未経験のシングルマザーが家族への思いとお客様のレビューで成長し挑戦を続け、株式会社寿々照を設立。今後も新たな製品開発を目指す
株式会社寿々照 【シンプルなお役立ちGoods】をキーワードに沢山のお客様に満足して頂ける商品を提供する株式会社寿々照は、2004年に創業し、2020年12月に法人化されました。 会社名「寿々照」(スズショウ)は、代表である藤松佐和子の子供2人の名前、寿々加(すずか)と照磨(てるま)に由来しています。 「寿々照」という名前には、少し古風な印象がありますが、それは私(たち)の会社が大切にしている伝統や信頼を象徴しています。また、子供たちが成長するように、会社も同様に大きく成長してほしいという願いを込めて名付けられました。
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■創業のきっかけとチャレンジ
創業のきっかけは、2004年10月に佐賀市内のチャレンジショップとして小さな店舗を構えたことでした。当時、経営の経験がなかったため、市が提供する経営学習の場としてこのショップを活用し、少しずつビジネスの基礎を学びながら運営を続けました。1年後には、自力で新たな店舗を構え、独自の経営をスタートさせました。
もともと海外旅行が好きで、いつも一人旅を楽しんでいました。
その経験が「海外の商品を日本に広めたい」という思いにつながり、2004年の創業以来、ずっと一人で会社を支え、成長させてきました。
仕入れのための旅行もすべて一人で行い、当時は仕事2割、旅行8割という割合で、各地での出会いや新しい発見を楽しみました。
■2006年マレーシア
■2008年トルコ・イスタンブール
経営が厳しい時期も多くありましたが、海外での新しい発見や、これまでにない商品を日本に紹介し、「こんな商品があったんだ」とお客様に喜んでいただける瞬間が、何よりのやりがいです。この「好き」という思いが、常にビジネスの原動力となり、どんな時も支えとなってきました。
すべてが未経験から始まった挑戦。それでも、信じたのは自分の直感と、家族への強い思いでした。実店舗運営を経て、予想外の出来事「子供の誕生」と「離婚」が私を待っていました。経営だけでなく、人生そのものが大きな試練を迎えました。
創業当初から実店舗を運営していましたが、子供の誕生と離婚を経て、在宅での仕事しか選択肢がなくなりました。そこで得意だったPC業務に転換し、現在はネットショップを運営しています。その後、コロナ禍でネットが主流となり、追い風となりました。
つらい時期もありましたが、乗り越えられたのは子供たちのおかげです。
このストーリーでは、株式会社寿々照が挑み続ける商品開発への想い、クラウドファンディングへの取り組みを代表取締役の藤松がお話します。
■海外から国産へ:株式会社寿々照の挑戦と未来
創業以来、外国産の製品を中心に展開してきましたが、3年前にクラウドファンディング・マクアケへの掲載を通じて、日本製品の素晴らしさを再確認しました。
この経験を通じて、価格が高くてもお客様に強いニーズがあること、そして海外製品では真似できない国産の高い品質と独自性に気付かされました。
■ ボタンホック取付時にズレが生じると報告(国内)
たとえば、日本の製造では、ボタンホックの取り付けに1ミリのズレでも報告が上がるほど精密さが求められます。一方で、海外製品では何度も指示を重ねても「使えれば問題ない」という認識があり、どうしても精度に違いが生じてしまいます。このように、国産品は細部にまでこだわり、わずかなズレも妥協しない姿勢が高品質を支えています。
現在も一部の製品は海外(中国)に頼っていますが、徐々に国産製品への移行を進めています。国産品は単価が高いものの、不良品が少なく、安定した品質が確保されています。今後は、この「メイドインジャパン」の強みを最大限に活かし、海外展開も積極的に検討していく予定です。私たちは、国内外のお客様に対して、日本の技術と品質を提供し、真の価値を伝えていきたいと考えています。
■従来のリュックベルトを改良:クラウドファンディングで達成率1000%超えの反響に
株式会社寿々照は、3年前に思いつきで始めたプロジェクトとして、クラウドファンディング・マクアケに新商品を掲載しました。
当初は、果たして売れるのか、またお客様のニーズがあるのかという不安がありましたが、その心配は杞憂に終わりました。
最初に掲載した商品は、リュックのズレ防止ベルト「Goodチェスト」。同様の製品(リュックのズレ防止ベルト)が市場に存在し弊社でも取り扱っていたものの、それらは500円から1000円未満の単価の安い商品でした。
対して、新商品「Goodチェスト」は約2000円と、倍近い価格設定でした。場合によっては、リュックそのものと同等の価格になることもあり、価格設定に迷いもありました。
しかし、私たちが信じたのはお客様のレビューでした。従来の商品には「製品の用途は良いが、指定の位置で固定できない」といったネガティブな意見も多く、新商品の開発が必要であることを痛感しました。新商品の開発には約2年、そしてマクアケへの掲載準備には約10カ月を費やしました。
■ マクアケ掲載第1弾「Goodチェスト」
https://www.makuake.com/project/good_chest/
結果、初めてのマクアケ掲載では、達成率1000%超えという大反響をいただきました。
その後も新商品を次々と掲載し、今年4月に掲載した「Goodチェストマグネット式」は最大の高評価を獲得しました。
■マクアケ掲載第10弾「Goodチェスト」
https://www.makuake.com/project/sweetasia8/
「Goodチェスト マグネット」の開発には、いくつかの困難がありました。
中でも特に苦労したのは、「あらゆるシーンで使いやすくい適切な価格設定」を実現することでした。
■「Goodチェスト マグネット」の価格設定とこだわり
開発を進める中で、最も悩んだのは価格設定でした。
通常のバックルを使用すれば、コストを抑えられる反面、片手での簡単な着脱や確実な固定力という「ありそうでなかった便利さ」を実現するのが難しくなります。そこで、操作性の良さと強力な保持力を兼ね備えたFidlock社製のマグネットを採用することに決めました。しかし、その分製造コストが上がり、価格設定に頭を悩ませることになりました。
さらに、品質を維持するために日本国内の工場での製造にこだわりました。国内製造は高い品質管理と安定した供給が期待できるものの、コストが上昇するという課題もあります。それでも、日本製の高い品質をお客様にお届けするため、妥協はできませんでした。
最終的に、利益を追求するのではなく、より多くの方にこの便利さと品質を体験していただきたいという思いから、現在の価格に設定しました。
後日談として、今年9月に開催された大阪ギフトショーにおいて、「Goodチェスト マグネット」は「販促品大賞」を受賞し、ベスト商品として高く評価されました。
その際、他社から「この商品は真似されないか」という心配の声もいただきましたが、自信を持って「この価格で真似されても、日本製の品質で同等のものを市場に出すのは難しい」とお伝えしました。
■第66回 大阪インターナショナル・ ギフト・ショー2024「販促品大賞」受賞
https://www.giftshow.co.jp/osakagiftshow/66oigs/2024/index.htm
「販促品大賞」を受賞したこの「Goodチェスト マグネット」が、皆様の日常をより豊かにすることを心から願っています。
新商品「マグネットLOCKズレ防止ベルト」先行予約開始のお知らせ
このたび、新たに『ズレ防止マグネットLOCKベルト』を皆様にご紹介いたします。このベルトは、スーツケースの上に置いた荷物がズレないよう、しっかりと固定できる画期的なアイテムです。
磁力で簡単に着脱できる「マグネット式バックル」を採用し、荷物の固定が一瞬で完了するため、旅行や移動中もストレスフリーで荷物を積み重ねていただけます。
■『ズレ防止マグネットLOCKベルト』
https://www.makuake.com/project/sweetasia11/
11月8日午前10時より、クラウドファンディング「マクアケ」にて先行予約を開始いたします。日本の技術とこだわりを詰め込んだこのベルトは、皆様の快適な移動をしっかりサポートいたします。
これからもお客様の声を大切にしながら、より便利で高品質な商品をお届けしてまいります。どうぞご期待ください。
情報提供:株式会社 PR TIMES