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面接で座右の銘や好きな言葉を聞かれる理由

理由①:生き方や考え方など人柄を知りたい

その人の信念や軸、普段の生活など、イメージを掴む質問のなかでは、座右の銘や好きな言葉を聞かれることがあります。

どんな人柄なのか、自分を知ってもらうチャンスなので、ぜひ用意をしていきましょう。

有名人の言葉や、かっこいい、面白い、そういった言葉を選ぶのもOKですが、”どうしてその言葉を選んだのか” 理由も考えておくと尚更良いです◎

背伸びしすぎる必要はなく、普段の自分はどうなのか、そうしてこれからどうなりたいのかを考えながら探すと見つけやすいかもしれません。

理由②:準備をしてきたか面接に対する心構えをみたい

きちんと前もって準備ができる人なのかどうかが表れます。
答えられずあたふたしてしまい、準備をしてきていないのかな?と思われてしまってはもったいないですよね。

きちんと面接の準備をすれば、心に余裕を持って答えられるはず。
日常で”こう生きたい”と思うことがある方も、まだ模索中という方も、これをきっかけに面接対策のなかに”座右の銘” "好きな言葉”を入れておくことをオススメします。

理由③:仕事に対する姿勢を知りたい

就活の面接の場合ですが、仕事に対する姿勢や考え方をみられています。
また、その人の仕事へのスタンスが、会社の雰囲気にあっているかどうかも重要です。
そのため面接官は、価値観や雰囲気が合うかどうかも見ています。

面接で座右の銘や好きな言葉を聞かれたときの答え方のポイント

ポイント①:まず「私の座右の銘/好きな言葉は◯◯です」と結論から述べる

問いかけられたら、まず結論から言うと印象が良いでしょう。
結論から話すことは、仕事においてはビジネスマナーと言われているほど重要なスキルです。

ビジネスマナーと言われている理由は、忙しい相手への配慮だったり、聞く側を疲れさせないということもありますが、面接では「インパクトを与える」という効果があります。

先に結論を述べることで、相手の意識がこっちへ向き、そのあとの話に興味を持ってもらいやすくなります。

ポイント②:理由やエピソードを説明する

結論→理由+エピソード(経験)と、理由やエピソードを加えて説明すると、分かりやすく伝わります。
特に就活時期や高校の入試の時期だと、面接官は多くの人を面接しています。

だらだらと話すと、途中で興味をもってもらえない恐れがあります。
また面接は緊張する場でもあるので、自分が何を言っているのか分からなくなることもありえます。

伝えたいことを最後まで聞いてもらうためにも、順序立てて説明するのがおすすめです。
できるだけ無駄は無くし、具体的に答えると納得してもらえるでしょう。

面接で座右の銘や好きな言葉を聞かれたときの答え方の例

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例①:「私の座右の銘は、”継続は力なり”です」

この言葉を座右の銘としている理由は、私の実体験のなかで、継続してきたものに救われていると実感するからです。
私は3才から15年間ほど、ダンスを習っていました。

時にはやめたいと思うことは何度もありましたが、ダンスを踊ることやダンス仲間がいる支えられています。

辞めたいと何度も思いつつも、その都度に目標を定めれば、楽しみも見いだせるということを学びました。

そして今でも時々、ダンスをしてリフレッシュします。
辞めたいと何度も思いつつも、今後、もしも、辞めたい、逃げたい、という気持ちになったときにも、この言葉を思い出して成長していきたいと思っています。

例②:「私の好きな言葉は、”行動を伴わない想像力は何の意味もない” です。」

これは、喜劇王と言われている、英国のコメディアンであり映画監督でもあったチャールズ・チャップリンの言葉です。

私は幼い頃、空想に浸ることが好きでした。そしてそれを絵に描くことも好きでした。日々の生活のなかで起こる様々な出来事を絵に描くことで発散していたのかもしれません。自分の中だけで完結する行動力は養われました。

しかし振り返ってみると、誰かのために行動してきたことはあまりなかったかもしれません。
これからは誰かのため、何かのために行動をしていきたいと思っています。
ああだったらな、こうだったらな、と思うことに対して、ときに自分から率先して行動することが、良い環境づくりに繋がると考えています。

私の考える良い環境とは、ひとりひとりが自分らしくいられることです。
意見を言えたり、相手の話を受け入れたり、ときに笑い合えたり、そういった良いサイクルが良い雰囲気の場を作っていくのだと思います。

面接で使える座右の銘

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①:万里一空(ばんりいっくう)

<意味>
目標に向かって、動揺せず冷静に物事に励むこと
<由来>
宮本武蔵の『五輪書』のなかに出てくる言葉。
"全ての世界はひとつのところに留まっている" "世界の全てはひとつの空にある” という意味から、何事も冷静な心の持ちようが望ましいと解釈される。
例)万里一空の精神を持って物事に挑む

②:博学篤志(はくがくとくし)

<意味>
広く学んで、熱心に志すこと
<解説>
訓読みで「ひろく まなんで あつく こころざす」と読む。広く様々なことを学び、熱心に志すことをいう。
例)博学篤志の心で勉学に励む

③:初志貫徹(しょしかんてつ)

<意味>
初めに心に決めた思いや志を最後まで貫き通すこと。
<解説>
「初志」とは、初めに決めた目標や志のこと。「貫徹」とは、最後まで考えや指針などをやり通すこと。

④:粗探しをするより改善策を見つけよ。不平不満など誰でも言える。(ヘンリー・フォード)

<解説>
英語だと、Don't find fault, find remedy. Anybody can complain.
直訳すると、「間違いばかりを見つけるな、改善策を見つけよ。誰でも文句を言うことはできる。」
問題を改善しようと行動することは勇気のいることです。

ときには責任を負うこともあるでしょう。
欠陥ばかり目についたり、人のせいにしたり、責任から逃れたりすることは容易いですが、それでは何も変わりません。

不平不満は、聞いていて気持ちのいいものではないですよね。
自ら進んで改善策を考えることは、人のためでもあり、自分のためでもあると言えるでしょう。

⑤:美しさは女性の武器であり、装いは知恵であり、謙虚さはエレガントである(ココ・シャネル)

<解説>
今も色褪せず女性の憧れであり続けるCHANEL。
装いにシンプルさを追い求めたココ・シャネルの言葉は、シンプルに心に響きます。

流行やブランドにとらわれ過ぎず、自分に合った装いをすること。謙虚であることは上品で優雅であること。

「美しさは女性の武器」というのはきっとそれを総じた女性のことを言っているように感じます。

着飾るよりも、シンプルであることが時には美しいのかもしれません。

⑥:Everything's gonna be alright.(ボブ・マーリー)

<解説>
「全てうまくいくさ」という意味。
『No Woman No Cry(泣かない女はいない)』という曲の歌詞の一節。切ないときや泣きたい時、背中を押してくれる曲です。

その音楽はラスタファリ運動の思想を背景としており、彼の音楽・思想は、音楽関係者のみならず 数多くの人々に多大な影響を与えている。
「ローリング・ストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」に於いて第19位にランクされた。
出典:UNIVASAL MUSIC JAPAN

⑦:ハクナ・マタタ

<解説>
ハクナ・マタタといえばライオンキングを思い浮かべるひとが多いはず。
ディスニー映画「ライオンキング」の挿入歌や、劇団四季「ライオンキング」の劇中歌で、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

「ハクナ・マタタ」は、スワヒリ語で「なんとかなるさ」「くよくよするな」という意味。

何か新しいことを始めるとき、誰でも緊張したり、躊躇してしまったり。

そんなときに勇気をくれる言葉です。
くよくよしている時間は戻ってこないし、「なんとかなる」と思っていたら、なんとかなることもあるので、面接で緊張したときには「ハクナ・マタタ」を言ってリラックスしちゃいましょう。

⑧:自分が変われば相手も変わる

<解説>
自己啓発でよく耳にする言葉です。
相手を無理に変えようとしても変わってもらうことは難しいでしょう。

自分が変わることで相手への接し方が変わり、変わった自分と接する相手も変わっていくことはじゅうぶんに有り得ます。

しかし、自分は変わったつもりなのに相手は変わってくれない場合、「自分は相手のためにこんなに頑張っているのに」などと不満を持ってしまっては意味がありません。

こういった場合は自分の本質が変わっていないか、変わったと思い込んでいることが多いでしょう。そもそも人はそう簡単に変われません。

だからこそ、相手を変えてしまうくらいの、自分が変わる努力が必要なのです。

⑨:魅力的な唇のためには、優しい言葉を紡ぐこと。愛らしい瞳のためには、人々の素晴らしさを見つけること。(オードリーヘプバーン)

<解説>
最も偉大な女優50選の第3位にランクインしているオードリーヘプバーン。
また、ユニセフ親善大使として任命され、その活動も讃えられています。

外見はもちろん、彼女の内面から滲み出る美しさは誰もが頷けるものでしょう。
人間の魅力は外見だけで決まりません。内面は見た目に出るともいいます。
普段なにげなく発している言葉や行動を振り返り、見直してみることもたまにはいいかもしれません。

⑩:明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。(ガンジー)

<解説>
命あるものには、いつか終わりが来ます。
いつか終わりが来るのに、こんなに必死になってバカらしいと思ったことはありませんか?

学ぶ理由はきっと人それぞれで、「学び」とは自分や自分の大切な人を守る知識でもあったりします。
「人はなぜ学ぶのか」について興味深い記事がありました。

人間は〈根拠〉を求めて学ぶのであり、学ばずにはいられないのです。
こう見ると、「人はなぜ学ぶのか」という問いを発した人が、実はもう「学びつつある」のだということが分かるでしょう。
出典:新鐘

面接で座右の銘・好きな言葉を聞かれた時の答え方のまとめ

しっくりくる言葉は見つかりましたか?
生活が変化していくとともに、座右の銘や好きな言葉は、変わっていっても良いものだと思います。

面接では「今の自分」と「将来の自分」を見られています。

ことわざでも、偉人の言葉、自分で考えた言葉でも良し◎
自分のことをアピールできる言葉を見つけ、理由やエピソードと関連付けて考え、面接官の心をグッと掴んでしまいましょう。

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ライター
TSUKASA.

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