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ジーンズを洗濯機にそのまま入れないで!洗う前のポイント

洗濯機で洗ってしまった人

「ジーンズは洗濯しない」というイメージがあるかもしれませんが、洗濯機で洗うことは十分可能です。
ですが洗濯機で洗う前にチェックしておくべきポイントを確認しておきましょう。

  1. 洗濯表示を確認する
  2. 洗剤を選ぶ
  3. 汚れは部分洗いする
  4. 裏返して洗濯ネットに入れる

①:洗濯表示を確認する

ジーンズを洗濯機で洗うときにまず重要になるのは、洗濯表示を確認することです。
桶に水を張った洗濯機マークか手洗いマークがあれば、家庭で水洗いすることができます。

洗濯機マークには、「30」や「40」という数字が書かれていますよね。
これは洗濯機で使う水の温度の限度を示していて、ジーンズの多くは40℃以下を推奨する表示となっています。

また、洗濯機マークの下に横線が引かれている場合は、弱く洗濯するという表示。
1本よりも2本の横線の方がより弱く洗濯する必要があるため、コースを調整しましょう。

②:洗剤を選ぶ

ジーンズを色落ちから守りつつキレイに洗うには、洗剤選びも重要。
ジーンズの洗濯表示には漂白剤使用不可の表示がされていることが多いので、漂白剤入りの洗剤は必ず避けてください。

あまり汚れていないときなどは、洗剤なしで洗うこともおすすめです。
ただ、洗剤を使わないとジーンズの汚れは取れないので、洗剤は用意しておきましょう。

おしゃれ着洗剤としておなじみの中性洗剤か、汚れをしっかり落としてくれる弱アルカリ性洗剤が一般的ですが、ジーンズにはやさしく洗える中性洗剤がおすすめです。
最近ではジーンズ専用洗剤も多様に販売されていますよ。

③:汚れは部分洗いする

ひどい汚れはしっかり洗いたいものですが、汚れを落とすために一度に何回も洗濯機を使うのは、ジーンズに負担がかかります。
汚れは部分洗いしておき、洗濯機での洗い方は変えないようにしましょう。

方法は中性洗剤を含ませた布で汚れを拭き取ることが効果的。
汚れが頑固なときは、汚れの部分だけを水で濡らし、固形石鹸で洗うと落としやすいです。

意外と落ちにくい泥汚れは、乾いた歯ブラシを使って泥を掻き出し、固形石鹸を溶かしたぬるま湯をすりこむようにして洗うと落ちやすくなります。
どんな汚れでも付いたらできるだけ早く部分洗しておくことで、ジーンズの傷みを防げますよ。

④:裏返して洗濯ネットに入れる

ジーンズは表向きまま洗濯機に入れると、洗濯機の中でジーンズが踊って生地同士が擦れ、不要な色落ちの原因になったり装飾が取れたりしてしまいます。
そのため、ジッパーやボタンなどをきちんと閉め、裏返しましょう。

裏返したジーンズは、洗濯ネットに入れるようにしてください。
洗濯ネットに入れることで色移りを防げますし、ダメージジーンズの場合はダメージが広がるのも予防できます。

洗濯ネットにはジーンズをたたんで入れておくのがベストです。
ですが洗い上がりがムラになることもあるため、きちんと汚れを落としたいならあえてたたまずに入れても良いですよ。

ジーンズを洗濯機で洗う方法

ジーンズを洗濯機で洗う人

事前の準備が完了したら、いよいよ洗濯を始めましょう。
洗濯機のコース設定や干し方など、おすすめの洗い方をご紹介します。

  1. 洗濯機に洗剤を入れる
  2. ドライコースでやさしく洗濯する
  3. 形を整える
  4. 裏向きのまま陰干しする

方法①:洗濯機に洗剤を入れる

普段洗濯機を使うときは、先に洗濯物を入れてから水を入れますが、ジーンズの場合は最初に水と洗剤を入れておくのが鉄則です。
洗剤が直接かかってしまうと、まだらに色落ちしてしまう場合があるからです。

水に洗剤を入れて混ぜるか、軽く洗濯機をまわして洗剤をよく溶かしてください。
そこに洗濯ネットに入れたジーンズを洗濯機に投入します。

洗濯したジーンズのゴワゴワ感が苦手という人は、柔軟剤も使いましょう。
柔軟剤も先に入れておけば問題なく使用できますよ。

方法②:ドライコースでやさしく洗濯する

洗濯表示に表記がなければ標準コースが一般的ですが、弱く洗うことでダメージは最小限に抑えられます。
なので、ドライコースや手洗いコースなど、それぞれの洗濯機で一番やさしく洗えるコースを選んでください。

もしコースの設定を変更できる洗濯機の場合は、通常のドライコースよりも時間を短く設定するのがおすすめ。
たとえば洗濯時間を1分、すすぎは1回、脱水は1分など、極力洗濯全体にかかる時間を短くしておくと良いでしょう。

洗濯機によっては10分ほどで終了する時短モードが搭載されているので、活用してみてください。

方法③:形を整える

洗濯機で脱水まで終わったら、当然次は干しますよね。
ですが干す前に、ジーンズの形を整えておくのがポイント。

洗濯機の遠心力によってジーンズは型崩れしやすい状態になっているので、ジーンズ全体の各所を縦横に軽く引っ張って形を整えます。
これでシワも伸びるので、干したあとキレイな状態に仕上がりますよ。

また、ポケットの形や耳などの折り返し部分も整えておくのがおすすめです。
履いている間に擦れて表側に形が出てきてしまう部分なので、不恰好な色落ちにならないよう細かいところにも注意しておきましょう。

方法④:裏向きのまま陰干しする

いよいよジーンズを干しますが、裏向きの状態のまま陰干しします。
ジーンズは乾きにくいものの直射日光も色落ちの原因になるので、風通しの良い場所で陰干しするようにしてください。

ピンチハンガーでジーンズを筒状にして干すと、風がよく通り乾きやすくなります。
もしくは、通気性の良い環境での平干しもジーンズの型崩れを防ぐことができますよ。

ジーンズの縮みを防いだり伸ばしたいなら、逆さにして干すのもおすすめです。
ジーンズ全体が乾ききっていることを確認してから取り込みましょう。

ジーンズを洗濯機に入れたくない!【手洗い方法】

ジーンズを洗濯機でなく手洗いする

洗濯機で洗うのはやっぱり心配という人もいますよね。
簡単にできる手洗い方法をご紹介します。

①:中性洗剤で押し洗いする

手洗いの場合も、洗濯表示の確認や汚れの部分洗い、裏返すといった事前準備はしてから始めてください。
それが終わったら、大きめの洗濯桶に水を張り、そこに中性洗剤を溶かしましょう。

洗濯桶にジーンズを入れ、10分を目安にやさしく押し洗いしていきます。
押し洗いが終わったら、2~3回キレイな水ですすぎ洗いして洗剤をしっかり落とししてください。

すすぎの際もやさしく押し洗いすると洗剤が落ちやすくなりますよ。
色落ちを極力避けたいなら5分ほど水につけておくだけでも効果アリです。

②:すばやく脱水する

ジーンズの手洗い後はすばやい脱水が必要なので、ここではぜひ洗濯機の脱水を活用してください。
手で絞っても水は落ちにくいですし、繊維が壊れてしまってジーンズに良くありません。

1分程度の一番短い脱水に設定しましょう。
洗濯ネットに入れるか、洗濯槽に沿わせて脱水にかければダメージやシワになりにくいです。

ジーンズから水が垂れなければ脱水完了
洗濯機で洗うときと同様に干しましょう。

ジーンズを洗濯機で洗う時はココに注意!

ジーンズを洗濯機で洗う注意点

大切なジーンズを洗濯機で洗うときには様々な点に気を配る必要があります。
忘れてはならない4つの注意点を取り上げます。

  1. ジーンズだけで洗う
  2. 天然系の洗剤を適量使う
  3. 乾燥機を使わない
  4. 洗濯・脱水したまま放置しない

注意点①:ジーンズだけで洗う

ジーンズを洗濯機で洗うときに必ず守るべきルールが、ジーンズ単独で洗うことです。
裏返して洗濯ネットに入れても、他の衣類と一緒に洗濯すると色移りする可能性があります

特に白いTシャツ・Yシャツは色移りしやすいです。
ジーンズのまとめ洗いもそれぞれのジーンズの風合いが変わる恐れがあるので、色味が異なる場合はできるだけ分けて洗いましょう。

注意点②:天然系の洗剤を適量使う

漂白剤が入っていない洗剤を使うのはもちろんですが、界面活性剤や蛍光増白剤もジーンズの色落ちの原因になります。
それを防ぐためにも、天然系のジーンズにやさしい洗剤を選ぶようにしてください。

ジーンズがかなり汚れていると洗剤をたくさん入れればよりキレイになるように思えますが、洗剤を使いすぎるのも色落ちなどを引き起こします。
洗剤ごとの表示をよくチェックして、適量使うようにするべきです。

注意点③:乾燥機を使わない

すばやい脱水が必要べきですが、乾燥機は使わないようにしましょう。
乾燥機は使うと、ジーンズの生地の目が圧縮されて極端に縮んでしまいやすくなります。

洗濯機のタンブラー乾燥は、熱風を当てながら衣類をかき混ぜて早く乾かします。
熱と衝撃が加わるため、ジーンズにかなりの負担をかけることになるので避けましょう。

注意点④:洗濯・脱水したまま放置しない

洗濯機の良いところは他の作業をしながら洗濯ができるところ。
ですが、洗濯・脱水をしたまま洗濯機の中にジーンズを放置しないようにするべきです。

濡れているジーンズは染料が落ちやすい状況にあります。
さらに、洗濯槽に残った洗剤がジーンズに付着すして部分的な色落ちの原因にもなってしまうので、洗濯・脱水が終わったらすぐに陰干しするべきです。

ジーンズを洗濯機に入れると色落ちする?

洗濯機で洗って色落ちしたジーンズ

ジーンズを洗濯機で洗うことをためらう大きな理由は、色落ちすることかもしれません。
そもそもジーンズは普段履いているときでも色落ちしていくものです。

その色落ちによって「ヒゲ」や「ハチノス」などが生まれ、よりジーンズを味わい深くかっこいいものに仕上げていきます。
洗濯機で洗う頻度が多すぎると色落ちが進みすぎてしまいますが、正しく洗濯すれば色落ちの進め方まで調整できるんです。

ジーンズを自分好みに仕上げるためにも、洗濯機を活用していきましょう。

ショック!ジーンズを洗濯機で洗うと縮む原因

ジーンズを洗濯機で洗うと縮む

洗濯機で洗ったためにお気に入りのジーンズが縮んでしまった、という経験がありますか?
ジーンズの原料となる綿は吸水性が高く、水分を含むと膨張し乾くときに元の形に戻ろうとするので縮みます

ジーンズの種類によっても縮み方は違い、生産段階で洗濯されている「ワンウォッシュドデニム」はあまり縮みません。
対照的に洗っていない「リジッドデニム」は、洗濯すると6~10㎝ほどレングスが短くなり、ウエストも縮んでいきます。

ジーンズは洗濯機か手洗いかに関係なく縮むものですが、正しく洗うことで縮みすぎるのを防ぐことはできます
縮むのが気になる場合は、縮むことを計算したうえでサイズを選ぶようにしましょう。

ジーンズを洗濯機で洗う頻度は?

ジーンズを洗濯機で洗うメリット

ジーンズは洗うと色落ちしたり縮むから極力洗わない方が良い、と考える人は少なくありません。
ですが、洗っていないジーンズを履き続けると、汗や皮脂で汚れて雑菌が増殖していきます。

そうなるとニオイがするだけでなく生地が傷んでしまい、その汚れダメージが原因で最終的に履けなくなることもあります。
とはいえ、洗濯機で洗いすぎると色落ちが速まるという洗濯ダメージもあるので、基本的には週に1回ほどの頻度で洗濯してください。

あまり頻繁に履かない人や元の色を長持ちさせたい人は、月に1回の頻度でも良いかもしれません。
夏場など汗や皮脂で汚れるときはできるだけ毎回洗濯機で洗うか、部分洗いするように心がけましょう。

ジーンズを洗濯機で洗う時におすすめの洗剤

ジーンズの洗濯機用洗剤

ジーンズを洗濯機で洗う場合、洗剤はどれを選べば良いのでしょうか?
おすすめのジーンズ専用洗剤を4つピックアップしました。

①:DENIM WASH(デニムウォッシュ)/NANO COLLOID PREMIUM(ナノコロイド プレミアム)

DENIM WASH NANO COLLOID PREMIUM
3237円

ヴィンテージジーンズを追求するDENIM WASHのジーンズ専用洗剤・NANO COLLOID PREMIUMは、大豆脂肪酸と精製水をナノレベルで活性化させることで、ジーンズの汚れだけに付着して分解させます。
抗菌作用も有し、食中毒菌やその他のウイルスの不活性化にも効果的。

さらに、オーガニック成分を採用しているため99%バクテリアに分解されるので、海洋警察庁から「海に流しても良い製品」の国際認定を受けているんです。
ジーンズへの負担が少なく、環境にもやさしくて排水の心配がいらないのは嬉しいですね。

シトラスとフローラルの2種類の自然な香りが、さわやかにジーンズを包んでくれますよ。

②:THE LAUNDRESS(ザ・ランドレス)/デニムウォッシュ

THE LAUNDRESS デニムウォッシュ
2500円

環境に配慮したファブリックケアアイテムを展開するTHE LAUNDRESSのジーンズ専用洗剤・デニムウォッシュは、ジーンズの染料を守って色落ちをしにくくしてくれます
洗剤のプロが作っているので、少し価格は高いですが安心して使える洗剤です。

汚れを落とす洗浄成分と柔軟仕上げ成分を配合
ジーンズの汚れを落としつつやわらかに仕上げてくれます。

サンダルウッド・イランイラン・シトラスのエッセンシャルオイル配合で上品な香りです。

③:ハッピートーク/ジェイウォッシャー

ハッピートーク ジーンズ専用洗剤ジェイウォッシャー
3218円

環境改善グッズの企画制作を行なうハッピートークのジーンズ専用洗剤・ジェイウォッシャーは、油などの強力な汚れまでしっかり落としてくれます
もちろん、汚れは落としても色落ちはしにくくなっているので安心。

自然分解しやすい原料を使用し、人にも自然にもやさくなっています。
無香料・無着色で泡があまり出ないので、すすぎも簡単です。

手頃な300mlとたっぷり大容量の1Lがあるので、使い方に応じて選べますね。

④:桃太郎ジーンズ/SZ-001SS

桃太郎ジーンズ SZ-001SS
1944円

国産ジーンズ発祥の地・岡山の桃太郎ジーンズのジーンズ専用洗剤・SZ-001SSは、ジーンズ以外の衣類にも使用できるんです。
ジーンズなどのコットンを洗いざらしのような自然な風合いに仕上げてくれますよ。

弱アルカリ性の合成洗剤ですが石鹸成分を多く使用し、ヤシ油が原材料となっています。
添加剤や香料は不使用で、色落ちの心配がありません。

低泡性でドラム式洗濯機にも使えますよ

ジーンズを洗濯機で上手に扱おう!

洗濯機で洗った清潔なジーンズ

ジーンズは肌に身につけるものだからいつも清潔にしていたいものですが、洗濯機に入れると色落ちや縮みでジーンズをダメにしそうでできなかったという方も少なくないでしょう。
ぜひ思いきってジーンズを洗濯機で洗ってみてください。

ご紹介したポイントを注意すれば、ジーンズを失敗なく洗えます。
洗濯機でジーンズを洗えば、衛生的であるだけでなくよりおしゃれにジーンズを育てられるんです。

大切なジーンズを長く愛用し続けるためにも、洗濯機を上手く使っていきましょう。

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ライター
noel編集部

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