Search

「差し出がましい」の意味とは?

差し出がましい同僚

意味

「差し出がましい」とは、相手に対して余計なことをする、出しゃばったようなお節介なことや厚かましい行動を意味しています。
自分に対していう言葉ではなく、相手に対しての態度を示す言葉です。

例としては「あの人は誰に対しても差し出がましくて不愉快だ!」、「差し出がましいとは存じますが、チームリーダーの指示を確実におこなってください」などで使われます。

相手の態度や行動が良くない時に使われる言葉でもあります。
やっかいで、余計な世話をするような人に対して良く使われます。

「おこがましい」との違い

「差し出がましい」と「おこがましい」の違いは、誰の行動に対して用いるかです。
「差し出がましい」は自分ではなく相手や他の人の行動に対して用います。

それに対して「おこがましい」は自分の行動に対して用いる言葉となります。
「おこがましい」の例としては「私が口をだすのもおこがましいすが、〇〇さんはいつも誠実です」のように自分の身の程をわきまえずに、生意気ですがのように自分自身がいえる立場ではないことを謙虚に伝える時に良く使われます。

差し出がましい人の特徴

差し出がましい女性

差し出がましい人の特徴にはどのようなものがあるのでしょう。
その特徴には、以下の10つがあります。

  1. 自分勝手
  2. しつこい
  3. 良かれと思っている
  4. 良い人そうにみえる
  5. 社交辞令が通じない
  6. 余計な一言をいう
  7. 注意したがる
  8. やったことをアピールする
  9. 世話をするのが生きがい
  10. 相談にのりたがる

その特徴を、それぞれ詳しくみていきます。

特徴①:自分勝手

差し出がましい人の特徴は、自分勝手なことです。
自分の気持ちが最優先で相手の立場や状況を考えず行動します。

それが相手にとって助かったという行為であれば良いのですが、かえって手をわずらわされるような状態を引き起こすことが多いのです。
それでも本人は自分が差し出がましいことをしているとは思っていません。

それよりも、自分は困っている人を助ける良い人だと思い込んでいる場合が多いのです。
もともと思い込みが激しい性格のため、周囲の状況がみえなくなっています。

なんて自分勝手な人だろうと他の人に思われているとは考えてもいません。

特徴②:しつこい

差し出がましい人の特徴は、しつこいことです。
一度褒められたことは何度でもやります。

それが相手の迷惑になっていることに気を留めることなく、行動してきます。
何度も断っても、遠慮していると捉えてしまうのです。

さらにやってくれたことに対して「ありがとう」と労いの言葉をいわれるまでそばをウロウロします。
誰からも頼まれごとがないと何度もやることがないかを聞いてくるのです。

ある意味、辛抱強く、忍耐強い人でもあります。
そのため、営業などの業務には向いているので、営業成績などの成果を誰よりも早くあげるタイプです。

特徴③:良かれと思っている

差し出がましい人は、良かれと思って行動しているのが特徴です。
自分がしている行動や発言は常に正しいと信じ切っています。

相手にどんなに迷惑がられてもそれを察する能力がないのです。
まさか、自分がやっている行動を他の人が迷惑だと思っているなんて考えてもいません。

どうして、こんなに良くしているのに周囲の人から評価されないのだろうとさえ思っているのです。
基本的には自己満足でやっているのですが、ある程度の評価はされたいと願っています。

自分自身が他の人に差し出がましいと思われているなんて思ってもいません。

特徴④:良い人そうにみえる

差し出がましい人は、良い人そうにみえるのが特徴です。
一見社交的で人上がりが良く、頼みごとをしても嫌な顔をせずにすぐに行動してくれる人にみえます。

実際には、長く付き合うとあれやこれやと口を出すだけでなく、なんでも手を出してくるので扱いにくい人です。
踏み込んで欲しくない部分にも平気で入ってきます。

良い人そうにみえるため、交友関係も広そうにみえるのも特徴です。
ほとんどの人が当たらず触らずの気持ちで浅い付き合いをしているのが本音です。

本人は、友達がいっぱいいると勘違いしている場合も少なくありません。

特徴⑤:社交辞令が通じない

差し出がましい人は、社交辞令が通じないのも大きな特徴です。
ある意味とても素直なので、相手がいうことをそのまま受け取ります。

「今度一緒にお食事でも」といわれたら、いつ行くのかをずっと聞いてきます。
「また相談にのってね」といわれれば、「何かない?大丈夫?」と何度も聞いてくるのです。

社交辞令だけでなく、嫌味やお世辞も通じません。
差し出がましい人に伝えたい時は、しっかりとそのことだけを伝えるのがおすすめです。

仲よくしたいと思っていないのに伝えてしまったら、プライベート関係なく、どこまででも入ってきますのでご注意くださいね。

特徴⑥:余計な一言をいう

差し出がまし人は、余計な一言をいうのが特徴です。
それも相手が傷つくような一言を平気で伝えてしまいます。

悪気がない分、悪意があるように受け取られてしまうことが少なくありません。
相手の人が今いわれると一番傷つくようなことを、相手のためだと勘違いして伝えてしまうのです。

人間関係でトラブルがあった人に対して「そんな風だからみんなに嫌われる」と伝えてしまうことや失恋して傷ついている人に「そうなると思った」などといい、傷口に塩を塗ってしまうことが多いにあります。
こんなこといわれたら傷つくかもとは考えないのが差し出がましい人なのです。

特徴⑦:注意したがる

差し出がましい人は、注意したがる困った特徴があります。
自分よりも仕事ができない人や下にみている人には容赦なく注意しまくります。

まるで重箱の隅を楊枝でほじくるように細かな部分まで注意してきます。
それも、あなたのためを思っていいたくないけれど伝えているのといわんばかりにことごとく注意してきます。

仕事の内容ややり方で注意することがなくなると、髪型や服装、私生活にまでダメ出しし始めます。
特に彼氏がいない女性や結婚していない女性は絶好のターゲットです。

仕事でミスするたびに「だから彼氏できないのね」と仕事と関係ない部分を注意してくる大変迷惑な人です。

特徴⑧:やったことをアピールする

差し出がましい人は、やったことをアピールする特徴があります。
やってもらった相手に対してだけでなく、周囲の人に自分は人のお世話をして人の役に立っていることをアピールしまくるのです。

やったことが相手にとって迷惑なことでも構いません。
自分の仕事はそっちのけで、他の人の世話を焼いてそれをアピールするのです。

そのフォローを他の人がやってくれていることには目もくれない困った人でもあります。
自己満足だけでなく周囲の人からも認めてもらいたい気持ちが強い人なのです。

特徴⑨:世話をするのが生きがい

差し出がましい人は、世話をするのが生きがいです。
誰かの役に立っている自分が大好きなのです。

そのため、いつもお世話ができる人を探しています。
新人や慣れない人をみつけるとすぐに声をかけて世話を焼きたがるのです。

それだけならとても親切な人なのですが、必要なこと以外でも世話を焼きたがります。
例えば、仕事の業務だけでなく彼氏がいない人に積極的に男性を紹介するなどの行動をしてきます。

いつの間にか家の中まで上がり込んであれやこれやと世話を焼きたがります。
世話好きなのは悪いことではないのですが、何でもかんでも自分の思い通りにしようとする傾向があるのでちょっと注意が必要です。

特徴⑩:相談にのりたがる

差し出がましい人は、相談にのりたがるのが特徴です。
誰か悩んでいる人はいないかをいつも観察しています。

1人で悩んでいる人をみつけると一目散に駆けつけて相談にのろうとします。
他の人に悩みを相談している最中でもおかまいなしに、話にどんどんわりこんでくるのです。

そこで「あなたには相談していないので大丈夫です」と断っても「遠慮しないで私も相談にのるから」とグイグイ話に入ってきます。
一度でも悩みを相談してしまうと世話をして良い人だと思い込んでしまうので気をつけましょうね。

人の悩みや相談に首を突っ込んでお世話しているつもりでいるのです。

男性に「差し出がましい」と思われる女性の行動

差し出がましいと思われている女性

男性に「差し出がましい」と思われる女性の行動にはどのようなものがあるのでしょう。
女性の行動には、以下の4つあります。

  1. 頼んでもいないのに部屋の掃除をする
  2. 自分の価値観を押しつけてくる
  3. お願いされないのに弁当を作ってくる
  4. 話に割り込んでくる

女性の行動を、それぞれ詳しくみていきます。

行動①:頼んでもいないのに部屋の掃除をする

頼んでもいないのに部屋の掃除をすると、男性に差し出がましい女性だと思われてしまいます。
部屋だけでなく、仕事場のデスクなどの上も勝手に掃除をすると男性にうっとうしがられます。

やって欲しいといったこと以外のことでも、気を利かせてやったつもりでも、男性にとっては勝手に部屋やデスクをいじられたとしか思われません。
気がつく女性だと思われたい気持ちでの行動でもかえって嫌われてしまうこともあるのです。

男性には触れて欲しくない場所やみて欲しくない部分があるのです。

行動②:自分の価値観を押しつけてくる

自分の価値観を押しつけてくる女性を、男性は差し出がましいと感じます。
特に髪型や服装、持ち物などをみて「こっちの方が似合う」などというと男性は自分の価値観を否定された気持ちになってしまいます。

男性は自分の価値観を否定する女性には心をひらこうとしません。
そればかりか、自分の価値観を押しつけてくる女性かとは一緒にいたくないと考えるのです。

どんなに合わないと思っていても、自分の価値観を押し付けるのはおすすめできません。

行動③:お願いされないのに弁当を作ってくる

お願いされないのに弁当を作ってくる女性を男性は差し出がましい人だと感じています。
男性自身が希望して作ってくれたお弁当なら喜んで受け取りますが、お願いもしていないのに、勝手にお弁当を作ってこられるのはとても迷惑です。

人の作ったものが苦手な男性も少なくありません。
お昼ご飯は温かい定食を食べたいと思っている男性も多いのです。

そんな時にお弁当を渡されたら、食べなくてはいけなくなります。
味が合わなかったら最悪です。

行動④:話に割り込んでくる

他の人と楽しく話をしている時に話に割り込んでくる女性を男性は差し出がましい人だと感じています。
半紙に割り込んできた時点で、図々しいと思われています。

しかも、他の人と楽しく会話をしている時に他の人に割り込まれたら、何を話したら良いかわからなくなります。
あからさまな態度には示しませんが、男性はとても嫌な気分になります。

これが彼女でも同じです。
男性が他の人と楽しそうにしていたら、そのままそっとしておくのがおすすめです。

差し出がましい女性にならないためには?

差し出がましいと思っている女性

差し出がましい女性にならないためにはどのようにしたらよいのでしょう。
差し出がましい女性にならないためには、以下の3つを心掛けることが必要です。

  1. アドバイスをしない
  2. 頼まれていないことをしない
  3. 相手と距離を置くようにする

差し出がましい女性にならないために必要なことを、それぞれ詳しくみていきます。

方法①:アドバイスをしない

差し出がましい人にならないためには、相手がどんな人でもアドバイスをしないがおすすめです。
アドバイスは、自分の主観によってつくられたものです。

アドバイスをされた側は、自分をバカにされていると思ってしまう可能性があります。
極力アドバイスと受け取られるような会話をしないのが良いです。

どうしても、伝えたいことがあるのなら「これは私の主観なのだけれど、〇〇も良いかなと思った」と前置きをしてから丁寧に押しつけないいいかたをしてみましょう。
一言加えるだけで、相手への印象がガラッとかわります。

差し出がましい人から、謙虚な人に変わることもあるのです。

方法②:頼まれていないことをしない

差し出がまし人にならないためには、頼まれていないことをしないのが一番です。
頼まれてもいないことをしてしまうと、勝手に手を出してきたと思われてしまいます。

それよりも「何かあったら声をかけてください」と一言だけ伝えておくのがおすすめです。
そう伝えておけば困った時に声をかけてくれます。

そして、何よりも自分が与えられた仕事あるのならまずはそこからきちんと片づけることが必要です。
自分の仕事が中途半端な状態なのに、他の人の仕事を手伝うといい加減な人だとも思われてしまいます。

方法③:相手と距離を置くようにする

差し出がましい人にならない方法は、相手と距離を置くようにすることです。
どんなに仲が良くても距離感はとても大切です。

親しいなら親しい程、踏み込んではいけない部分が誰にでもあります。
飲み会では仲良くしてくれても、仕事場では上司と部下の関係を重視するものです。

立場をわきまえて、どんな人とでも一歩下がった距離感を保つようにしましょう。
もうちょっと近づきたいと思うくらいでちょうど良いのです。

差し出がましい人への対処法

差し出がましい人と話す人

差し出がましい人への対処法にはどのようなものがあるのでしょう。
対処法には、以下の3つがあります。

  1. 迷惑なことはハッキリ言葉で伝える
  2. プライベートの話をしない
  3. 手伝ってもらわない

対処法を、それぞれ詳しくみていきます。

対処法①:迷惑なことはハッキリ言葉で伝える

差し出がましい人へは、迷惑なことはハッキリ言葉で伝えるのが良い対処法です。
他の人に迷惑がられていることに気がついていない場合が多いので、ハッキリと「これ以上は迷惑です」と伝えるようにしましょう。

最初は「遠慮しなくていいのよ」といってきますが、「本当にここからは迷惑なので手を出さないでください」とわかるまでしっかり伝えます。
何度か伝えているうちに、少しずつ手伝って欲しくないことを理解してくれます。

対処法②:プライベートの話をしない

差し出がましい人へは、プライベートの話をしないのがベストです。
プライベートの話をすると心を許してくれている、仲良が良いと誤解させてしまいます。

仕事場でなら仕事のみの話をするのが良いです。
ご近所さんなどでしたら「今日は晴れて気持ち良いですね」と天気の話題だけにしておくのがおすすめです。

プライベートな話を聞きたがっても「仕事に戻りますね」とスッパリ話を切るのが良い対処法です。
基本的には必要以上の話をしないのが自分を守るためにも良いですよ。

対処法③:手伝ってもらわない

差し出がましい人へは、手伝ってもらわないのがおすすめの対処法です。
できれば、手伝う隙を与えないように仕事をするのが良いです。

そして、あなた自身も自分の仕事が終わっても「手伝いましょうか?」と聞かないようにしましょう。
差し出がましい人は自分が手伝ってもらうことを好ましく思わないですが、手伝ってもらうことで親密感を覚えてしまいます。

そうなるといつでもどんな時でも一緒にいて欲しい気持ちをアピールしてきます。
自分の知らないところで仲が良いことを話されてしまうかもしれません。

差し出がましい人にならないように気をつけましょう

差し出がましい人の話をする人たち

差し出がましい人は悪気がないだけ余計に扱いにくい部分があります。
本人は良かれと思って口や手を出しているだけにすぎないのです。

うっかり自分も差し出がましい人にならないように気をつけましょう
部下などのお世話をしなくてはいけない時は、聞かれたことだけ答えるようにすると謙虚な人だと受け取ってもらえます。

Apple touch icon
ライター
noel編集部

取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
メイク・コスメ、美容、ライフスタイル、ヘアスタイル、ファッション、ネイル、恋愛のテーマで、編集部が独自調査、または各分野のスペシャリストが監修した記事を毎日更新しています。いまの気持ちに1番フィットする情報で、明日を今日よりすばらしい日に。

ライターの記事一覧を見る