
女性恐怖症のメカニズムと克服方法!症状診断リスト15項目付
女性にされた過去の出来事がトラウマとなって心に残ると、誰でもしらないうちに女性恐怖症になることがあります。 根本的な原因を解決すれば、しだいと自分の中で恐怖の気持ちを和らげる事ができ、恐怖症を解決できる可能性が高まることをご存じでしょうか? これから紹介させていただきたいのは、女性恐怖症をひきおこしている仕組み(メカニズム)、女性恐怖症の克服方法です。 ぜひ、自分と向き合うための参考にしてください。
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女性恐怖症発症の仕組み(メカニズム)について
その名前の通り女性恐怖症は、女性が極端に怖くなる症状です。
女性と関わる際に赤面したり緊張してうまくコミュニケーションがとれなくなる、触られたり見られると反射的に避けてしまうなどの症状が特徴です。
男性が女性恐怖症を発症するイメージが強いと思いますが、女性も同性の女性に対して恐怖症を発症している場合があります。
男女問わず発症する女性恐怖症には、共通する原因があります。
それは具体的にどんなことなのでしょうか?
つぎは、女性恐怖症の原因を順番にみていきましょう。
女性恐怖症の具体的な原因
女性恐怖症の発症にはこんな原因があります。
- 女性にバカにされたり、いじめられた
- 母親の影響(虐待)
- 母親の影響(厳しかった)
- 女性に慣れていない
- プライドを傷つけられた
- 恋人に裏切られた
- 劣等感が強い
が、あげられます。
紹介した原因を詳しくみていきましょう。
女性恐怖症の原因①:女性にいじめられた過去がある
幼少期に姉や女友達から「いやな事をいわれた」「セクハラをうけた」「集団でからかわれた」などの経験が原因で恐怖症になる人が多いようです。
女性からされた嫌がらせやいじめがトラウマになり、成長しても「また同じ目にあうかもしれない」という先入観から女性を避けてしまったり、女性に対して緊張したりします。
女性恐怖症の原因②:母親からの虐待
一番身近にいる女性からの虐待は心に深いきずを残します。
人生で初めての人間関係である、家族(母親)からされたことが原因で女性恐怖症になってしまうのはよくある事です。
家族(母親)との関係が悪く、恐怖心を抱いているようなら女性に対するイメージはもちろん同じように「恐怖」や「不信感」で支配されてしまいます。
例えば「暴言を吐かれて育った」「自分のこと母親だった」「味方をしてくれなかった」なんて経験はありませんでしたか?
幼いころからそのような状況で育ち、傷ついた経験が思い当たる人は、家庭で母親にされてきた虐待が原因かもしれません。
女性恐怖症の原因③:母親が厳しかった
母親が子供の勉強に対して熱心に指導する人だったり、子供に対してしつけに厳しすぎることも原因だったりします。
「母親は自分を認めてくれなかった」「怒られないように母親の顔色を伺っていた」などの経験から、女性に対して極度に緊張したり気分を損ねないようにきをつかいすぎて気疲れしてしまいます。
そのことが原因で女性の前では自然に振舞えなかったり、女性を避けるようになり、女性恐怖症を引きおこしているケースがあります。
女性恐怖症の原因④:そもそも女性との交流が少なかった
今まで異性とのかかわりが少なく、男友達ばかりと話していたり、男子校で過ごした時間が長いと、女性との関わり方が分からなくなり女性との距離をおいたり、わざと避けたりするようになってしまいます。
どう接したらよいのか分からなくなる気持ちが強くなればなるほど、女性の理想とする男性の姿を意識してしまいますよね。
完璧な男性像を目指しすぎて、「どうせ俺はそんな男にはなれないから」と卑屈になってしまうと女性と深く関わることにたいして恐怖感を抱くきっかけになります。
女性恐怖症の原因⑤:プライドを傷つけられた経験がある
今まで女性に対して恐怖心がなかったのに女性恐怖症になることもあります。
負け知らずの格闘少年が、道場破りの女性に負けたことで自分のプライドを傷つけられて女性恐怖症になる物語「女性恐怖症の格闘少年」を例にあげてみましょう。
この物語のように、今まで「誰にもまけたことがない」「ずっと人の上にたってきた」などプライドを高くもっている男性が自分より能力のすぐれた女性に馬鹿にされたり、酷い負け方をすることで自分のプライドが傷ついて恐怖症を発症します。
女性恐怖症の原因⑥:信じていた彼女に裏切られた
女性とお付き合いしたり結婚したあとに発症する場合もあります。
信じていた女性に不倫や浮気で裏切られた・騙されたことがトラウマになってしまい、そのショックから女性が信じられない、女性が怖いと感じるようになり女性恐怖症を発症してしまうのです。
相手は何とも思っていないことでも、されたほうは傷つきトラウマになっているケースはよくあります。
女性恐怖症の原因⑦:劣等感が強い
むかしの女性達は、男性に従わないと生活や地位を得られない厳しさがあり、男性をたてることがあたりまえでした。
しかし現代社会では、女性も一生懸命働けば社会的地位をえられたり、生活する事ができるのが現実ですよね。
なので、自分より女性の方が地位や収入が高かったりした場合に「俺の事をバカにしている」「男らしくないと思ってるんだ」などと劣等感を抱いてしまう場合があります。
女性に対する劣等感が強くなればなるほど、女性恐怖症は発症しやすいのです。
該当する?女性恐怖症の症状の特徴【診断チェックリスト】
では、女性恐怖症の症状の特徴は具体的にどんなものでしょうか。
女性恐怖症の症状の特徴を紹介します。
- 目を見ることができない
- 極度に緊張する
- 会話ができない
- 大量に冷や汗をかく
- 顔が赤くなる
- 女性を避けてしまう
- 女性に触れられることが嫌
- 1対1になりたくない
- 女性と関わると手足が震える
- 頭の中が真っ白になる
- 視線が過剰に気になる
- 不安になる
- 女性を信じられない
- 偏見を抱きやすい
- 女性と深くかかわらない
- 自分に自信がない
続いて、それぞれの特徴を詳しくみていきます。
特徴①:目を見ることができない
好きな女性や、はじめて会うひとに緊張して目をみて話ができないことは誰にでもあると思いますが、女性恐怖症の人はどんな女性であっても目をみることができません。
目を見ると自分の話したかったことが分からなくなり、焦ってしまいます。
特徴②:極度に緊張する
異性に対して緊張するのはよくあることですが、女性恐怖症の人は女性の前で極度に緊張してしまい、ありのままの自分を表現することができません。
極度に緊張することで、相手から見たら不自然・変わった人と思われてしまうような行動をおこしている場合もあります。
特徴③:会話ができない
女性に対する恐怖心や緊張が強かったり、自分に自信がないと、女性と会話をすることが難しくなる場合があります。
この場合女性から声をかけられてもあからさまに声が小さくなったり、返答に困ってどもってしまうなど通常とは違う態度をとってしまうのです。
このことが原因で、女性からしたら態度が悪い・無視されたなどと、悪い印象をあたえてしまっている可能性があります。
特徴④:大量に冷や汗をかく
女性に対する恐怖心からうまくコミュニケーションがとれないために、女性を前にすると「どうしよう」という不安感が強くなり、自分の意志とはうらはらに、手や脇・全身にジワーッとたくさんの汗をかいてしまうのです。
汗をかく事が恥ずかしくて余計に女性と距離を置いてしまい、恐怖症が悪化する場合があります。
特徴⑤:顔が赤くなる
恥ずかしい気持ちになったり好きな人の前だと顔が赤くなることは通常誰にでもあることです。
しかし、女性恐怖症の人は極度の緊張から、女性を前にすると好意がなくても顔が赤くなります。
また、周囲の人に顔が赤くなることについてからかわれた経験があると余計に自分に自信が持てず、顔が赤くなる自分が恥ずかしくなり、さらに女性と距離を置こうとしてしまう場合もあるんです。
自分ではどうすることもできないと悩む女性恐怖症の人がおおくいます。
特徴⑥:女性を避けてしまう
過去の辛い経験から女性を避けてしまう人、女性に慣れていない人、一度飲み会に参加した時にうまく場の雰囲気に馴染めなかったりしたことがトラウマになって、「女性と話がうまく出来ない」と自信をなくしてしまった人にみられる特徴です。
女性との交流機会があると、わざと予定をいれたり行かない理由をつくり、関わりを自分から避けてしまう傾向があります。
特徴⑦:女性に触れられることが嫌
女性から身体的な暴力をうけた人になりやすい傾向があります。
過去のその事柄がトラウマになっていて、女性に触られると過去を思い出して危機感をかんじてしまったり嫌悪感を抱いたりしてしまうのです。
そのような気持ちが強くなると、自分と何かあったわけでもない女性に触られたときも反射的に振り払ってしまいまう場合もあります。
特徴⑧:1対1になりたくない
集団でいる場合はいいけれど、女性と1対1になると女性恐怖症を発症する人もいます。
「話をもりあげなちゃ」とは思っても、うまく会話が出来ない自分が恥ずかしくなって、自分で自分を追い込んでしまうのです。
結局、女性との関わりでぎくしゃくしてしまい、どうしたらよいのか分からなくなるから1対1になる機会を作らないようにしてしまう傾向がみられます。
よって、このような特徴がある人は、女性と付き合う事が困難になってしまっている可能性が高いです。
特徴⑨:女性と関わると手足が震える
これも極度の緊張と恐怖心からくるものです。
女性が怖い・何かされるのではないかと不安になることで身体が怯えてしまい、手足が震えたり萎縮した態度になってしまいます。
特徴⑩:頭の中が真っ白になる
「女性が期待するような気の聞く返事をしなきゃ」と思ったり「話していやな空気になったらどうしよう」などと不安が強くなる人にみられる特徴です。
女性を前にすると言葉が出てこないうえにパニック状態になってどうしたらよいかわからなくなります。
話したいことも女性を前にすると話せなくなってしまいます。
特徴⑪:視線が過剰に気になる
女性にどう見られているのかが異常にきになります。
チラッと見られたことが気になり「自分がなにかしてしまったのではないか」「自分がほかの人とちがってみえてしまってるのではないか」と不安になったり「自分のことをみて笑っているんだ・馬鹿にしているんだ」と勘違いして卑屈になってしまうのです。
周囲の女性は見ているつもりがないのに自分の事を見ていると思い込んでしまうことが自分を不安にさせていたり、ストレスになり女性が苦手になります。
特徴⑫:不安になる
過去に女性から厳しくあたられたり、母親や身近な女性から虐待をうけていると、相手の顔色を伺ってしまうようになる場合があります。
女性に過度に気を使って疲れてしまったり、自分に対する女性の反応や行動一つ一つが心配になり不安につながります。
特徴⑬:女性を信じられない
女性に裏切られたトラウマが原因で、女性からのほめ言葉にたいして「実は自分のことをばかにしているんじゃないか」「うまいこといって、いつか裏切るんだ」と感じてしまうのです。
特徴⑭:偏見を抱きやすい
過去に女性からされたことが原因でプライドを傷つけられ、トラウマになって悩む男性は、女性に対する劣等感を強く持つ傾向にあります。
そして「女性は自分の事を見下している」「女性は裏切るものだ」などと思い込むようになります。
いろいろな女性がいることは分かっていても、過去のつらい経験のせいで全ての女性を偏った思考でみてしまうようになります。
特徴⑮:女性と深くかかわらない
過去に信じていた女性や恋人からからの裏切り行為によって「女性はみんな俺を裏切る」「信じられない」と思いこんでしまいます。
信じられないと強く感じる事で女性恐怖症に発展し、このような特徴を持つ人は女性との深いつながりを求めません。
女性に対する不信感の裏には「傷つきたくない」「傷つくことがが怖い」という心理が隠れている場合があります。
自分を傷つけた女性の過去が邪魔をして、信頼がもてないので深くかかわる事を拒み、女性からの誘いを断ったりメールなどの返事をせずに距離を置いてしまう傾向もみられます。
特徴⑯:自分に自信がない
過去に女性から自分の容姿を馬鹿にされたり、嫌がらせなどの経験が原因で、自分に自信がもてなくなっていたり自分のことを過小評価してしまうのです。
自分の評価が低すぎると女性の前で堂々としていられなかったり、萎縮してうまく自分を表現できません。
女性恐怖症を克服する方法
では、女性恐怖症を克服する方法をみていきましょう。
女性恐怖症を克服する方法には、以下のものがあります。
- 専門の病院に相談する
- 自分に自信を持つ
- 自分の現状に向き合う
- 過去の出来事は過去の事として終わりにする
- いろいろな女性がいることを理解する
- 自分の失敗を許す・深く考えない
- 深呼吸する
続いて、女性恐怖症を克服する方法を、それぞれ詳しくみていきます。
女性恐怖症の克服方法①:専門の病院に相談する
恐怖症をひとりで抱え込んでいても克服はできません。
周囲の人に相談をするのも一つの手ですが、なかなか恐怖症を理解してもらうのは難しいものです。
精神科や心療内科の専門医に相談したり、恐怖症相談を専門にしてくれるサイトを利用して自分の悩みを相談し、専門的な意見を聞くことで克服するための方法やアドバイスをもらってみましょう。
女性恐怖症の克服方法②:自分に自信を持つ
女性恐怖症は弱い心に潜んでいます。
自分のなかの弱い部分に打ち勝つためになにかの特技を持ちましょう。
運動でも資格でも勉強でも、なんでもいいです。
ひとつでも自分に自信がつくことは、女性恐怖症克服につながります。
女性恐怖症の克服方法③:自分の現状に向き合う
「女性が怖い自分」「女性に逢うと緊張する自分」など自分の現状を理解して、認めて向き合うことです。
そんな自分の一面を個性ととらえてみてはどうでしょう。
きもちが楽になりませんか?
そして、そんな自分ができる行動はどの程度のものなのか。
今よりも一歩進んでいくためにはどんな事がひつようなのか。
今の自分を理解して自分が自分のよき理解者になってみましょう。
女性恐怖症の克服方法④:過去の出来事は過去の事として終わりにする
女性恐怖症の原因は過去の経験がとてもかんけいしています。
過去を振り返ってばかりでは心は前に進めません。
身体が成長していくように心も成長していけるように「過去は過去」「今は今」と割り切って一歩踏み出してみる事が必要です。
女性恐怖症の克服方法⑤:いろいろな女性がいることを理解する
目の前にいる女性は、自分が思い描いている女性像と似ているようで違うことがおおいです。
人間一人ひとりが違っているように、もちろん女性もみんな少しずつ感じ方や考え方が違います。
自分の知っている女性像にとらわれず、目の前にいる女性がどんな人なのかを観察したり、理解しようとしてみることがいろいろな女性がいることに気付くきっかけになるのではないでしょうか。
女性恐怖症の克服方法⑥:自分の失敗を許す・深く考えない
女性恐怖症の人は、女性の前だとうまく自分を表現できない自分に対して落ち込み、ふさぎ込んでしまうことがあります。
「女性の前で恥をかいた」「うまく喋れなかった」など失敗だと感じたことも「そんな日もあるさ」と気楽に前向きにかんがえてみてはいかがでしょうか。
誰でも失敗する事はありますし、苦手な分野ももひとそれぞれです。
あまり自分を追い込まずに「自分は他の人よりも少し女性が苦手なんだ」と楽に考えてみる事も女性恐怖症を克服するための第一歩です。
女性恐怖症の克服方法⑦:深呼吸する
女性と関わる際に恐怖症の症状があらわれてきたら、一旦トイレへ行く、離れてみるなどして女性と距離を置き、深呼吸して落ち着きましょう。
好きになった相手が女性恐怖症だったら?
自分の好きになった人が女性恐怖症だった場合、積極的になりすぎると相手があなたの事を嫌いになる可能性がおおいにあります。
彼が女性とどの程度の距離感でいたい人なのか、まずは距離を置きながらすこしずつ把握していけるといいですね。
彼のペースが崩れないように1日~2日に1回程度で話しかけたり、接触する機会を見つけては接触を続けて、彼に自分にとって害がない女性だと気付いてもらう事が重要です。
少しずつ関わりを積み重ねていくことで、彼が心を開いてくれるかもしれません。
好きだからといってぐいぐいと積極的に関わろうとすると、不信感を与えたり恐怖心を与えてしまいます。
彼の気持ちを考えて行動してみましょう。
しだいと彼があなたに心を開くようになってきたら、次のステップに進めるチャンスかもしれません。
そのときがくるまで気長に待つことをおすすめします。
理解を得にくい?女性恐怖症は損することが多い?
はじめに紹介したように、「目を合わせられない」「女性を避けてしまう」「会話ができない」などが特徴の女性恐怖症。
しかし、それは周りから見れば「人見知り」「内向的」とみられたり、「私に対して不満がある」「この人は私が嫌い」などと誤解され、恐怖症であると理解されていないかもしれません。
中には、「個性的な人」ととらえていて、気にしていない場合もあります。
もしかしたら、あなたに好意を抱いているひともいるかもしれないので、このまま女性恐怖症でいる事は、せっかくの出会いを無視し続ける事と同じで、とても損な事です。
人の考え方は様々なので、周囲の女性の反応や気持ちばかりを優先して生活することは息苦しいことですし、世の中の女性が期待するような人間になろうなんて事は不可能です。
もう周囲を気にしすぎるのは終わりにして、自分の特技や好きなこと・やりたいことを見つけて楽しく取り組み、継続してみましょう。
そして、自分の中の悩み・トラウマを話して理解してくれる人をさがしてみてください。
友達に話を聞いてもらったり、ネットの相談窓口・専門医院でも利用してトラウマにとらわれた気持ちを解放していくことが大切です。
女性恐怖症のメカニズムと克服方法!のまとめ
女性恐怖症は、過去の辛い体験からと自信のなさからきています。
女性のことを優先的に気にしているということは、やさしい心のあらわれなのかもしれませんが、気にしすぎは自分が苦しいですよね。
このサイトを最後まで読んで下さったあなたは、今「自分を変えたい」と思っているのではないでしょうか。
自分に変化をおこすのに時期や場所・タイミングは関係ありません。
変わりたいと思ったら動いてみましょう。
失敗を繰り返してもいいのです。
何年かかってもいいので、自分と気の合う女性・気持ちを理解してくれたり受け入れてくれる女性を一人でも探して女性恐怖症の克服を目指しましょう!
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
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