【USA アメリカライフで気になるもの・第一回】世界で話題の100年企業・Crayolaのクレヨンと画材
アメリカでは日常にあってごくありふれているのに、外国人からするとなんだか気になってしまうものたち、ここではそんなアメリカ生活の素晴らしい脇役たちにスポットを当てていきます。 まず初回は、世界で話題の100年企業・Crayolaの画材アイテムを紹介します。
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Crayolaとは?
Crayolaの製品ラインナップ
Crayolaは、いろいろな画材用具のメーカーです。
アメリカで1903年からクレヨンの製造販売を始め、100年以上続いている会社です。
現在、以下のような製品があります。
クレヨン
色鉛筆
マーカー(ペン)
絵の具
大人向けシリーズ
その他(画用紙、紙粘土、手が汚れない画材セット、画板としても使えるキャリーケースと画材セットなど)
豊富なラインナップで展開しています。
定番は24色入りクレヨン・Crayola
Crayolaの主力商品はクレヨンが主力です。
基本の色の8色入りで1ドル以下のクレヨンから、かわいいプラスチックのケースに入った152色セットなんていうものもあります。
こちらでよく購入されているのは紙箱入りの24色セットです。
この箱のサイズがクレヨンのスタンダードになっていて、箱ごときっちり収まるようになっているプラスチック製のクレヨンボックスも文具店などでよく見かけます。
24色でも2ドル以下で買えます。お店でセールをしているときは1ドル以下ということもよくあります。
これだけ安いと質が気になりますが、悪くありません。
日本の有名なクレヨンに比べるとあっさりした書き味で持った感触も固めです。
日本のクレヨンの柔らかさはありませんが、手につきにくく、色鉛筆感覚で使えます。
そして、クレヨンにもいろいろ種類があります。
キラキラが入っているGlitter Crayons、パステルカラーのPastel Crayons、1本ずつペンのようにプラスチックのホルダーに収まっていて、回しながら細身のクレヨンを出すTwistables Crayonsなどなど。
同じように色鉛筆やマーカーもいろいろな種類が出ています。
生活の中にあるCrayola
Crayola製品は日本でもネット等で販売されていますが、アメリカでのCrayolaは日常でどこでも目にするほどの存在です。
文房具店はもちろん、スーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンターにも。
文房具店やスーパーマーケットの場合、カラフルなCrayola製品がスペースの一角にずらっと並んでいます。
アメリカに住んでいる人であればパッケージのデザインをすぐにイメージできるくらい生活に根付いています。
大人の場合、誰もがクレヨンや画材を使うわけではありませんが、アメリカで子供時代を過ごした人やアメリカで子供に関わった経験がある人ならば、みんな一度は手にしたことがある画材です。
そして、小学校で新学期が始まるときに渡される持ち物リストの中に「クレヨン」ではなく「Crayola」と商標名で書かれていることもあります。
最近世界で話題になったCrayolaアイテム
2020年に発売され世界的に話題になった製品として「Color of the World」があります。
日本でも少し前に色鉛筆やクレヨンから「肌色」という名称が消えましたが、Crayolaは世界中にある肌の色を集めて24色をパッケージに詰めた「Color of the World」を発売したのです。
今ではこのシリーズ、32色などさらに多色の製品も発売され、また、クレヨンや色鉛筆だけでなく絵の具や色画用紙なども展開しています。
画材だけではないCrayola
Crayolaにはマスコットキャラクターがいるのですが、これがポップな色でいかにもアメリカのキャラクターといった表情でかわいいのです。
普段文具とは関係のない買い物に行っても、彼らが描かれた雑貨を見つけるとつい手に取ってしまいます。
名前が付いた「Crayola Crayon Crew」と呼ばれる赤、青、緑、黄色のマスコットキャラクターがいるのですが、それ以外にもパッケージのイラストなどに登場するキャラクターもいます。
かわいい物が好きな人なら大人でも思わず欲しくなってしまうのが特にこのキャラクターが使われた雑貨たちです。
ランチバッグ
アメリカに来て間もない頃、偶然クリアランス品で見つけて購入したのがこちらのランチバッグ。
クーラーボックスや保冷バッグのメーカーであるIGLOOとのコラボ商品です。
子供のために買ったのですが、本人が飽きたら私がもらおうと思っていました。
今そのとおりになっています。
絆創膏
定番の24色入りCrayolaと同じサイズの箱に入った絆創膏です。絆創膏もクレヨン型になっています。
偶然見つけて、日本へ一時帰国したときのお土産にと思いまとめ買いをしました。
1箱だけ残ったので持ち帰ってきました。
もったいなくて使えないので観賞用になっています。
ボディソープペン
そして、クリスマスシーズンに毎年発売される小さなギフト用のボディソープ。
クリスマス以外でもちょっとしたプレゼントに使えると思って買ってあります。
これは、容器を強めに握ると容器と同じ色をした絵の具のようなペースト状のボディソープが先の方から出てきて、お風呂場の壁に落書きができるようになっています。
お絵かきセット
それから、最近小さなお絵描きセットを購入しました。
これはケースの中身を少し短くなった鉛筆や消しゴムと入れ替えて、普段持ち歩いています(写真のブタは昔日本で買ったシャープペンシルです)。
何かとメモを取ることが多い人にはおすすめのサイズです。
Crayolaを集めてしまう理由
Crayolaはパッケージの色が鮮やかで、見ているだけで気持ちが明るくなります。
海外で生活していると、言葉や文化の違いで、日本では簡単にできていたことがなかなか思うように行かなかったりして、落ち込む日がたくさんあります。
そんなときに元気づけてくれる、目で楽しむサプリのような存在です。
普段悔しい思いをすることが多いために、ときどき無性に欲しくなってしまうのかもしれません。
服装やバッグなどはナチュラルな色合いでも、小物をビビッドなカラーにして、生活の中の差し色として活用しています。
noel連載ライター。アメリカミシガン州在住。日本が好きすぎるヨーロッパ出身の夫と息子との三人家族。家族親戚にアメリカ人はいません。頑張ったらその倍休むことをモットーに毎日生きています。それほどお金を使わないで楽しめるお気に入りのものたちに囲まれながら海外生活のストレスを緩和させる日々。