【美容師監修】ヘアアイロン温度のベストは？温度調節の使い分け方＆人気ヘアアイロン5選

ヘアアイロンは温度調節が大事！

ヘアアイロンを使用するときは、スタイリングに合った適切な温度で行うようにしましょう。
最近のヘアアイロンの最高温度には、200度を超えたものもあります。

この200度という温度は、外国の方の髪質には最適ですが、日本女性の髪質にはやや強めの温度です。
200度の温度でスタイリングすると、髪の毛へのダメージが大きすぎるので、気をつけましょう。

また設定温度が低すぎるのも危険です。
温度の低いヘアアイロンは、なかなかスタイリングできず、ヘアアイロンを当てすぎてしまいます。

ヘアアイロンの当て過ぎも、髪の毛が痛む原因です。
ヘアアイロンは、スタイリングに合わせて、温度を設定し、髪の毛に必要以上のダメージを与えないようにしましょう。

Q.ヘアアイロンを高すぎる温度で使い続けた時のデメリットは？

A.髪がゴワついたり、きしんでしまう

ヘアアイロン≪タイプ別≫にみる適正温度

ヘアアイロンには髪の毛をストレートヘアにするアイロンと巻き髪にするカールアイロンがあります。
また温度設定の表示が強弱表示のアイロンも。

これらの適正温度について説明していきます。

ストレートアイロン

＼ストレートアイロンの適正温度／

ストレートアイロンで、ストレートヘアを作るときは、120～150度の温度で行いましょう。
ストレートヘアは5cmほどの毛束で。

これ以上多いと熱通りが悪く、ヘアアイロンの当て過ぎになります。
同じ箇所に2回通すのがおすすめです。

1回目はほんの少しゆっくりめ、2回目はスーっと通すイメージですると良し。
同じ箇所に2回行うことで、ツヤのある髪の毛に仕上がります。

ストレートアイロンを扱うときは火傷に気をつけ、ゆっくり丁寧に行いましょう。

コテ・カールアイロン

＼コテ・カールアイロンの適正温度／

カールアイロンの適温温度は120度〜150度です。
カールアイロンは、熱を当て続けて巻き髪を作っていきます。

そのため170度でも結構なダメージに。
150度の温度でも一定時間当て続ければ、綺麗な巻き髪を作れます。

ヘアアイロンで与えるダメージは最低限にして、綺麗なヘアスタイルに仕上げていくことが大切です。

数字タイプ

美容室で使われている多くのヘアアイロンがデジタル表記の数字タイプです。
温度がしっかりと表示されているので、温度調整がしやすい。

最近は通販などでも、このタイプの取り扱いが多くなっています。
簡単に温度調整ができるのは、嬉しいですね。

弱～強タイプ

家電量販店などで販売されているプチプラのヘアアイロンは、温度設定が「弱～強」となっていることが多いです。
メーカーによって、若干温度設定が変わりますが、多くの場合、弱140度、中150度～160度、強170～180度で作られています。

しかし念のため、開封時に取説できちんと設定温度の確認をしましょう。

ヘアアイロン≪温度別≫おすすめスタイル

出典：Beauty navi

ヘアアイロンの設定温度ごとに、おすすめのヘアスタイルをご紹介していきます。

下準備

ヘアアイロンを使用する前に、まずは下準備を。
ヘアアイロン前に、しっかりとブローを行いましょう。

ヘアアイロンは濡れた髪NGです。
濡れた髪は、髪を守ってくれるキューティクルが開いた状態のため、ダメージがそのままダイレクトに髪の毛へ。

またヘアアイロンの効果もイマイチです。
そのため、ブローを行って、しっかりと髪の毛を乾かしましょう。

さらにブローでブラッシングすることで、髪の毛の絡まりがなくなり、毛流れが良く、ヘアアイロンがやりやすくなります。

140度

ヘアアイロンの140度の温度は、前髪などのワンカールにおすすめです。
前髪を内巻きにするだけで可愛さがアップ。

では、やり方を紹介します。
まず前髪を整えましょう。

次に、利き手ではない方の手で前髪をつかみ、利き手でカールアイロンを持ち、おでこの斜め上の箇所を挟みます。

内巻きの丸みをイメージしながら、カールアイロンを回転。
毛先を整えたら完成です。

150度

提供：takusanw

美容師・渡辺卓哉さんおすすめは150度でのミックス巻き。
今っぽい垢抜け感のあるスタイルに仕上がりますよ。

＼巻き方／

170度

①ストレート

ストレートヘアを作るときは、170度の温度がおすすめです。
150度でも良いですが、170度の方がさっと熱が伝わり、綺麗なストレートヘアに仕上がります。

では、綺麗なストレートヘアの作り方をご紹介。
まず髪の毛をしっかりと乾かし、ブラッシングをします。
次にスタイリング剤などがあれば、髪に馴染ましょう。

5cm幅ずつ手に取って、アイロンを当てていきます。
同じ箇所に2回ずつ当てていきましょう。

当て終わったら、しっかりと冷ますように。
髪の毛をしっかりと冷ますことで、仕上がり具合も良くなります。

②内巻き

内巻きカールは、ストレートアイロンの170度で行うのがおすすめです。
髪の毛の毛先にワンカール加えるだけで、可愛さをプラスすることができます。

170度の温度なので、あまり当てすぎず、さっと仕上えるのがポイントです。
やり方はストレートのやり方とほぼ同じ。

5cm幅ずつ手に取って、ヘアアイロンを当て、毛先の方を内側巻きしていけばOK。
これだけで綺麗なワンカールに仕上がります。

カールを作るのに、ストレートの時よりも当てる時間が長いため、2度がけは不要です。
全体的に内巻きをしたら、完成。

ヘアアイロンの温度や使い方で気をつけること

ヘアアイロンの温度や使い方で気をつけることを7つご紹介します。

1. 乾いた髪
2. スタイリング剤
3. トリートメント
4. ブラッシング
5. 何度も当てない
6. 長時間当てない
7. 冷めてから触る

①乾いた髪

＼濡れたままあてると髪がやけどしたような状態に…／

ヘアアイロンは、必ず乾いた髪の毛に使用するようにしましょう。
濡れた髪の毛はキューティクルが開いた状態で、この状態にヘアアイロンの高熱を当てるのはとても危険です。

髪の毛に大きなダメージを当ててしまいます。
また髪の毛が乾いた状態の方が、ヘアアイロンがかかりやすいです。

髪の毛へ与えるダメージを極力減らし、またヘアアイロンの効果を高めるためにも、髪の毛はしっかり乾かしてからヘアアイロンを使用しましょう。

②スタイリング剤

ヘアアイロンの高温や摩擦から髪の毛を守るために、スタイリング剤を活用しましょう。
ストレートのかかり具合を良くしたり、カールのキープ力を高めたり、ヘアアイロンの効果を高めるスタイリング剤やヘアアイロンによるダメージから髪の毛を守ってくれるスタイリング剤などがあります。

ヘアアイロンからのダメージを少しでも減らせれるよう、スタイリング剤を上手に活用していきましょう。

③トリートメント

ヘアアイロン使用前に、トリートメントを塗布すると良いです。
洗い流し不要のトリートメントをヘアアイロン使用前に塗布することで、髪の毛のケアすることが可能。

髪の毛が滑らかになることで、ヘアアイロンをスーっとかけることができます。
ヘアアイロン使用前には、トリートメントの塗布を忘れずに。

④ブラッシング

ヘアアイロン使用前にブラッシングをして、髪の毛を整えましょう。
髪の毛が整っていると、より綺麗なストレートヘアや巻き髪を作ることができます。

一手間ですが、この一手間によって、仕上がりに差が生じるので、ヘアアイロン使用前のブラッシングは大切です。

⑤何度も当てない

ヘアアイロンを同じ箇所に当てるのは、多くても3回以内に止めておきましょう。
何度も同じ箇所にヘアアイロンを当てると、その分髪の毛にダメージが。

ストレートアイロンの場合は2回以内、カールアイロンの場合は1回のみが理想です。
何度も繰り返し当てないように、心がけておきましょう。

⑥長時間当てない

ヘアアイロンは、長時間同じ箇所に当て続けるのもNGです。
髪の毛へのダメージを気にするあまり、低い温度でヘアアイロンを使用する方もいますが、これもあまり良くありません。

温度が低すぎて、思ったようなヘアスタイルに仕上がらず、つい長時間当て続けてしまいがちです。
ストレートアイロンの場合はスーっと滑らかにかけるだけでOK。

カールアイロンの場合も、5秒以内で巻終えましょう。
5秒でも、適温で使用していれば、十分綺麗な巻き髪に仕上がります。

⑦冷めてから触る

カールアイロン使用後は、ふんわりとした髪に仕上げたいがために、髪をほぐそうとつい触ってしまいがちですが、これは良くありません。
カールアイロン使用後は、髪の毛が冷めるまで、少し待ちましょう。

冷めてから触るようにすることで、カールのキープ力や効き具合がグンと良くなります。
ヘアアイロン使用後は、髪の毛が冷めるまで待つことがとても大事です。

温度調節がしやすい◎人気おすすめヘアアイロン7選

温度調整がしやすい人気のヘアアイロンを7つご紹介します。

美容師・渡辺卓哉さんおすすめ

①ReFa（リファ）／ビューテック　ストレートアイロン

＼おすすめポイント／

こちらのストレートアイロンは水・熱・圧によるダメージを軽減してくれる独自技術「カーボンレイヤープレート」を使用しているんです。
濡れた髪に使用してもダメージの原因となる水蒸気爆発を起こしにくく、髪に均一に熱を伝えてくれますよ。

②バイオプログラミング／ヘアビューロン4DPlus

＼おすすめポイント／

ヘアビューロン4DPlusは独自技術バイオプログラミングの効果で、使うほど髪にツヤとうるおいが増すアイロンなんです。
低温でもしっかりと巻くことができ、夕方までカールが持続するのも魅力。

編集部おすすめ

①SALONMOON│ストレートヘアアイロン ダブルイオン

SALONMOONのストレートヘアアイロン ダブルイオンは、プレートからマイナスイオンを放出し、ツヤと潤いのある髪に仕上げてくれます。
マイナスイオンは、髪のキューティクルを保護し、髪の毛へのダメージを最小限に。

また髪のパサつきを抑え、滑らかな髪へと導いてくれます。
ストレートヘアアイロン ダブルイオンは、80度～230度までの温度を5度間隔で調整可能。

ダブルPTCヒーターを搭載しており、わずか90秒ほどで、180度のヘアアイロンが使用できます。
忙しい朝の時間に、すぐヘアアイロンが立ち上がるのはとても嬉しいですね。

②ヴィダルサスーン│カールアイロン

ヴィダルサスーンのカールアイロンで、魅力ある美しいカールを作りましょう。
シルキーピンクコーティングで、髪の毛に熱を優しく素早く伝えることができます。

温度は125度～200度の範囲内で15度ずつ調整可能。
コードも回転式で、とても使いやすくなっています。

今回の紹介商品は25mmですが、32mmの商品もあります。
ショートヘアの方やしっかりめのカールをかけたい方は25mm、ふんわりとしたゆるやかなカールをかけたい方は32mmがおすすめです。

なりたいヘアスタイルに合わせて、カールアイロンのサイズを選びましょう。

③SALONIA│2WAYストレート&カールヘアアイロン 32mm

SALONIAの2WAYストレート&カールヘアアイロンは、商品名のとおり、ストレートアイロンとカールアイロンの2way式の商品です。
100度～220度までの温度で、5度ずつ調整可能。

赤文字のデジタル表示で、温度の確認がしやすいです。
100度までの到達時間がわずか50秒。

セラミックコーティングプレートを採用しており、髪の毛に優しく、スムーズにヘアスタイル作りが行えます。

④モノクローム│カール＆ストレート2WAYヘアアイロン

モノクロームのカール＆ストレート2WAYヘアアイロンは、温度調整がダイヤル式のため、幅広く温度調整が可能です。
温度調整の範囲は100度～180度で、日本女性の髪質に合った温度となっています。

セラミックコーティングとマイナスイオン搭載で、髪の摩擦を軽減。
回転コードで使いやすく、ヘアアイロンの使用に慣れていない方にもおすすめの商品です。

⑤クレイツ│イオン ホットブローブラシ フワリー

クレイツのイオン ホットブローブラシ フワリーは、ブラッシング感覚で使えるヘアアイロンです。
内巻きや外ハネなどのふんわりとした軽やかなヘアスタイルに。

パッドの表面は「クレイツイオンセラミック」になっており、髪滑りが良いです。
温度は160度～200度の5段階調整。

通常のブラッシングやブロー、ヘアアイロンでは演出できない、ふんわりとした柔らかさとツヤのある髪に仕上がります。

ヘアアイロンの温度から髪を守るヘアグッズ6選

髪の毛へのダメージを減らすために、ヘアグッズを活用しましょう。
ヘアアイロン使用前後におすすめのヘアグッズを6つご紹介します。

美容師・渡辺卓哉さんおすすめ

NiNE（ナイン）／ マルチスタイリングオイル ライト

＼おすすめポイント／

植物由来の保湿成分・ツヤ成分配合で、髪にヘルシーなウェット感を与えてくれるアイテム。
スタイリングが苦手な方でも使いやすく、かんたんに軽やかな束感をつくることができますよ。

編集部おすすめ

①SALONIA│ストレートエッセンスクリーム

SALONIAのストレートエッセンスクリームには、縮毛矯正の成分が配合されており、熱を加えることで、綺麗なストレートヘアに仕上がります。
また潤い保持成分も配合。

髪の毛の水分バランスを整え、髪の毛のクセやうねりを抑えます。
さらに湿気ブロック成分も配合しており、雨の日でもヘアアイロンの効果が持続。

洗練されたフレッシュフローラルの香りで、女性らしさもプラスしてくれます。

②モッズ・ヘア│ホットグラマー 泡ウォーター デュアルヘアスタイル

モッズ・ヘアのホットグラマー 泡ウォーター デュアルヘアスタイルは、泡状のスタイリング剤。
泡なので、髪の毛全体にムラなく行き渡り、また髪の毛への成分浸透率が高いです。

浸透率が高いため、ヘアアイロンによる成分蒸発も防ぎます。
また柔軟成分と保湿成分を配合しており、熱を加えることで弾力のある髪の毛に仕上がります。

ストレートにもカールにも、どちらにも使えるおすすめ商品です。
フローラルパッションの香りで、魅力のある女性を演出します。

③ロレッタ│クルクルシュー

ロレッタのクルクルシューは、ふんわりとした巻き髪を作るのに適したヘアグッズです。
カールアイロンの使用前後、両方に使うのがおすすめ。

カールアイロン前に使うことで、ふんわりとしたカールに仕上がります。
さらにアイロン後に使用することで、ふんわりとしたカールをキープすることが可能に。

簡単に柔らかくふんわりとしたカールが作れるので、ふんわりカールのヘアスタイルを作りたい方は、ぜひ使ってみましょう。

④ナプラN.│ポリッシュオイル

ナプラN.のポリッシュオイルは、天然由来の成分のみで作られているヘアオイルです。
ヘアアイロン使用後、毛先に塗布し、なじませることで、軽やかでツヤのある髪に仕上がります。

天然由来成分のみで、肌の保湿オイルとしても使用できます。
アレルギーのある方や敏感肌の方におすすめです。

ただし、使用前は必ずパッチテストを行いましょう。

⑤LUCIDO-L│クリーミィ カールワックス

LUCIDO-Lのクリーミィ カールワックスは、柔らかく弾むようなカールに仕上がるクリームタイプのワックスです。
クリームタイプのワックスですが、塗布すると軽キメパウダーとなり、ベタつきゼロに。

さらにヒアルロン酸を配合しており、柔らかな質感の髪に仕上がります。

⑥ロレッタ│メイクアップワックス 2.5

ロレッタのメイクアップワックス 2.5は、柔かな空気感を演出してくれるソフトワックスです。
適度なセット力で、カールアイロン後に最適の商品。

メイクアップワックス 2.5は、米ぬかから取れる成分を配合して作ったワックスです。
空気感おある軽めの仕上がりで、さらさらとした質感に。

ナチュラルなヘアスタイルを作りたい方におすすめです。

ヘアアイロンは適切な温度で使おう

ヘアアイロンを使用するときは、なりたいヘアスタイルに合った適切な温度で、行うようにしましょう。
ヘアアイロンを使用するときに、最も大切なことが乾いた髪で使用することです。

今回ご紹介したヘアアイロンを使用するときのポイントに注意して、キレイなストレート・カールスタイルを楽しんでくださいね。