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子供を連れて幸せな再婚をするために

再婚を考えている男女と子供

子連れで幸せな再婚を実現するためには子供のことを一番に思えるか?ということがポイントです
どんなに素敵な人であっても、子供も愛してくれなければできないと考えるのも当然のことです。

結婚にするまでには、当然お付き合いをする期間もあるわけですが、その際に子供がいることを分かってくれる人でなければなりません。
とはいっても、突然連れて行って「この子のことも受け入れてください」と言っても、その人と結婚に至るかはお付き合いを続けてみなければわかりません。

そのため、お付き合いを始めたばかりの時は二人だけで会う方が望ましいでしょう。
そして、結婚の可能性について自分自身で判断しなければなりません。

その後、相手との結婚の話が具体的になってから会わせるようにした方が良いでしょう。

子供を連れて再婚を考える当事者の心理

再婚を考えている女性と抱っこされる子供

では、子連れ再婚を考える親の心理をみていきましょう。

  1. 父親のいる家庭を作りたい
  2. 子供はどう思うのか?
  3. 今度こそ幸せになりたい

続いて、それぞれの心理について詳しくみていきます。

心理①:父親のいる家庭を築きたい

シングルマザーというのは、家庭を守るためにすべてを背負って頑張っている傾向があります。
そのため、子供のためと言いながらも仕事が忙しく満足に相手をしてあげられないという現実もあります。

仕事以外でも家事や育児もあり、その両立に苦しんでいる場合もあります。
そんな中父親がいたらどんなにいいだろうか?と思うのは自然な感情でしょう。

心理的にも、経済面でも、安心感が変わっていきます。
子供のために父親がいる家庭を築いてあげたい、という心理も働きます。

まずは相手の男性が、子供がいる自分を受けて入れてくれるのか、が重要になります。

心理②:子供はどう思うのか?

まずはその人とお付き合いをしてある程度の期間が経過しなければ、その先は考えられません。
離婚経験者が異性とお付き合いする時は、再婚を前提にしていることも多いでしょう。

順調にお付き合いが進んで、子供はどう思うのか?ということが心配になります。
結婚すると心が決まっても、子供の気持ちを無視して再婚することはできません。

幼い子供であれば親の考えにうなずくだけかもしれません。
しかし小学生ぐらいの年齢ともなると思いを無視することはできません。

心理③:今度こそ幸せになりたい

子連れ再婚の場合でも、当事者は今度こそ幸せになりたい!という心理が働きます。
最初の結婚の時も幸せになりたいと思っていたはずです。

それでもいろいろなことがあって離婚となったのです。
離婚は結婚よりもエネルギーのいるもので、離婚した当初は「もうこりごり」と思う人もいます。

離婚後、しばらくして気持ちも落ち着くと自分自身や子供の将来のことを不安に思うこともあります。
すると、具体的に考えて「再婚したい」と考える人も多くいます。

もう離婚はしたくないと思うのが当然の気持ちともいえます。

親の再婚に対する子供の本音~賛成の場合~

再婚に賛成する笑顔の子供

では、親の再婚に対して賛成する場合の子供の本音をみていきましょう。

  1. 母親が楽になる
  2. 新しい親に遊んでもらえる
  3. 再婚相手が好き
  4. 早く再婚すればいいのにと思っている
  5. 単純にうれしい

続いて、それぞれの本音について詳しくみていきます。

本音①:母親が楽になる

再婚する時の子供の年齢や性別によって、感じ方は異なる部分もあります。
賛成する子供の本音の中には母親が楽になる、一緒にいる時間が増えるなどのような好意的な意見があります。

シングルマザーとして一人で頑張っている母親の姿を見続けていた子供は、「毎日お母さん、大変そう」と思っています。
そのため、賛成の意見を持つようになります。

本音②:新しい親に遊んでもらえる

子供が再婚相手に対して、遊んでもらえるという感覚はまだ小さな子供のケースが多いでしょう。
シングルマザーで子供が寂しい思いをしないように、一生懸命に遊んであげていても父親としかできない遊びもあります。

そのようなことも感じ取っているのでたくさん遊んでもらえるという本音があるのでしょう。
また、母親と遊びたくてもいつも「忙しいから、あとでね」などと言われていると、寂しい思いをしていることが多くあります。

母親とも父親ともたくさん遊べてうれしいと感じるのです。

本音③:再婚相手が好き

再婚相手に対してどのような感情を抱くかは様々です。
しかし、最初に会った時の印象が良く子供自身が再婚相手を好きと感じていれば、賛成することになるでしょう。

年齢や性別にもよりますが、相手に合わせるタイミングは難しいものです。
子供は大人が思っているよりも、多くのことを感じ取っていて第一印象で本質を見抜くところもあります。

そのため、第一印象が良く「好き」と思ってくれれば賛成するでしょう。

本音④:早く再婚すればいいのにと思っている

大人が気づかれていないだろうと思っていても、子供はたくさんのことに気が付いています。
シングルマザーとして大変な思いをしている母親のことも、無関心のように見えてもしっかりと見ているところがあります。

毎日大変そうにしている母親を見て、早く再婚すればいいのにと思っている場合もあります。
そのため、再婚相手に初めて会った時でも好意的な姿勢を見せることもあります。

再婚しないと考えている人の中には、子供のことが気になってできないという考え方をすることもあります。
しかし、本音を聞いてみると意外と「早く再婚すれば」と言われてしまうこともあるでしょう。

本音⑤:単純に嬉しい

子供の世界というのは、時として残酷なところがあります。
大人は言葉を選んで話をしますが、子供同士は何も考えずに思っていることを直球で投げかけることがあります。

そのため、父親がいないことを必要以上に聞かれたり言われたりすることもあります。
会話では「なんで○○ちゃんのうちにはお父さんがいないの?」などということも平気で言います。

このようなことがあると、心が傷つけられてしまうこともあります。
また、「お父さんとお母さんと○○に行ってきたの」と聞いただけでも「いいな」、「うらやましいな」と思うこともあります。

再婚することによって、新しい父親ができるのは単純に嬉しいと感じられることなのです。

親の再婚に反対する子供の本音~反対の場合~

再婚が嫌で泣く子供

では、親の再婚に対して反対の場合の子供の本音を見ていきましょう。

  1. どう接すればいいのか分からない
  2. 母親が取られちゃう
  3. 苗字が変わるのが嫌
  4. また離婚したらどうしよう
  5. どんな人か不安

続いて、それぞれの本音について詳しくみていきます。

本音①:どう接すればいいのか分からない

再婚した時の子供の年齢が小学校高学年や中学生の場合は、新しい父親に対してどう接すればいいのか分からないという本音があります。
まだ、幼い年齢であれば無邪気に接することもできます。

しかし、思春期がその前後の子供は「お父さん」と呼ぶことすら抵抗を感じる場合があります。
また、以前の結婚相手だった人の記憶もあるので、なんて呼べばいいのか、どう接すればいいのか分からなくなってしまうのです。

本音②:母親が取られちゃう

今まで母親が傍にいて一緒に過ごしていたのに、新しい父親が来て母親が父親の世話をしている様子を見て、母親が取られちゃと思うケースは多いようです。
今まで母親が一人で懸命に働いてきたことを知っている場合は、子供自身もお手伝いをしたり一緒に頑張ってきたという自負もあります。

また、母親を助けようとして懸命に頑張ってきたのに新しい父親が来たことで母親を取られたような気持ちになってしまうようです。

本音③:苗字が変わるのが嫌

子供が既に大学生や大人になっている場合は、苗字が変わってもさして大きな問題にはならないようです。
しかし、小学生や中学生の場合は苗字が変わることを嫌がるケースが多くあります。

再婚したことで、苗字が変わることも多くそのことが原因でいじめに発展する可能性もあります。
子供にとって苗字が変わることは大きな問題なので、再婚に反対するケースもあります。

特に、在学中に苗字が変わると親が再婚したことがあからさまにわかってしまうので、多感な時期の子供は反対するのでしょう。

本音④:また離婚したらどうしよう

親が再婚を言い出した時に反対を意思を示すのはまた離婚したらどうしようと親を心配することが理由になっていることもあります。
離婚する際には、両親の喧嘩や母親が泣いている姿などを見てきた子供にとってはもう二度としたくない経験でもあります。

再婚して上手くいく保証もない、などのように子供ながらに親を心配している場合もあるのです。
また、再婚相手が母親を幸せにしてくれるのか、ということも心配しているようです。

本音⑤:どんな人か不安

子供の年齢や性別で再婚相手の感じ方も異なってきます。
例えば、中学生の女の子の場合は新しい父親に対して不安や怖さを感じることがあります。

今まで男性がいない中で生活をしてきたので新しい父親が来たことで「男性」が家の中に入ってきたことになります。
すると、知らない男の人が家にいるという感覚がつかめないのです。

また、同年代の男の子の場合も今まで接したことある男性は学校の先生などで、家の中に男性がいるという感覚が何とも嫌な気持ちになる場合があります。
新しい父親というのは、今まで自分と母親しかいなかった空間に男の人が入ってくるというイメージに不安を感じるようです。

子供を連れて再婚する時の子供の気持ちを確かめるには?

再婚について話す親子

子供は本心を口に出して言わない時もあります。
再婚に際して「どう思うか?」と聞かれた時に「いいよ」と口では言っていても、本心は別のことを思っていることも珍しくありません。

本当の気持ちを確かめるのはとても難しいですが時間をかけてゆっくりと話していく方がいいでしょう。
答えを焦らせても、本当の気持ちを言ってくれない場合があります。

子連れで再婚する時には、何よりも子供の気持ちが最優先です。
母親が再婚相手を優先させるような態度を見せると、余計に本心を言わなくなる可能性があります。

再婚すると決めた時は、相手に会う機会を設けることになります。
その時の表情や態度などをよく観察して本心はどう思っているのか確かめる必要があります。

この場合も急に長い時間を一緒に過ごすのは、苦痛かもしれないので最初は短い時間で会わせるようにしましょう。

子供を連れて再婚する際の苗字はどうする?

再婚を思う母親と子供

再婚をすると苗字の問題があります。
大人は苗字が変わっても、戸籍上だけにして通称は旧姓のままにすることもできます。
苗字が変わることに抵抗がない年齢であれば、そのまま再婚相手の苗字に変えても問題はないでしょう。

また、幼稚園から小学校に入学するタイミングで再婚をして苗字が変わる場合もあまり影響がないといえます。
しかし、学年の途中や在学中に苗字が変わるのは子供にとって抵抗を感じることでもあります。

そのため、慎重に考えなければなりません。
子供が苗字が変わることを極端に嫌がる時は、戸籍上は再婚相手の苗字に変わっても学校内では再婚する前の苗字を使うように学校と相談もできます

思春期など多感な時期は苗字が変わることは、とてもストレスになる可能性もあります。
親が配慮して子供の気持ちを最優先させるようにしましょう。

戸籍はどうする?子供を連れて再婚する際の手続きは?

再婚と子供について調べた書類

子供を養子にするかどうかで変わる

離婚した時にどのような手続きをしたかによって子供の戸籍の手続きにも差があります。
一般的なのは、離婚して母親が親権を取り子供の戸籍も母親の方に入れるケースが多いです。

そこから子供を再婚相手の養子にするかどうかで手続きが異なります。
母親は、婚姻届を提出すれば再婚相手の戸籍に入ります。

この時に子供の戸籍も再婚相手の戸籍に自動的に入れることはできません。
そのため、子供だけの戸籍になってしまいます。

子供の戸籍を変更するには、再婚相手と養子縁組をするか子供の苗字の変更届を申してて入籍届をする必要があります

養子にする場合の手続き

子供を自分と同じ戸籍にする方法に養子縁組があります。
これは、再婚相手の養子として迎え入れる方法になります。

母親の連れ子の場合は、手続きはとても簡単です。
養子にする手続きは、家庭裁判所に申し立てを行い許可を得るのです。

決まった書式があるので、役所に申し出れば用紙がもらえます。
注意しなければならないのは、子供の年齢が15歳以上か未満かで手続きが変わることです。

15歳未満の場合は親権者になっている人の承諾があれば、手続きができます。
15歳以上の場合は本人の承諾意思が必要になります。

再婚相手の養子になることを承諾しなければ、養子縁組は成立しないのです。

養子にしない場合の手続き

養子にしない方法は、再婚相手が母親の戸籍に入籍する方法が一つ目です。
この場合は、再婚相手が母親の苗字に変わります。

二つ目は、再婚相手の戸籍に母親が入籍した場合です。
何も手続きをしないと、子供だけが戸籍に残ってしまい、結婚前の苗字のままになってしまいます。

それを防ぐためには、「子の氏の変更許可」を申し立てて、許可を取ります。
その後、再婚相手の戸籍に入籍するために「入籍届」を役所に提出すれば、同じ戸籍に入ることができます。

子供を連れての再婚に失敗…どう対処する?

再婚に失敗した女性が子供を抱く

子連れ再婚の離婚率は高いと言われています。
今度は幸せになる!と言って再婚したのに、離婚する事態になった時は子供へのケアが大切になります。

それまで一緒にいた人がいなくなるのは、子供にとっても大きな問題になります。
大人の事情を話してもわかる年齢であれば、きちんと分かるように話をしましょう

幼い年齢であれば、詳しいことを言っても理解できないこともあるのでなんと話せばいいか分からないケースもあります。
いずれにしても、父親の悪口を言ったり自分を卑下するようなことは口にしない方が良いでしょう。

離婚と言ってもいろいろなケースがあります。
お互いは憎み合ったとしても、子供は関係ありません。

離婚後も子供とは良好な関係が保てるように配慮すべきです。

子供を連れての最近に失敗…離婚後の養育費は?

再婚と子供のコイン

前婚の配偶者との間の子供の養育費

前婚の配偶者との間の子供の養育費は、前婚の配偶者に負担してもらうのが一般的でしょう。
しかし、再婚によって養育費を断ってしまうケースもあります。

再婚をしたけれども、離婚してしまった場合の子供の養育費については相手とよく話し合う必要があります。
前婚の配偶者の子供だから、自分には養育の義務はないと言われてしまう場合もあり、とても難しいケースです。

また、子供と養子縁組をしている場合は法律上の扶養義務があるのは、再婚した相手になります。
前婚の配偶者が自分の子供だからと主張して、養育費を払い続けるケースもあります。

しかし、養子縁組によって養育の義務は義務はないと主張されると前婚の配偶者は養育費を支払う義務がなくなります。

再婚相手との間の子供の養育費

再婚相手との間の子供の養育費は、当然再婚した相手に支払いの義務があります。
しかし、先の項でも述べたように養子縁組をしていると子供の扶養義務、養育義務があり離婚後も養育費を請求できます。

養子縁組をせずに再婚した場合は、離婚した再婚相手との間に扶養や養育の義務がないので、養育費を請求できないケースがあります。
離婚の理由によっては、裁判をせずに和解という形で離婚が成立することがありますが、裁判になった場合に養育費の請求をしても支払われないことも考えられます。

養育費の問題については、再婚相手の考え方によるところが大きいでしょう。

子供を連れて再婚で考えるべきこととは?次こそは幸せになりたい!のまとめ

再婚相手と子供が海で遊ぶ

子供を連れて再婚しようと思うと、相手と子供の関係が上手くいくかということが気がかりになります。
それよりも女としての幸せを優先させる考え方もあります。

そのため、バチイチでとどまらずバツニ、バツサンと重ねていく人もいます。
本来であれば、子供の気持ちを優先させて再婚は考えるべきです。

成功させるためには、再婚後もうまくやっていけるか、子供との関係も良好であるか、相手をよく見極める必要があります。

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ライター
noel編集部

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