ワセリンパックで毛穴レスな美肌に！？正しいやり方＆注意点を解説

そもそもワセリンとは？

そもそもワセリンとは、石油から精製された保湿剤。
原料が石油と聞くと、肌に悪そうですが、石油自体が天然由来成分なので安心して肌に使用できます。

ワセリンの特徴は肌の内側に浸透はしませんが、表面をしっかりとコーティングしてくれること。
外部からの刺激を防ぎつつ、内側の水分を閉じ込めて潤いをキープします。

毎日のスキンケアとしての使用はもちろん、傷・やけどの患部を保護してくれる優秀なアイテム。

いちご鼻改善にも！？ワセリンパックの嬉しい効果♡

「ワセリンパックでいちご鼻が改善できる」と近年話題沸騰中。
お風呂でのワセリンパックのやり方はとても簡単です。

• 洗顔し、軽く水分をふき取る
• 鼻に薄くワセリンを塗り、20分間半身浴
• 洗顔とぬるま湯で洗い流す

上記の手順の通りにお風呂でパックをするだけで、黒ずみが取れて毛穴が目立たなくなります。
いちご鼻の原因は、大きくなった角栓のこと。

角栓とは、古い角質と皮脂で30％程度が油分でできていて、ワセリンパックをすることで、油分を溶かして角栓を取り除いてくれます。
半身浴中に毛穴が開くので、ワセリンと角栓が良く馴染むので効果的。

洗い流す時に鼻をこすってしまうと逆効果なので、ワセリンは薄く塗ることがポイント。

【パターン別】ワセリンを使った顔パックのやり方

お風呂で行う場合

用意するもの

・洗顔
・ワセリン

やり方

お風呂で行う効果的なワセリンパックについて、ご紹介します。

• 洗顔をしっかりと泡立てて、顔を洗う
• 顔は濡れたまま、ワセリンを塗る
• 湯船に10程度浸かる
• お湯で洗い流して完了

上記のように、イチゴ鼻改善のパック方法とほとんど変わりません。
週に1～2回、ゆっくり湯船につかる時間がある時に、行いましょう。

半身浴しながらワセリンパックをすれば、ダイエット効果も期待できます。
ワセリンは硬めのテクスチャーなので、顔の上で伸ばすと、すれて肌荒れの原因に。

適量を手に取って、手のひらで温めながら均等に顔に伸ばしましょう。

睡眠中に行う場合

用意するもの

・洗顔
・ワセリン

やり方

睡眠中に行うワセリンパックも、やり方はほとんど変わりません。

• ぬるま湯で洗顔後、ワセリンを薄く塗る
• マスクをして就寝
• 翌朝、ぬるま湯で洗い流し、冷水で毛穴を引き締めて完了

上記の注意点として、ワセリンは布団や衣服についてしまうと、落とすのが大変なのでマスクをして予防しましょう。
毛穴が気になる鼻には、少し多めにワセリンを塗るのもおすすめ。

翌朝落とす時に、ぬるま湯だけで落ちない場合は、洗顔を使って優しく洗い流しましょう。
ワセリンパックは1回では効果を実感できないので、継続して行う事をおすすめします。

ワセリンを使った唇パックのやり方＆スクラブの作り方

唇パック

用意するもの

・ワセリン
・ホットタオル
・サランラップ

やり方

サランラップとワセリンの簡単唇パックです。

• お風呂上りにホットタオルで唇を温め、ワセリンをたっぷりのせる
• サランラップをして、5分程度置く
• サランラップを外し、ワセリンを馴染ませて完了

上記のパックだけで、荒れやすい唇のぷるぷるに潤います。
唇が荒れやすい冬の季節は、唇パックでケアしてあげましょう。

スクラブの作り方

用意するもの

・ワセリン
・ホットタオル
・砂糖（ティースプーン1杯程度）

作り方

スクラブの作り方は、砂糖とたっぷりのワセリンをしっかりと混ぜるだけ。
唇は皮膚が薄いので、塩ではなく、必ず砂糖を使用しましょう。

やり方

• 砂糖入りワセリンを手に取って、円を描くようにやさしく唇をマッサージ
• ホットタオルでふき取り、ワセリンで保湿して完了

上記のポイントは、優しく唇をマッサージする事。
ゴシゴシ擦ってしまうと摩擦が生じて、逆に唇が荒れてしまう可能性があります。

ホットタオルでふき取る際も、ゴシゴシ擦らずにやさしくポンポンと抑えるようにしてふき取りましょう。

ワセリンパックを行うときの注意点

では、ワセリンパックを行うときの注意点についてご紹介します。
ワセリンパックをやる前に、注意点を確認しておきましょう。

1. 薄く塗る
2. しっかりと洗い流す
3. 頻度

①薄く塗る

上記でも記載しているように、ワセリンパックをする際は、ワセリンを薄く塗りましょう。
ワセリンは油分なので厚く塗ってしまうと、洗い流すのも大変ですし、ごしごし擦って洗い流すと逆に肌が荒れてしまいます。

保湿成分のあるワセリンは、ついついたくさん塗りたくなりますが、パックをする際は、薄く塗る事を心がけましょう。

②しっかりと洗い流す

ワセリンはスキンケアでも使用するので、肌に残っても影響があるわけではありません。
しかし、ワセリンはほとんど油分なので、肌に残っていると毛穴を詰まらてしまう場合もあります。

また、ワセリンが付着したまま外出してしまうと、日焼けしたり、シミができてしまう可能性も。
ぬるま湯だけでは落ちない場合は、洗顔フォームを使用してしっかり落としましょう。

③頻度

ワセリンパックは基本的には、毎日しても構いません。
しかし、ワセリンは油分なので、洗い流す際にワセリンが付着した水回りのお手入れが大変です。

1週間に1～2回のスペシャルケアとして取り入れましょう。
あまり無理をせず、自分のできるペースで行いましょう。

ワセリンパックにおすすめ◎市販ワセリン4選

ワセリンパックにおすすめな、市販のワセリンについてご紹介します。
ワセリンを手に入れたい方は必見です。

①ヴァセリン オリジナルピュアスキンジェリー

市販のワセリンと聞いて、1番にヴァセリンが思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか？
無香料・無着色・防腐剤無添加なので肌に優しく、しっかりと保湿してくれます。

硬めのテクスチャーなので、使用する際は、手のひらで伸ばしてから塗るのがおすすめ。
不純物の混入を防ぐためにも、容器には手を入れずにスパチュラを使って下さいね。

②日興リカ サンホワイト

サンホワイトは、ワセリンの中でも1番精度が高い製品です。
少量でよく伸びるので、コスパも抜群。

チューブタイプなので、「衛生面でも安心」と好評です。

③ベビーワセリン

ベビーワセリンは、無添加・低刺激のワセリン。
保存料を使用していないので、デリケートな赤ちゃんのお肌にも安心して使用できます。

子育て中のご家庭は、1本常備してあると安心ですね。

④ワセリンHGチューブ

ワセリンHGチューブは、不純物を除去して保湿クリーム。
刺激が少ないので、敏感肌の方でも安心して使用できます。

チューブの口が小さいので、「使用する量だけ出せて便利」と好評。

パック以外にも活用！ワセリンの便利な使い方7パターン

ワセリンはパック以外にも活用できます。
これから以下の、ワセリンの便利な使い方について、詳しくご紹介します。

①花粉症対策

ドラッグストアでは、花粉症対策グッズがたくさん販売されていますが、ワセリンでも代用できることはご存知ですか？
鼻の中に少量ぬると、花粉を鼻の内部に侵入するのを防いでくれます。

顔や目の周りに塗って外出してしまうと、日焼けしてしまう可能性があるので、鼻の中に塗るのがおすすめ。
完全に花粉をブロックしてくれるわけではないですが、花粉に悩んでいる方は是非試してみて下さい。

②ヘアオイル

髪がパサついたり、切れてしまうのは、乾燥が原因です。
髪の毛のキューティクルが乾燥で開いてしまうと、内部の水分が蒸発し切れ毛やカラー剤の色が抜けてしまいます。

ワセリンをヘアオイルとして使用し、髪の毛内部の水分の蒸発によるダメージを予防しましょう。
頭皮のかゆみやフケに悩んでいる方は、頭皮をワセリンでマッサージするのもおすすめ。

③メイクの下地として使用

肌トラブルに悩んでいる時の化粧下地には、ワセリンがおすすめ。
一般的に化粧下地には、界面活性剤や保存料が配合されているため、肌荒れを悪化させてしまいます。

しかし、ワセリンは不純物を取り除いてあるので安心。
ワセリンを塗った後に軽くティッシュでオフし、パウダーをのせると透明感のある肌に仕上がります。

④口紅の色落ちを予防

口紅を塗った後、少量のワセリンを重ね付けするだけで、色落ちを予防できます。
ワセリンで口紅がコーティングされ、歯に口紅が付着するのも防いでくれます。

デートやパーティーなど、なかなかメイク直しに行けない場合に知っておくと、とても便利。

⑤クレンジングに代用

ワセリンは油分を多く含んだクリームなので、クレンジングに代用が可能。
オイルクレンジングと似た働きで、しっかりメイクを落としてくれます。

やり方は、ワセリンで肌をマッサージするようにメイクを落として洗顔できれいにワセリンを洗い流すだけ。
市販のクレンジングでは肌が荒れてしまう方や、乾燥が気になる方はワセリンクレンジングを是非試してみて下さい。

クレンジング後にワセリンの洗い残しがないように注意しましょう。

⑥日焼けにも効果的

日焼けや軽いやけどに薬を塗った後、肌を保護するためにワセリンを塗ると良いとされているので、ワセリンは病院でもよく処方されます。
日焼けや軽いやけどの炎症には、保湿と乾燥から肌を守る事が大切。

ワセリンが肌を保護してくれるので、早く傷を治したり、化膿の予防効果があります。
ワセリンには傷を治す効果はないので、傷の薬を塗ってからワセリンを塗りましょう。

⑦靴擦れ予防

ヒールの高い靴や履きなれていない靴を履いた時、靴擦れが起こってしまうこともありますよね。
ワセリンを前もって靴擦れが起きそうな箇所に薄く塗っておくことで、靴擦れ予防効果。

ワセリンが足と靴の摩擦を軽減してくれるので、肌が傷つくのを防ぎます。
この場合も、たくさん塗らずに薄く塗りましょう。

ワセリンパックで、しっとりもっちり肌に

ワセリンは「保湿クリームとして使用したことはあるけれど、パックはしたことがない」という方は多いですよね。
しかし、ワセリンパックをした翌日は、すごくもっちりした肌に仕上がります。

ワセリンパックをして、しとっりモチモチ肌を手に入れましょう。