恋と愛の違いとは？男女別の違いと違いがわかる10の名言

恋と愛の違い

恋と愛の違いについての考え方は様々ありますが、今回はその中で印象的なものを10個紹介します。
あなたの心に響く「恋と愛の違い」がきっと見つかるはずです。

それでは、恋と愛の違いについてそれぞれお話ししていきます。
あなたの恋愛哲学にぜひ加えてみてください。

1. 条件を求めるのは恋、愛に条件はいらない
2. 恋は形を求めるが、愛に形はいらない
3. 恋は不安になるもの、愛は安心するもの
4. 駆け引きは恋には効いても、愛には効かない
5. 相手を束縛するのは恋、自由にするのは愛
6. 恋は重くなっても、愛は重くならない
7. 欠点で嫌いになるのは恋、欠点で好きになるのは愛
8. 恋は説明できるもの、愛は説明できないもの
9. 時間が経って冷めるのは恋、温かくなるのは愛
10. 恋は終わるけれど、愛が終わることはない

①：条件を求めるのは恋、愛に条件はいらない

恋人や結婚相手に条件を求める人は多いです。
タイプ、外見、職業、年収、学歴など、様々な条件がありますが、好きな人への想いが条件あってのものならば、それは恋です。

人を愛することに条件は全く必要ありません。
あなたが今までパートナーに対してどんなに条件を求めていたとしても、心から誰かを愛した時、そんな条件はどうでも良くなっているはずです。

あなたの今の好きな人が条件が揃っている人なら、自分自身に聞いてみてください。
その条件が全て無くなったとしても、その人への想いが変わらないかどうかを。

②：恋は形を求めるが、愛に形はいらない

誰かを好きになったら、ほとんどの人が形を求めます。
連絡先を交換すること、デートをすること、付き合うこと、結婚することなど、それらの形を目標としますよね。

付き合うことや結婚を望むのは恋愛において自然な感情ですが、それらの形に執着してしまうのなら、それは愛ではなく恋です。
恋愛は好きな人への想いなくしては成り立たないはずなのに、いつの間にか想いよりも、形を作ることを重視している人は多いです。

恋は両想いにならなければ完成しませんが、愛はその人を愛した時点で完成しています。
恋と愛の違いは、ここにあります。

心から誰かを愛した場合は、結婚などの形への執着は生まれないのです。

③：恋は不安になるもの、愛は安心するもの

恋と愛の違いは、自分の気持ちにもよく表れます。
恋愛中に不安になることは誰にでもあることですが、それが一時的なものではなく、ずっと続くのならば、あなたの想いは愛ではなく恋でしょう。

たとえば恋人と連絡が取れない夜、あなたはどんな気持ちになりますか。
何をしているのか心配でたまらなく、電話を鳴らし続けてしまうようなことは、相手を愛してゆえのことではなく、自分が傷つくことを防ぐためのものです。

愛するということは、その人を信じることでもあるのです。
心からその人を愛しているのなら、恋人との間で少しくらいイレギュラーなことが起きても、安心していられるものです。

④：駆け引きは恋には効いても、愛には効かない

恋愛の駆け引きが上手くできずに悩んでいる人がいますが、駆け引きが通用するのは恋だけです。
駆け引きは愛の前では、まったく無意味です。

駆け引きは素直な気持ちを表す行為ではありません。
駆け引きは、自分の「好き」を相手に伝えるというよりも、テクニックを使って相手の心を操ろうとする打算的な行為です。

本当の自分を見せずに、相手の心を操ろうなんて、愛とは程遠いものです。
巧妙な駆け引きが有効なのは、相手を落とすまでです。

駆け引きを使って、恋が成就したとしても、そこに愛はありません。
愛を育てることができるのは、駆け引きではなく、あなたの素直な想いだけなのです。

⑤：相手を束縛するのは恋、自由にするのは愛

恋人のスマホを勝手に見たり、予定を細かくチェックするような束縛は恋特有のものであり、愛ではありません。
好きな人を自分の思い通りにしたいというのは誰しもが持つ思いですが、人を心から愛するようになると、束縛をすることに違和感を感じるようになります。

人はみな、心のどこかで束縛が愛ではなく、執着からのものだと分かっています。
だからこそ、心から愛している人のことを束縛するのではなく、信じたいと思うようになるのです。

愛することは、信じることです。
信じるということは、相手の行動に自由を与えることです。

愛は自由の中でしか成り立たないのです。

⑥：恋は重くなっても、愛は重くならない

恋人の行動を重いと表現することがよくありますが、これは行動そのものが重いわけではありません。
その行動の中に詰まっている想いが重いのです。

そして、その想いは恋であり、愛ではありません。
好きな人への行動が重くなるのは、その行動の奥に「～してあげている」という気持ちがある時です。

「～してあげている」という気持ちは、無意識に見返りも求めているので、どうしても重たくなってしまうのです。
愛からの行動の中には「～してあげている」ではなく「自分がそうしたい」という気持ちが詰まっています。

愛からの行動は、あくまで自分がそうしたいことなので、見返りを求めることもなく、重たくなることはありません。

⑦：欠点で嫌いになるのは恋、欠点で好きになるのは愛

好きな人や恋人に何か欠点が見つかった時に、思いが冷めてしまうのならば、それは恋であり愛ではありません。
人を愛するとは、その人の全てを愛することです。

良い所だけを愛し、欠点は拒否するなんて愛はあり得ません。
「こうゆう部分が許せない」みたいに、誰もが異性に対してのNGポイントを持っているでしょう。

人を心から愛すると、もしその人に今までは許せなかったNGポイントが見つかったとしても、不思議と気にならないのです。
むしろ、別の人では許せなかったような部分ですら、愛する人ならば、愛おしく感じてしまうのです。

⑧：恋は説明できるもの、愛は説明できないもの

「その人のどこが好き？」って聞かれた時に、こんなところやあんなところってちゃんと説明できるのは恋です。
愛することって、この部分が好きとか、この部分は好きじゃないとか、そうゆうことではないのです。

人を愛することは、その人の全てを受け入れていることになるので、その人そのものを愛しているのです。
その人の全てが大好きなので「どこが好き？」って聞かれても、あんまりピンとこないのです。

もちろん説明できるような素敵な部分も好きなのだけれど、愛している理由はそんなちっぽけなものではありません。
その人を愛しているところをあえて説明するのなら「存在そのもの」といったところでしょうか。

⑨：時間が経って冷めるのは恋、温かくなるのは愛

「恋が冷める」「愛が冷める」という言葉があります。
確かに恋は冷めることがありますが、愛は冷めることがありません。

新鮮さや刺激で成り立っている恋心は時間が経つことによって、それらの要素が薄れていき、想いが冷めていきます。
愛に新鮮さや刺激は関係ありません。

愛において大切なのは、信頼関係や絆です。
一度、二人の間で愛が生まれれば、時間が経つにつれて信頼関係や絆は強くなっていきます。

だから愛は時間が経つにつれて温かくはなっても、冷めることなんてないのです。
もちろん、時間が経つことで、恋が愛に変わることもあります。

冷めて消えてしまうのか、ずっと続くのかは、恋と愛の違いです。

⑩：恋は終わるけれど、愛が終わることはない

恋愛が終わることはとても辛く悲しいことです。
愛する人との関係が終われば、胸の中にある恋心や愛もいつかは消えていくと思っている人が多いはずです。

恋心は時間が経つにつれて、心の痛みとともに消えていくでしょう。
ですが、愛が消えることはありません。

一度誰かを心から愛したのならば、その愛は一生消えることがありません。
愛する人との関係が終わっても、もう会えなくなったとしても、その人を愛することは終わりません。

もちろん、それは未練ということではありません。
その愛は、未来の新しい愛への道しるべにもなってくれるでしょう。

恋は終わるけれど、愛は終わらない。
これは一番大きな、恋と愛の違いかもしれません。

男女でみる恋と愛の違い

恋と愛の違いについてお話ししていますが、ここでは男女別にその違いについて見ていきましょう。
男女での恋と愛の違いはこうも違うのかと、驚きが隠せないはずです。

男性編

男性は女性に比べて、論理的に物事を捉えると言われています。
そのため、男性は恋と愛の違いについても論理的に考える傾向があります。

そのことがよくわかるのが、多くの男性が片思いの時は恋、両想いになったら愛と考えることです。
または、付き合っている時は恋、結婚してからは愛と考える人もいます。

論理的に色んなことを考える男性は、恋と愛の違いについても感情的に捉えるのではなく、分かりやすい物理的な状況によって判断しています。
環境の変化や時間の経過によって、恋から愛に変化するのが男性のとっての恋愛です。

女性編

論理的に物事を考える男性に比べて、女性は感情的に物事を捉える傾向があります。
論理的な証拠よりも、自分がどう思うかを重視するのが女性の特徴です。

そのため、恋と愛の違いについても、物理的な状況ではなく自分がどう思うかで判断します。
分かりやすく説明すると、多くの女性がドキドキするのが恋、安心するのが愛と考えています。

自分の感情により恋か愛の違いを判断するため、女性の場合は、片思い中にも愛が成立することがあるし、両想いになってもずっと恋のままということもあります。
環境が変わり、時間がどんなに経ったとしても、自分の気持ちに変化がなければ恋が愛に変わらないのが、女性の恋愛です。

恋と愛の違いがわかる名言

現代においても恋と愛の違いは大きなテーマですが、それは時代をさかのぼっても同じです。
ここでは、恋と愛の違いがわかる、過去の偉人の名言を紹介します。

名言①：本当の愛は、もはや何一つ見返りを望まないところに始まるのだ

「星の王子様」で有名なフランスの作家で、操縦士でもあるサン＝テグジュペリの名言です。
この言葉は、恋と愛の違いをよく表していますね。

「私がこんなにしてあげているのだから、あなたにもこうして欲しい」という気持ちは、恋ならではのものであり、愛ではないということですね。

名言②：愛はお互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである

こちらもサン＝テグジュペリの名言になります。
お互いを見つめ合って甘い時間を過ごすのは恋で、愛は二人で同じものを見つめることだという言葉なのでしょう。

二人で同じものを目指したり、同じ壁を乗り越えようと努力するのが愛ということですね。

名言③：愛する喜びは、愛される喜びよりも、はるかに優るものである

イギリスの聖職者であり、歴史家でもあるトーマス・フラーの名言です。
「女性は愛される方が幸せ」なんてことを言う人もいますが、本当は愛されることだけでは、愛の幸せは得られないのです。

愛の素晴らしさは、愛されることではなく、愛することにある。
そんな気持ちが込められている言葉なのではないでしょうか。

名言④：あなたがいないときに愛は研ぎ澄まされ、あなたがいるときに愛は強くなる

こちらも、トーマス・フラーの名言です。
愛する人がそばにいない時に焦点をあてた言葉ですね。

好きな人とはできるだけたくさん一緒にいたいと思ってしまうものですが、一緒にいない時も愛にとって大切な時間だということですね。

名言⑤：愛は永久不滅なもの。姿かたちを変えることはあるが、本質は決して変わらない

誰もが知っている、あのオランダの有名画家ゴッホの名言です。
一生を通しても、愛が生まれることは決して多くはありません。

ですが、一度生まれた愛は消えることはないのです。
恋はいずれ消えてしまうけど、愛は永久不滅であるってことですね。

名言⑥：完全な愛というものは、もっとも美しい欲求不満だ。なぜならそれは、言葉以上のものだから。

「喜劇王」の名で知られるイギリス出身のコメディアンである、あのチャップリンの名言です。
人は言葉で説明できるものに安心し、満足する傾向があります。

だから言葉で説明できない愛は欲求不満だということですね。

名言⑦：愛とは、二つの肉体に宿る一つの魂で形作られる。

古代ギリシアの哲学者であるアリストテレスの名言です。
古代ギリシア時代から愛についての言葉があるとは、愛は時代を選ばないということですね。

恋が心レベルのものだとしたら、愛は魂レベルのものであるということになりますね。

名言⑧：事情が変われば己も変わるような愛、相手が心を移せば己も心を移そうとする愛、そんな愛は愛ではない

イギリスの劇作家で詩人でもある、あのシェイクスピアの名言です。
この名言を見ると、恋と愛の違いがよくわかります。

たとえ愛する人の心が自分以外の人に移ったとしても、ずっとあなたを愛し続ける。
まさに愛の本質を表している言葉です。

名言⑨：人間には愛がありさえすれば、幸福なんかなくたって、結構生きていけるものである

ロシアの小説家であるドストエフスキーの名言です。
「あなたさえいれば生きていける」とよく言いますが、「あなたが私を愛してくれるなら」という条件がなくても「あなたを愛することが私の支えになる」というのならば、それは愛でしょう。

名言⑩：人生で最もすばらしい癒し、それが愛なのだ

スペイン出身の超有名画家である、あのピカソの名言です。
好きな人に癒されるというのは恋でもよくあることですが、この言葉はそういう意味ではありません。

愛することそのものが、人生での癒しだということですね。
こうして数々の名言を見ると、恋と愛の違いはとても大きなものなんだと感じますよね。

恋と愛の違いは、恋愛における大きな課題

今回は、恋と愛の違いについてお話ししてきました。
恋バナという言葉があるように、恋について話すことはたくさんありますが、愛について話したりすることは、あまりないのではないでしょうか。

愛について考えること、恋と愛の違いを考えることは、私たちの恋愛をより幸せなものへと導いてくれるはずです。