むなしいと感じる理由4つ!虚しさを感じる瞬間&何もかも虚しい時の対処法
普通に生活をしていると、何かとむなしい感じがすることがあります。 特に大きな不満はなくても、人間関係や自分の思いを通じてモヤモヤする気持ちがある方もいるでしょう。 むなしいと感じる理由や、そのような気持ちを感じる瞬間や対処法について紹介します。
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「むなしい」とは?
意味
形だけのことで中身が全く感じられない、一生懸命やったとしても何の役にも立たないし成果も残せない、やるだけ無駄というようなニュアンスで「むなしい」という言葉を使います。
どの年代の人も性別に関係なく、自分が経験したことがあるのではないでしょうか。
物事に取り組んでもどうせだめだろうと、諦めややるせなさを心に持ちながら生きている人も多いと思われます。
「かなしい」との違い
胸が苦しくて痛むように辛く感じられ、感情が抑えきれずに泣きそうになるという意味で「かなしい」ととらえられます。
元々は、「かわいい」という意味もあり、ネガティブなことだけではなかう、可愛がっている気持ちを抑えられないというポジティブな使い方もできました。
そのうちの「感情を抑えるのが難しい」という意味だけが残り、人や物事で感情を傷つけられて辛くて気持ちが収まらないというニュアンスで使われるようになったと言われています。
「むなしい」と「かなしい」の違いは、むなしいが心の中がうつろで冷め切っている様子を表すのにたいし、「かなしい」が辛くて激しく心が揺さぶられる様子を表していることです。
「むなしい」は心が動かされずに無感動な感じで、「かなしい」の方が、強い感情の動きが出ているように感じられるでしょう。
むなしいと感じる瞬間
どのような時にむなしい、心の中にスキマがあるように思うのか5例挙げてみます。
- 学生時代の友人と会った後
- 友人が結婚をした時
- パートナーとのケンカ
- 他の人と比較して落ち込む
- 就職して男女差別を感じた時
空虚な感じに思えるのか、個別に説明をしていきます。
瞬間①:学生時代の友人と会った時
就職して久々に学生時代の友人と会った時、友人がとてもキラキラ輝くように見える時があります。
自分は疲れてやりがいもなく投げやりになっているのに、友人は上手く行っている感じがします。
学生時代は二人とも楽しく付き合っていて、どこで違うようになったのだろうと落ち込んでむなしい気持ちになることがあります。
また話をしていると、学校にいる頃は話が合ったのに価値観が違うようになり、話や考えが上手くかみ合わないこともあるでしょう。
もう学生の頃の友人同士には戻れない、お互いに変わってしまったんだなとむなしくなることもあるでしょう。
瞬間②:友人が結婚をした時
友人が結婚をした時にもむなしいと感じる瞬間があります。
自分が独身で先を越されて、いったいこの先自分はどうなるのかとむなしい気持ちになる場合があるでしょう。
しかし、もっと気持ちがうつろになるのが、友人だと思っていたのに結婚式に招待されなかったケースです。
他の友人は招待されていて話の流れで知ることもありますし、SNSでアップされていて、何気なく見た時に判明することもあるでしょう。
これまでの仲良くしていたのに、表面上だけの付き合いだったのか、嫌われていたのかもしれないとあきれたような気分になることもあるといわれています。
瞬間③:パートナーとのケンカ
恋人でも夫婦でも信頼している人とのケンカは心にこたえることがあるでしょう。
思ってもみなかったことを言い出されたり、ホンネをぶちまけられたりした時に、今まで思い合っていたことは見せかけだったのではとむなしい気分になることがあります。
今までお付き合いしていた意味がないと思い、別れる結果になってしまうかもしれません。
瞬間④:有能な人と比べて落ち込む
仕事関係で、自分よりも有能な人と出会うこともあるでしょう。
同期入社の人や年の近い先輩が有能な人で、外見も良く目立つ存在の場合があります。
自分と比較して、こんなに一生懸命頑張っているのになかなか認められないとか、あの人と比べて自分は何て仕事ができないのかとむなしい気分になることもあるでしょう。
努力をしていてもあまり認められずに、やる気も出てこなくなりがっかりすることもあります。
瞬間⑤:就職活動を通して男女差別を感じた時
学生時代にはあまり感じなかったことですが、就職活動や入社後に男女差別を感じることがあります。
男性と肩を並べて仕事をしたいと思っても、どうせ結婚退職するから簡単な仕事でいいでしょと企業の採用担当から言われたり、難しい仕事は任されずお茶くみは女性にしてもらいたいと旧態依然の考え方がはびこっていたりすることもあるでしょう。
現在はSNSなどで暴露されるリスクが高いことから、あまり大っぴらに言うことはなくなりましたが、まだまだそのような姿勢でいる管理職や経営陣は多いです。
なぜ差別を受けなくてはいけないか、むなしい気持ちになる人はいると思われます。
むなしいと感じる理由
なぜそのように思えるのか例を挙げます。
- 人間関係のすれ違い
- 別の生き方があったのではと後悔
- 思う通りにならない
- 未来の見通しが立たない
理由①:人間関係のすれ違い
人とわかり合えないのでむなしいと感じ、自分が孤独な存在だと考えてしまうことがあります。
自分と全く一緒の考えの人がいることはあり得ないですし、真逆の価値観の人もいるので仕方がありません。
以前はわかり合えていたように思えるが、現在は変わってしまったと感じるのは、同じ状況にないからです。
別々の道を進んで環境が変わり、目指す方向性や考え方に影響したからだと考えられます。
同じことは自分にも言えるでしょう。
相手もあの人は変わってしまったと考えているかもしれません。
理由②:別の生き方があったのではと後悔
現在むなしいと感じている場合、自分の置かれている環境や立場に不満があるのかもしれません。
別の生き方があったのではと空想して、現在の状態が暗くくすんでいるように感じられるのではないでしょうか。
たとえ別の生き方を選んだとしても、あのときああすれば良かったと後悔しないとは限りません。
過去は変えられないので、現在どのように変えるべきか考えた方が良いでしょう。
しかし、現在を良いようにしていこうと考えられないから、むなしい気持ちにとらわれているとも言えます。
理由③:思う通りにならない
自分が予想した通りにならないとか、思ったようになかなか物事が進まないという場合にむなしい気分になることもあるでしょう。
一生懸命やっているのに空回りしていて、雰囲気も悪くなるばかりというケースもあります。
また、どんなに努力しても報われた気がしないし、何も変わることがないと感じて、何をしているのかと思い悩むこともあるでしょう。
もはや何をしても仕方がないと投げやりになっていることもあります。
理由④:将来の見通しが立たない
現在行動していることが将来に役に立つのか見通しが立たない場合にむなしいと感じることがあります。
毎日仕事をして家に帰るだけという毎日が続き、休みの日は疲れて寝ているだけというと、何のために生きているのかわからなくなることもあるでしょう。
誰でもできることをしているので、転職しようとしても将来に繋がることではないと悟っていることもあります。
結婚をする予定もないし、お付き合いもしている人もいないしと考えると何をしているのか、単に生きているだけで良いのかと気ばかり焦って、むなしい時を過ごしているように感じられることもあるでしょう。
むなしい気持ちになったときの対処法
空虚でやるせない心境になった場合に解消する方法について例を挙げます。
- いらない物は捨てる
- 自分の本当の希望は何かと考える
- 今できることをやり尽くす
- 人はコントロールできないと自覚する
- 不安になるのをやめてみる
- 人のあら探しをしない
- 自分の良さを認める
- 過去のことに執着しない
- 途方もないことでも実行に移す
- いったん休む
それぞれについて、項目ごとに詳しい解説をします。
対処法①:いらない物は捨てる
むなしい気分になるときには、今の自分に満足ができない状態を表しています。
思い切っていらない物を捨てると、自分を立て直して新しいことに向けて再出発できるでしょう。
元彼からもらったものや、過去を思い出してしまうもの、現在見ると辛くなってしまうものなどを処分しましょう。
むなしい気持ちが少しでも軽くなるかもしれません。
対処法②:自分の本当の希望は何かと考える
自分が本当に望むことをしていないと、なぜこのようなことをやっているのかとむなしいと感じることがあります。
仕事をしていてふと思ったり、一人でいて突然今と将来のことを考えて不安になったりすることもあるでしょう。
今を変えられるのは自分しかいないので、本当にやりたいことを大切に考えましょう。
子供の頃にやりたかったことでも無理だと諦めてしまったこと、何となく心に引っかかった挑戦してみたいことがあれば、やってみると良いでしょう。
すぐに取りかかるのは無理かもしれませんが、資料を集めたり、やり始める方法を調べたりすることは可能です。
対処法③:今できることをやり尽くす
やりがいがないとむなしい気持ちになっている場合は、対象になっている物事について、今できることを最大限にやってみてはいかがでしょうか。
持てる力を出して、精一杯取り組めば新しい局面が開けるかもしれません。
むなしい気持ちになっていると、心の中で感じているだけで実際の行動はおろそかになっている可能性があります。
自分は一生懸命やっていると考えていても、やり方が間違っているだけかもしれません。
アイディアがあったらやってみると良いですし、信頼できる人に相談するのも良い方法でしょう。
対処法④:人はコントロールできないと自覚する
人間関係でむなしい気分がするのであれば、自分以外の他人は思うままにコントロールできないと理解するべきでしょう。
自分のことを気に入らずにいじめている人に好いてもらおうとしても徒労に終わることがあります。
学生時代の友人が昔と変わってしまい付き合いづらいと感じても、相手も環境によって考えや生き方に影響を受けることがあります。
変えられるのは自分だけですので、自分が考え方や付き合いの仕方を変えるしかありません。
難しいことのように思えますが、相手のことはあまり気にせずに自分のことを中心に考えるようにしましょう。
思い切って距離を取り、新しい環境に身を置くのもおすすめです。
離れてしまったように感じても、自分が新しい環境で頑張ってみるとむなしい気持ちを感じる暇がなくなるでしょう。
対処法⑤:不安になるのをやめてみる
将来のことを思ったり、他の人と比べてみたりして不安になる場合があります。
どんだけ頑張ってみても無駄だろうとむなしい気持ちになるのだとしたら、不安になるのをやめてみると良いでしょう。
他のことをして気を逸らすと、かえってむなしさが増してくるのであれば、普段の生活を大切に生きることを考えましょう。
料理を丁寧に作ってみるとか、洗濯した物を綺麗にたたむとか、トイレ掃除をするという、家事や雑用について丁寧にしていると何となくむなしい気持ちが抑えられることがあります。
丁寧に作業をするクセを作ると、仕事でもプライベートの面でも役立って運が向いてくることもあるといわれています。
対処法⑥:人のあら探しをしない
自分が上手く行っていないと感じると、つい人のあら探しをする場合があります。
あら探しをするとむなしい気分がよけいひどくなります。
それだけ相手が気になるということは、認めたくはないけれども自分よりも優れている所がある証拠です。
自分の至らなさやマイナス面が余計に目についてしまい、さらにどうせ自分なんてとあきらめの気持ちが強くなるでしょう。
うらやましくても悪い所に目をいかせるのではなく、相手の良い所をみつけると良いでしょう。
余裕があれば相手を誉めるようにしたり、本人のいないところで他の人に誉める言葉を言ったりすると自分の評価が上がります。
対処法⑦:自分の良さを認める
人の欠点を見つけて文句を言うことで憂さ晴らしをしようとしても、余計に自己嫌悪に陥る場合は、自分の良い所を探してみましょう。
何をしてもむなしい気分のときには気が乗らないかもしれません。
どんな些細なことでもよいので、自分の良い所、人よりも優れていると思う所を挙げてみましょう。
実際は自分の方が優れているかわからないと思うでしょう。
自分が良いと思えばそれで良いのです。
手始めに20個ほど挙げてみます。
口元のほくろがかわいいとか、唇の色が薄くて良く口紅の色が映えるとか、本当に小さなことでもかまいません。
初めの頃は、こんな些細なことをとむなしい気持ちになるかもしれません。
毎日続けて、自分にも良い所がいっぱいあると気づくとむなしい気持ちは薄れてくると思われます。
対処法⑧:過去のことに執着しない
むなしい時には、過去に起こったことに執着しすぎないことです。
あの頃は良かったとか、あのときあの人と変わらぬお付き合いをしていればとか思うこともあるかもしれません。
過去が良かったということは、現在は良くないということに繋がります。
現在をより良く変えることで未来が開けてくるため、あまり過去のことを思いすぎないことです。
既に過ぎ去った思い出は良いように補正がかかるため、美化されがちです。
現在のことに集中しましょう
対処法⑨:途方もないことでも実行に移す
対面や自分の立場を考えすぎて、やりたいことができずにむなしいと考えてしまうことがあります。
どのような立場であっても、できる限りで良いので自分がやりたいことを選択してみると前向きな明るい気持ちが取り戻せると思われます。
大変でも資金を貯めて独立してみるとか、年収は下がってもやりたかった業種へ転職を試みてみるという選択をする人もいます。
仕事をセーブして大学で学ぼうとする人もいるという話を聞いたこともあるでしょう。
自然の中で暮らしたいとサテライトオフィスを山の中に構えて、ネット回線で社員とコミュニケーションをしながら経営をする方もいます。
難しいと思われることでも、説得したり資金を用意したりして熱意で形になることもあるでしょう。
我慢をしてむなしい気持ちになるのなら、挑戦してみたいことをやってみる勇気も必要です。
対処法⑩:いったん休む
ふとしたことで疲れを感じてむなしいと思ったり、同窓会などの楽しいことがあった後に、楽しいことがあった後に感じる寂しさで心がうつろになったりします。
まだ、そんなに重い感じではないのなら、いったんゆっくり休んで心の疲れを取ると良いでしょう。
スマホを遅くまでチェックしたり、インターネットを閲覧したりするのではなく、早めにベッドに入ってぐっすり眠ると良いでしょう。
また、仕事中に疲れてむなしいと感じたなら、トイレ休憩を取ったり、ストレッチをしたりして体を動かすと気が紛れることもあります。
「むなしい」のは現在に満足していないこと
やりがいがないと無念に思ったり、このままで良いのかと考えたりする場合、むなしいという気分がぴったりはまるでしょう。
現状に満足していない、今のままでは将来が心配という気持ちから自然と感じられる心境だと考えられます。
むなしい気持ちをなくすためには、自信ができることを探す、夢中になれる物に取り組む、本当にやりたいことを考えて挑戦してみる必要があるでしょう。
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