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「SNS依存症」とは?

SNS依存症になるくらいスマホを見ている人

インターネット依存症の一種で、ライン・ツイッターなどをはじめとするソーシャルメディアが気になってしまって仕方ない状態です。
また、ただみたり使ったりするだけではなく、四六時中のため日常生活に支障が出始めることがあります。

インターネットやSNSを常時みている状態であり、健康被害や、通常の業務や生活が困難だったり、やめさせようとすると、怒ったり感情のコントロールができなくなります。
また、自覚が難しいので、気づかずにSNS依存症になってしまっている場合もあります。

【診断】SNS依存症のサイン

SNS依存症になる手前の女性

知らないうち、自覚のないうちにSNS依存症になっていることは多く、他人からでなればわからない部分もあります。
では、SNS依存症の症状をみていきましょう。

  1. 朝起きてすぐSNSを30分以上見ている
  2. いいねなどのユーザー反応が常に気になる
  3. エゴサーチが得意
  4. 人といる時もSNSを見ていて怒られたことがある
  5. SNSに映えるかどうかが基準
  6. とりあえずSNSをきく
  7. 常に充電器を持ち歩く
  8. チェックをしないと不安になる

続いて、SNS依存症のサインを、それぞれ詳しくみていきます。

サイン①:朝起きてすぐSNSを30分以上見ている

朝起きてカーテンを開けたり身の回りの用意をするたよりも先にSNSのチェックが日課です。
また、そこから30分近くSNSを遡ったり反応をしたりと、見続けていたりします。

もちろんお仕事関係や、メールなどは朝起きてすぐに返す人も多く、良いのですが、SNS依存症の人は、置いていかれたくないがためにSNSを朝から見ています。
しかし、本人はそんなに見ている自覚もSNS依存症の自覚もないので、普通のことだと思っている傾向があります。

サイン②:いいねなどのユーザー反応が常に気になる

いいねや、リプライ・返信など、SNSはダイレクトに反応が来ます。
そのため、「認められている」「気にかけてくれている」という気持ちになるのです。

いいねの数が少なかったり、反応がなかったりすると不安になってしまうため、常にユーザーの反応を気にした生活や写真の投稿になります。
そのために好きでもないものを食べたり、行きたくないけど旅行に行く、なんてことも起こってきます。

買って写真を撮った後は食べずに捨てるなどの問題になったニュースもSNS依存が深く関わります。

サイン③:エゴサーチが得意

ネット上などにおける自分の名前などを検索し、評価や評判を調べることです。
SNS依存症の人は、他の人からの評価がきになるあまり、自分のことをサーチします。

自分のために行い、良い評価には喜び悪い評価には落ちこんだり逆ギレしたりと、感情を変化させます。
これを行なったからといって行動を改めたりするわけではなく、見て知って満足します。

自分のための行為とはいえ、無意識に自然にやっているので、暇さえあれば・電車などの空き時間で、など日課のようになってしまいます。

サイン④:人といる時もSNSを見ていて怒られたことがある

どんな時でもSNSを見ているので、人といる時も例外ではありません。
そのため、「スマホ見過ぎ」と注意されることもあります。

しかし、本人はそんなに見ている自覚も、もちろんSNS依存症の自覚もないので、「そうかな?」と思う程度です。
周りから見ると明らかなのですが、本人に自覚はないため、止められません。

話を聞いていない、一緒にいてもSNSばかり、と友人たちが離れていく原因の一つにもなり兼ねません。
SNS依存症のせいで友人をなくすのは、かなりある例です。

友人からの忠告は聞くようにしましょう。

サイン⑤:SNSに映えるかどうかが基準

何か行動を起こす時の基準がSNS映えするかどうか、で決まります。
それは、持ち物から食べるものまで多岐に渡ります。

食べ物も、SNSに乗せた時にいいねが来るかどうか、映えるかどうかを気にしています。
写真を撮る時にもこだわりを見せ何枚も撮ったりと一緒にいる方が疲れてしまうほどです。

何気ない日常では満足できず、お金を使いまくったり自分の身の丈には合わないことをしたりと、経済的な問題にも発展します。

サイン⑥:とりあえずSNSアカウントをきく

人と会った時に、一番最初に聞くことはいくつかありますが、SNS依存症の人はまずSNSのアカウントをきく傾向があります。
SNSの中での評価を基準にしているので、今目の前の人との会話などで判断できないのです。

そのためフォロワー数やいいね数など、多ければ多いほど「すごい人」「偉い人」などと判断します。
目の前の相手とのコミュニケーションは取れないのに、SNSでは仲良くできる、という例も少なくありません。

サイン⑦:常に充電器を持ち歩く

SNSやスマホを良く使う人は、充電の消耗がかなり早く、1日もちません。
そのため、ポータブルの充電器や充電器の充電器など、ガジェットを多く持ち歩いています。

スマホの充電もある程度になると不安になるので、常に充電しながらスマホやSNSをしている状態です。

サイン⑧:チェックをしないと不安になる

1日離れたり、少しの時間スマホがさわればに状況になるのが耐えられないのもSNS依存症のサインです。
映画など、一定時間さわれない期間を終えるとすぐにSNSをチェックして、遅れていないか、情報は新しくなっているか映画の感想などあらゆるものをチェック・投稿します。

無意識的にの場合が多いとはいえ、チェックしないと不安になっているのです。

SNS依存症の原因

SNS依存症の女性たち

では、SNS依存症の原因をみていきましょう。

  1. 人との繋がりを常に持っていたい
  2. 他に夢中になるものがない
  3. 面白さを知ってしまった

続いて、SNS依存症の原因を、それぞれ詳しくみていきます。

原因①:人との繋がりを常に持っていたい

SNSの向こう側には必ず誰か人がいます。
そのためインターネット越しとはいえ、人と繋がっているような感覚に陥ります。

寂しがりやの人もSNS依存症になりやすく、いつでも誰かと繋がって、1人ではないことを確認しているのです。
いいねやリプライなどを通じて、人と繋がっている認められていることを実感します。

常に誰かと繋がっていたい、周りに一人だと思われたくないなど、周りからの評価が気になり目を光らせています。
SNSでは現実世界の交友関係や実情はわからないのもポイントです。

原因②:他に夢中になるものがない

勉強や仕事、他にも何か夢中になるものがないとSNSに依存しがちです。
SNSは、現実世界ではないため、逃げていくことができます。

夢中でやることがないので、なんとなくSNSを見ていたら、そのまま依存症になってしまった人も珍しくありません。
暇つぶしの時間が全てSNSに向いてしまっているのです。

原因③:面白さを知ってしまった

SNSの面白さは、たくさんあるのですが、使い方によって良くも悪くも影響を与えます。
タイムリーに情報を得られる上、自分を見せるためのツールともなります。

フォローや応援してくれる人が増えること、共感してくれる人が増えることが楽しくなってしまい、SNS依存につながります。

SNS依存症を克服する方法

SNS依存症を克服

では、SNS依存症を克服する方法をみていきましょう。

  1. スマホを触らない時間を増やす
  2. 適度な運動
  3. 夢中になれるものを探す
  4. なるべく友達や人と会うようにする
  5. アカウントを削除する

続いて、SNS依存症を克服する方法を、それぞれ詳しくみていきます。

方法①:スマホを触らない時間を増やす

仕事中はいじらない、授業中はいじらない、など基本的なこととはいえ、SNS依存症の人にとっては難しいことです。
無理やりにでもスマホに触らない時間を持ちましょう。

仕事中なら同僚や周りの人、授業中などは友人に怒ってもらうのも一つの方法です。
スマホを触らなくても大丈夫な自分を確立するようにしましょう。

方法②:適度な運動

SNS依存症の多くの人に共通しているのが、運動不足です。
体は動いていないのに、様々な情報を飲み込むので、常に頭がフル回転していて疲労感や免疫力の低下が起きます。

同じ体制で過ごす時間も長いため、姿勢も悪くなり、体調にも影響します。
体を動かすことで、爽やかでスッキリした疲れを得ることもでき、眠ることもできるようになります。

適度に運動をして、眠ることで頭の中もスッキリして思考もリセットされるので、適度な運動を日常生活に取り込みましょう。
また。、運動をしているときは、SNSを見ないようにするのがおすすめです。

音楽を聴きたい、という時にスマホではなくウォークマンなど別のものを用意して、スマホには触らないようにしましょう。

方法③:夢中になれるものを探す

SNS依存症の人は、時間を忘れたりスマホなんかを見ている暇がないくらいに夢中になるものがないことが多いです。
そのためなんとなく見ていたSNSでSNS依存症になってしまうのです。

時間や、周りが気にならなくなるくらい夢中になれるもの楽しくできるものを見つけましょう。
また、自分に向かう意識が低いために、他人と比べて、「自分はダメだから」などと考えて、SNSに逃げることにもなるので、他人との比較もNGです。

方法④:なるべく友達や人と会うようにする

「人といるときは、見ない使わない」など自分で決め、なるべく人と一緒にいて、SNSやスマホを触らないようにしましょう。
ストレスの発散方法としてSNSにはまっている場合も多いので、友人などに話すようにしましょう。

人と会話をすることで、目の前の相手をしっかり意識するようになり、自然とSNS依存症が治って行く傾向があります。
友人との会話や、目の前のご飯などに集中するようにしましょう。

方法⑤:アカウントを削除する

強制的に止めるために有効な手段で、究極の方法ともいえます。
アカウントがあるから、そのSNSにログインができてしまいます。

依存症の人からすると「とんでもない」ことになりますが、そこまでしないと治らないと判断した場合は実行しするのが一番です。
SNS依存症の人にそのアカウントがなくても行きていける、やっていけることが証明される方法でもあります。

SNS上の交友関係や、つながりだけが全てではなく現実生活の中でも、多くの友人がいることや人と人の繋がりを感じることができます。
そのためSNS依存症の回復にもつながり、早く回復する方法です。

SNS依存には日頃から注意しましょう

SNS依存症を予防する女性

日々の生活に欠かせなくなってきているSNSは、インターネットを介してのサービスです。
そのサービスの依存症になるのがSNS依存症であり、これは自分では自覚することが難しいものでもあります。

流動的である情報は、中毒性が高く、自覚が難しいSNS依存症は気づかないうちになることの多い依存症の一つです。
毎日使うからこそ、自分の使い方や使う時間を今一度確認して見てください。

知らず知らずのうちに依存症のようになってしまっている可能性も高いので、スマホを持たない使わない時間も大切にしましょう。

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ライター
noel編集部

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