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「打たれ弱い」とは?

倒れこむ打たれ弱い女性

打たれ弱いという言葉を耳にしたことがありますか?
人の性格を表するときに使われる言葉ですが、具体的にどのような性格のことを言うのでしょうか?

この表現は、失敗やミス、トラブルがあったときに落ち込んでしまって中々立ち直ることが難しいときに良く使われます。
ボクシングでパンチを食らっても、すぐ立ち上がれるときと、なかなか立ち上がれず次の行動が起こせない状況を想像してみましょう。

打たれ弱い人ほど、なかなか立ち上がることができません。
一つの問題にこだわり、感情のコントロールができないような人に使えるでしょう。

打たれ弱い人の特徴

ふさぎ込んで椅子にもたれるベッドに沈み込んだ打たれ弱い女性

次に、よく見られる具体的な特徴を紹介します。
こういった特徴が目立つ人は、普段から一つの失敗にこだわって落ち込みがち。

自分では気が付いていないだけで、本当は打たれ弱い人もいるのではないでしょうか?
代表的な特徴を見てみましょう。

  1. 自信がない
  2. プライドが高い
  3. 完璧主義
  4. 取るに足らないことを気にする
  5. ストレス発散が下手
  6. 気持ちのスイッチができない
  7. 気持ちに余裕がない
  8. ときに攻撃的な態度を見せる
  9. 他人の目を気にする
  10. 悲観的
  11. 聞く耳を持たない

①:自信がない

共通する特徴の一つは、自信のなさです。
自分を明るく考えにくく、少しのことでも簡単に自信を無くしてしまいます。

普段から確固たる自信がある人であれば何があっても自分を打ち消すことなく、落ち着いて対処できます。
しかし、自信がない打たれ弱い人ほど自分の足元が揺らぎ、なかなか立ち直ることができなくなってしまうでしょう。

もろいところがある人ほど、このような傾向が強くなってしまいます。
何があっても揺らぐことがない、しっかりした足場がない人はちょっとしたことに心が揺れてしまうでしょう。

②:プライドが高い

誇り高い人にも多い傾向があります。
自信がなくても矜持がある人は、自分の失敗を受け入れることができません。

一度の問題やトラブル深刻になりすぎて、立ち直れなくなってしまうことも多いのではないでしょうか。
さらに誇り高く、優秀な人は普段から否定されることもありません。

叱咤されることに場馴れしていないと、心がしおれやすく打たれ弱い一面を持っています。

③:完璧主義

完璧主義なところもよく見られる特徴です。
良くも悪くも、自分が納得しないと前に進めない場合が多いでしょう。

一つ一つのことを真正面から 一途に受け止めてしまうので、必要以上に反省をしすぎてふさいでしまいます。
ほどほどに手を抜くことができるタイプの人は、長く落ち込むこともありません。

都合が悪いことも上手に忘れたり、折り合いをつけて次に進むこともできるでしょう。
しかし、パーフェクトを望む気持ちが強い人は、そううまくいきません。

自分に厳しく律する心を持っていることで、かえって自分自身を傷つけてしまうケースもよく見られます。
この様な人は、ときに他人にも厳しい態度を見せがちです。

強く、しっかりして見える人や、頼りがいがありそうな人が、たわいないことで態度を崩してしまうのはこうした完璧を求めすぎる性格によるものです。
他人に厳しく自分にも厳しい性格が、ときに自分を打ちのめしてしまうことになるでしょう。

さらに仕事や勉強、自分の役割にも完ぺきにこなすことを当然と感じています。
「~しなければいけない」という気持ちが強く、うまくできなかったときに人一倍ふさぎ込んでしまう人が多いでしょう。

何でも重く受け止めて自分をムチ打つ打たれ弱い人がよく見られます。

④:取るに足らないことを気にする

繊細でデリケートに反応する人もこのような傾向がみられがちです。
他人からのちょっとした言動に引っかかったり、周囲のささいな変化を敏感に察して自分を責めるケースが珍しくありません。

おおざっぱな性格の人や、大胆に行動できる人は都合の悪いことがあっても気にせずに通り過ぎてしまいます。
一つ一つの出来事にしっかり向き合う真面目さや繊細さが、いつまでもふさぎ込む行動につながる場合が見られます。

繊細な性格から他人が気づかないようなちょっとした不首尾も思い詰めて沈んでしまいます。
気にするできごとが多くなってしまい、常に気がふさぐ種を抱えてしまう場合が多いでしょう。

いつの間にか打たれ弱い思考回路がくせになっている場合があります。

⑤:ストレス発散が下手

期待通りにいかないとき、ストレス発散ができないところもよく見られる特徴です
自分の思い通りにいかなかったときも、上手にストレス解消ができる人は深く落ち込むことがなく、すぐに立ち直ることができます。

しかし、ストレスをため込みやすく、なかなか発散できない人はいつまでも不首尾を忘れられずくよくよと落ち込んでしまいます。
打たれ弱い、立ち直りにくさがみられるでしょう。

趣味を持っていたり、友人とおしゃべりをする機会がある人は、上手にバランスをとることができます。
嫌なことがあっても自分の中にため込んでしまう人はストレスがたまりやすく、やりきれない思いに苦しむことが多くなってしまいます。

⑥:気持ちのスイッチができない

日常的な感情のコントロールの仕方も特徴です。
気持ちを刷新が苦手な人も多いでしょう。

期待外れなことがあっても楽しいことに目を向けられる人はこのような偏向がなく、うまくコントロールして折り合いをつけることができます。
むしろ、嫌なことがあった後に、楽しいことがあっても、嫌な気分を引きずってしまい楽しい気分になれない人ほど、打たれ弱い繊細さを持ち合わせていることが多いでしょう

さらに、自分の気持ちをひとつひとつ整理できなければストレスを感じるという人も多いでしょう。
一度落ち込んでしまったら、沈んだ気持ちと向き合い、自分で解消できるまで負担が続いてしまう人が少なくありません。

真面目さゆえに目を剃らしにくくなり、打たれ弱い性格につながるケースもよく見られます。

⑦:気持ちに余裕がない

気持ちに余裕がない人や、焦りやすい人も多いところが特徴です
落ち着いている気持ちに余裕がある人は、一つ失敗があっても落ち着いて対応することができます。

しかし、余裕がなく焦りがちな人は、何かうまくいかないことがあると焦って頭の中が真っ白になってしまいます。
パニックになってうまく考えられず、感情のまま深く沈んでしまうでしょう。

俯瞰して見れば、微々たることでも余裕のなさが挫折を大きくさせ、違う考え方ができなくなってしまいます。
そのまま深く気持ちが沈みこんでしまう打たれ弱い人も多いのではないでしょうか。

⑧:ときに攻撃的な態度を見せる

打たれ弱い人は傷つきやすい人が多いです
そこで、自分が傷つく前に人に対して高姿勢な態度を見せるケースも珍しくありません。

自分の繊細さや打たれ弱い部分を守るために、かえって挑発や人を傷つける行為に走ってしまうことがあります。
不必要に強がってみせる人も要注意です。

自分の心の動きを見透かされないように、このような態度をとっているのではないでしょうか。
内面では、さまざまなことに傷つき、ひきずっている可能性があります。

これ以上自分が傷つかないように防御する気持ちで、高圧的にしてしまう人も少なくありません。
自分が傷つかないようにするために、人に失敗を押し付けたり、他人を責めることがあるのもよく見られる特徴です。

⑨:他人の目を気にする

周囲や他人を気にする気持ちが強い人も、よく見られる特徴を持っています。
ささいなことでも上手くいかないことがあると、周囲からどう見られているかばかりが気になって、余計に落ち込んでしまいます。

自分の問題でも、他人からどう見えているかということばかり気にして、必要以上に気持ちが揺さぶられてしまう人が多いでしょう。
特にインターネットが普及した現代では、こうした傾向が強く見られます。

現実に対面している人以外にも、多くの人の声を耳にしやすく、いろいろな目線を気にしやすい環境ができあがっています。
こうしたシチュエーションでは、無駄に人目をはばかり、物事を深くとらえてしまいがち。

打たれ弱い面を持っている人ほど、SNSの「いいね」の数を気にしたり、他人の様子をうかがってしまうでしょう。

⑩:悲観的

基本的にネガティブ思考で、杞憂が多い傾向があります。
普段から、いろいろなことを消極的にとらえ、考え込みがちな傾向があります。

色々な経験の中で、良くない方へに考えてしまう人は前向きな対処ができません。
自責の念が膨らみ、すっかりふさぎ込んでしまうでしょう。
暗い思いを吐き出すこともできず、くよくよと思い続けてしまいます。

⑪:聞く耳を持たない

人の意見を取り入れることが苦手なところもよく見られます。
日常的な習慣で、他人からのアドバイスや慰めに耳を傾けられる人は、復活するタイミングもつかみやすくなります。

しかし、いつまでたっても自分のこだわりや納得に固執しがちで、耳を貸さない人は感情を切り替えられません。

打たれ弱い原因

海岸を眺める打たれ弱い沈んでいる女性

同じ失敗があっても、すぐにプラスにできる人といつまでも落ち込んでしまう人がいます。
どうして打たれ強い人と打たれ弱い人に分かれてしまうのでしょうか?

その原因についてみてみましょう。

  1. 経験が偏っている
  2. 相手の気持ちを汲み取るのが苦手
  3. 信頼関係が成立していない
  4. 「~べきと考えがち

①経験が偏っている

これまでの人生を振り返り、子どものころからの経験を通じて考えてみましょう。
子どものころや、学校、職場などで、とがめられたたことがない人が多いです

子どものころから怒られることになれている人は、大人になってからも動じることがありません。
叱責されたときの切り回し方がわかっていて上手に聞き流すことに長けています。

一方で、そうした経験が少ない人は、どうしてよいかわからずひたすら沈んでしまいがち。
叱咤されたという事実にもショックを受けやすく、深く落ち込むことにつながります。

②相手の気持ちを汲み取るのが苦手

相対した人の真意を汲み取ったり、気持ちを類推することが苦手なことも一つの原因です
怒られたときに「とがめられた」ことばかりに目が行ってしまうと、本当の気持ちがわからなくなってしまいます。

打たれ強く、人から注意されたことを糧にできる人は怒ってくれている人の真意をうまくつかむことができます。
「どうして怒っているのか?」「相手が言いたいポイントは何か?」といったことを冷静に考え、自分にいかすことができます。

しかし、怒っている人の気持ちを想像できず、上手くいかなかったショックにばかり目を向けていると、次に生かすこともできません。
いつまでもショックを引きずって、前向きに考えられなくなってしまいます。

③信頼関係が成立していない

怒っている人との信頼関係ができていないときも、打たれ弱い一面が目立ちます。
あるいは、周囲との信頼関係がなく不首尾に終わったときに過度に衆目を気にして落ち込む場合もあるでしょう。

人間関係で信頼関係が築けていないと、ささいな失敗で大きなダメージを受けてしまいがち。
必要以上に気がふさいでしまいます。

④「~べき」と考えがち

自分に「こうであるべき」といった願いを高く持って持っていることが原因になることもあります。
志や目標が高く自分に厳しい人は、強い精神力があるように見えてしまいがち。

しかし、高く掲げた志に目が行っていると、かえって現実を見て「こんなはずではなかった」と沈みこみ、気持ちを引きずってしまうでしょう

何か思い通りにいかないことがあっても割り切ることができず、いつまでも立ち直れない打たれ弱い性格の引き金になってしまいます。

打たれ弱いことのデメリット

人間関係をこじらせた打たれ弱いしかめっ面の人

人の性格にはいろいろなものがあります。
打たれ弱い性格で考えられる弊害を見てみましょう。

  1. 過剰に用心深い
  2. 消極的思考
  3. 人間関係でトラブルが増える
  4. スキルアップできない

①過剰に用心深い

少しのうまく進まないことでも、気に病んで落ち込みやすい人は、新しい挑戦に踏み出しにくくなります
失敗を恐れる気持ちが人一倍強く、考え方も保守的になってしまいがち。

面白そうだと思うことや、やってみたいことがあっても、後ろ向きな考えが頭をよぎって怖気づいてしまいます。

②消極的思考

ちょっとしたことでも期待外れになればふさぎ込んでしまうので、基本的な考え方が後ろ向きになりやすいところもデメリットです
自信を無くしたり、落ち込んでしまう機会が多く楽観的に物事を考点があげられるでしょう。

こうした一面がより消極的な考え方に拍車をかけてしまいます。

③人間関係でトラブルが増える

打たれ弱い人によく見られる攻撃性は、人間関係のトラブルのもと。
自分を守るために人を傷つける行動に出てしまうので、人と衝突を繰り返しやすくなってしまいます

人間関係がうまく作れなくなると、信頼関係もできにくくなり、どんどん孤立してしまう人も少なくありません。

④スキルアップできない

偉大な人の伝記を持ち出すまでもなく、人は進歩できる生き物です。
「失敗は成功の母」という有名な言葉があります。

子どものころに何度も聞かされたという人も多いのではないでしょうか。
何ごとも順風満帆に進む人生には反省や振り返りの機会もありません。

失敗を大きなステップアップするタイミングととらえて考えてみると、打たれ弱い人の問題が見えてくるのではないでしょうか。
この様な人のデメリットを考えてみましょう。

ステップアップするための機会を逃してしまうところがデメリットとして挙げられます。
不首尾を怖がりチャレンジをしないようになると、成長するきっかけを失います。

人から注意されても真意がくみ取れず、無意味に落ち込むばかりになるでしょう。
こうして建設的な行動がとれない打たれ弱い人は、いつまでたっても成長ができません。

人が成長するためには、ときに傷つくことや恥をかくことが必要です。
大きな挫折が実になることも少なくありません。

いろいろな考えが自分を損なうほうばかり向いてしまうと、無駄にふさぎ込むことに時間を使ってしまうところがデメリットです。

打たれ弱い性格の克服方法

打たれ弱い自分と向き合おうと座り込む人

失敗に気を取られて、中々立ち直れない性格はどうやって克服すればよいでしょうか。
打たれ弱い性格に悩んでいる人が上手に転換するために、おすすめの乗り越え方をチェックしましょう。

小さなことから変えていくだけで、打たれ弱い分を減らすことができるはず。
おすすめの克服方法を紹介します。

  1. 建設的な考え方
  2. 俯瞰して想像する
  3. 小さな目標を作って自信をつける
  4. 怒ってくれた人の気持ちを想像する
  5. 笑いにかえてみる
  6. 使う言葉を変えてみる
  7. ストレス発散方法を持っておく
  8. シリアスに受け止めない
  9. 言葉のままに受けすぎない
  10. 反省と自己否定を一緒にしない

①:建設的な考え方

一つ躓いたと感じたときに、すぐに挽回する方法を考えるくせをつけましょう
打たれ弱い人ほど、いつまでも気持ちを長引かせて次の行動に移れません。

失敗をしたときにどうやってリカバリーをするべきかを考えていけば、落ち込む暇はないはずです。
挽回する方法を考え、すぐに実行するように心がけましょう。

挽回することが、結果的に失敗を補い、自信や自己評価を回復することにもつながります。

②:俯瞰して想像する

何か思い通りにいかないことがあったときは、俯瞰して客観的に考えてみるのもおすすめ
打たれ弱い人は自分を否定する気持ちが強くなってしまいがち。

同じことを他人がしたらどう思うかを想像してみましょう。
これまでと違った俯瞰した視点で物ごとをとらえることができるはず。

自分が偏ってとらえすぎていたと気づくことができ、冷静に対処できるようになります。
普段から客観的に物事を考えるのが苦手な人や、自分を俯瞰してみることが苦手な人は他人のことを想像するとうまくいきます。

③:小さな目標を作って自信をつける

自信のなさや悲観的な考え方が、打たれ弱い性格を生んでしまうケースがあります。
そこで、このような性格を克服したい人はしっかり自信をつけることもおすすめです。

理想を高くせず、小さな目標を作って達成することで自信をつけていきましょう
細かな目標を日々クリアすることで、充実感や達成感を味わい、自信を積み重ねていくことができます。

④:怒ってくれた人の気持ちを想像する

人から叱られたとき、落ち落ち込みやすい人は、立ち止まって怒っている人の気持ちを想像することが大切です
怒られた事実にばかり目を向けてしまうと、いつまでたっても立ち直れません。

どうして起こられたのか、相手が何を言いたいのかを想像し、真意を汲み取るように心がけましょう。
相手の気持ちがわかるようになれば、自分の言動も違った見方ができるのではないでしょうか。

改善策が明確になることでもう一度立ち上がるやる気を起こすことができるでしょう。

⑤:笑いにかえてみる

無理やりにでも、失敗を笑いにかえてみるのもおすすめです。
打たれ弱い人ほど、ささいな失敗を深刻にとらえてしまいがち。

あえて笑い話にして人に話すことで、気持ちを切り替える練習をしてみましょう
笑いにすることで、不必要になほどまじめになってしまう自分をとどめることができるでしょう。

⑥:使う言葉を変えてみる

恥ずかしい思いや間違えたと感じたり、うまくいかないときほどポジティブな言葉遣いを心掛けましょう。
落ち込んでいる人は悲観的な言葉や否定的な言動をしてしまいがち。

そうした言葉は、かえって気持ちを暗くさせてしまいます。
カラ元気でもよいので、あえて前向きな言葉遣いを心掛けると、つられて気持ちが明るくなってきます

⑦:ストレス発散方法を持っておく

普段からストレス発散方法を作っておくのもおすすめです
嫌なことがあったときに、自分の気持ちを落ち着ける逃げ道になるでしょう。

いつまでも頭から離れない失敗の記憶をストレス発散方法で吹き飛ばします。
一人カラオケやスポーツなど、好きなストレス発散方法を持っておくと、対処しやすくなります。

⑧:シリアスに受け止めない

何ごとも大げさに考えすぎないことが大切です。
打たれ弱い人は、小さな事がらを大げさにとらえて必要以上に落ち込んでしまいがち。

気分が沈んだときは、大げさに考えていないか、立ち止まって確認してみるとよいでしょう
物事を大きくとらえすぎて、ふさぎ込んでいる自分に気づくことができます。

⑨:言葉のままに受けすぎない

真に受けすぎないように注意するのもおすすめです
人によって物事の表現方法はさまざまです。

小さな失敗でも強い口調でとがめる人もいれば、感情で相手を責めてしまう人もいます。
人から受けるすべての言動を真に受けると、つらい思いをすることが少なくありません。

何かあっても立ち止まって冷静に考えるくせをつけましょう。
自分が見直すべきところと、水に流すところをしっかり判断し、落ち着いてしっかり対応すれば落ち込みすぎることもなくなります。

⑩:反省と自己否定を一緒にしない

反省と自己否定を一緒に考えないようにしましょう
何かあったときに、もう一度同じことを繰り返さないよう反省することは大切なことです。

しかし、それはあくまで改善策を導くためにすること。
反省と自己否定を一緒に考えてしまうと、過ぎてしまったリセット不可能なことにばかり目が行きます。

この様な状況に陥ってしまうとドンドン悪いループにハマってしまいます
何かに対処するときは、建設的な考え方ができるように心がけましょう。

打たれ弱い人と打たれ強い人の違い

打たれ弱い人も打たれ強い人もいる職場

同じ出来事に遭遇しても、すぐに立ち直れる人と、いつまでも引きずってしまう打たれ弱い人がいます。
両者にはどんな違いがあるのでしょうか。

代表的な違いは、これまでの経験です
人生経験が豊富な人ほど、自分の失敗も他人の失敗も見てきているため、多少のことでは動じません。

怒られた経験も多く、上手に対処できるスキルを持っている人が多くなります。
色々な経験が少ない人は、こうしたスキルもなく、一つ一つの出来事を根深いものと考えてしまいがち。

特に失敗や人の前で恥をかくといった経験が少ない人は、大人になってから失敗を受け止めるのが苦手になってしまいがち。
同じように叱責を受けた経験がない人もこのような傾向がみられます。

子どものころにこの様な経験が少ないことで、大人になってから上手に対処できなくなってしまう点は注意が必要でしょう。

経験の差は、子どものころにはわかりにくいものです。
しかし、大人になるとはっきりした違いとなって表れます。

また打たれ強い人は、上手に失敗を笑い飛ばして発散できますが、一方でそういった気持ちの切り替えもが難しい人もいるでしょう
他にも、打たれ強い人はいろいろなできごとや人の気持ちに適度な鈍感さを持っています。

一方で、小さなことにも気づけるナイーブな人もいます。
この様な人は他人の痛みに敏感で優しい人が多いです。

しかし、その優しさを自分にうまく向けることができないケースも珍しくありません。
人間関係でも、ささいなことに引っかかりを覚えて傷ついてしまうことが多いでしょう。

適度に忘れたり、水に流すような器用なことができず、心にとめたまま苦しんでしまいます。
繊細な人は一つ一つの事がらにくよくよして、いつまでも気持ちがふさいだままになってしまいます。

打たれ弱い人との上手な接し方

肩にもたれる打たれ弱い人と寄り添う女性「l

身近な打たれ弱い人との接し方を紹介します。
傷つけずに、上手に人間関係を気付きたい人はどういった点に注意すればよいでしょうか?

  1. ポジティブな言葉で話す
  2. 笑い話にする
  3. 良いところに着目する

①ポジティブな言葉で話す

基本的にポジティブな言葉遣いを選ぶように心がけましょう
自信を持てず、気がふさいでしまうことが多々ある打たれ弱い人は、悪い印象を与える言い方に敏感です。

ささいなことでも自分を否定されたと感じて、ふさぎ込んでしまうケースが少なくありません。
安心感をもって人間関係を作るためにも、まずはポジティブな言葉遣いで会話するようにしてみるとよいでしょう。

暗い表現や後ろ向きな言葉遣いはNGです。
明るい雰囲気づくりや、楽観的な表現を心掛けると効果的。

周囲の人が、前向きな雰囲気づくりをすることで、本人の気持ちに明るさが戻ってくるでしょう。
安心感や、自信につなげられるようなポジティブな言葉遣いを意識するのがおすすめです。

②笑い話にする

何か落ち込むような失敗があったときは、あえて笑い話にして消化させるのもおすすめです
このとき、相手が傷つかないように、馬鹿にしないように注意します。

ちょっとした失敗を笑い話にかえて笑い飛ばすことで、深刻さを払しょくして気持ちを明るくすることができます。
何ごとも笑えれば、結果オーライで気持ちの整理が付けやすくなります。

また、笑いに変えることを覚えると、小さなことに躓きにくくなる点もポイント。
まわりが笑い話に変えることで上手な折り合いのつけ方を示すことができます。

恥ずかしいといったネガティブな気持ちや、否定する感情を笑いで切り替えるようにしてすることが大切。
また、他人の失敗談を聞くのもおすすめです。

落語など、面白おかしく失敗を話す笑い話を身近な話題に取り入れると、お互いに心が軽くなるのが感じられるでしょう。

③良いところに着目する

相手のよいところに着目するように心がけましょう
打たれ弱い人は、何ごとにもセンシティブで否定的な気持ちに結び付けがちです。

周囲の様子や空気を気にする気持ちも強い場合が多いでしょう。
そこで、自分でも気づかないような長所を拾い上げてもらうことで自信をつけるきっかけ作りができます。

人の良いところを見つけるのが得意でも、自分には厳しい目を向けてしまう人に心当たりはありませんか?
自分で自分のよいところを見つけるのは、ときに難しく感じられるものです。

特に謙虚で真面目な人ほど、こうした傾向に陥りがち。
そこで、周囲の人が率先してよいところを褒めるようにしてみましょう。

言葉にすることで、本人も自分のよいところに気づきやすくなります。
周囲のサポートで自信をつけさせ、気持ちを明るく楽観的に導くようにしてみましょう。

【診断】あなたは打たれ弱い人?

打たれ弱いかどうか診断する女性

自分が打たれ強い人か、そうでないか、気になったことはありませんか?
そんなときは打たれ弱いかどうかチェックする診断を活用するのもおすすめです。

インターネット上でも、さまざまな診断があるので、気になる人は探してみましょう
代表的な診断項目も紹介します。

普段からネガティブ思考をしがちなことや、理想主義で自分に厳しい一面も診断項目にあたります
また、周囲を気にするところも、代表的なチェック項目といえるでしょう。

怒られることが苦手なだけでなく、叱責するのが苦手な人も打たれ弱い場合が多いでしょう
こちらのサイトでも、簡単に診断ができるので、ぜひ試してみましょう。

紹介しているサイトは簡単な項目にこたえるだけで診断ができるおすすめのサイトです。
具体的なシーンを想定し、その時に取る行動や考え方をもとに診断してくれます。

自分の性格を診断するのにも役立ちますが、職場の同僚や部下を診断し、人間関係にいかすのもおすすめです。
周囲で打たれ弱いのではないかと感じる人がいたら、この診断で確かめてみてはいかがでしょうか?

打たれ弱いことが前もってわかっていると、付き合い方の参考になるでしょう。
すぐにできる診断ツールで、打たれ弱さをはかってみてはいかがでしょうか。

【あなたは耐えられているほう?】打たれ強さ診断

打たれ弱い人に勇気を与える名曲

励ましソングで勇気をもらう打たれ弱い女性

打たれ弱さが気になっている人におすすめの歌を紹介します。
ウルフルズの「ええねん」は強い肯定感を与えてくれる名曲

素晴らしい、優秀な人間でなくても、ありのままの自分を受け止める勇気をくれるおすすめの一曲です。
もし、何かにふさぎ込んでしまったり、いつまでも気持ちが上を向いてくれないときはこの歌を聞いてみてはいかがですか?

力強い歌が素敵な応援歌に聞こえるはず。
どんな人でも、明るく前向きなままではいられません。

苦手なことや、うまくいかないことにぶつかるときもあるでしょう。
そういったときに、自分だけではないと励ましてくれる歌があれば、勇気がわきますね。

打たれ弱い自分を認めて、前向きさを取りいれよう

友達と楽しそうに話す打たれ弱いところを克服した女性

人は誰でも失敗はしたくないものです。
怒られることが好きな人もいないでしょう。

しかし、ときに人は間違いを犯し、恥をかきながら生きていかなくてはいけません。
そうした時に、未熟でダメなところがたくさんある自分を等身大に受け止めて、前向きさを取りいれるように心がけてみてはいかがですか?

誰もが立派で素敵な自分でいたいと願うものです。
しかし、人生はそううまくはいきません。

ときに失敗もし、恥をかきながら生活を続けていかなくてはいけませんが、そうした現実とうまく折り合いが付けられない人も少なくありません。

ときに失敗もし、恥をかきながら生活を続けていかなくてはいけませんが、そうした現実とうまく折り合いが付けられない人も少なくありません。
一つ一つのことにこだわりすぎて、気持ちをすり減らしてしまうでしょう。

しかし、自分の至らなさを受け入れることで折り合いをつけられれば、次の一歩を踏み出せるようになるはずです
自分の意識をほんの少し変えるだけで気持ちや考え方も改善できます。

認めたくない自分を受け入れるのは勇気がいることですが、受け入れた先に新しい道が開けるでしょう。
打たれ弱さを克服し、未熟ながらも明るさをもった生き方を取りいれてみましょう。

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ライター
noel編集部

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