが大切なのです。
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