お酒に強くなる方法10選!アルコール耐性のチェック法&肝機能を高める方法
会社の飲み会やイベントなどお酒を飲む機会は多いですよね。 お酒に弱くすぐに酔ってしまう人、飲んでも平気な顔をしている人など人によってさまざまですが、違いはどこにあるのでしょうか? 今回は「お酒に強くなる方法はあるのか」について解説します。
人気のおすすめ記事
お酒に弱い人の特徴
では、お酒に弱い人は、どのような特徴があるのか見ていきます。
- 顔が赤くなる
- 体質の関係
- 飲むペースが早い
- お酒だけ飲んでいる
- 飲むと吐いてしまう
- 普段からお酒を飲まない
続いて、お酒に弱い人に見られる特徴を詳しく説明します。
特徴①:顔が赤くなる
お酒に弱い人は、飲むと顔が赤くなる傾向が見られます。
強い人を見ると飲んでも顔色が変わることなく飲んでいますし、酔っても顔に出ることがほとんどありません。
ほんのりピンク色なら可愛げがあるのですが、真っ赤になってしまうため「大丈夫?」と周囲の友人に心配されてしまうことも。
本人は平気なのですが真っ赤になっているので、周りが敏感に反応してしまいます。
特徴②:体質の関係
飲むと強くなると聞きますが人によって体質は異なるため、多量に飲んでも強くなるのが難しいです。
ある程度なら強くなることも可能ですが、生まれ持った体質から多く飲めません。
無理して飲めば吐いたり、眠くなるなど症状が出るので、これ以上は無理と思い飲むのをやめてしまいます。
特徴③: 飲むペースが早い
周りの楽しい雰囲気や仕事が終わった後の開放感から、一気に飲んでしまうことがあるはずです。
弱い人は自分の適量やペースを理解していないため、すぐに酔ってしまいます。
その場の雰囲気に流され、ペースも考えずに飲んでしまうため、気づいた時は酔っていたという事になりかねません。
特徴④:お酒だけ飲んでいる
食事もせず空腹の状態でお酒を飲んでしまうため、アルコールの吸収が早まり酔いやすくなります。
お酒に強い人は飲む前に軽く食事をして、飲んでる最中もおつまみを食べているものです。
強くなるために、たくさん飲もうと考えると「空腹の方が良いのかな」と思ってしまいますが、結果的に酔いが回るのが早くなります。
何も食べずに飲むことに集中する人は、お酒に弱いと言えます。
特徴⑤:飲むと吐いてしまう
お酒に弱いと飲むと吐いてしまう人が多いのではないでしょうか。
お酒を何杯飲んでも、平然としている人もいれば、弱いのに勧められるがまま飲んでしまうと、吐いて体調が悪くなってしまいます。
トイレに閉じこもったまま出て来れず、周囲に心配や迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。
弱い人も好きで吐くわけではないので、強くなる方法を知りたいと思っています。
特徴⑥:普段からお酒を飲まない
お酒を飲むのは、合コンや会社の飲み会のみという、限られた時という人はお酒に弱いと言えます。
お酒を飲む習慣がなくイベントの時しか飲まないので、お酒が体になじめずすぐに酔ってしまうのです。
また、父親が晩酌する家庭では普段からお酒に親しみがありますが、お酒を飲まない家庭で育った場合、お酒に対する興味がなく強くなることはありません。
お酒に強くなるには?アルコールが分解される仕組み
お酒の主成分はエタノールで、通常アルコールと言われているものです。
この物質は人体にとって有害なため、体の外に出す必要があります。
お酒は胃や小腸で吸収され、血液の循環によって肝臓に運ばれ、アルコールを分解する酵素(アルコール脱水素酵素)により、アセトアルデヒドに分解されます。
そして、アセトアルデヒド脱水素酵素によって酢酸に分解され、水と二酸化炭素となって体の外に出て行きます。
分解できずに、体の中にアセトアルデヒド残ると頭痛や吐き気など二日酔いの症状となって表れます。
お酒が弱い人と強い人の違い
お酒の席でたくさんお酒が飲める人や、少量でもすぐに酔ってしまう人など個人によって違いますね。
お酒が強いか、弱いかはアセトアルデヒドに分解される酵素の強さによって違いがあります。
人によってこの酵素の強さが異なり、アセトアルデヒドを早く分解できる人は強い人で、分解できずに体に残ってしまう人は弱い人ということができます。
日本人などアジア系の半数近くは、分解酵素が活発でお酒が強いと言えます。
自分がお酒が強いかどうかを確かめる方法
アルコールを分解する能力が強いか、弱いか自宅で簡単にできる方法があります。
市販されているアルコールの分析キットを使って調べる方法です。
オンラインでも購入可能ですが、綿棒で口の中を擦って指定された専門機関に送ると検査結果を教えてくれます。
次に、パッチテストも参考になります。
用意するものは、市販されている絆創膏(薬剤がついてないもの)と、市販されている消毒用アルコール(度数が70%以上のもの)です。
絆創膏のガーゼの部分にアルコールをしみ込ませ、腕の内側に貼ります。
約7分後に剥がし皮膚の色の変化を見て、赤くなっていたらお酒に弱いと言えます。
変化がない時は、再度貼って約10分後に皮膚の変化を見ます。
この時赤くなっていたらそれ程弱くないタイプと言え、皮膚に変化がない時は、お酒に強い人です。
その他、アルコールを分解する酵素は、体質なので遺伝と関連性があります。
両親がお酒が弱いのであれば、酵素の働きが弱くお酒に弱いと言えるでしょう。
お酒に強くなる方法
では、お酒に強くなるためには、どのような方法があるのか見ていきましょう。
- お酒を飲む機会を増やす
- 自分のペースを知る
- 一気に飲まない
- 飲む前に食事をする
- 好きなお酒を飲む
- アルコールの分解を早める物を食べる
- 無理をしない
- 食べながら飲む
- ウコンなどのドリンクを飲む
- 肝機能を高める
次に、お酒に強くなる方法を詳しく説明していきます。
方法①:お酒を飲む機会を増やす
お酒は自分の持っている遺伝子や酵素によって変わってきます。
お酒に強くなる遺伝子を持っている人なら、少しずつ飲む回数を増やすことで強くなることが可能です。
アルコールを分解する酵素は、お酒の量を増やしていくことで働きが良くなります。
但し、お酒に弱い遺伝子を受け継いでいる人は、飲んでも強くなる可能性が低いので注意が必要です。
早く強くなることを目的にアルコール度数が高いお酒を一気に飲んだり、急に増やすと危険なので徐々に増やすことを心がけましょう。
方法②:自分のペースを知る
お酒に弱いけど強くなるには、自分の適量やペースを知っておく必要があります。
飲み会は周りのペースに影響されて、飲み過ぎて二日酔いになったり、気分が悪くなりお酒が嫌いになってしまう可能性が出てきます。
家でゆっくりと飲みながら、どれくらい飲めるのかペースをつかんでおくと、飲み会の時に周囲に流されず飲むことができます。
家で晩酌を楽しみながら、少しずつお酒に慣れていくのも強くなる方法です。
方法③:一気に飲まない
お酒の場が盛り上がると「一気飲み」を勧められることがありますよね。
多く飲めば強くなると勘違いして、急性アルコール中毒になってしまう人もいるので注意したい行為です。
一気に飲んでも強くなることはないですし、その時だけたくさん飲めても、飲まない日が続けばいつもと変わらぬ弱い自分に戻っています。
雰囲気で一気に飲んでしまうのは危険なので、無理と思ったら断るようにしましょう。
方法④:飲む前に食事をする
空腹の状態でお酒を飲むと酔いやすいと言います。
おにぎり1個やラーメンを食べてから飲んだ方が酔いにくく、肝臓や胃への負担が軽くなるのでお酒に強くなるでしょう。
他にも牛乳やヨーグルトなどタンパク質が含まれているものを、軽く取っておくと良いですね。
仕事が終わってすぐ飲み会に参加しなければならない時は、お通しを先に食べる、枝豆を注文するなど食べてから飲み始めるようにしましょう。
方法⑤:好きなお酒を飲む
お酒にはたくさんの種類がありますが、自分の好みのお酒を飲むのも強くなる方法と言えます。
嫌いな種類のお酒を飲むと、まずいと感じたり吐き気をもよおす原因になります。
人によって味覚は異なりますが、甘いお酒は飲みやすく女性に人気ですね。
美味しいと感じるお酒なら何杯でも飲めるので、少しずつ強くなるはずです。
方法⑥:アルコールの分解を速める物を食べる
お酒を飲みながら食べたり、飲む前に軽食を摂るのも強くなる方法のひとつですが、アルコールを速く分解できる食品を食べるのも効果的です。
タンパク質はアルコールの分解をスムーズにする働きがあると言われていますが、魚介類にはタウリンが含まれ、肝臓の働きを高めてくれます。
飲み会の定番料理の豆腐や枝豆など大豆製品を食べると、肝臓の働きが良くなるので積極的に摂取すると良いですね。
方法⑦:無理をしない
アルコールを分解する酵素は、個人の体質によって違うことを理解しましょう。
遺伝や体質でたくさん飲めないのに、無理して飲むと体調を崩したり病気の原因になります。
「お酒をたくさん飲めば強くなる」と考える人もいますが、酵素がそれなりにあれば強くなるのも可能ですが、酵素が少ない人が飲み過ぎると危険なのでやめましょう。
方法⑧: 食べながら飲む
食事も摂らずひたすらお酒だけ飲むと酔いやすくなりますし、肝臓に負担がかかり逆効果です。
おつまみを食べながらお酒を飲むと酔いにくいので、たくさん飲めるようになって強くなることができます。
お酒をたくさん飲みたいからと言った理由で、空腹状態で飲む人を見かけますが体に悪いので注意しましょう。
方法⑨:ウコンなどのドリンクを飲む
お酒を飲む前にウコンやコウジンの成分が入ったドリンク剤やサプリメントを飲むのも強くなる方法です。
ウコンは肝臓に良いことで知られていますが、アルコールの分解がスムーズに行われるのを助けてくれます。
飲み会の前にウコンのドリンク剤を飲む人を見かけますが、栄養剤に頼って強くなりましょう。
方法⑩:肝機能を高める
お酒は肝臓で分解されるので、肝機能が低下した状態では強くなることはできません。
肝臓の働きが悪いと、アルコールが分解できず体に残りやすくなります。
肝機能を良くするには、運動や食事療法などありますが、肝臓に負担がかかる食品類を制限してお酒に強くなる方法があります。
肝臓の働きが活発になれば、素早くアルコールを分解でき強くなるでしょう。
お酒を飲んでも顔が赤くならないコツ
「お酒を飲むと顔が赤くなるのが気になる」という女性は少なくありません。
赤くなった顔をカバーするための方法についてお伝えします。
- ダーク系のファンデーションを使う
- 外気にあたる
- サプリメントを飲む
- お酒に慣れる
続いて、お酒を飲んでも、顔が赤くならないコツを詳しく説明します。
コツ①:ダーク系のファンデーションを使う
明るめのファンデーションを使うより、暗めのファンデーションで顔色をごまかすのがコツです。
ファンデーションとBBクリームを使ったメイク法も効果があるので、飲み会の時はBBクリームを塗って出かけると良いですね。
小麦色の肌色なら赤くなってもそれほど目立ちませんよね。
また、思い切って日焼けサロンで小麦色の肌にすると、化粧直しの手間が省けて赤ら顔も気になりません。
コツ②:外気にあたる
外の新鮮な空気を吸って酔いをさますことで、赤くなった顔が軽減します。
トイレに行くついでに外に出たり、冷たいおしぼりやウエットティッシュなどで顔や首周りを冷やすのも同じ効果が得られます。
冷たい空気に触れることで顔色が元に戻ったり、赤みが残ってもほんのりと残る程度で、真っ赤という状態が避けられます。
コツ③: サプリメントを飲む
お酒に強くなるには肝臓に良いとされるサプリメントを服用してみましょう。
顔が赤くなるのはアルコールの分解がスムーズでないために起こる徴候ですが、肝臓の機能を整え強くなることで赤みが和らぎます。
肝臓の機能をサポートするサプリメントは、コンビニエンスストアやドラックストアで購入可能なので試してみるのも良いですね。
コツ④:お酒に慣れる
顔が赤くなる人は、お酒が弱い可能性があるので、強くなる方法を試しましょう。
毎晩、少しずつお酒を飲むことでアルコールに対する分解が早くなり、顔に出ることが少なくなります。
お酒に強くなりたい!肝機能を高める方法
お酒に強くなるためには、肝臓の働きを活発にすることが大切です。
肝機能を良くするには、どのような方法があるのか早速みていきましょう。
- 栄養バランスの取れた食事
- 適度な運動
- 便秘をしない
- 規則正しい生活や睡眠
- 栄養ドリンク
続いて、お酒に強くなるために、肝臓の機能を向上させる方法を詳しく説明します。
方法①:栄養バランスの取れた食事
アルコールの分解を良くするには、肝臓を良好な状態に保つ必要があります。
そのためには暴飲暴食を防ぎ、バランスの良い食事を摂ることが重要です。
お酒に強くなるには、肝臓に負担をかけるような動物性の食品や糖分は控えるようにして、タンパク質を多く含む食べ物を摂るように心掛けましょう。
栄養バランスが悪いとお酒に強くなるどころか、体調不良でお酒が美味しく飲めません。
方法②:適度な運動
肝臓と運動は密接な関係にあり、お酒を飲み過ぎると肝臓に脂肪が付やすくなったり生活習慣病の原因になります。
ウォーキングや水泳など有酸素運動は、肝臓の脂肪がエネルギーとして使われるので、脂肪が付きにくくなり肝臓の機能が向上します。
晩酌程度に少しずつお酒を飲む人は、肝臓の機能を整えることも重要です。
散歩をしたりジョギングなど、できることから始めると良いでしょう。
方法③: 便秘をしない
肝臓は腸内とも関係している臓器で、便秘になると腸内で発生した有害な物質の処理に負担がかかります。
肝臓に負担がかかるとアルコールの処理も鈍くなるので、お酒に強くなることができません。
運動をしたり食物繊維の多い食事や、水分摂取など便秘を防ぐようにしましょう。
また、お腹をマッサージしたり、同じ時間にトイレに行って排便を促す習慣も効果的です。
方法④:規則正しい生活や睡眠
お酒に強くなるには、肝機能を保つことが大切です。
睡眠不足や疲労で体が疲れると肝臓機能が低下するので、お酒を飲んだときに酔いやすくなったり、眠くなってしまいます。
早寝早起きを心がけ、たっぷり眠るようにしましょう。
肝臓は寝ている時に栄養素が運ばれやすいので、1日7時間程度は睡眠時間を確保すると良いですね。
方法⑤: 栄養ドリンク
ウコンなどの栄養ドリンク剤も肝臓の機能を高めるのに役立ちます。
アルコールの分解が進むように働きかけるので、お酒が強くなる便利な飲み物と言って良いでしょう。
お酒が強くなるからと言って、過剰摂取は悪影響なので用法・用量を守って飲むようにしてくださいね。
どうしてもお酒に強くなれない...飲み会での対処法
どんな方法を試してもお酒に強くなることができず、飲み会で困ってしまう時は、別のやり方を実践するのも方法です。
- 空腹の状態で飲まないようにする
- ドリンク剤を飲んでおく
- 水やスープを飲む
- ノンアルコールの飲み物を注文
続いて、お酒に強くなるのが難しい人のために、飲み会での対処法を詳しく説明します。
対処法①:空腹の状態で飲まないようにする
お腹が空いたままアルコールを摂取すると、すぐに酔ってしまったり、気分が悪くなってしまいます。
チーズやドレッシングのかかったサラダ、豆腐など食べてから飲み始めましょう。
脂肪やタンパク質を含んだ食品を食べることで、アルコールの吸収がゆっくりになり強くなるのに役立ちます。
対処法②:ドリンク剤を飲んでおく
アルコールを飲む前にウコンを飲むと効果的と聞きますね。
ウコンの成分にはアルコールを円滑に分解する役割があるので、酔いにくくなります。
たくさん飲めば良いというわけではないので、飲み過ぎに要注意です。
他にもサプリメントもあるので、自分に合った物を飲むと良いでしょう。
対処法③:水やスープを飲む
「お酒に強くなるため」といって、アルコールばかり飲んでも酔ってしまうだけです。
アルコールを飲みながら、水を飲んだりお茶やウーロン茶などのソフトドリンクを飲むのも対処法です。
お水やお茶を飲むことで、トイレに行きたくなり尿と一緒にアルコールも排出してくれます。
温かいスープや食べ物は、肝臓の働きが良くなり分解が促進されます。
対処法④:ノンアルコールの飲み物を注文
お酒に強くなることができず飲み会が苦手という人は、アルコールが入っていない飲み物を注文するのも対処法になります。
ノンアルコールなら見た目も普通のアルコール飲料と変わらないので、周囲に気づかれずにすみます。
ビールやカクテル類など種類も豊富なので、お酒を飲む感覚で楽しく飲めますね。
お酒を飲むときの注意点
お酒に強くなるために毎日、多量のお酒を飲み過ぎると肝臓病のリスクが高まります。
脂肪肝やアルコール性肝炎、肝硬変、肝臓癌など取り返しがつかない病気にかかってしまうので注意が必要です。
お酒が強くなる方法はありますが、体質や遺伝的な要素も関係しているので、実践しても強くなることができない人もいるでしょう。
お酒を良く飲む人は、定期検診で肝臓機能を把握して、休肝日を設けるなど健康管理も忘れずに行ってくださいね。
お酒に強くなる方法を知って、楽しく飲もう!
お酒は楽しく飲めばリラックス効果があり、コミュニケーションを取るのに役立ちますが、飲み過ぎは病気にかかってしまうので要注意です。
飲み会に参加するたびに「お酒に強くなりたい」と言う人もいますが、持っているアルコールの分解酵素は個人によって違うことを理解しましょう。
強くなることを気にせず、自分のペースを守りながら楽しく飲むようにしましょう。
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
メイク・コスメ、美容、ライフスタイル、ヘアスタイル、ファッション、ネイル、恋愛のテーマで、編集部が独自調査、または各分野のスペシャリストが監修した記事を毎日更新しています。いまの気持ちに1番フィットする情報で、明日を今日よりすばらしい日に。